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午後:債券サマリー 先物は反発、リスクオフ地合いで買い優勢

配信日時:2021/09/21 15:46 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。中国不動産大手の資金繰り不安からリスクオフ地合いとなり、安全資産を選好する動きが広がった。  中国不動産大手の中国恒大集団がデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念から20日の香港市場が急落したほか、同日の欧米株式市場も中国の不動産市場の混乱が世界経済に悪影響を与えるとの見方から大幅安。投資家のリスク回避姿勢が強まったことを背景に米長期金利は低下し、この流れが東京市場に波及した。ただ、この日の時間外取引で米長期金利の低下が止まったことで、債券先物は寄り付き直後に151円86銭まで上伸したあとは上げ一服商状。日経平均株価の下落を手掛かりに債券先物はプラス圏を維持して推移したが、21~22日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を前に持ち高を一方向に傾けにくく、一段と上値を追う勢いには欠けた。なお、きょうは流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が実施され、応札倍率は4.06倍と前回の4.83倍を下回ったが、一定の需要が確認できたとして相場への影響は特にみられなかった。  先物12月限の終値は前週末17日に比べ12銭高の151円83銭となった。現物債市場では午後3時過ぎ時点で、新発10年債の取引が成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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