注目トピックス 市況・概況
14日の米国市場ダイジェスト:NYダウ292ドル安、新型コロナ変異株による景気回復減速懸念くすぶる
配信日時:2021/09/15 07:36
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ292ドル安、新型コロナ変異株による景気回復減速懸念くすぶる
米国株式市場は下落。ダウ平均は292.06ドル安の34577.57ドル、ナスダックは67.82ポイント安の15037.76で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)の伸びが前月から鈍化し高インフレへの懸念が後退し、寄り付き後、上昇。同時に、新型コロナウイルスの変異株流行による景気回復への影響が裏付けられたため売りが加速、下落に転じた。加えて、今週後半の満期日に向けたオプション絡みの取引も目立ち、下げ幅を拡大。セクター別では、銀行やエネルギーの下落が目立った一方、ソフトウエア・サービスが小幅上昇となった。
オンラインでホームサービスプラットフォームを運営するアンジ(ANGI)は8月の売り上げ前年比21%増益が好感され、買われた。靴メーカーのクロックス(CROX)も2026年までの売り上げで50億ドル超の利益を見込んでいることを明らかにしたことや、自社株買い計画が好感され、上昇。一方、カジノを運営するラスベガス・サンズ(LVS)はマカオ政府が運営の監視を強化する提案をしたため、警戒感から売られた。同業のウィン・リゾーツ(WYNN)やMGMリゾーツ・インタ—ナショナル(MGM)も下落。航空会社のサウスウエスト(LUV)、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は景気回復の遅れで売り上げが滞るとの懸念にそれぞれ下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は新商品発表イベントで、新機種アイフォーン13、アイフォーン13ミニ、アイフォーン13プロ、アイフォーン13プロマックスの4モデルのほか、新型アイパッド、アイパッドミニ、画面を拡大した新型アイウォッチ、などを発表した。しかし、概ね想定内でサプライズなく利益確定売りが優勢となり、株価は下落した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米8月コアCPIの伸び率鈍化でQE縮小先送り観測強まる
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円13銭から109円53銭まで下落して、109円67銭で引けた。8月米消費者物価コア指数(CPI)は前月比+0.1%の低い伸びにとどまったため、連邦準備制度理事会(FRB)の資産購入縮小は先送りされるとの見方で長期金利は低下し、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1846ドルまで上昇後、1.1800ドルまで反落し、1.1804ドルで引けた。ユーロ・円は130円20銭まで上昇後、129円37銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3913ドルまで上昇後、1.3804ドルまで下落した。良好な雇用関連指標を受けたポンド買いが続いたが、英国のジョンソン政権が冬場に向けた新型コロナウイルス対策を発表し、50歳以上の国民やコロナに脆弱なグループに対しブースター(追加免疫)接種を来週から開始することや、緊急時対応策として、状況次第でロックダウンも除外しないとしたため、警戒感からポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.9220フランから0.9181フランまで下落した。
■NY原油:上げ渋りで70.46ドル、株安を意識した売りも
NY原油先物10月限は上げ渋り(NYMEX原油10月限終値:70.46 ↑0.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.73ドルの70.45ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは69.98ドル-71.22ドル。供給不安を意識した買いが続いたことでニューヨーク市場の序盤に71.22ドルまで買われた。ただ、米国株安を嫌った売りが観測されており、一時70ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台半ば近辺で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.84ドル -1.10ドル(-2.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.91ドル -2.49ドル(-2.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)403.69ドル -5.57ドル(-1.36%)
インテル(INTC) 54.52ドル -0.47ドル(-0.85%)
アップル(AAPL) 148.12ドル -1.43ドル(-0.96%)
アルファベット(GOOG) 2868.12ドル -1.18ドル(-0.04%)
フェイスブック(FB) 376.53ドル +0.02ドル(+0.01%)
キャタピラー(CAT) 202.33ドル -3.87ドル(-1.88%)
アルコア(AA) 48.00ドル -1.22ドル(-2.48%)
ウォルマート(WMT) 144.30ドル -0.76ドル(-0.52%) <ST>
米国株式市場は下落。ダウ平均は292.06ドル安の34577.57ドル、ナスダックは67.82ポイント安の15037.76で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)の伸びが前月から鈍化し高インフレへの懸念が後退し、寄り付き後、上昇。同時に、新型コロナウイルスの変異株流行による景気回復への影響が裏付けられたため売りが加速、下落に転じた。加えて、今週後半の満期日に向けたオプション絡みの取引も目立ち、下げ幅を拡大。セクター別では、銀行やエネルギーの下落が目立った一方、ソフトウエア・サービスが小幅上昇となった。
オンラインでホームサービスプラットフォームを運営するアンジ(ANGI)は8月の売り上げ前年比21%増益が好感され、買われた。靴メーカーのクロックス(CROX)も2026年までの売り上げで50億ドル超の利益を見込んでいることを明らかにしたことや、自社株買い計画が好感され、上昇。一方、カジノを運営するラスベガス・サンズ(LVS)はマカオ政府が運営の監視を強化する提案をしたため、警戒感から売られた。同業のウィン・リゾーツ(WYNN)やMGMリゾーツ・インタ—ナショナル(MGM)も下落。航空会社のサウスウエスト(LUV)、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は景気回復の遅れで売り上げが滞るとの懸念にそれぞれ下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は新商品発表イベントで、新機種アイフォーン13、アイフォーン13ミニ、アイフォーン13プロ、アイフォーン13プロマックスの4モデルのほか、新型アイパッド、アイパッドミニ、画面を拡大した新型アイウォッチ、などを発表した。しかし、概ね想定内でサプライズなく利益確定売りが優勢となり、株価は下落した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米8月コアCPIの伸び率鈍化でQE縮小先送り観測強まる
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円13銭から109円53銭まで下落して、109円67銭で引けた。8月米消費者物価コア指数(CPI)は前月比+0.1%の低い伸びにとどまったため、連邦準備制度理事会(FRB)の資産購入縮小は先送りされるとの見方で長期金利は低下し、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1846ドルまで上昇後、1.1800ドルまで反落し、1.1804ドルで引けた。ユーロ・円は130円20銭まで上昇後、129円37銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3913ドルまで上昇後、1.3804ドルまで下落した。良好な雇用関連指標を受けたポンド買いが続いたが、英国のジョンソン政権が冬場に向けた新型コロナウイルス対策を発表し、50歳以上の国民やコロナに脆弱なグループに対しブースター(追加免疫)接種を来週から開始することや、緊急時対応策として、状況次第でロックダウンも除外しないとしたため、警戒感からポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.9220フランから0.9181フランまで下落した。
■NY原油:上げ渋りで70.46ドル、株安を意識した売りも
NY原油先物10月限は上げ渋り(NYMEX原油10月限終値:70.46 ↑0.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+0.73ドルの70.45ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは69.98ドル-71.22ドル。供給不安を意識した買いが続いたことでニューヨーク市場の序盤に71.22ドルまで買われた。ただ、米国株安を嫌った売りが観測されており、一時70ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台半ば近辺で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.84ドル -1.10ドル(-2.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.91ドル -2.49ドル(-2.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)403.69ドル -5.57ドル(-1.36%)
インテル(INTC) 54.52ドル -0.47ドル(-0.85%)
アップル(AAPL) 148.12ドル -1.43ドル(-0.96%)
アルファベット(GOOG) 2868.12ドル -1.18ドル(-0.04%)
フェイスブック(FB) 376.53ドル +0.02ドル(+0.01%)
キャタピラー(CAT) 202.33ドル -3.87ドル(-1.88%)
アルコア(AA) 48.00ドル -1.22ドル(-2.48%)
ウォルマート(WMT) 144.30ドル -0.76ドル(-0.52%) <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況