米外為市場サマリー：日米金利差拡大で１０９円９０銭台に上昇

　１０日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１０９円９４銭前後と前日に比べて２０銭強のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１２９円８９銭前後と同１０銭強のユーロ高・円安だった。 　米労働省が発表した８月の卸売物価指数（ＰＰＩ）が前年同月比８．３％上昇と前月の伸び率（７．８％上昇）から加速し、市場予想（８．２％程度の上昇）も上回ったことからインフレ圧力の強さを意識。米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、一時１０９円９５銭まで値を上げた。ただ、朝方は買いが先行していた米株式相場が軟化したことで安全通貨とされる円にも買いが入りやすく、アジア時間につけた１０９円９９銭を上抜けることはできなかった。 　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．１８１４ドル前後と前日に比べて０．００１０ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所：MINKABU PRESS

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