家族カードの審査について解説!審査の有無や審査落ちの原因をわかりやすく紹介
クレジットカードの家族カードは基本的に審査があります。「家族カードの審査に受かるか心配」という方は、ぜひ読んでみてください。この記事では家族カードを持たせる人に収入がなくても発行できるおすすめ家族カードを10枚と、審査落ちの原因も紹介します。
人気のおすすめ記事
家族カードにも審査がある!審査基準は非公開
家族カードは、本会員の家族なら誰でも持てるわけではなく、きちんと審査があります。カード本会員と、家族カードを持つことになる方の両方が審査対象になります。しかし、カード発行時の審査よりは簡易的なもので、滞納や延滞履歴がないか調べられる程度です。
審査では本会員の収入が見られるとされているため、発行後に家族カードを渡そうと思っている人が専業主婦や大学生で収入が不安定な場合でも問題ありません。ただ家族カードの利用額は、まとめて本会員の利用額となるため本会員の負担が大きくならないよう気をつけましょう。
家族カードの発行対象は一親等まで
家族カードの発行対象は本会員からみて「親」「配偶者」「子供」です。そのため、家族カードは、以下のような人には発行できません。
- 彼女
- 友達
- 義理の両親
- 兄弟
- 従姉妹
しかし、家族の定義はカード会社によって異なります。最近では二親等まで作成可能なカードや、事実婚・同性パートナーも申込み対象としているカードもあります。
アメックスの家族カードの入会条件には「家族カードのご入会資格は、原則、配偶者・ご両親・18歳以上のお子様です。」と記載されています。あくまで原則なので、事実婚や同性パートナーなど自分が家族と認めている人には、家族カードが発行される可能性があります
【一般】家族カードにおすすめのクレジットカード5枚
家族カードは、家計の管理がしやすかったり、年会費無料で使えたりするクレジットカードです。本章では年会費無料かつおすすめの家族カード5枚を紹介します。
- JCBカード W
- 三井住友カード(NL)
- 楽天カード
- dカード
- イオンカードセレクト
カード会社別のポイント還元率や優待特典などについて解説していきます。どのカード会社にするか悩んでる人は、参考にしてみてください。
①家族でお得にポイント還元|JCBカード W
JCBカード Wの家族カードは、年会費無料で、国内・海外どこで利用しても還元率1.0%と高還元です。加えて、街中の加盟店でカード決済するとポイントはさらに高還元になります。
オリジナルパートナー店であるスターバックスやAmazonなどではポイント最大11倍になります。貯まったポイントはAmazonで1pt=3.5円、キャッシュバックに1pt=3円で充当可能です。
JCBカードWの家族カード申し込み対象
JCBカードW本会員と生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生をのぞく18歳以上)の方が家族カードを発行できる対象です。また本会員が学生の場合は、家族カードに申し込みができないので注意しましょう。
どのクレジットカードにするか迷ったら、JCBカード Wを選択してみてください。
②安心のセキュリティ|三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)の家族カードは年会費無料で、セブン-イレブンやローソン、マクドナルド等で最大5%還元されます。ポイントは、買物やクレジットカードの支払いに1pt=1円分で利用できますよ。
また、カードに番号が印字されていないのでセキュリティが高いカードです。カード番号・有効期限などのカード情報は、スマートフォンでVpassアプリで確認できます。支払い時に店員にクレジットカードを渡しても、券面の番号を見られる心配がありません。
三井住友カードNLの家族カード申し込み対象
三井住友カードNLの家族カードを発行する条件は、本会員と生計を共にする配偶者、親、満18歳以上の子供の方のみです。18歳以上であっても高校生の方に家族カードを発行することはできません。また、本会員が学生の場合は配偶者のみ家族カードを発行できます。
セキュリティに関して不安がある方も、気軽に申し込んでみてくださいね。
③街でのポイ活にぴったり|楽天カード
楽天カードの家族カードは、本会員と同様に楽天ポイントが100円=1ポイント付与されます。貯まったポイントは、家族間で移行させることもできるので、本会員があまり楽天ポイントを使わない場合でも、別の家族がポイントを使えます。
さらに、新規発行や既存の楽天カードから家族カードに入会することと、家族カードの利用で1,000ポイントプレゼント。1,000円分のポイントが贈られるうれしい特典となっています。ポイ活をして生活費を節約したい人におすすめですよ。
楽天カードの家族カード申し込み対象
生計を同一にする配偶者、親、子ども (18歳以上、高校生不可)の方には楽天カードから紐づけて家族カードを発行できます。特徴としては、「本カード会員と生計を同一にしていれば、同性パートナーでも作成が可能」と楽天カード公式が名言している点です。
本カードに付帯している最高2,000万円の海外旅行保険も利用できるので、子供の留学で家族カードを発行する方にもおすすめです。
④ドコモケータイ利用者におすすめ|dカード
dカードの家族カードは、普段の買物で100円=1ポイント貯まるため、高還元クレジットカードの1つ。dカードの家族カードには、他のクレジットカードで発行できる家族カードにはない、ドコモユーザーにとってお得な特典・サービスがあります。
- ドコモの携帯利用料金1,000円(税抜)ごとに10ポイント
- 紛失・盗難・修理不能などの場合に最高10万円を補償するdカードケータイ補償
他にも、家族カード入会とメール受信設定を済ませてから家族カードを利用すると、500ポイントが付与される限定特典も付帯しています。ドコモユーザーの方は、ぜひdカードの家族カード会員になってみてください。
dカードの家族カード発行条件
dカードで家族カードを発行するための条件は、「dカード会員と生計を共にする満18歳以上(高校生は除く)の配偶者、お子様、およびご両親」です。また、本会員が学生の場合は、家族会員は配偶者のみ発行画が可能です。
dカードはカードデザインがポインコデザインとノーマルデザインの2種類あります。ポインコデザインは女性から人気の可愛いデザインです。
⑤イオングループの買い物に最適|イオンカードセレクト
イオンカードセレクトの家族カードは、イオングループの対象店舗で、毎月20日・30日に買い物が5%になる「お客様感謝デー」や、カード決済でWAON POINTが2倍になる特典が付帯しています。
イオングループを頻繁に利用する人は、生活費を節約できるためおすすめです。ただし、イオンカードセレクトは、引き落とし口座をイオン銀行に指定する必要があるため注意しましょう。
イオンカードの家族カード発行条件
イオンカードで家族カードを発行するための条件は、生計を共にする18歳以上の配偶者・親・子どもである必要があります。高校生に関する記載はありませんでした。イオンカード1枚につき、最大3枚の家族カードが発行可能です。
イオンシネマの料金がいつでも300円割引になるため、映画好きにもおすすめですよ。
【ハイステータス】家族カードにおすすめのクレジットカード5枚
本会員と同等に、豪華な特典・サービスを受けたい人におすすめのハイステータスな家族カードが、以下の5枚です。
- 三井住友カード ゴールド
- アメリカン・エキスプレス・カード
- dカード GOLD
- エポスゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
それでは1枚ずつ見ていきましょう。
①年100万以上の決済で年会費無料|三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)の家族カードは、年会費無料にもかかわらず、本会員と同じ旅行・ショッピング保険を受けられます。例えば、家族カードには旅行傷害保険が、最高2,000万円まで付帯されています。
また、本会員は通常 5,500円(税込)の年会費が必要ですが、年間100万円カードを利用すれば年会費も無料に。さらにはVポイントが10,000ポイント還元されるのが非常に嬉しいポイントですね。
旅行傷害保険を利用する機会がない方は、ライフスタイルに合わせて別の保険に切り替えることが可能ですよ。
②最強のステータス性|アメリカン・エキスプレス・カード
アメックスグリーンの家族カードは、月額550円(年間6,600円)とやや高額ですが、代わりに特典が豊富なのが特徴。家族カード会員は、同伴者1名とともに国内28ヶ所、海外1ヶ所の空港ラウンジを無料で利用できます。
またアメックスグリーンは、空港ラウンジをお得に利用できるサービス、プライオリティ・パスへ無料登録できます。本会員同伴なら、家族カード会員も国内外1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジを1回32米ドルで利用できますよ。
さらに家族カード会員は、国内・海外旅行保険を利用付帯で最大5,000万円も補償されます。
③ドコモユーザーの最強の味方|dカード GOLD
dカード GOLDの家族カードは、1枚目無料、2枚目以降は1,100円で発行することが可能です。海外旅行保険が最大1億まで自動付帯されるうえ、国内・ハワイの主要空港ラウンジを利用できる優待特典も付帯しています。
また、ドコモケータイの利用金額1,000円(税抜)ごとに10%のdポイント還元や、購入から3年間最大10万円のケータイ補償などのサービスが付帯しています。ドコモユーザーは持っておくと便利ですよ。
④リーズナブルなゴールドカード|エポスゴールドカード
エポスカードには家族カードがありませんが、エポスファミリーゴールドという制度が利用可能です。本会員から招待を受けた家族は、年会費永年無料でゴールドカードに申し込めて非常にお得ですよ。
また、新規入会で2,000円相当のポイントが、さらに年間利用額に応じて最大1万円相当のポイントがもらえる特典もあります。本会員は年50万円以上のカード利用で翌年度の年会費が無料になるため、コスパに優れたゴールドカードです。
プレゼント商品は選べるのも嬉しいポイント。エポスゴールドはまず1人で入会し、後ほど家族はファミリーゴールドを利用することがおすすめです。
⑤コスパ最強のステータスカード|楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードの家族カードは、年会費550円(税込)で、最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険が自動付帯されています。さらに還元率は1%で、本会員とポイント共有もできるため、非常に効率的にポイントを貯められます。
家族カードは、国内主要空港ラウンジを無料で利用でき、空港での待ち時間をゆっくり過ごすことができますよ。本会員もプライオリティ・パスに無料登録できるなど、優待特典があって非常にお得ですね。
楽天グループを利用の際は、いつでもポイント5倍になりますよ。
家族カードの審査に落ちる3つの原因
本カードより申し込みやすい家族カードですが、稀に審査落ちしてしまう人がいます。そこで本章では、審査落ちの原因を3つ紹介します。
- 本会員のクレジットカードの利用状況が悪い
- 家族カード会員が過去に問題を起こしている
- 申し込み内容に不備がある
家族カードを手に入れたいと考えているなら、原因をしっかり理解しスムーズに審査に通るようにしましょう。
①本会員のクレジットカードの利用状況が悪い
本会員のクレジットカードの利用状況が悪いと、家族会員も審査で落とされる可能性があります。家族会員の利用分は、本会員の口座から引き落とされるためです。
本会員が過去に支払いの延滞を起こしていると、家族会員も支払いに遅れる可能性があり、カード会社に損失を与えることになります。そのため本会員のクレジットカードの利用状況の悪さは、審査落ちの原因となります。
②家族カード会員が過去に延滞や滞納をしたことがある
家族会員のクレジットヒストリーが低下していると、審査に落ちる可能性があります。家族会員の利用状況が悪いと、結果的に本会員の支払いが遅延・滞納される恐れがあるからです。
クレジットヒストリーの利用状況は、5年ほど信用情報機関で保存されています。家族カードを発行したいけれどクレヒスに傷がついている方は、信用を積み上げてからチャレンジするか、発行の延期をおすすめします。
申し込み前に過去の利用状況を洗い出してみてくださいね。
③申し込み内容に不備がある
電話番号や住所などを打ち間違うと、申し込み不備の原因に。カード会社は、信用情報機関で申込者の情報を照らし合わせて不備がないか確認するため、すぐにバレてしまいます。
また審査対象でないのに申し込んだ場合も、落ちる原因になります。たとえば審査入会資格に「生計を共にする配偶者」と記載されていると、内縁の配偶者は対象になりません。対象基準はカード会社によって異なるので事前に確認しましょう。
クレジットカードの申し込みをしたあとは、ミスがないか確認しましょう。
家族カードの審査を受けるべき3つのメリット
家族カードの申し込み条件をクリアしていれば、本カードを別々で申し込むよりお得にサービスや特典を受けられます。そこで本章では、家族カードを持つメリットを3つご紹介します。
-
ポイント・マイルが合算される
-
本会員と同じサービスを受けられる
-
年会費無料、または安く利用できる
自分のクレジットカードをもっている人も、家族カードのメリットを理解して追加で発行することも検討してみてください。それでは詳しく解説していきます。
①ポイント・マイルが合算される
カード利用で貯めたポイントやマイルは、本会員と合算されるため通常より早くポイントが貯まります。たとえば、家族カード会員が合計4人いると、ポイントを4倍早く貯めることが可能です。
貯めたポイントは、街中の加盟店で買い物に充当できます。ポイ活をして生活費を節約したい方は、家族カードを発行することが近道です。
ポイントは合算されますが、家族カード会員がポイントを使う人であれば、それだけ減るのも早いことも留意しましょう。
②本会員と同じサービスを受けられる
家族カードは、一般的に本会員と同じ特典・サービスを受けることができます。具体的には以下のサービスや特典があります。
- 国内外の空港ラウンジを無料
- 国内・海外旅行保険
たとえば、空港ラウンジには軽食やドリンクなどが用意されているため、待ち時間をゆっくり過ごせます。贅沢な特典をリーズナブルな維持コストで利用したいなら、家族カードはおすすめですよ。
ステータスカードの場合、特典・サービスも豪華な傾向にあるので、よりお得感を味わうことができるでしょう。
③年会費無料、または安く利用できる
家族カードは、年会費無料または本会員より安く利用できます。たとえば楽天プレミアムカードの本会員は、年会費11,000円(税込)ですが、家族カード会員は550円(税込)で利用できます。
本会員と同じ特典・サービスをリーズナブルな価格で利用することが可能です。コストパフォーマンスに優れたクレジットカードを求めている方は、まず家族カードからチャレンジしてみてください。
家族カードの審査を辞退すべき2つのデメリット
家族カードは、ポイントが貯まりやすかったり、本会員と同等のサービスや特典を受けられたりします。しかし、実際に利用するときには、以下のようなデメリットも気になります。
- 利用額が合算される
- クレジットヒストリーが積まれない
家族カードを検討している場合は、デメリットをしっかり理解したうえで申し込みましょう。それではひとつずつ解説していきます。
①利用額が合算される
本会員と家族カード会員の利用額は、合算され本会員の口座に請求されます。家族カードを何枚も発行できるクレジットカードもありますが、利用できる金額は本カードの上限分までです。
家族カードを多く発行しすぎて結果的にすぐに利用上限に達してしまうこともあるので注意しましょう。場合によっては家族カードを発行するよりも、新たにクレジットカードの発行も検討してください。
利用明細も本会員と共有
カード利用明細も本会員と共有されるカードもあります。どうしても明細に載ってほしくない利用分は、自分のクレジットカードを利用するか、現金で支払うなどの対策を考えておきましょう。
②クレジットヒストリーが積まれない
前述した通り、家族カード会員の利用額は、本会員と合算されて本会員の口座から引き落とされます。そのため家族カード会員はクレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー)を積むことができません。
-
クレジットカードを利用して決済し、期日内にきちんと支払ったかどうかを確認する履歴のこと
今後、家族カードを利用し続けるなら問題ありません。しかし、自分のクレジットカードを発行するときは、クレジットヒストリーがないと審査に落ちる可能性もあります。
自分のクレジットカードを作成しつつ、家族カード会員も利用することをおすすめします。
家族カードの審査に通過してお得にクレジットカードを使おう
家族カードは、審査対象が本会員なので主婦や大学生など収入が不安定な人にぴったりです。また、本会員と同じ特典・サービスを維持費を比較的かけずに利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
本会員の同意を得た上で、特典・サービスを利用してみてください。家族カードを発行することで、家計の管理がしやすくなったり、ポイントも貯まりやすくなったりするため、ぜひ検討してみましょう。
家族カードは、本会員の家族に対して発行できるクレジットカードで、一般的に本会員と同等の優待特典を利用できポイントの合算も可能です。