ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、1980年代に考案され現在でも多くの投資家に利用されている有名なテクニカルチャート指標のひとつです。本指標を用いることで、株価が適正値に収まっているのか、反転気配はあるのかといった方向性を知ることが出来ます。 まずシグマと呼ばれる標準偏差を導き出し、移動平均線にシグマの1~3倍もしくは、-1~-3倍としてチャート上に示します。株価チャートがボリンジャーバンドの±1シグマ以内に収まる確率は約70%、±2シグマで約95%、±3シグマで約99.7%です。ただし、この確率を盲信することは厳禁です。あくまでも過去のデータを元にして標準偏差は算出されているからです。 一般的に株価が乱高下する際はバンド幅が広がり、凪相場においてはバンド幅は縮小する傾向にあります。 株価がボリンジャーバンドの上端に接近した場合は売りのサイン、下端に接近した場合は買いのサインを示します。そして、上下どちらかに株価がブレイクした場合は、トレンド変換の可能性が高いと判断出来ます。