クレジットカードの国際ブランド7種類の違いを比較!おすすめの組み合わせ方も解説
この記事では、クレジットカードの国際ブランド7種類を特徴から比較します。これを読めば、あなたにぴったりなクレジットカードと国際ブランドの組み合わせもわかるので、ぜひ国際ブランドを選ぶ際にぜひ参考にしてくださいね!
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クレジットカードの国際ブランドとは
国際ブランドとは、世界中で利用できるクレジットカードのブランドのこと。代表的な国際ブランドにはVisaやMastercardなどがあり、買い物の支払いに利用することが可能です。
また、クレジットカードのブランドは、国際ブランドとカードブランドの2種類。カードブランドは、ニコスカード(NICOS)やUCカードなどが挙げられますが、国際ブランドと提携しないと海外では決済できないので注意しましょう。
国際ブランドごとのシェア率
世界での国際ブランドのシェア率は、以下のとおりです。
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Visa:44.84%
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MasterCard:24.46%
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American Express:2.26%
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JCB:1.04%
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DinersClue:0.74%
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銀聯:26.66%
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Discover:0.74%
上記の内、5大ブランドはVisa・MasterCard・JCB・American Express・Diners Clueです。銀聯の世界シェア率はVisaに次ますが、内情が把握できていないため5大ブランドには含まれていません。
クレジットカードの国際ブランド7種類の違いを比較
ここでは、クレジットカードの国際ブランドの違いを比較していきます。それぞれ国際ブランドごとに特徴が異なるので、自分の目的や用途に合った国際ブランドのクレジットカードを選択しましょう。
それでは1つずつ順番に見ていきましょう。
①Visa|シェア率1位の国際ブランド
Visaは、知名度もシェア率も世界No. 1の国際ブランドです。シェア率に比例して、利用できる国や地域も多いので、一枚持っておけば安心ですね。
Visaには「Visa Secure」という本人認証サービスがあります。オンライン決済をする際、Vpassパスワードかワンタイムパスワードを用いて本人確認が可能。本人確認の徹底で不正利用の心配も減り、セキュリティ面もばっちりですね。
Visaは世界で最もシェア率が高いので、国内・海外旅行によく行く人におすすめです!一枚持っておけば困ることはありませんよ。
三井住友カード(NL)公式サイト
②Mastercard|とくにヨーロッパ圏に強み
Visaに次いで、世界シェア率が高い国際ブランドがMastercard。Visaと同様に海外でも利用しやすい国際ブランドで、とくにヨーロッパ圏で強いと言われています。
また、 Mastercardには、独自のグローバルATMネットワーク「Cirrus(シーラス)」が付帯しています。Cirrus(シーラス)は、世界中のCirrusマークがあるATMでキャッシングが可能。
Mastercardが運営しているグローバルATMは、世界210か国以上に設置されているので一枚持っておけば便利なこと間違いなしですね。
とくにヨーロッパ圏に頻繁に行く人にはおすすめのカードです。
楽天カード 公式サイト
③JCB|日本生まれ・国内加盟店数1位の国際ブランド
JCBは日本で生まれた唯一の国際ブランドで、日本国内の加盟店数は1位。発行数自体はVisaの5%程度ですが、国内ではほとんどの場所で使用できますよ。
JCBは、プロパーカードを多く発行しており、ディズニーデザインの券面やディズニーパークで特典を受けられるのが特徴です。海外で使用できる店舗はVisaやMasterCardと比べると少ないので、国内利用がメインの方にJCBはおすすめです。
JCBプロパーカードのハイステータスカードを発行すると、ディズニーパーク内のラウンジを使えます。ディズニー好きにはぴったりな国際ブランドですね。
JCB CARD W 公式サイト
④American Express|ハイステータス&質の高い特典が充実
AmericanExpress(Amex)は、ステータス性がある国際ブランドとして世界中で認知されています。他のクレジットカードと比べると、プロパーカードの年会費はやや高めです。
Amexは、一流のホテル・レストランでの優待や空港VIPラウンジの利用など、サービスの質が高いことが特徴。経済力のある方が発行するイメージが強いので、持っているだけで圧倒的なステータスの証明になりますよ。
質の良いサービスを受けたい方や、ハイステータスなクレジットカードを持ちたい方におすすめです!
アメックスグリーン 公式サイト
⑤Diners Club|富裕層向け国際ブランド
DinersClubは、富裕層向けのハイステータスカードで、世界ではじめて登場した国際ブランド。プロパーカードは誰でもチャレンジできるわけではなく、年齢制限が設けられており、収入や勤務状況などがキッチリとチェックされます。
一律の限度額が設けられていないので、出費が重なる月や長期の海外出張の際には、一枚持っておけば安心ですね。さらにグルメや旅行、エンターテインメントなど優待特典も充実。ワンランク上のサービスを受けたい方にもおすすめです。
よく旅行や遊びに出かける人にはおすすめの一枚。一律の限度額がないので、それぞれのライフスタイルに合わせられるのがうれしいですね!
⑥銀聯|中国発祥の国際ブランド
銀聯カードは、中国中央銀行主導で作られた国際ブランドで、中国国内ではNo.1のシェア率を誇っています。日本でも訪日中国人の増加に合わせて加盟店が増えています。
銀聯カードの取扱高はVisaを抜いていると言われており、累計発行枚数は50億枚以上。ただし、銀聯カードのシェア率は9割以上が中国国内なのと、内情がハッキリしないため5大ブランドには含まれていません。
銀聯カードは三井住友カードで、発行できます。中国へ出張・旅行をする人はぜひ一枚持っておくことをおすすめします。
⑦DISCOVER|他の国際ブランドとの連携で使いやすさ拡大
DISCOVERは、日本であまりなじみがありませんが、アメリカ発祥の国際ブランド。加盟店は北アメリカ・中央アメリカ・東南アジアなどに多くあります。
DISCOVERカードは日本で発行できません。ただ、DISCOVERはJCBおよび銀聯と提携しているため、JCBカード会員は海外のDISCOVER加盟店でJCBカードを利用可能。JCBカードが海外で利用しやすくなるのはうれしいポイントですね。
海外で使いやすくなるのは、JCBカード利用者にとってはうれしいですね!
5大国際ブランドのおすすめクレジットカードを5枚紹介
ここでは、5大国際ブランドと組み合わせるなら、どんなクレジットカードがおすすめなのか紹介します。どれも一枚持っておけば間違いなしのカードなので、ぜひ申し込んでみましょう。
大きく分けて、Visa・Mastercardは提携カード、JCB・American Expres・Diners Clubはプロパーカードがおすすめですよ。それでは、1つずつ見ていきましょう。
①Visa|三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は入会資格が18歳以上なので、比較的誰でもチャレンジしやすいカード。セブン-イレブンやローソン、マクドナルド等で最大5%還元されるため、日常使いしやすいのがうれしいポイントですね。
さらに三井住友カード(NL)は、学生なら音楽や動画のサブスクや携帯料金の支払いで最大10%還元されるのではじめてのクレジットカードを考えている学生にもおすすめですよ。三井住友カード(NL)へ申し込んでお得にポイントを貯めましょう。
三井住友カード(NL)は、ナンバーレスカードのため券面番号を見られる心配がありません。高いセキュリティ性を兼ね備えているのも魅力的ですね。
三井住友カード(NL)公式サイト
②Mastercard|楽天カード
楽天カードは還元率1%かつ、街中の店舗でポイ活しやすいため、日常使いでの利用を考えている方にピッタリですよ。さらに、年会費無料かつ入会資格が18歳以上なので、学生や主婦にもおすすめのクレジットカード。
さらに、国際ブランドにMastercardを選択すれば、YOSHIKIデザインやVISSEL神戸デザインなどさまざまなデザインから選べます。趣味趣向に合った一枚を見つけられるのもうれしいポイントですね。
楽天ポイントの加盟店は、ファミリーマートやマクドナルド、すき家等なので、普段使いのしやすさが魅力ですね。
楽天カード 公式サイト
③JCB|JCBカード W
JCBカード Wは、JCBが発行するプロパーカード。18歳以上39歳以下は年会費無料で発行でき、一度発行すれば40歳以降も年会費は永年無料で利用できますよ。
StarbucksやAmazon、セブンイ-レブンなどのパートナー店舗で利用するとポイントは最大11倍。また、貯めたポイントStarbucksで1pt=4円などに利用できるので、パートナー店舗をよく利用する方には必須のカードですね。
パートナー店舗をよく利用する人はJCBカード Wを使ってお得にお買い物しましょう!
JCB CARD W 公式サイト
④American Expres|アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・グリーンカード(アメックスグリーン)は月会費1,100円から利用できるクレジットカード。2022年9月末にリニューアルされ、月毎にサブスクリプション感覚でカード利用できるのが魅力です。
ブランドバックや高級時計も月額制のサービス優待でレンタル可能など、他にはないサービスも利用できますよ。還元率も1%と高還元なのでハイステータスなアメックスカードをお得に利用したい方にはもってこいです。
月毎に更新できるので、はじめてのアメックスカードにはピッタリですね!
アメリカン・エキスプレス・カード公式サイト
⑤Diners Club|ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードは、申し込み条件が「安定した収入」と「満27歳以上」のため、比較的敷居が高い傾向にあると考えられます。Diners Clubはハイステータスな国際ブランドであり、経済力のある方を求めているのがわかりますね。
利用限度額に一律の制限ないことや、世界中の空港ラウンジの無料利用可能、会員限定イベントなどといった特典・サービスが付帯しています。特典・サービスを活用すれば年会費以上の価値を感じられますね。
ダイナースカードには一律の限度額はありません。しかし、申し込み者の年収や属性によって決定づけられるもので、上限なく支払いができるものではないことに注意しましょう。
ダイナースクラブカード 公式サイト
クレジットカードの国際ブランドに関するよくある質問2つ
ここでは、クレジットカードの国際ブランドに関するよくある質問に回答していきます。疑問点をあらかじめ解決しておけば、トラブルなくクレジットカードを発行できるので必ず確認してくださいね。
- おすすめの国際ブランド組み合わせはありますか?
- クレジットカードの国際ブランドは変更できますか?
それでは、1つずつ見ていきましょう。
Q.1|おすすめの国際ブランド組み合わせはありますか?
A. おすすめの国際ブランドの組み合わせは、ライフスタイルによって変わるため、一概には答えられません。しかし、大きく分けて国内をメインに利用する場合と、海外をメインに利用する場合に分けて考えられます。
自分がどのような国や地域で利用することが多いかによって国際ブランドを組み合わせましょう。それではそれぞれを見ていきます。
国際ブランドは国や地域ごとに加盟店数が異なります。自分のほしい国際ブランドカードの利用できる地域を必ず確認しましょう!
国内がメインの場合
国内メインで使用する方は、JCB・Visa・Mastercardがおすすめ。JCBは日本で生まれたブランドなので、国内加盟店が多く、また国内ブランドならではの安心感がありますね。
さらに、Visa・MasterCardは世界でのシェア率も高く、どこでも利用することができます。迷ったらJCBにVisa・Mastercardを組み合わせるのがおすすめですよ。
海外がメインの場合
海外メインで利用する人は、Visa・Mastercardに、American Expres・Diners Clubを組み合わせることがおすすめです。前述したとおり、Visa・MasterCardは、使う場所に困ることがほとんどありません。
一方、American Expres・Diners Clubは、旅行保険やラウンジサービスなど、海外で利用できる特典に優れているので、海外旅行の充実を求める人におすすめですよ。
Q.2|クレジットカードの国際ブランドは変更できますか?
A. カード会社によります。解約をして再度申し込みが必要になるカード会社もあれば、変更依頼をすることで対応してもらえるカード会社もあります。
国際ブランドを変更すると、カード番号も変わってしまうのがほとんどです。クレジットカードの変更手続きだけではなく、サブスクやECサイトに登録しているカード情報の変更の手続きもする必要があるため注意しましょう。
クレジットカードを発行する際は、どのブランドが最適なのかも見極めてから申し込むようにしましょう。
自分に合った国際ブランドからクレジットカードを選ぼう
クレジットカードの国際ブランドは、それぞれ利用できる国や地域が異なるため、複数のクレジットカードを発行するときは、異なる国際ブランドを選ぶのがおすすめです。
国内利用をメインに考えている方は、JCBやVisa、Mastercardがおすすめです。海外利用が中心の方は、旅行特典に優れるAmerican Expres・Diners Clubがぴったりですよ。
VisaやMastercardなどの国際ブランドが掲載されていれば、発行元カード会社にかかわらず世界中で利用できますよ!