アコムの初回限度額はいくら?借入金額に応じた貸付利率(実質年率)や増額する方法を徹底解説
「はじめてアコムを利用する場合、いくらまで借りられるの?どうやって決まるのかな」
上記のように疑問に考える方は多いでしょう。
結論、アコムの初回限度額は、個人情報や信用情報をもとにしたスコアリング審査で決定されます。ただし、過剰貸し付け防止の観点から、多くの人の初回限度額は10~30万円です。なお、契約後も利用限度額の増額ができるので、さらにお金が必要になった場合も心配はいりません。
この記事では、初回限度額を決める審査で見られるポイントや利用限度額を増額する方法についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
-
アコムの初回限度額は10~30万円
-
あとから増額審査に通過すれば限度額の増額も可能
-
アコムは新規契約数No.1※
※2023 年 3 月期(2022 年 4 月~ 2023 年 3 月)における消費者向無担保貸付 / 消費者金融業態において(当社調べ)
初回利用の方は30日間無利息&24時間相談可能
人気のおすすめ記事
アコムの初回限度額はおよそ10万円~30万円
結論としては、アコムの初回限度額は50万円を超えることはめったになく、多くの人が10万円~30万円程度となっています。
金融庁の「過剰貸付の判断基準」では50万円がボーダー
金融庁は以下の通り、消費者の過度な借り入れを防止するために、事務ガイドライン3条2項1号(過剰貸付けの防止)において、貸出額の目安を定めています。
法第13条(過剰貸付け等の禁止)の規定に係る監督に当たっては、次に掲げる事項に留意するものとする。 (1) 過剰貸付けの判断基準 貸金業者が貸付けを行うに当たって、当該貸付けが資金需要者の返済能力を超えると認められるか否かは、当該資金需要者の収入、保有資産、家族構成、生活実態等及び金利など当該貸付けの条件により一概に判断することは困難であるが、窓口における簡易な審査のみによって、無担保、無保証で貸し付ける場合の目処は、当該資金需要者に対する1業者当たりの貸付けの金額について50万円、又は、当該資金需要者の年収額の10%に相当する金額とすること。 (2) 顧客に対し、必要とする以上の金額の借入れを勧誘したり、借入意欲をそそるような勧誘をしてはならないこと。 (3) 無担保、無保証の貸付けを行うときは、借入申込書に借入希望額、既往借入額、年収額等の項目を顧客自らに記入させることにより、その借入意思の確認を行うこと。 (4) 無担保、無保証の貸付けを行うときは、信用情報機関を利用して、顧客の借入状況、既往借入額の返済状況等を調査し、その調査結果を書面に記録すること。
※引用元:金融庁 | 事務ガイドライン 第三分冊 金融会社関係
つまり、金融庁によって以下のように規定されていることから、アコムだけでなく他社カードローンも初回限度額は50万円を超えない傾向にあるといえます。
- 業者あたり50万円
- 消費者の年収額の10%
消費者金融では収入の1/3までしか借りられない
借り入れの限度額は総量規制によっても定められています。総量規制とは借りることのできる額の総額が、利用者の年収の1/3までに制限される規制のことです。
他社借り入れがある場合は、他社借り入れも合わせた借入額の総額が総量規制の対象になるので、注意しましょう。
アコムでは初回限度額の平均は20万円程度
公式サイトの記載を元にアコムの初回限度額の平均を計算してみると、16.7万円といった結果になりました。
アコムの初回限度額は総量規制額に関わらず抑えめになる
アコムで初めて借入する場合は、総量規制の上限金額に関わらず限度額は抑えめになる場合が多いです。総量規制で定められている3分の1というのは借入の上限で、必ずしも3分の1まで借りられるというわけではありません。
初めて利用する場合は返済実績もないため、審査も慎重に行われます。そのため総量規制の上限まで借りられるケースは、多くありません。まずは少額から借入して、返済実績を積むことで限度額も増額できるでしょう。
カードローンの中には、総量規制の対象外となる商品もあります。こちらの記事で紹介していますので、合わせて参考にしてください。
アコム 公式サイト
アコムの利用限度額は最大「800万円」
アコムの利用限度額は、最大で800万円です。他社大手消費者金融と比べても高い水準と言えますが、誰でも800万円まで借りられるわけではありません。
アコムの利用限度額の他社比較
アコムと他の消費者金融の限度額を比べてみましょう。
アコムの利用限度額は、他社大手消費者金融と比較しても高い水準です。まとまった資金を借りたい方は、アコムの利用がおすすめです。
全員が必ずしも800万円借りられない
アコムの最大利用限度額は800万円ですが、誰でも800万円借りられるわけではない点は理解しましょう。
カードローンには審査があるため、審査に通過しなければ800万円の限度額は設定されません。初回の審査では控えめな金額に設定されることが多いため、800万円を借りるためには返済実績を積み上げながら限度額を増額していくとよいでしょう。
アコムの初回限度額はスコアリング審査で決まる
アコムを始めとする消費者金融カードローンではスコアリングといった、審査の際に入力する個人情報や信用情報、借入状況から申込者の返済能力をそれぞれスコア化して採点することで審査を行い、合計点数によって限度額が決定されます。
-
年収や職業など勤務状況
-
他社借入など信用情報
-
その他基本情報
編集部:横山のコメント
アコムの独自のスコアリングシステムは公開されていないので、細かい審査基準はわかりませんが、多くの消費者金融企業で重視される項目は決まっているので、紹介します。
年収や職業など勤務状況
申込者の年収や職業は返済能力と深く関係するので、重要な基準となります。勤務状況では主に次の3つの項目が重要となります。
年収
年収は審査においてとても重要な項目になります。年収が高い人ほど、余裕を持って返済できる金額が多くなるので、返済能力が高いと判断されます。
以下の表は年収別の初回限度額を表しています。
編集部:横山のコメント
表を見ると、年収が限度額を決める大きな要因になっていることがわかりますね。年収が高い人ほど限度額は高くなりますが、年収が700万円ある人でも平均の限度額は30万円程度となります。カードローン会社は初めて自社のカードローンを利用する利用者にそれだけ慎重になるのです。
雇用形態
カードローンは中長期といった長い期間で返済をする人が多いので、安定して毎月一定の収入があることが重要視されます。
自営業よりもアルバイトが、アルバイトよりも正社員のほうが毎月安定した収入があり、返済能力が高いと判断されます。
勤続年数
勤続年数が長い人ほど職を失うリスクが低いと判断されます。逆に、就職や転職をしたばかりの人やアルバイトでの勤続年数が長くない人は審査で不利に働きます。
勤続年数は3年程度あることが望ましく、少なくとも半年ほど欲しいです。
編集部:横山のコメント
審査の通過に関しては、年収よりも安定した収入を得ているかどうかが重要になります。
言い換えると、毎月の収入が不安定な人は比較的審査に落ちる可能性が高いです。安定した収入があり、年収が高い人が限度額が高くなりやすいと言えます。
他社借入などの信用情報
信用情報とはクレジットやローンの契約や申込みに関する情報のことで、簡単に言うと、過去の返済実績と、現在の借入状況です。企業は新たにカードローン契約を結ぶときには、必ず利用者の信用情報を確認します。
他社借入
カードローンの審査では、他社での借入状況を確認し、正確な申告をしているか、新規借入をした場合返済する余裕があるかを判断します。他社での借入が多い人ほど返済能力がないと判断され、審査にマイナスに働きます。
さらに、総量規制によって、他社借入がある場合には、必ず他社借入を含めた合計額が年収の1/3以下になるように設定されます。
編集部:横山のコメント
同時に複数のカードローンに申し込みを行うと、消費者金融は利用者がお金に相当困っており、返済能力があまりないと判断される可能性が高いです。
複数カードローンに申し込む場合にはおよそ半年ほど期間を開けるようにしましょう。
過去の延滞
過去に返済の長期延滞をすると信用情報に事故情報や異動情報として登録され、いわゆるブラックリストに登録される状態となります。
長期の延滞とは61日または3ヶ月以上の支払い延滞のことをいい、保証会社等による代位弁済や裁判所の破産の宣告を受けた場合も同様の異動情報としてブラックリスト登録されます。
編集部:横山のコメント
事故情報や異動情報などで信用情報に傷がある場合は、カードローンやクレジットカードは契約がかなり難しくなると考えていいでしょう。
申込者の基本情報
勤務状況や信用情報よりは重要度は下がりますが、年齢や住居状況もスコアリングの審査基準となります。
住居情報
利用者の住居が持ち家なのか借家なのかという住居状況や、家賃・住宅ローンの有無も一つの判断材料となります。
年齢、家族構成
年齢や家族構成も審査基準になります。アコムは20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方(高校生を除く)であれば借入することができますが、学生は安定した収入が少ないと判断され、限度額が低く設定されやすいです。
編集部:横山のコメント
スコアリングの項目で特に重要なのは年収、安定した収入があること、他社借入、信用情報です。これらの項目で高い評価を得られれば、限度額は高くなりやすいです。続いて、限度額を高くするポイントを紹介していきます。
アコム 公式サイト
アコムの初回限度額を高くするポイント2つ
アコムに関わらず、カードローンの初回限度額を高くするためには、カードローン会社から、自分が返済能力があり、期限内に返済する信用がある人だと思われる必要があり、簡単に限度額を高くする方法はありません。
スコアリングで特に重要な項目となる年収、安定した収入、信用情報、他社借入について高評価を受けることが大事になります。
-
収入証明書を提出する
-
在籍確認をスムーズに行う
➀収入証明書を提出する
収入証明書を提出することで、年収や、毎月継続して収入があることを証明することができます。
特に自営業の方や職についたばかり、転職したばかりの方など毎月の安定収入があるかどうか容易に判断できない人に有効です。
②在籍確認をスムーズに行う
在籍確認とは、*カードローン会社が利用者が申告した職場に本当に勤めているかを確認することで、多くのカードローン会社で行われます。
アコムのカードローン審査では原則、在籍確認なし※。在籍確認が行われる場合でも、お客様の同意なく行われることはありません。
また、在籍確認時には「アコム」という会社名を名乗ることはなく、担当者の個人名を名乗りますので、「周囲にローン利用を知られたくない…」という方におすすめです。
書類での在籍確認は以下の書類などが必要になります。
※電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
-
社員証
-
社名の入った保険証
-
給与明細書
アコム 公式サイト
アコムの初回限度額が低くても後から増額が可能
アコムの初回限度額を高くすることはあまり簡単ではありません。しかし、初回限度額が低くても、後から限度額を増額することができます。
限度額の増額にも初回と同じように審査がある
限度額の増額には、初回の審査と同じような、増額審査が必要です。増額審査は基本的には初回審査と項目は変わらず、職場が変わっている場合には、在籍確認も行われます。
編集部:横山のコメント
限度額を増額するということは企業は利用者をより信用する必要が有るということです。増額審査も初回の審査と同じように、甘くありません。
増額の審査には信用が重要
同じような審査を受けるのに、増額が可能なのかと、疑問を抱く方もいると思いますが、アコムからの信用を得られれば、難しいことではありません。
増額を申し込むまでの借入を期限内にきちんと返済していれば、自然と初回の借入時よりも信用は高くなるでしょう。
編集部:横山のコメント
アコムでは審査結果が6ヶ月残って管理されると言われており、初回借入から6ヶ月経過してから増額を申し込むことがおすすめです。しかし、初回審査のときよりも収入が減っていたり、他社借入が増えていたりすると、逆に限度額が下がることもあるので、注意しましょう。
増額の結果金利が安くなることもある
限度額を増額することで、金利が安くなることがあります。一般的にカードローンでは設定された限度額に応じて金利が決まり、限度額が高くなるほど金利は低いです。アコムでも限度額に応じた金利設定が行われており、公式HPには下記のような記載があります。
参照:アコム公式サイト
アコムでは具体的な限度額に応じた借入利率は公表していませんが、同じ大手消費者金融のレイクでは借入利率を下記のように設定しています。
参照元:レイク | お借入れの利息
限度額を高く設定できる方は、返済実績や信用状態が良好です。そのため貸す側から見た場合リスクが少ないため、利率も低めに設定できます。限度額を増額できるということは信用状態がよくなったとも言えるため、借入利率が安くなることがあります。
アコム 公式サイト
アコムの初回限度額が高い人・低い人の特徴
今まで紹介した、重要な審査項目をまとめました。やはり重要なのは年収、安定した職業、他社借入の状況、信用情報の4つです。
編集部:横山のコメント
これら4つの項目のどれか一つでも低い評価を受けると限度額を高くすることは難しくなります。
アコム 公式サイト
実際にアコムで借りた人の初回限度額を紹介!
ここでは、実際にアコムを利用した人、約25人にアンケートを取り、年収と職業、初回限度額を聞いた結果のなかで、多かった例を紹介します。あくまで一例ですが、自分と近い状況の人の限度額を参考にしてみてください。
10万円借りられた人の例
アコムの初回限度額が10万円程度で、初めての利用が10万円以下だった人の紹介です。調査の中では、限度額が10万円だった人が最も多くいました。
アルバイトや派遣社員の人の多くは限度額が10万円程度に設定されていました。この表を見ると、年収が大事な指標になっていることがわかりますね。
編集部:横山のコメント
アンケート情報によると年収が200万円程度の人は他社借入の有無にかかわらず、10万円程度になることが多いようです。そもそも10万円程度しか利用しないから、希望額を10万円程度にした、という人が多いのも、初回限度額が10万円程度の人の数が多い理由です。
30万円程度借りられた人の例
限度額が20万円程度だった人があまりいなかったので、限度額が20-30万円だった人をまとめて紹介します。
正社員の人の割合がとても多く、アルバイトの人はいませんでした。安定した職業で、毎月収入があるという点で正社員の人は信用が得られる可能性が高いです。
編集部:横山のコメント
アンケートの中には、初回の限度額が50万円を超えている方はいませんでした。希望限度額を高くするとその分審査は厳しくなるので、自分の利用する最小限度の金額を申し込むようにしましょう。
アコム 公式サイト
アコムの新規利用に関するQ&A
ここからは、アコムをはじめて利用する人がちょっと疑問に思いがちな問いに答えていきます。
アコムで一度借りたら終わりって本当?
アコムで一度借りたからといって、家まで押しかけられる取り立てや、法外な貸付利率(実質年率)を付与されることは一切ありません。アコムのみならず、大手消費者金融は貸金業法に基づき、行政の監視のもと運営されているため、安全な借入先といえます。
編集部:横山のコメント
貸金業規正法は、2006年12月に抜本改正され、2010年6月に完全施行されました。大きな変更点は、過剰な貸し付けとそれに伴う取り立ての禁止、上限金利の引き下げ、行政による監督の強化などが挙げられます。年収の3分の1までしか貸し付けができない総量規制の導入や、上限金利が借入額に応じて決定され、最高でも20%までに抑えなければならないという法律が施行されました。
アコムの初回限度額は10~30万円ほど!増額も検討しよう
初めてアコムを利用するときの限度額は、10万円~30万円ほどになります。限度額を高くするためには毎月安定して一定の収入があることを証明することが重要です。限度額が低くて不満に感じるときは、返済の実績を作り、後から増額するようにしましょう。
アコム 公式サイト
編集部:横山のコメント
アコムの初回限度額の平均はあまり高くなく、10~20万円程度の人が多いことがわかります。