FXと株は何が違う?メリデメ・両方できるおすすめの取引所も徹底解説
「FXと株の違いがわからないからどっちも始められない...」という人は多いでしょう。
今回は、FXと株の違いをそもそもの部分から徹底解説!それぞれのメリット・デメリットや、両方できる取引所も合わせてご紹介。この記事を参考にぜひ投資を始めてみましょう!
【結論ちょい見せ】FXと株の違いって結局なに?
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FXと株の最大の違いは
リスク・リターンの大きさ -
少額から始めたい人は
FXがおすすめ -
確実に利益を狙いにいきたい人は
株式投資がおすすめ -
松井証券(MATSUIFX)ならFXと株の両方を取引できる
FXと株の大きな違い
FXとは、中央銀行が発行している外貨同士の売買の金利差で利益を得る投資のこと。一方、株式投資は、証券会社に上場している会社に投資をすることで利益を得る投資のことを指します。
FXと株はその性質から取引方法まで大きく異なっています。2つの特徴と違いを正しく理解し、自分に最も合ったひとつを選択しましょう。
FXに向いているのは少額から取引がしたい人
FXの最大のメリットは、少額から取引を始められることです。
なかには、最小4円から取引が始められる取引所もあるので、まとまった資金がない人・少額から始めて少しずつ資金を増やしたい人におすすめです。
一方、最大のデメリットは、勝敗が運の要素が大きくなることです。
株は、会社の業績、国の景気によって変動の予想がつきます。しかし、FXは世界中の経済の影響・気候変動など複雑な要因によって価格が変動するので、億トレーダーの人でも予想が難しいのです。
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株に向いているのは確実に利益を狙いたい人
株の最大のメリットは、株主優待券が貰えることです。
株主優待券とは、「ふるさと納税」でいう返礼品のようなものです。食事割引券や運賃割引券などを企業にあった株主優待券がもらえますよ。
一方、最大のデメリットは、少額から取引ができないことです。
国内株は1株あたりだいたい2,000円〜5,000円ほどで、多くの場合100株単位で売られています。そのため、株取引を始めるなら、最低でも数十万円の初期投資が必要になってしまいます。
FX取引の3つのメリット
FXは値動きの予想がしづらく、難しい投資商品と思われがちですが、実は小さい利益を獲得できる機会は多く、デモトレードで取引の雰囲気も体験できます。
これから紹介する3つのメリットを正しく理解すれば、初心者の人でもFXで利益を上げられるでしょう。
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少額から取引ができる
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デモトレードで練習が積める
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売り・買いの両方で利益が狙える
① 少額から取引ができる
FXは、少額からの取引が可能なので初心者でも始めやすいのが特徴です。
FXでも、株と同じように初期投資額の最低ライン(=最小取引通貨単位)が定められています。従来は1,000通貨・10,000通貨が主流でしたが、近年は1通貨から売買できる取引所も増えてきたので最小数百円から取引に参加できるようになりました。
松井証券やSBI証券なら最小取引通貨単位が1通貨の上、レバレッジを変えて最小数円からの取引も実現できるので、初心者でも気軽に始められるでしょう。
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② 売り・買いの両方で利益が狙える
FXでは、売りと買いの両方から注文できるので、利益を上げられる機会が多いです。
「安いときに買って、高くなったら売る」という投資の基本に加え、「高い時に売って(=空売り)、安くなってから買う」という取引もできると、チャートが下がっているときにも利益が狙えます。
③ デモトレードで練習が積める
FXには、デモトレード取引が存在し、仮想資金で本番さながらのFX取引を体験できます。
DMM FXやGMOクリック証券など本番と同じ取引ツール・チャート画面でデモトレードできる会社もあるので、事前に機能や表示を理解しておけば、焦ることなく本番取引に移行でき、利益も上げやすくなるでしょう。
「百聞は一見にしかず。」さまざまな情報を聞くよりも、実際にデモ取引をするほうが多くのものを得られます。迷ったらまずはデモトレード口座を開設しましょう。
▼FXのデモトレードについて詳しくはこちらをチェック
FX取引の2つのデメリット
利益を上げられる機会も多くて魅力的なFXですが、実際に取引を始めるなら、以下2つのデメリットは絶対に頭に入れておきましょう。
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勝敗に運の要素が大きい
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金利以外からは儲けられない
① 勝敗に運の要素が大きい
FXのチャート変動の要因は、世界中の経済政策から震災、その国の景気など多岐に渡り、値動きを予想するのが非常に難しいです。
どうしても個人の力でカバーしきれない運要素が強く、プロのトレーダーですらチャートが変動した理由が分からないこともあります。
運で資金を失いたくない・もっと予想がつく投資がいいという人にはFXはおすすめできません。
FXで利益を上げるには、知識や勉強も大事ですが、少しくらいの損失は気にしないという精神も重要になってきます。
② 金利以外からは儲けられない
FXで、確実に利益を上げられるのはスワップポイントしかありません。
FX取引では、為替レートの上下に合わせて売買を繰り返し利益を上げるのが一般的です。しかし、取引を重ねればそれだけ手数料もかかりますし、そもそも短時間に複数回取引を繰り返す行為(=スキャルピング)を禁止している会社もあります。
スワップポイント以外で稼ぐのが難しいことを考えると、どうしてもハイリスク・ハイリターンになってしまうのがFXの現状でしょう。
株の3つのメリット
FXのメリット・デメリットを踏まえた上で、ここからは株取引について、FXとも比較しながら詳しく見ていきます。
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株主優待券が貰える
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値動きが大きい
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お昼休憩を入れながら取引ができる
① 株主優待が貰える
多くの場合、株を購入すると株主優待券が受け取れます。
株主優待制度を設けているのは、国内1,837の上場企業のうち1,490社※とかなり多く、近年では食事割引券や、遊園地招待券など内容も充実していて満足度が高いです。
株主優待は企業からのささやかなプレゼントとして理解されがちですが、株を保有するだけでノーリスクで受け取れることを考えると、FXよりも利回りはいいといえます。
※参照:net ir|株主優待実施銘柄の推移(
株主優待を受け取るには、各企業が発表している権利確定日の2日前に株を保有しておく必要があるので注意しましょう。
② 値動きが大きい
株の値動きはFXに比べてはるかに大きいので、短期間で利益を上げやすいです。
1日の値動きで見ても、FXは数%にとどまるのに対して、株は数十%まで変化することもあって株の市場がかなり活発化しているのがわかります。
このように短期間での値動きが激しいと、利益の幅が広がるので、初心者でも値動きをこまめに確認できれば利益を上げられるようになります。
株は主に、その会社が提供するサービスやそれに対する社会の需要を把握しておくだけでかなり値動きを予想しやすくなります。
③ 適度に休憩しながら取引ができる
国内株の取引時間は、全株主共通で、平日の9時~11時30分&12時30分~15時までと決まっています。
取引できる時間は比較的短めですが、土日以外24時間取引ができてしまうFXと比べると、適度に休憩しながらできるので短期集中して取引に臨めるでしょう。
全株主共通で取引期間が昼に定まっているので、真夜中に取引する必要はないですし、うっかり取引を忘れるなんてことも少ないです。
株の2つのデメリット
FX取引と同様、株にもデメリットはあります。
しっかり把握してから実際の取引に臨むようにしましょう。
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少額から取引ができない
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レバレッジの倍率が小さい
① 少額からの取引ができない
株を始めるには、最低数万円の資金は必要になります。
一般的な株は1口2,000〜5,000円で、さらに100株や1,000株単位でしか購入できません。そのため、参入するのに数万〜数十万円の初期投資額を準備しなくてはなりません。
数円から、レバレッジがなくても数百円から始められるFXと比べると、どうしても初期費用がかかるため、数十万円を準備できないという人にはおすすめできません。
② レバレッジの倍率が小さい
株では、現物取引でレバレッジはかけられず、信用取引でも最大3.3倍しかレバレッジをかけられません。
一方FXは、国内の口座で最大25倍、海外の口座なら最大888倍までかけられるので、より大きな取引資金を扱えて利益の幅も広がります。
レバレッジをかけてさらなる利益を狙いたい人にとっては物足りないと感じてしまうかもしれません。
信用取引とは、担保を証券会社に預けた取引のことで、現物取引とは、現金をそのまま証券会社に預けた取引のことです。
【必見】取引するなら知っておきたいFX・株の仕組みの違い
ここまで、FXと株のメリット・デメリットを見てきましたが、まだまだどちらか決めきれない人は多いのではないでしょうか。
ここからは、FXと株、2つの根本的な違いを洗い出し、比較していきます。
FXと株の投資対象商品が違う
FXは中央銀行が発行している通貨に、株は証券取引所に上場している企業に、それぞれ投資しています。
株はその企業の価値が上がるのを見込んで投資するので、買い注文のみからしか取引できません。一方FXは、通貨の価値の変動に合わせて、上がるなら買い注文、下がるなら売り注文というように柔軟に取引できます。
リスクは低いが変動が大きい株を取るか、リスクは高いが変動は小さいFXを取るか、自分に合うと思うほうを選択しましょう。
FXと株のチャートの変動要因が違う
FXと株の値動きはどちらも、需要と供給のバランスによって決まります。
しかし需給のバランスに影響を与える要因は両者の間で異なります。FXの投資対象は通貨なので、その国の政治・政策・経済状況や金利などが関わってきます。一方株は、対象が企業なので、その企業の業績や将来性・景気状況が影響を与えます。
2国間の政治・経済情勢が関係してくるFXよりも、1国の企業とその国の景気が関係する株のほうが情報の収集はしやすいでしょう。
FXと株の手数料が違う
FXで頻繁に取引をおこなわない限り、手数料は両者そこまで変わらないでしょう。
FXには実質的な手数料であるスプレッドがかかり、一方株には証券会社への委託手数料がかかります。
FXでは入出金手数料・口座開設&維持手数料などほとんどの会社で手数料が無料です。ただその代わり、通貨を売買するときの売値と買値の差(=スプレッド)が実質的な手数料として取られます。それに対して株は取引業務を証券会社に全委託するので委託手数料がかかります。
FXと株のインカムゲインが違う
インカムゲインとは、株・債権・通貨を保有しているときに得られる収益のことです。ここでは「自ら売買せずとも入ってくる利益」と考えてください。
FXではスワップポイントが、株では配当金がそれに当たります。
2つともポジションを保有しているだけで入手できる利益ですが、2022年11月のスワップポイント利回りは約40%なのに対し、配当金の利回りは最大17%程度(※)と低い水準です。
単純な利回りだけで見ると、FXのスワップポイントに軍配が上がるでしょう。
※ MINKABU「配当利回りランキング」を参照
FXと株の税金区分が違う
FXと株の売買利益はどちらも申告分離課税として徴収されるので課される税金の差はそこまでありません。
*FXと株とでは税金区分が異なり、かかる税金の種類や税率も変わってきます。
FXは雑所得に区分されるので申告分離課税として徴収され、税率は20.315%です。一方株は、売買利益は申告分離課税として徴収されますが、配当金は源泉徴収で課税されます。
FX・株の両方を取引できるおすすめの取引所
FXと株にはそれぞれのメリット・デメリットがあり、仕組みもまったく異なりました。
でも、そんな相反する2つの投資商品をひとつの証券会社で開設できたら管理もしやすいです。
ここでは、FX・株の両方を取引できるおすすめ取引所を3つ紹介します。
松井証券|若者向けの特典も豊富
松井証券が提供するMATSUI FXでは最小1通貨からFX取引ができるので、多額の資金を準備する必要がありません。
また、公式YouTubeチャンネルにはFXの知識やチャートを解説する動画が20分ほどでまとめられているので、通勤中に動画を観れば、わざわざ時間を割かずにFXを勉強できます。
松井証券は少額から始めて、FXの勉強をしながら徐々に取引に慣れていきたいという人におすすめの口座です。
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松井証券MATSUI FX利用者の口コミ
松井証券は少額取引だけでなく、狭スプレッドを高く評価する声も多いようです。
総じて口コミ評価が高く、少額からレバレッジを選んで取引したい人は松井証券から取引を始めて間違いないでしょう。
GMOクリック証券|高機能ツールがおすすめ
GMOクリック証券は、FXの取引高が世界1位で、国内の利用者数も多いなど、国内では最大のネット証券会社です。
FX・株ともに取引手数料が安いのが特徴で、とくにFXにおいては、狭スプレッド・高スワップポイントなので取引を有利に進められるでしょう。
利用者が多いことから口コミや評価サイトも多く、さまざまな情報を参照でき、高機能ツールも完全無料で使えるので、初心者でも始めやすいこと間違いなしです。
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GMOクリック証券利用者の口コミ
GMOクリック証券はアプリの使い勝手や総合的なレベルの高さを評価する声が多いようです。
初心者がFX取引を始めるときに選んでまず間違いないFX会社といえるでしょう。
楽天証券|口座数が日本トップ
楽天証券の最大の魅力は、楽天ユーザーならお得に取引できることです。
株・FXにとどまらず、楽天証券が取り扱う投資商品のほとんどに楽天ポイント制度があり、口座開設や取引量に応じてポイントが付与されたり、それを楽天の他サービスで利用できたりします。
すでに何かしらの楽天サービスを利用している人は、投資の勝敗に関わらずお得に取引できるので、ひとまず楽天証券の総合口座を開設しましょう。
楽天証券 楽天FX 公式サイト
楽天FX利用者の口コミ
楽天FXは使いやすいという評判が多く、初心者でも始めやすいようです。
一方でスワップポイントの低さには不満も多く、短期売買での取引に向いているといえます。
よくある質問
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FXと株どっちが儲けられる?
株のほうがFXより価格変動が大きいので、株のほうが儲かる可能性は高いです。ただ、値動きの幅を見ると株のほうが大きいのでリスクもその分高いといえるでしょう。
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FXより株がいい理由は?
FXは、誰にも予想ができない価格変動が起こりやすいです。その点、株は勉強すればある程度は予想ができるようになるので株のほうがいいかもしれません。
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投資においてFXが危険といわれるわけは?
FXが危険といわれるわけは、チャートが予測不可能な動きをしたり、入金した証拠金の損失額を必ず支払う必要があったりするからです。
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FXとはなんですか?
FX とは、外国為替市場の略で通貨同士を売買し、金利差で儲ける取引のことです。数ある投資商品の中でもFXはかなりリスクが高いです。勉強せずに始めるのはおすすめしません。
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FXと信用取引の違いってなんですか?
FXと信用取引の違いは、取引できるレバレッジの最大倍率です。FXは、最大25倍できるのに対し、信用取引は3.3倍までしかできません。
FXは、数多くあるある投資商品のなかでも群を抜いて高難易度です。値動きの運要素も強いので、繰り返される損益に一喜一憂せず常に冷静に取引する精神力も求められます。