ANAカードの審査難易度はランクによって異なる!期間や通過するコツも解説
ANAカードの審査基準・期間は、カードのランクによって異なります。一般カードやワイドカードなら、アルバイトや専業主婦でも申し込みが可能です。 この記事では、各ANAカードの審査基準や通過するコツを解説。最後まで読めば、ご自身に合ったANAカードが見つかります。
人気のおすすめ記事
ANAカードの審査難易度はランクによって異なる
ANAカードにはさまざまな種類があり、その総数はなんと62種類。ANAカードの審査難易度は、カードの種類やランクによって変わり、大きく以下の4タイプに分けられます。
今回は、ANAカードの審査に申し込んだ人へ、マネーベスト編集部が独自にアンケートを取った結果をもとに、ランクごとの審査難易度を見ていきます。
あくまでもマネーベスト編集部独自の調査結果に基づく推測なので、カード選びの参考のひとつとしてくださいね。
一般・ワイドカードの審査難易度
ANA一般カードとANAワイドカードの審査条件は、高校生・大学生を除いた18歳以上の人と定められており、アルバイトやパート、専業主婦の方でも申し込みが可能です。
アンケート結果からは、とくに年収と勤続年数を中心に見られる傾向があり、「年収が300万以上」「勤続年数が3年以上(一般)/10年以上(ワイド)」「安定した職業に就いている」のうち2つ以上を満たしていることが目安になりそうです。
新卒などの勤続年数が低めの人はANA一般カードに、年収や勤続年数が高くなってきた人はANAワイドカードに申し込むのがおすすめですよ。
年収に不安があるなら楽天ANAマイレージクラブカードもおすすめ!
マイルが貯められるならANAカードでなくてもいい、という人には、楽天ANAマイレージクラブカードもおすすめです。楽天カードにANAマイルを貯める機能が付帯しており、学生も申し込めるマイル系クレジットカードです。
楽天ANAマイレージクラブカードは200円=1マイルと、ANA一般カードと同じ0.5%の還元率でマイルを貯められます。さらに楽天市場を利用すれば、マイル還元率は3倍の1.5%に。普段の生活でもマイルがざくざく貯まりますよ。
ANAカード(ワイドゴールドカード)の審査難易度
ANAカード(ワイドゴールドカード)は、ANAワイドカードにゴールドカードの特典が合わさったクレジットカードです。入会条件は、学生を除いた20歳以上で、安定継続収入がある方と定められています。
さらに、アンケート結果によると、年収や勤続年数に加えて借入やキャッシングについてを見られる可能性があります。今回アンケートで審査に通過した人も、ほとんどが借入やキャッシング申請をしていませんでした。
ワイドカードでは、審査通過した人の中で借入・キャッシング申請をしていた人が5割ほどいましたが、ANAカード(ワイドゴールドカード)では2割ほどと、半分以下の傾向に。すでに借入がある人は、まずはANA一般カード・ワイドカードへの申し込みがおすすめです。
ANAプラチナカードの審査難易度
ANAプラチナカードは、ANAカードにプラチナカードの特典が合わさった、最上級のクレジットカード。入会条件は、安定継続収入がある30歳以上の方と定められています。
アンケート結果からも、年収・勤続年数ともにやや高めのボーダーラインがあると推測されます。「年収400万以上」「勤続年数5年以上」「借入やキャッシングはなし」のすべてを満たしているとより安心です。
勤続年数は長ければ長いほど安心ですが、アンケート結果を見るとおり、年収1000万以上・勤続年数3年で審査通過した方もいます。クレジットカード審査は総合的に判断されるため、「勤続年数が短い=審査落ち」というわけではありませんよ。
どうしても不安な人は、まずはややランクが低めのカードに申し込みつつ、年収や勤続年数を上げていきましょう。借入も完済してから申し込むと安心ですよ。
ANAカードの審査期間は発行会社(国際ブランド)によって異なる
ANAカードは、カード発行会社(国際ブランド)の違いよって審査手順が異なるため、必然的に審査にかかる時間も変わります。ANAカードを発行している会社は、以下の4社です。
国際ブランドによって特典にそこまで大きな差はないので、ブランドのイメージや活用場面に合わせて好みで選んでみてください。
VISA・Mastercard・JCBは最短3営業日
Visa・Mastercard・JCBブランドの場合、最短3営業日でANAカードが発行されると推測されます。公式サイトで明言はされていませんが、アンケート結果から見ると、最短3営業日ほどで審査結果が届くと推測できますね。
逆に、これらの国際ブランドを選んでいるのに審査期間が長かった人は、審査落ちの傾向にありました。やや審査結果が出るのが遅いと感じたら、審査落ちを疑ったほうがいいかもしれません。
審査結果が出るのが早くても、カードが届くまでにはさらに1~2週間を要することも多いです。余裕を持って申し込みましょう。
ANA JCBカード 公式サイト
ANA JCBワイドカード 公式サイト
ANA VISA ワイドカード 公式サイト
ANA VISA・Mastercardカード学生 公式サイト
AMEXは数日から10日程度
AMEXブランドのANAカードは、ステータスカードとして有名なアメリカン・エキスプレスが発行します。カードのランクを問わず、審査期間は最短で数日、長いと2週間以上かかります。
今回のアンケートでも、AMEXブランドを選んだ人は審査結果が出るまでに短くて4~6日、長くて1~2週間ほどかかっている傾向にありました。
やや審査期間が長くなることを承知したうえで申し込みましょう。申し込みからカードが届くまで、2週間~1か月ほどと見積もっておくと良いですよ。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 公式サイト
ANAアメリカン・エキスプレス®・ ゴールド・カード 公式サイト
ダイナースは1か月かかることも
DinersClubブランドのANAカードは、三井住友トラストクラブが発行しています。ダイナースクラブカードの審査期間は比較的長く、短くても2週間はかかると考えておくとよいでしょう。
三井住友トラストクラブは、ステータスカードを発行する銀行系のカード発行会社です。
銀行系のカード会社は、比較的審査基準が厳しく、結果として審査期間が長くなると考えられます。
ANAダイナースカード 公式サイト
ANAカードの審査に不安な方は一般カードを申し込もう
ANA一般カードは、ANAカードのなかで最もチャレンジしやすいカードと考えられています。ANAカードがほしいけど審査に自信がない方は、一般カードを申し込むと良いでしょう。
ANA一般カードにはいくつか種類があり、そのなかでとくにおすすめなのが以下の4種類です。
それぞれ独自の特徴があるので、1つずつ見ていきます。
①ANAカード(VISA・Master・JCB)
ANAカード(Visa・Master・JCB)は、ANAカードのなかで最もスタンダードなカード。アンケート結果から見ても、収入や勤続年数にそれほど問題がなければ審査通過の可能性があると推測できます。
自分は大丈夫かな?と不安になっている人は、「年収300万以上」「勤続年数3年以上」「安定した職業に就いている」ことを目安に申し込んでみてください。
また、ANAカードの年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円です。1年目はお試しとして利用してみてもいいですね。
買い物で利用すると、ANAマイルが200円につき1マイル付与されます。フライトに関してはボーナスマイルが10%付き、最高1,000万円の旅行傷害保険も付帯。旅行でも普段の買い物でもマイルがためられます。
ちなみに別途手数料6,600円払うと、100円につき1マイル貯まる2倍コースにもできますよ。
ANA JCBカード 公式サイト
ANA VISA・Mastercardカード学生 公式サイト
ワイドカードならマイルがお得に貯まる
ANAワイドカードは、ANAマイルを効率的に貯めたい方におすすめなカードです。年会費は7,975円に上がりますが、ANAマイルの付与率と旅行傷害保険の補償額が高いのが特徴です。
アンケート結果を見てみると、やや勤続年数を重視している印象があります。年収にさほど自信がなくても、勤続年数が10年以上ある人にはおすすめです。
また、フライトボーナスマイルが25%あり、カード継続特典で2,000マイルがプレゼントされるのもANAワイドカードのうれしいところですね。
旅行傷害保険も最高5,000万円まで補償されるため、頻繁にANA航空機で旅行に行く方にもおすすめですよ。
ANA JCBワイドカード 公式サイト
ANA VISA ワイドカード 公式サイト
③ANAアメックスカード
ANAアメックスカードは、一般タイプのANAカードでありながら、特典が充実しているのが特徴です。Visa・Mastercard・JCBブランドのANAカードと比べて、以下の特典が追加されています。
- ANA航空券の購入で100円につき2.5マイル(Visa・Master・JCBは1.5マイル)
- 手荷物無料宅配
- 空港ラウンジ特典
- 旅行傷害保険の補償金額がアップ
注目すべきは空港ラウンジ特典。国内外29箇所の空港ラウンジが利用でき、出発前の時間をゆったりと過ごせます。また海外旅行に行く際は、手荷物宅配無料サービスも利用可能です。
ANAマイルを貯めつつ、旅行に関する特典を充実させたい方は、ANAアメックスカードを選ぶといいでしょう。
④ANASuicaカード
ANASuicaカードは、ANAカードにSuicaが追加されたクレジットカード。Suicaとして全国の交通系IC対応の改札機通過や、電子マネー決済でも利用できます。
ANAカードは基本的に学生の申し込み不可ですが、ANASuicaカードなら高校生を除く18歳以上の学生でも申し込みが可能。学生の申し込みも想定されているので、審査難易度もそのぶん低めになっていると推測できます。
学生の人や、年収と勤続年数に自信のない新卒の人は、まずはANASuicaカードに申し込むのがおすすめです。
基本的な機能は通常のANA一般カードと変わりませんが、SuicaオートチャージでANAマイルが貯まり、Suicaの利用でJREポイントが還元されます。
ANA VISA Suicaカード 公式サイト
ANAカードの審査に通過する4つのコツ
ANAカードの審査に通過したい方は、以下の4つを押さえておきましょう。
- 申し込み情報は正しく記入する
- 申し込み基準に達しているか確認する
- キャッシング枠はゼロで申請する
- 同時期に複数のクレジットカードを申し込まない
上記をすべて満たせば、ANAカードの審査に通過する可能性が上がります。ANAカードを手に入れるためにも、1つずつチェックしていきましょう。
①申し込み情報は正しく記入する
1つ目は、申し込み情報を正しく記入することです。当たり前のことだと思うかもしれませんが、記入内容が間違っていると、どんなカードの審査でも落ちる可能性が高まってしまいます。
とくに、勤務先情報や収入、借り入れ額は正しく記入しましょう。これらは、審査において重要な項目です。
②申し込み基準に達しているか確認する
2つ目は、申し込み基準に達しているか確認することです。基本的すぎると思うかもしれませんが、意外と馬鹿にできません。自分の本人情報に比べて異様に難易度の高いカードに申し込んでしまうと、審査には落ちやすくなってしまいます。
自分にどのカードが合うのか分からない人は、まずはANAカードの審査難易度についての章を読んでみてください。年収や勤続年数と照らし合わせて、適した審査難易度のカードに申し込みましょう。
まずは自分がどのランクのカードに申し込むべきか、きちんと見極めることが重要ですね。
③キャッシング枠はゼロで申請する
3つ目は、キャッシング枠をゼロで申し込むことです。キャッシング枠を申請すると、クレジット枠とは別の審査が必要となり、より高い返済能力が求められるからです。
とくに、借り入れやローンを組んでいる方は審査が厳しくなる傾向があります。
どうしてもキャッシング枠も申請したい場合は、ANAカードの審査に通過し、カードがお手元に届いてから、別途申し込むのが良いでしょう。
④同時期に複数のクレジットカードを申し込まない
4つ目は、同時期にクレジットカードを何枚も申し込まないことです。短い期間に何枚もクレジットカードを申し込むと、信用調査機関から「多重申し込み」と認識されてしまいます。
カード発行会社は、多重申し込み者の審査に厳しい傾向があります。
クレジットカードの申し込み履歴は6ヶ月間残るため、直近で他のクレジットカードを申し込んだ方は、最低でも半年は待った方がいいでしょう。
ANAカードの審査に落ちてしまう人の特徴4つ
ANAカードの審査に落ちてしまう方には、以下の4つの特徴があります。
- 借り入れやローンがある
- 支払いの遅延や滞納で信用情報に傷がある
- 短期間に多重申し込みしている
- 自分に合わないカードに申し込んでいる
それでは詳しく見てきましょう。
①借り入れやローンがある
借金やローンがある方は、ANAカードの審査に落ちる可能性があります。返済能力が低くなっているため、ANAカードを発行しても返済の遅延や滞納、貸し倒れのリスクが高いと判断されるからです。
もし借金やローンを組んでいる方は、可能な限り残高を減らしてからANAカードに申し込みましょう。
完済履歴があるとむしろ信用度が上がる
逆に、借金やローンを完済すると審査に通過する可能性が高くなります。完済すれば、ちゃんと返してくれる方だと見なされ、信用力が上がるからです。
ANAカードの審査に自信がなく、借金やローンを組んでいる方は、一度完済してから申し込めば、審査に通過する可能性が上がります。
②支払いの遅延や滞納で信用情報に傷がある
過去に、クレジットカードや家賃の支払いの遅延や滞納した経験があると、ANAカードの審査に落ちる可能性が高くなります。信用情報に傷が付いた方は、返済能力が低くて信用しにくいと判断されるからです。
必ずしも審査に落ちるとは限りませんが、何回も支払いの遅延や滞納経験があると、審査はかなり厳しくなると考えられます。
家族の信用情報に傷があっても落ちる可能性がある
ご自身の信用情報に問題がなくても、家族の信用情報に問題があると、ANAカードの審査に落ちる可能性があります。
特に、収入が不安定な学生や専業主婦、配偶者がいらっしゃる方は要注意です。
③短期間に多重申し込みしている
短期間にクレジットカードを何枚も申し込んでいる方は、ANAカードの審査が厳しくなる傾向があります。短い間に何枚もクレジットカードを申し込んでしまうと、お金がなくて困っている方と判断されるからです。
クレジットカードの申し込み履歴は、6か月間保管されます。
直近で他のクレジットカードを申し込んだ方は、半年待った方がANAカードの審査に通過する可能性は上がるでしょう。
すでにクレジットカードを何枚も持っていると落ちる可能性がある
すでにクレジットカードを何枚も持っていると、ANAカードの審査に落ちてしまう場合があります。クレジットカードを複数持っていると合計限度額が上がるため、その分高い返済能力が求められるからです。
どうしてもANAカードがほしいなら、もう使わないクレジットカードを解約してから申し込むといいでしょう。
▶ANAカードの審査が不安な方におすすめのカード
④自分に合わないカードに申し込んでいる
自分の本人情報に比べて審査難易度の高すぎるクレジットカードを選ぶと、審査落ちの可能性が高まります。
たとえば収入が不安定なアルバイトやパート、自営業の方は、ワイドゴールドカードやプラチナカードなどの、収入に関する条件が厳しく定められているカードを選ぶと、やはり審査は厳しくなってしまうでしょう。
審査に自信のない方は、収入の条件がない一般カードかワイドカードを申し込むといいでしょう。
勤務先の勤続年数が短いと落ちる可能性がある
収入は十分あるのに勤続年数が短いと、ANAカードの審査に落ちるかもしれません。勤続年数が短いと、収入が安定していると判断しにくいため、審査が厳しくなる傾向があると言われています。
そのため、転職したばかりの人はANAカードの申し込みを控えた方がいいでしょう。転職前か、転職後6か月以上経過してから申し込むと、ANAカードの審査に通過する可能性は高くなります。
▶ANAカードの審査が不安な方におすすめのカード
ANAカードの審査に通過してマイルをお得に貯めよう
ANAカードの審査は、カードの種類によって異なります。一般カードやワイドカードは収入に関する条件がなく、アルバイトや専業主婦の方でも申し込み可能です。一方、ゴールドやプラチナの審査には、安定した収入が求められます。
そのため、審査に自信がない方は、一般カードかワイドカードがおすすめ。ご自身にぴったりなANAカードを発行して、お得にANAマイルを貯めていきましょう。
学生は申し込み不可なので、学生の人はうっかり申し込んでしまわないよう気を付けましょう。一度審査落ちすると、その後のクレジットカード審査でも不利になってしまいます。