カードローンの繰り上げ返済のやり方は?メリットやコツを徹底解説!
あなたはカードローンの繰り上げ返済の正しいやり方を知っていますか?
知らないままだと、お得な借り入れのチャンスを逃してしまうかもしれません。
繰り上げ返済を活用することで、総返済額が大幅に減少し、賢く借り入れることができます。
本記事では、繰り上げ返済の方法やメリット、失敗しないためのコツを詳しく解説!
ぜひ、参考にしてください!
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カードローンの繰り上げ返済とは?一括返済との違いも解説
カードローンの繰り上げ返済とは、毎月支払っている返済額とは別に、借入額の一部を前倒しで早く返済する方法のことです。
1か月の借入残高が10万円であれば、約定返済額は4,000円となり、当月は最低4,000円の返済が求められます。
この約定返済額とは別に返済するのが繰り上げ返済。
たとえば、7,000円を返済すれば「7,000円-4,000円=3,000円」となり、3,000円分の繰り上げ返済をしたことになります。
また、返済期間以外に7,000円を返済したケースだと、7,000円すべてが繰り上げ返済の対象です。
カードローンの場合、約定返済額は借入残高によって変化します。
たとえば、「プロミス」の場合であれば、以下のとおりです。
一括返済との違いも確認しておこう
一括返済とは、借入残高を一括で全額返済する方法のことです。
借入金がすべて清算されるため、今後の返済義務がなくなります。
一括返済の最大の利点は、早期に完済できることです。
将来的な利息の負担を大幅に減少させることが可能。
特に、長期間にわたって利息を支払うことを避けたい方にとって、一括返済は非常に有効な手段ですね。
繰り返し返済する手間も省けます。
ボーナスが入ったり、予想外の収入があった場合など、お金に余裕が出てきたタイミングで一括返済を検討するのが理想です。
カードローンの繰り上げ返済のやり方5選
ここでは、カードローンの繰り上げ返済の方法について解説しています。
▼カードローンの繰り上げ返済のおもな方法は以下の5つです。
①インターネット返済
インターネット返済はインターネットバンキングを利用して行う返済方法のこと。
手数料無料で素早く返済できるのが特徴です。
カードローン会社によっては、24時間365日リアルタイムで返済できることもあります。
返済できる金額は1円単位です。
-
カードローン会社の会員サイトにログイン
-
インターネット返済を選択して手続する
②ATM
カードローン会社のATMや提携ATMでは、専用のカードを使って繰り上げ返済が可能です。
カードローン会社のATMでは、基本的に手数料は無料。
コンビニや銀行などの提携ATMでは手数料がかかる場合があるため、注意が必要です。
返済できる金額は、基本1,000円単位になります。
-
ATMにローンカードを挿入
-
ご返済(入金)を選択して手続する
③店頭窓口
カードローン会社によっては、店頭窓口で繰り上げ返済できる場合もあります。
店頭窓口での繰り上げ返済は手数料が無料です。
ただし、窓口の営業時間は18時頃までが一般的で、土日祝日は休業日となることが多いため、事前に確認しておきましょう。
返済できる金額は1円単位です。
-
カードローン会社の店頭窓口に来店
-
返済したいと伝え、返済金額を支払う
④銀行振込
カードローン会社の専用口座に銀行振込で繰り上げ返済できる場合も多くあります。
1円単位で返済できるものの、振込手数料は自己負担となることがほとんどなので、事前に確認しておきましょう。
-
カードローン会社の会員サイトで返済口座の口座番号を確認
-
銀行の会員サイトやATM等から振込手続をする
⑤コンビニ
カードローン会社によっては、コンビニの「マルチメディア端末」で繰り上げ返済できる場合もあります。
例えば、プロミスなら「Famiポート」から返済が可能。
マルチメディア端末の繰り上げ返済は手数料無料で、レジで支払いをするため1円単位で返済できます。
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「金融サービス/国際送金など」を選択
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「借入金のご返済」を選択
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「プロミス」を選択
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Famiポートにプロミスのカードを挿入し、暗証番号を入力
-
返済金額を入力
-
Famiポートより発券される「申込券」を受取る
-
申込券を受取った後、30分以内にレジで支払
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カードローンの繰り上げ返済で失敗しない4つのコツ
カードローン繰り上げ返済で失敗しないための4つのコツを紹介します!
「繰り上げ返済で失敗した!」という事態を避けるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
▼失敗しない4つのコツ
それでは順番に見ていきましょう。
①タイミングに注意する
繰り上げ返済をしても、約定返済が別途必要になることがあるので注意が必要です。
カードローンには返済期間が設定されており、期間外の返済はすべて繰り上げ返済として扱われます。
繰り上げ返済をしても約定返済する必要なケースを紹介
例えば、返済日が27日で、返済期間が15日前からの場合、返済期間は12日~27日となります。
12日~27日の間に繰り上げ返済を行えば問題ありません。
返済期間以外の日に返済した場合は、通常どおり約定返済も必要となるので注意しましょう。
繰り上げ返済をしない方がいいパターン
経済的に苦しいときや、近々まとまったお金が必要になるタイミングでは行うべきではありません。
具体的なケースは以下のとおりです。
- 結婚式のご祝儀や旅行など、お金が必要なイベントを控えている場合
- 転職を検討している場合
- 生活が苦しいため、借り入れをしている場合
例に挙げたタイミングにある人は、繰り上げ返済はおすすめできません。
返済後に生活が苦しくなるか、または用事に影響が出る可能性を十分に考えてから繰り上げ返済を行うようにしましょう。
返済方法を「口座振替」にしている人は「引き落とし」に注意
返済方法を「口座振替」にしている人は、繰り上げ返済をいつ行っても、返済日に引落としがあるので要注意です。
返済日の引落とし以外の返済は、すべて繰り上げ返済として扱われます。
そのため、繰り上げ返済を行っても、返済日には自動的に約定返済額が口座から引き落とされることを理解しておきましょう。
②経済的な余裕があるか確認する
繰り上げ返済を行う際は、経済的な余裕があるかしっかり確認しましょう。
経済的に余裕のない状態での繰り上げ返済は、生活費や他の大切な支払いに影響を及ぼすリスクがあります。
資金の余裕を十分に確認し、問題がないと確信できたときだけ行うことが大切です。
③手数料のかからない返済方法を選ぶ
繰り上げ返済する際は手数料のかからない返済方法を選ぶのも大事です。
手数料が発生すると余計な費用になるので、手数料が発生しない次のような返済方法を選択しましょう。
-
インターネット返済
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カードローン会社のATM
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店舗窓口
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コンビニのマルチメディア端末
④ 約定返済は必須であることを覚えておく
繰り上げ返済をしたとしても、約定返済は毎月必ず払わなければなりません。
毎月決まった金額の返済は忘れないようにしましょう。
繰り上げ返済をしたからといって、約定返済が完了していない場合は「延滞」とみなされる可能性があります。
これにより、利用状況に影響が出て信用を失うリスクがあるため、注意が必要です。
繰り上げ返済は、約定返済が完了してから行いましょう。
カードローンの繰り上げ返済のメリット5つ
カードローンの繰り上げ返済には、次の5つのメリットがあります。
▼5つのメリット
メリットを理解しておくことで、繰り上げ返済が自分にとって最適な選択かどうかを判断しやすくなりますよ。
①利息額を削減できる
繰り上げ返済で利息額を削減できます。
返済額が増えるので、元金の減りが早くなり、利息も小さくなるためです。
例えば、20万円を金利18.0%で借入している場合、毎月の返済額が8,000円と10,000円では、利息や返済期間に次のような差が生まれます。
▼20万円を金利18.0%で借入した場合
毎月の返済額を2,000円増やすことで利息額を52,540円→39,554円と12,986円減らすことができますね。
②返済期間が短くなる
繰り上げ返済を行うことで、元金の減りが早くなり、はやくに返済することが可能です。
30万円を金利18.0%で借り入れている場合、毎月の返済額が11,000円と15,000円では、次のような差が生まれます。
▼30万円を金利18.0%で借入した場合
毎月の返済額を4,000円増やすと、返済期間を36回→24回と12回分減らすことが可能ということですね!
③総返済額を減らすことができる
繰り上げ返済をすれば利息額と返済期間が減るため、総返済額を減らすことが可能です。
例えば、10万円を金利18.0%で借入している場合、毎月の返済額が5,000円と8,000円では、返済期間や利息額に次のような違いが生じます。
▼10万円を金利18.0%で借入した場合
毎月の返済額を3,000円増加させることで、総返済額を19,772円から11,565円へと、8,207円も減らすことができるのです。
④精神的不安を軽減できる
繰り上げ返済をすれば、精神的不安の軽減にも繋がるでしょう。
返済を前倒しすることで、返済期間が短くなり、利息も軽減されるため、「返済しなければ!」という心理的プレッシャーから早く開放されますよね。
⑤優良顧客と判断されやすくなる
繰り上げ返済をすれば、優良顧客と判断されやすくなります。
お金に余裕があることを示し、返済能力が十分あると評価されやすいからです。
結果、借入限度額の増額や金利の引き下げなどの有利な提案が受けられるケースも。
経済的なメリットだけでなく、信用力を高める手段としても有効ですね。
カードローンの繰り上げ返済のデメリット3つ
カードローン繰り上げ返済には、次の3つのデメリットがあるので注意が必要です。
▼3つのデメリット
デメリットを理解しておかないと、「繰り上げ返済なんてしなければよかった…」と後悔することになりかねません。
①毎月の支払い負担が大きくなる
繰り上げ返済をすると返済額が増えるため、毎月の支払い負担が重くなります。
「生活費が不足する」「他の支払いに回せなくなる」といった問題が発生することも…
繰り上げ返済の前に、自分の資金状況をしっかり確認しておくことが大切です。
②約定返済日には必ず返済が必要
繰り上げ返済をしても、約定返済日には必ず返済が必要になります。
理由は、繰り上げ返済と約定返済日は別々に扱われるためです。
ただし、返済期間内に繰り上げ返済を行い、金額が約定返済額以上であれば、約定返済も完了したとみなされます。
次回の約定返済を行う必要がなくなることもあるんですね。
繰り上げ返済を行う際は、タイミングと金額に十分気を付けることが重要のようです。
③手数料が発生する場合がある
返済方法によっては、手数料が発生する場合があります。
例えば、提携ATMや銀行振込などの返済方法は注意してください。
手数料がかかると、その分だけ余計な出費となります。
繰り上げ返済が向いている人・向いていない人の特徴を解説!
ここからは繰り上げ返済が向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。
それでは、順番に見ていきます。
繰り上げ返済が向いている人
繰り上げ返済が向いている人の特徴は、主に以下の2つです。
-
金利が高いと感じている人
-
はやく完済したい人
繰り上げ返済は、通常の返済額よりも多く返済するため、利息を減らせてお得です。
毎月最低返済額のみを支払っていると、利息が高くなり、 総返済額が増えてしまいます。
そのため、金利に不満を感じている人には、繰り上げ返済が適しているでしょう。
また、繰り上げ返済をすることで、短期間での完済も可能になります。
「より早く返済して貯蓄を増やしたい」と考える人にも、繰り上げ返済はおすすめ。
これらの特徴に当てはまる方は、無理のない範囲での繰り上げ返済を検討しましょう。
繰り上げ返済が向いていない人
経済的に余裕がない人には、繰り上げ返済は不向きです。
急な出費に対応できなくなったり、翌月の約定返済が支払えなくなるなど、さらに負担が増える可能性があります。
経済的に余裕がない人の場合は、繰り上げ返済は避け、まずは約定返済額をしっかりと支払うことを優先しましょう。
カードローンの繰り上げ返済のシミュレーション
ここでは、カードローンの繰り上げ返済についてシミュレーションを行います。
今回は「プロミス」を例に、返済期間、利息額、総返済額の3つのポイントを詳しく検討してみました。
「繰り上げ返済をすると、利息や返済期間はどう変わるのか?」という疑問に対する解決の手助けとなるデータを提供します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
▼借入額10万円・金利17.8%のケース
▼借入額30万円・金利17.8%のケース
▼借入額50万円・金利17.8%のケース
約定返済額よりも多く返済すると、利息額が大幅に減少することがわかりますね。
\お申し込みはこちら/
カードローンの繰り上げ返済はメリットやデメリットを理解してから利用しよう
カードローンの繰り上げ返済は、返済期間、利息額、総返済額を減少させるのに非常に効果的です。
お金に余裕があるときは、積極的に繰り上げ返済を実行することをおすすめします。
ただし、繰り上げ返済を行う前には、必ずメリットとデメリットをしっかりと確認しておきましょう。
メリットとデメリットを比較し、メリットがデメリットを上回ると判断できた場合のみ、繰り上げ返済を実行するようにしてください。
カードローン繰り上げ返済に対するQ&A3つ
カードローン繰り上げ返済に関する、よくある質問を3つ紹介します。
①繰り上げ返済は何回までできる?
カードローンの繰り上げ返済は、基本的に回数に制限はありません。
②繰り上げ返済後に、借り入れを繰り返すと利息はどうなる?
繰り上げ返済を行った後に新たに借り入れをすると、借入残高が再び増加することに。
このため、返済すべき総額が増え、今後の利息負担も大きくなります。
③複数の借入先がある場合、どの借入を優先して繰り上げ返済すべき?
まず、金利が高い借入を優先することが重要です。
高金利の借入を先に返済することで、利息負担を減らすことができます。
次に、残高が少ない借入を選ぶのも良い方法です。
残高が少ない借入を先に完済することで、早期に借入を減らし、精神的な負担を軽くできますよ。