【第7回】Powershares 100 Trust Series1 (PowerShares QQQ) - ETF
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【第7回】
Powershares 100 Trust Series1 (PowerShares QQQ)
Powershares 100 Trust Series1(パワーシェアーズ 100 トラスト・シリーズ1)は、NASDAQ 100指数に連動する投資成果を目指すETFで、一般に「PowerShares QQQ」と呼ばれています。以前はNASDAQ-100 Index Tracking Stockというファンド名で、ティッカーシンボルがQQQであったことから、Qubes(キューブス)というニックネームが付いています。Powershares 100 Trust Series1は米国ナスダック(NASDAQ)に上場(上場日:1999年3月4日)しており、現在のティッカーシンボルはQQQQです。運用会社はインベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(Invesco PowerShares Capital Management LLC)。
Powershares 100 Trust Series1が連動の対象とするNASDAQ100指数は、ナスダックに上場している銘柄で、米国企業と海外の非金融銘柄のうち、時価総額が最も大きい100銘柄で構成されています。Powershares 100 Trust Series1も、ベンチマークを構成する100銘柄をほぼ同じ構成比率で組み入れています。NASDAQ100指数の2000年以降の動向を見ると、次のグラフのように2000年後半からのITバブル崩壊により大きく下落し、その後も低迷が続いてきましたが、リーマンショック後の2009年3月9日に1043.87の安値を付けて以降、穏やかな回復傾向にあります。
Powershares 100 Trust Series1は、米国で最も活発に売買されているETFの一つです。実際に、AAII(全米個人投資家協会)のデータによると、株式を投資対象とする米国のETFの中で、日ベースの平均売買高では、SPDR S&P500 ETF(SPY)、Select Sector SPDR Fund ? Financial(XLF)に次いでPowershares 100 Trust Series1が第三位に位置しています。
経費率について見ると、米国のETFの中で最も経費率が低いのはiShares S&P 500 Index Fundなどで、その経費率は年間0.09%ですが、Powershares 100 Trust Series1の年間経費率も0.20%と低く、次の表のように、米国のETFの中で5番目に低く、株式ETFの平均年間経費率の約0.56%の半分以下です。
Powershares 100 Trust Series1の日本での取り扱い会社は、野村證券、楽天証券、日興コーディアル証券などで行なわれています。
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監修者:菅原 良介
編集者:K-ZONE money編集部