おまとめローンは審査が厳しいと聞いていたけど、即日利用が受けられてありがたかったです。銀行からの借り入れが対象外なのが残念。
5分でわかる!おまとめローンのデメリットは?対処法から注意点まで徹底解説
おまとめローンにもデメリットはあり、知らずに申し込んだ場合、返済額が増えるリスクもあります。
この記事では、おまとめローンのデメリットや審査に落ちた時の対処法について徹底解説していきます。
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おまとめローンとは?
おまとめローンは借入を一本化するためのローンです。複数社からの借入をまとめることで金利が下がり、返済負担を減らせます。
しかし、思わぬデメリットもあるため要注意。金利が上がって返済負担が増え、逆に苦しい状況に追い込まれることもあります。
おまとめローンの活用例
たとえば、金利年18%の消費者金融3社から計240万円、各社から80万円ずつ借り入れしている場合、おまとめローンを活用すると以下のように返済負担を減らせます。
※おまとめローンの適用金利は年7.7%と想定
※毎月の返済額は、さらに少額にも設定可能
このようにおまとめローンを活用すれば、560,500円の利息を減らせます。
また、ケースによっては毎月の返済額と合計支払利息額の両方を節約することも可能です。
さらに、複数の借入先を一つにまとめることで返済額を自分のペースに合わせられるので「借入先が増えすぎて延滞してしまいそう」といった人にも大きなメリットがあります。
おまとめローンを利用する際の3つのデメリットと対処法
おまとめローンには以下のようなデメリットもあるため、慎重に利用を検討しましょう。
①審査が厳しい
おまとめローンは多重債務を抱えている前提で利用するローンですので、審査が厳しい傾向にあります。また、申込履歴は信用情報機関に記録されるため、おまとめローンに落ちると当面カードローンの利用も難しくなります。
以下のように、審査落ちへの対策を立てておきましょう。
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正しい情報を入力する
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できるだけ借入件数を減らしておく
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利用中の金融機関に申し込む
②追加融資を受けられない
おまとめローンはあくまで多重債務の完済を目的としたローンのため、追加融資は受けられません。万が一資金が必要になった場合でも、追加融資は受けられず、おまとめローンで借入している時点でカードローン等の審査にも通りにくいです。
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カードローン各社が提供している「返済シミュレーション」を利用して返済プランを立てておく。
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消費者金融は避け銀行が取り扱う商品を検討する。
毎月の返済額を入力し、返済期間が長くなりすぎるなら少し借入件数を減らすなどしてから申し込みましょう。
③逆に金利が高くなることもある
おまとめローンで金利が下がるとは限りません。うっかり借入前よりも高金利なおまとめローンに申し込んでしまうと、逆に返済負担が増えて苦しむことになります。
なお、返済負担を増やしたくないなら低金利な銀行カードローンが最適。特に「楽天銀行スーパーローン」は金利が低く、楽天ポイントを受け取れるためおすすめです。
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金利や返済額、利息のメリットを確認しておく。
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低金利な銀行カードローンに申し込む。
楽天銀行スーパーローン公式サイト
デメリットを紹介したうえで次はおすすめのおまとめローンについて紹介していきます。
おすすめのおまとめローン5選
これからおまとめローンに申し込む方は、以下の4社から検討するのがおすすめです。
アイフルは、通常のカードローンだと審査や融資は早いですが、おまとめローンの場合は時間が慎重に審査が行われ、時間がかかることをおさえておきましょう。
プロミスおまとめローン
プロミスのおまとめローンでは、申し込みから契約まで自動契約機を利用すると、最短即日融資も可能です。
返済専用のローンであり、借り換え目的での利用はできません。また銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠利用分は、おまとめの対象外です。
大手消費者金融のなかでは金利が比較的低い点も魅力です。
プロミスの口コミを紹介
プロミスでは融資スピードに定評があるようです。銀行カードローンはおまとめ対象外である点に注意しましょう。
銀行カードローンもおまとめしたい人は次に紹介するアイフルに申し込むのも一つの手です。
アイフル おまとめMAX
周囲に借入を知られたくない場合におすすめ。職場への電話や郵送物をなしにできるため、家族や職場に知られるリスクを最小限に抑えられます。
アイフルの口コミを紹介
アイフルは融資スピードの早さが売りです。ほとんど待たずに借入できたという口コミが多く見られました。
アイフルおまとめローン 公式サイト
楽天銀行スーパーローン|楽天会員ランクによって審査優遇される
楽天会員ランクに応じて審査が優遇されるため、楽天のサービスを利用している方は融資を受けやすいのが利点です。
また、カードローンなので途中で追加融資を受けられます。楽天会員や金利を下げたい方は、ぜひ楽天銀行スーパーローンに申し込みましょう。
楽天銀行スーパーローン公式サイト
オリックスVIPフリーローン|融資限度額が800万円と大きい
ある程度収入に余裕がある方におすすめ。年収400万円以上でないと借入できませんが、利用限度額が高く多額の借入でもまとめやすいのがメリットです。
また、ネットから気軽に契約できます。ある程度収入があり、多額の借入をしているならぜひ利用を検討しましょう。
オリックスクレジット VIPフリーローン 公式サイト
おまとめローンを利用する際の2つのメリット
おまとめローンを利用する前に、メリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。まずは以下のメリットについて解説します。
①金利が下がる
上限金利は法律で決まっています。おまとめローンで借入をまとめれば、金利が下がることもあります。
たとえば50万円を2社から借入するより、100万円を1社から借入する方が上限金利は低くなります。少額を複数社から借入しているなら、おまとめローンを利用する価値はあるでしょう。
②返済の手間を減らせる
複数社から借入していると、いくら借入していくら利息を支払っているのか把握しづらくなりますし、返済にも手間がかかります。借入をまとめれば残りの返済額がわかりやすくなる上、返済忘れで個人信用情報に傷がつくリスクも減らせますよ。
特に、3〜4社以上から借入している方は返済状況を把握できていない可能性が高いため、積極的におまとめローンの利用を検討しましょう。
おまとめローンを完済できなかった時のリスクも考慮しよう
おまとめローンを返済できなくなった場合のリスクも考えておきましょう。途中で返済できなくなり、滞納したり債務整理で清算したりした場合、ブラックリストに載ってしまいます。
ブラックリストに載ると、具体的には次のようなリスクがあります。
- 新たに借入できなくなる
- クレジットカードが使えなくなる
- ローンを組めなくなる
- 借金の保証人になれなくなる
非常にリスクが大きいため、きちんと返済できるかどうかしっかり検討しましょう。
おまとめローンを選ぶ3つのポイント
おまとめローン選びで失敗しないためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
①金利
おまとめローンでは金利が非常に重要です。借入をまとめても、金利が上がると逆に返済負担が増えてしまいます。
おまとめローンを選ぶときは、必ず借入前・借入後の金利を比較し、返済負担が減るか確認することが大切です。
②提供している金融機関
おまとめローンには主に以下の2種類があります。
- 銀行
- 消費者金融
銀行は金利が低い分、審査が厳しい傾向にあります。消費者金融は融資が早く銀行よりも融資を受けやすいですが、金利が高いため返済負担が減らないケースも考えられます。
収入に余裕があり審査に通る自信があるなら銀行、そうでないなら消費者金融を検討しましょう。
③まとめられる対象
まとめられる対象も重要です。消費者金融のおまとめローンは、以下のような貸金業者からの借入しかまとめられません。
- 消費者金融カードローン
- クレジットカードのキャッシング
また、リボ払いはおまとめローンでまとめられないため注意です。借金の大部分がリボ払いの場合、おまとめローン以外の解決方法を考える必要があるでしょう。
おまとめローンの審査に落ちた時の3つの対処法
おまとめローンの審査に落ちてしまった方は、以下の方法で対処しましょう。
①生活サポート基金に相談する
信用情報に問題がある場合は、まずおまとめローンの審査に通りません。この場合、生活サポート基金に相談してみましょう。
生活サポート基金は、個人の生活再生を目的に運営している一般社団法人で、多重債務者や債務整理などでブラックリストに入った方にも貸付しています。ただし保証人を立てる必要があり、金利も特別低いわけではありません。
②減免制度を利用する
コロナウイルスで収入が減少した場合、特例措置として年金や国民保険料が免除または減額されます。通常の減免と違い、簡易な手続きで済ませられるのが利点。
減免できる額は状況により、前年の所得に応じて20〜100%です。役所の社会福祉課に相談に行き、申請手続きをしてみましょう。ただし、年金は免除された分将来の支給額が減ってしまうため注意してください。
③身内にお金を借りる
どうにもならない場合は、家族や友人に相談するのも手です。返済に苦しんでいることを話せば、ある程度援助を受けられる可能性があります。
身内からの借入であれば利息がかからない上に、ブラックリストに載ってしまうリスクもありません。ただし、信用を失ってしまうリスクもあるため、身内であっても必ず借用書を書きましょう。
おまとめローンが利用できない時は債務整理も検討しよう
債務整理とは、借金を唯一合法的に解決する手段です。デメリットも大きいですが、おまとめローンを利用できない場合は検討してみましょう。
この項では、債務整理の種類とデメリットについて解説します。
①手続きの種類
一言で債務整理と言っても、主に以下3つの手続きに分けられます。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
任意整理は借金の元本部分しか減らせませんが、債務整理する対象を選べるため住宅ローン返済中でも自宅を残せます。個人再生や自己破産は全て債務整理する必要がありますが、元本を減額・免除できます。
法律の素人が最適な手続きを選択するのは難しいため、まずは弁護士に相談してみましょう。
②デメリット
債務整理は借金を減額・免除できますが当然リスクもあり、具体的には次のようなデメリットがあります。
- 手続きには費用がかかる
- ブラックリストに載る
- 資格制限等を受けるケースもある
債務整理の手続きには数十万円単位で費用がかかります。後払いや分割払いに対応してもらえるケースも多いですが、手続き完了後も支払いが残ることは留意しておきたいですね。
また、どの手続きでもブラックリストに載ってしまうことは変わりません。自己破産の場合、資格制限や一部財産の差し押さえなどのリスクもあるため、きちんと弁護士から説明を聞いた上で手続きを決定しましょう。
おまとめローンには意外なデメリットもある!慎重に検討した上で申し込もう
おまとめローンにはデメリットもあります。借入後は追加融資を受けられず、場合によっては金利が高くなるケースもあります。
多重債務を抱えているからとすぐおまとめローンに申し込むのではなく、デメリットを把握し、さらに返済計画を立てた上で申し込みましょう。
▼おすすめおまとめローン
- アイフル おまとめMAXアイフル
- 楽天銀行スーパーローン
- オリックスVIPフリーローン
おまとめローンには、メリット・デメリット両方が存在するからこそ、しっかり理解したうえで借り換え前にシュミレーションをしておくことが重要です。