ブラックな個人事業主でも借りれるビジネスローン!ブラックOKの他の資金調達方法も
個人事業は追い風が吹くことも、時には大きな壁が立ちはだかることもありますよね。そんな場合に備えて、お金を借りる方法を知っておけば、いざというとき役立つこと間違いないでしょう。
この記事では、個人事業主がお金を借りる方法7選を紹介していきます。また、個人事業主だけに適用される保険や税金の猶予制度や借りる際の注意点も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
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まずはブラックかどうか確認しよう!
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ブラックだったら、ブラックでも借りれる可能性のある独自審査のカードローンがおすすめ
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ブラックじゃないならプロミスの自営者カードローンに申込もう!
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ブラックな個人事業主でも事業者ローンで借りられるの?
ブラックな個人事業主でもビジネスローンを借りれる可能性はあります。
そもそも、ブラックとは個人信用情報に金融事故の記録があることです。
例えば、過去にローンの返済を61日以上の長期延滞していたり、債務整理や代位弁済をしていたりする人は、俗に「ブラック」といわれます。
クレジットカードやカードローンの利用履歴といった個人信用情報は、信用情報機関に一定期間記録されていて、ローンの審査の際には必ず確認されて信用情報が評価されます。
ビジネスローンの審査は信用情報が重要ですが、事業の業績や財務状況および資金用途も評価しています。
そのため、信用情報に問題があるブラックでも、業績や資金用途を加味して返済能力が認められればお金を借りられる可能性はあります。
ただし、ブラックだと銀行や大手消費者金融の機械的な審査でほとんどがはじかれてしまうのが実情です。そこで、機械的な審査ではない独自審査のビジネスローンに申し込むのがおすすめです。
機械的な足きりがないため、融資を受けられる可能生が大手より高いビジネスローンです。
赤字はブラックではない
赤字は、支出が収入を上回ってしまい会社の利益がマイナスになることで、上述のブラックとは異なります。
ブラックとは異なり信用情報の問題ではないため、赤字は銀行などの金融機関や大手消費者金融などの貸金業者から借りられる可能性が十分にあります。
ブラックOKの借入先を探す前にブラックかどうかをまずは確認しよう
ブラックでも借りれる可能性があるビジネスローンを紹介する前に、まずはブラックかどうかを個人信用情報機関に問い合わせて確認しましょう。
自分がブラックだと思い込んでいる方や、過去の金融事故の記録が既に消えているケースが多いためです。ブラックでなければ銀行や大手消費者金融に申し込む方が条件やサービスの良いので即日や低金利など要望に合った借入先を探すことができます。
個人信用情報機関は、以下の3つです。
それぞれの開示請求方法を見ていきましょう。
①KSC
KSC(全国銀行個人信用情報センター)とは、銀行係の個人信用情報を管理している機関です。JBAや全銀協などと呼ばれることもあります。
KSCでは、郵送による開示請求を受け付けています。
具体的な開示請求手順は、次のとおりです。
- メールアドレスの登録
- 必要情報の入力
- 本人確認
- 手数料の支払い
- 開示結果のダウンロード
KSCの開示請求では、次のような書類が必要になります。
- 登録情報開示申込書
- 本人開示手続き利用券または1,000円分の定額小為替証書
- 本人確認資料
登録情報開示申込書はKSCのサイトからダウンロードできます。本人開示手続き利用券はコンビニで購入しましょう。
本人確認資料は、氏名と生年月日が確認できる資料が2種類必要です。
②JICC
JICCは、消費者金融や銀行、クレジットカード会社など多くの金融機関が加盟している個人信用情報機関です。
JICCの開示請求は、窓口・スマートフォン・郵送の3種類が用意されています。
スマートフォンによる開示手続きなら、便利でスピーディーに利用できるのでおすすめです。
具体的な開示請求手順は、次のとおりです。
- アプリのダウンロード
- 本人認証
- 必要情報の入力
- 手数料の支払い
- 開示結果の受け取り
開示請求には専用アプリのインストールが必須なので、次のリンクから取得してください。
支払い方法はクレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済の3種類です。
③CIC
CICは、クレジットカード会社の共同出資によって設立された個人信用情報機関です。主に消費者金融やクレジットカードの利用に関する信用情報を管理しています。
CICでは、インターネット・郵送・窓口の3種類の開示請求方法が用意されています。
開示請求の手順は、次のとおりです。
- 利用環境や支払い方法の確認
- 受付番号の取得
- 認証コードの取得
- 必要事項の入力
- 手数料の支払い
- 開示結果の表示
CICでは、一部インターネット環境だと開示請求ができません。
また、支払い方法はクレジットカード、およびキャリア決済のみです。いずれも使えない場合は決済できず、請求できない点に注意してください。
プロミス 公式サイト
個人事業主でブラックだった人は独自審査のビジネスローンがおすすめ
セゾンファンデックス
セゾンファンデックスのビジネスローンは「個人事業主向けカードローン」と「事業者向け不動産担保ローン」の2種類があります。
どちらもブラックの個人事業主が借りれる可能性があるのでそれぞれ紹介していきます。
セゾンファンデックスの個人事業主向けカードローン
セゾンファンデックスは一般向けのカードローンで5chやyahoo知恵袋などでブラックでも借りれた口コミが複数見られるため、個人事業主向けカードローンも他社とは審査基準が異なる独自審査である可能性があります。
事業規模が小さくても借入できたり、青色申告をしたことで事業資金を調達した事例などを紹介しており、審査も銀行ほど厳しくないと考えられます。
即日融資に対応な上、繰り返し使えるため、銀行融資までのつなぎや急な出費の補填など臨機応変に対応できます。
不動産担保などがない場合は、セゾンファンデックスの個人事業主向けカードローンに申し込んでみてはいかがでしょうか。
個人:
セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローン
セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンは、公式サイトで以下のような記載があります。
銀行とは異なる審査基準で 不動産担保力を重視 最短3営業日でスピード審査
このように独自審査を明言しており、不動産担保力を重視しているため、ブラックであっても不動産の資産的価値が高ければお金を借りられる可能性あり。
また、セゾンファンデックスは債務超過でも借りれた事例、過去の返済滞納があっても借りれた事例、法人税滞納中でも資金調達した例など銀行や大手消費者金融では到底かりられない信用情報や返済能力でも借りられる事例を公表しています。
このことからも、不動産担保力をはじめとした信用情報以外の要素も加味した独自の審査基準があると考えられます。
資金繰りの状況が悪く他社で融資を断られた方や、ブラックな個人事業主もあきらめずに申し込んでみましょう。
オージェイ
オージェイは公式サイト以下の記載があり、独自審査と明言しているためブラックでも借りられる可能性があると考えられます。
弊社独自の情報網と長年積み重ねてきたデータにて審査いたします
また、オージェイは個人事業主でも借りられる幅広いローン商品を展開しているため、目的や現状の資産などに応じた借入方法を選択できます。
限度額も無担保が2,000万で他社と比べても高額で即日融資に対応できます。さらに有担保型なら1億円まで借入可能。
ファンドワン
ファンドワンは不動産と車を担保にできれば個人事業主でも申込可能なため、担保が用意できるのであればおすすめです。
不動産担保の場合、1億円まで借入可能で高額融資にも関わらず保証人が不要なため、保証人になってくれる人を探さなくてよい点も魅力です。
また、診療報酬明細書、介護報酬明細書、調剤報酬明細書などの報酬債権を担保とする融資を行っているのが特徴で、介護事業や医療事業を行っている事業主にもおすすめです。報酬債権は回収の確度が高いため、比較的低金利で利用できる点が魅力です。
なお、法人のみを対象とする無担保ローンは、個人事業主は申込できない点には注意が必要です。
MRF
MRFは、他の融資がリスケ中でも相談が可能とあり、資金繰りが厳しい状況の個人事業主でも柔軟な独自審査を受けられる可能性あり。
MRFのビジネスローンは長期間元金据置プランの金利上限が9.9%と非常に低金利で借りられるのが魅力です。
また、有担保であれば最大3億円、無担保でも1,000万円と融資限度額が高く、まとまった事業資金が必要な方にぴったりです。
営業担当者の質を売りにしており、フィナンシャルプランナー、宅建、貸金業務取扱主任者資格合格者が融資を受ける中で事業や経営に関する提案を行っているため、親身に相談に乗ってほしい方にもおすすめです。
なお、不動産を担保にする場合に抵当権が必要になる点は注意が必要です。
デイリーキャッシング
デイリーキャッシングは電話、インターネット申し込みで全国に対応しているビジネスローンを提供しています。
融資可能額は5,000万円と無担保ローンの中でも最高峰の限度額ため、大きな事業の立ち上げ資金などを探している人におすすめです。
支払期間は最長30年まで設定可能なため、ゆとりをもった返済計画を立てることができます。
申し込みの際の必要書類に2期分の決算書が必要なので開業したての個人事業主の方は注意が必要です。
デイリーキャッシング 公式サイト
ユニーファイナンス
ユニーファイナンスも審査が柔軟といわれている事業者向けローンの1つです。
原則として無担保、連帯保証人不要のビジネスローンと、担保と連帯保証人が必要なスーパービジネスローンの2種類を提供しており、借入希望額や担保となる資産に応じたプランを選択できます。
ビジネスローンは最大200万円と少額融資で、個人事業主は連帯保証人不要で即日融資に対応しているため、すぐに事業資金が必要な方向けです。
スーパービジネスローンは100万円~1000万円までのまとまったお金が必要な方向けで、不動産や連帯保証人の審査などで融資までに時間がかかる点には注意が必要です。
ニチデン
ニチデンのビジネスローンは、最短即日融資に対応しており、担保を立てれば柔軟に審査してくれる可能性があるので、担保になる資産を所持している人にはおすすめです。
無担保の貸付も行っていますが、総量規制内の貸し付けになる可能性が高い点には注意が必要です。
また、融資対象が「大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県」と関西圏のため、関西圏にお住まいの方限定でおすすめのビジネスローンです。
Carent(キャレント)
Carentの事業者向けローンは、平日14時までの手続きで即日融資に対応してくれるため、いち早く借りたい方におすすめ
ネット申込であれば24時間365日申し込みでき、Webで完結させることができるのも、急いでいる方にはうれしいポイント。
なお、決算書以外にもCarentの所定の事業計画をはじめとする各種計画書の提出が必要なため、事前に準備しないと即日融資は難しい点には要注意です。
ブラックリストの個人事業主がビジネスローンの審査に通過しやすくなるコツ
個人事業主だと、収入が安定しないこともあり、審査に通れるか不安ですよね。ここからは、審査に通過しやすくなるコツを解説していきます。
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借入希望額は必要最小限にする
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借入先を1~2社に絞る
借入希望額は必要最小限にする
ブラックの状態を消すことはできませんが、ブラックの原因となる延滞や債務整理を現在進行形で行っている方は解消することが先決です。
現在進行形で延滞している人は俗に「スーパーブラック」などと呼ばれ、ブラック以上に信用情報の評価が悪いとされており、審査通過率がさらに低くなる可能性があるためです。
延滞などブラックの原因の状態を解消する
申し込み時に申告する借入限度額は、必要最低限の金額を希望することがブラックでも審査に通過するためには重要です。
限度額を大きくすると、それだけ借りられる金額も大きくなるため、滞納されたり、未払いのリスクが高くなるため、審査も慎重になってしまいます。
借り入れ希望額を最小にするためにも、事業計画の見直しなどで金繰りを改善させましょう。不要な支出を減らすことは借入するかどうかに関わらず重要です。
借入先を1~2社に絞る
ブラックな個人事業主が事業用ローンに申し込む際には、申し込み先を1社~3社に抑えましょう。
複数の申し込み履歴は、信用情報に残ってしまい、俗にいう「申込ブラック」の状態になって、審査通過率が下がってしまうためです。やみくもに短期間で何社も申し込んでもかえって逆効果になってします。
ビジネスローンの申し込みの際には、事前に融資条件、審査条件、口コミなどで十分に借入先を吟味して2、3社ほど候補を挙げておきましょう。
ブラックの個人事業主がお金を借りる3つの注意点
個人事業主がお金を借りるときは、以下の3点に注意しましょう。
- 法人ローンは使えない
- 事業年数が短いと審査が難しい
- 収入証明書が必要になる
それぞれ詳しく解説します。
①個人事業主は法人ローンは使えない
事業者向けのローンは貸付対象を法人のみとしている「法人ローン」がありますが、個人事業主は利用できません。
貸付対象に個人事業主やフリーランスが含まれていることはあらかじめ確認しておきましょう。
編集部:横山のコメント
プロミスなどのビジネスローンであれば、個人事業主でも問題なく借入できるためおすすめです。
②事業年数が短いと審査が難しい
個人事業主が借入するとき、重要なポイントが事業年数です。
事業が長く続いていれば、それだけ資金繰りが安定していて貸し倒れリスクが低いと判断されるため、融資を受けやすくなります。
金融機関によっては、融資の条件に事業年数を提示しているケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
編集部:横山のコメント
事業年数が短い場合は、信用金庫などの融資手段を検討した方が良いです。
③収入証明書が必要になる
個人事業主は、会社員と違って収入の証明が少し面倒です。
ビジネスローンにしても公的融資にしても、税務署の受領印付きの確定申告書や青色申告決算書の控えなどの「収入証明書類」が必要になります。
これらの控えが手元になければ請求手続きを行うことも可能ですが、発行に時間がかかることも考えられますので、早めに用意しておきましょう。
編集部:横山のコメント
ただ、収入証明書類は確定申告の際に作成するものですので、事業を立ち上げたばかりだと借入の難易度は上がります。
【ブラックOK】個人事業主が資金を調達する方法
ブラックな個人事業主がビジネスローン以外から資金を調達する方法は以下です。
カードローン
カードローンは、担保や保証人なしで借入できる方法です。
限度額が設定されており、その範囲内であれば何度でもお金を借りられます。融資までのスピードも早いため、小回りが効いて便利なサービスです。
事業用途の借入は認められていないため、事業と関係のない生活資金のための借入にはおすすめです。
編集部:横山のコメント
ただし限度額が少ないため、あまり事業資金には向きません。事業用で借りるにしても、銀行や信用金庫でお金を借りられない方向けの商品だと言えるでしょう。
ブラックでも審査に通る可能性があるカードローンは以下の記事で紹介しています。
公的融資
日本政策金融公庫は、財務省管轄の国が運営する金融機関のため、事業者を非営利でサポートしています。
そのため、ビジネスローンよりも低金利で融資を受けられます。ビジネスローンよりも審査が厳しいですが、事業の将来性などが認められれば審査を受けられる可能性があります。
個人事業主が使える制度は、主に以下の3つです。
「新規開業資金・新創業融資」では、新しく事業を始めるための資金を借入できます。
「マル経融資」では、設備や取引先に支払うお金など、事業経営に必要な資金を調達可能です。
編集部:横山のコメント
金利は低いですが、ビジネスローンなどよりも厳しく審査が行われるため、経営状況によっては却下されてしまうかもしれません。
ファクタリング
ファクタリングは、売掛債権(未回収の売上金)をファクタリング会社に売却することで、資金を即座に調達する手法です。企業が取引先からの支払いを待つことなく資金を得ることができます。
ファクタリングのメリットは、借入ではないため負債として計上されません。また、審査も取引先の信用情報で行われるため、*自社の財務状況は考慮されません。そのためブラックでも赤字でも資金を調達できる点もメリットです。
一方、ファクタリングは借入ではないため、資金を得たタイミングで手数料5%~20%程度の手数料が引かれます。特に即日の現金化を希望する場合は手数料が高くなる傾向にあるため、ビジネスローンなどの借入よりも結果的に高くつくケースもあり、注意が必要です。
ファクタリングの注意点として、ファクタリングは金融庁からの認可を受けていない業者が、ファクタリングを装って高額の貸付けを行う闇金業者の被害例が金融庁から報告されています。
ファクタリングに申し込む場合は、下調べをして実績や信用力のある企業を選びましょう。
編集部:横山のコメント
ただし、ファクタリングを行うと手数料分だけ受取額が少なくなるため、多用するのはおすすめできません。
クラウドファンディング
やや特殊ですが、クラウドファンディングで資金調達することも可能です。
クラウドファンディングでは、新しい商品やサービスなどを「プロジェクト」として一般公開し、出資者を募ります。
プロジェクトに共感してもらえなければ出資者は集まらないため、再現性は低めですが、上手くいけば大きな資金を集められます。
クラウドファンディングを始めるなら、主に以下のような業者が候補になるでしょう。
- CAMPFIRE
- Readyfor
- Makuake
各サービスの特徴を簡単に見ていきましょう。
CAMPFIRE
「CAMPFIRE」は、国内クラウドファンディングサイトの中で支援者数No.1を誇るサービス。
通常のクラウドファンディングから不動産まで、目的に応じてさまざまなプラットフォームを展開しています。
気になる方はCAMPFIRE公式サイトをチェックしてください
Readyfor
「Readyfor」は社会貢献を中心としたプロジェクトが多いです。
運営スタッフがしっかりサポートしてくれるため、クラウドファンディングの経験が少ない方でも問題ありません。
気になる方はReadyfor公式サイトをチェックしてください
Makuake
「Makuake」は、新しい物作りやサービスを応援できるサイトとして人気を集めています。
ガジェット系に強いのが特徴ですが、ほかにもさまざまなプロジェクトでの資金調達に利用されています。
気になる方はMakuake公式サイトをチェックしてください
コロナ禍で苦しいブラックな個人事業主には助成金がある
コロナ禍で経営が苦しくなっている個人事業主の方は、次のような助成金もぜひ活用しましょう。
- 事業復活支援金
- 住居確保給付金
- 生活困窮者自立支援制度
申請しなければ給付は受けられませんので、それぞれ詳しく解説します。
①事業復活支援金
事業復活支援金は、コロナ禍で売上が減少した事業者を対象とした制度です。
個人事業主の場合、最大50万円が給付されます。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- コロナ禍の影響を受けた
- 収入が一定以上下がっている
収入減についてですが、2021年11月〜2022年3月のいずれかの月の売上高が、以前よりも30〜50%未満減少した事業者が対象となります。
②住居確保給付金
住居確保給付金は、職をなくしたことで住居を失う、または失う恐れのある人を対象とした制度です。
住居を確保するため、原則3ヶ月分の家賃相当額が口座に振り込まれます。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- 離職や廃業から2年以内
- 世帯収入の合計が市町村民税が非課税となる額の1/12、または家賃の合計額以下
- 世帯の預貯金合計額が基準額の6ヶ月分以下
- 求職活動を行っていること
給与等を得る機会が離職・廃業と同程度まで減少している方も対象になります。
③生活困窮者自立支援制度
生活困窮者自立支援制度は、緊急小口資金による特例給付が認められなかった方を対象とした制度です。
もし緊急小口資金を申し込んだのに認められなかった方は、ぜひ活用しましょう。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- 世帯収入の合計が市町村民税の非課税額の1/12以下、または生活保護の住宅扶助基準額以下
- 世帯の預貯金合計額が市町村民税の非課税額の6倍以下
- 求職活動を行っている、または就労が困難
支給額は次のようになります。
ブラックでお金に困っている個人事業主は保険や税金などの猶予制度も活用しよう
融資や給付金を受けても生活が苦しい場合は、以下の猶予制度も検討してみてください。
- 年金・保険料の減免
- 国税・地方税の納付猶予
- 水道光熱費の支払い猶予
①年金・保険料の減免
年金・健康保険料は、申請することで減免が認められます。
コロナが原因で減免する場合、通常よりも簡易な手続きで済ませられるため、ぜひ活用しましょう。
減免できる額は前年の所得に応じて変わり、支払うはずだった年金・保険料額の20〜100%です。前年の年収が300万円以下なら、全額免除になる可能性が高いでしょう。
編集部:横山のコメント
ただし、年金は免除された分、将来の支給額が減ってしまう点に留意しておいてください。
②国税・地方税の納付猶予
コロナ禍や災害など、やむを得ない理由によって納税が困難になった場合、猶予が認められることがあります。
猶予の対象となるのは、2020年2月以降、前年度の同じ時期と比べて収入が20%以上減少した人です。
編集部:横山のコメント
同じく、市税や固定資産税などの地方税でも猶予が認められますので、税務署や市区町村に問い合わせてみましょう。
③水道光熱費の支払い猶予
コロナの影響を受け、電気・ガス料金の支払い猶予が認められるようになりました。
対象者は、緊急小口資金や総合支援資金の貸付を受けた上で、さらに電気やガス料金の支払いが難しい方です。
編集部:横山のコメント
電力・ガス会社に申し出れば、支払いが一定期間延長されますので、生活が苦しければぜひ検討してみましょう。
ブラックな個人事業主がお金を借りるには独自審査のビジネスローンがおすすめ
個人事業主がお金を借りる方法はさまざまです。
ビジネスローンがもっとも手軽ですが、他にも公的融資や信用金庫などの手段もあります。
借入を考えている方は、以下の方法から試してみてください。
助成金や猶予制度などは、申請しないと受けられませんので、知識がないとダイレクトに損をしてしまいます。
病気や怪我などが原因で生活難に陥っているなら、使える制度はどんどん活用していきましょう。
よくある質問
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お金ない場合やブラックリストに載っていても借りられる?
お金がない人やブラックでも公的融資を利用すれば、借りられる場合があります。
ビジネスローンや銀行からの融資は、返済が可能かの審査があるため、借り入れは困難です。 -
審査が甘いビジネスローンはある?
審査が甘いものはありませんが、銀行や大手のビジネスローンとは審査基準が異なるビジネスローンはありますが、ビジネスローンや銀行の融資で審査が甘いものはありません。審査なしや甘いと謳うものは闇金の可能性があるため、注意して借入先を選びましょう。
編集部:横山のコメント
自分の信用情報は、CICやJICCといった信用情報機関に開示請求すれば、確認が可能です。その際、1,000円の手数料が発生するのでお忘れなく。