個人事業主がお金を借りる方法7選!ブラックリスト入りでも融資は受けられる?
個人事業は追い風が吹くことも、時には大きな壁が立ちはだかることもありますよね。そんな場合に備えて、お金を借りる方法を知っておけば、いざというとき役立つこと間違いないでしょう。
この記事では、個人事業主がお金を借りる方法7選を紹介していきます。また、個人事業主だけに適用される保険や税金の猶予制度や借りる際の注意点も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
-
個人事業主がお金を借りるなら
ビジネスローンがおすすめ! -
融資を受けても生活が厳しいなら
年金や保険料の減免制度を利用しよう -
カードローンとクレジットカードの機能を一体化したプロミスVisaカードがおすすめ!
個人事業主がお金を借りる方法7選
最初にビジネスローンを紹介しましたが、個人事業主がお金を借りるには、次のような方法があります。
- カードローン
- ビジネスローン
- 公的融資
- 銀行
- 信用金庫
- ファクタリング
- クラウドファンディング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①カードローン
カードローンは、担保や保証人なしで借入できる方法です。
限度額が設定されており、その範囲内であれば何度でもお金を借りられます。融資までのスピードも早いため、小回りが効いて便利なサービスです。
また、ビジネスローンと違って使途を問われないため、事業と関係のない生活資金などを目的に借入できます。
②ビジネスローン
ビジネスローンは、事業資金専用のローンです。
利用限度額の中から何度も借入できるなど、カードローンに近いですが、以下のような事業目的でないと使えません。
- 立ち上げ資金
- 設備投資資金
- 運転資金
使途が限られる代わりに、カードローンと違って「総量規制」の対象にならないため、年収の3分の1以上でも借入できます。
なお、一言でビジネスローンと言っても、提供している金融機関によって限度額や金利はまちまちです。
プロミスなどの消費者金融は融資が早い代わりに、金利が高くて限度額も低めです。
逆に、銀行は融資までに時間がかかりますが、金利は一回りほど低めに設定されています。
おすすめのビジネスローンは、以下で解説していますので参考にしてください。
③公的融資
日本政策金融公庫は、事業者を非営利でサポートしており、ビジネスローンよりも低金利で融資を受けられます。
個人事業主が使える制度は、主に以下の3つです。
「新規開業資金・新創業融資」では、新しく事業を始めるための資金を借入できます。
「マル経融資」では、設備や取引先に支払うお金など、事業経営に必要な資金を調達可能です。
編集部:横山のコメント
金利は低いですが、ビジネスローンなどよりも厳しく審査が行われるため、経営状況によっては却下されてしまうかもしれません。
④銀行
銀行はビジネスローンよりも低金利です。
しかし借入のハードルは高く、安定した経営状況であることが求められますし、決算書などさまざまな資料が必要になります。
事業が安定しており、なおかつ普段から銀行とお付き合いしていないと、融資を受けるのは難しいでしょう。
編集部:横山のコメント
もし長く利用している銀行があれば、融資してくれないか打診してみるのも手です。
⑤信用金庫
信用金庫は地域に密着した金融機関です。
一般的な銀行と違い、小規模な貸付をメインに行っているため、個人事業主でもお金を借りられる可能性があります。
銀行より金利は高めですが、ビジネスローンよりは低金利ですので、まずは信用金庫から借りられないか検討してみると良いでしょう。
⑥ファクタリング
売掛金があるなら、ファクタリングもひとつの手です。
ファクタリングとは、売掛金を専門業者に売却して、手数料が引かれた代金を受け取れる方法のこと。
取引先からの入金が遅くて、資金繰りが厳しい場面などでは役立つでしょう。
編集部:横山のコメント
ただし、ファクタリングを行うと手数料分だけ受取額が少なくなるため、多用するのはおすすめできません。
⑦クラウドファンディング
やや特殊ですが、クラウドファンディングで資金調達することも可能です。
クラウドファンディングでは、新しい商品やサービスなどを「プロジェクト」として一般公開し、出資者を募ります。
プロジェクトに共感してもらえなければ出資者は集まらないため、再現性は低めですが、上手くいけば大きな資金を集められます。
クラウドファンディングを始めるなら、主に以下のような業者が候補になるでしょう。
- CAMPFIRE
- Readyfor
- Makuake
各サービスの特徴を簡単に見ていきましょう。
CAMPFIRE
「CAMPFIRE」は、国内クラウドファンディングサイトの中で支援者数No.1を誇るサービス。
通常のクラウドファンディングから不動産まで、目的に応じてさまざまなプラットフォームを展開しています。
Readyfor
「Readyfor」は社会貢献を中心としたプロジェクトが多いです。
運営スタッフがしっかりサポートしてくれるため、クラウドファンディングの経験が少ない方でも問題ありません。
Makuake
「Makuake」は、新しい物作りやサービスを応援できるサイトとして人気を集めています。
ガジェット系に強いのが特徴ですが、ほかにもさまざまなプロジェクトでの資金調達に利用されています。
個人事業主がお金を借りるのに最適なビジネスローン3選
個人事業主がお金を借りるなら、ビジネスローンがおすすめです。
ビジネスローンは融資までが早く、銀行ほど融資のハードルが高くないため、幅広い人が利用できます。
特におすすめのローンは、以下の3社です。
- プロミス
- アイフル
- アコム
それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
①プロミス|金利が低く安く借りられる
もっともおすすめのビジネスローンは、プロミスです。
プロミスは融資が早く、さらにアコムやアイフルとは違い、プライベートの用途でも使えるのが利点です。
事業用に借りたものの、やはり生活にもお金が必要になったなどのシチュエーションで役立ちます。
編集部:横山のコメント
ビジネスローンで迷ったら、プロミスで間違いないでしょう。
プロミスの口コミを紹介
金融会社からキャッシングするのって怖いイメージがとてもあったので、レディースキャッシングで女性が対応してくれて対応も丁寧だと言うのを口コミで見て決めました。途中入力とかわからないところがありましたが優しく教えてくれたのでよかったです。
女性でも気軽に借り入れができるという口コミとオペレーターも同じ女性で親身に対応してくれると聞いたからです。
プロミスはこんな人におすすめ
プロミスは融資速度が優れており、事業以外にも資金を使えるため、ビジネスローンで迷っている方にもおすすめです。
\公式サイトはこちら/
プロミスVisaカード 公式サイト
②アイフル|融資までが早い
すぐに融資を受けたいならアイフルがおすすめです。
アイフルは、プロミスなど他の消費者金融と違って銀行傘下ではありません。その分融通が利きやすく、「審査を急いでほしい」などの要望にも応えてもらえます。
編集部:横山のコメント
事業資金がひっ迫していて、一刻も早くお金が必要な方は、ぜひアイフルに申し込みましょう。
\融資を急ぐならアイフル/
アイフルの口コミを紹介
申し込みをするとその10分後くらいに先ず電話がかかってきて、その電話の後30分くらいで審査結果のメールが届いたので、非常に迅速でした。
手続きがスムーズでとくに待たされる感覚を持たない程度で済みました。
アイフルはこんな人におすすめ
アイフルは融資スピードが早く、融通を利かせてくれやすいため、急いでお金が必要な方におすすめです。
\公式サイトはこちら/
③アコム|はじめての借入に!
はじめての借り入れならアコムがおすすめです。
アコムは新規契約数No.1のため、申し込めば借入できる可能性があります。
※2023 年 3 月期(2022 年 4 月~ 2023 年 3 月)における消費者向無担保貸付 / 消費者金融業態において(当社調べ)
また、通常のカードローンからビジネスローンに乗り換えできるのも特徴です。
編集部:横山のコメント
売上がなかなか上がらず、融資を受けられるか心配な方は、ぜひアコムに申し込みましょう。
\アコムの3秒診断をしてみよう!/
アコムの口コミを紹介
申し込みから審査結果が届くまで40分程でした。ネット申し込みで楽天銀行への入金だったので全てネット上で完結出来ました。
申し込みから借り入れまで 1時間ぐらいで 20万円借りることができました。申し込みに関しては分かりづらい部分などはなくすぐ融資していただいた感じでした。
アコムはこんな人におすすめ
アコムは「はじめてのアコム」というように一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が良いようです。借入に不安がある方は、アコムの3秒診断を利用してみましょう。3つ項目を入れるだけで診断可能ですよ。
\公式サイトはこちら/
ビジネスローンの審査に通過しやすくなるコツ
個人事業主だと、収入が安定しないこともあり、審査に通れるか不安ですよね。ここからは、審査に通過しやすくなるコツを解説していきます。
-
借入希望額は必要最小限にする
-
借入先を1~2社に絞る
①借入希望額は必要最小限にする
申し込み時に申告する借入限度額は、必要最低限の金額を希望しましょう。限度額を大きくすると、それだけ借りられる金額も大きくなるため、審査も慎重になってしまいます。
②借入先を1~2社に絞る
審査通過の可能性を高めたいからといってビジネスローンを何社も申し込むと、かえって逆効果です。複数の申し込み履歴は、審査時に必ずチェックされる信用情報に残り、審査に悪影響を与えます。
そのため、ビジネスローンの申し込みは、1社~2社に抑えましょう。
編集部:横山のコメント
自分の信用情報は、CICやJICCといった信用情報機関に開示請求すれば、確認が可能です。その際、1,000円の手数料が発生するのでお忘れなく。
個人事業主がお金を借りる3つの注意点
個人事業主がお金を借りるときは、以下の3点に注意しましょう。
- 法人ローンは使えない
- 事業年数が短いと審査が難しい
- 収入証明書が必要になる
それぞれ詳しく解説します。
①法人ローンは使えない
銀行には企業向けに提供されている「法人ローン」がありますが、個人事業主は利用できません。
その他のローンも、貸付対象が法人のみになっているケースもありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
編集部:横山のコメント
プロミスなどのビジネスローンであれば、個人事業主でも問題なく借入できるためおすすめです。
②事業年数が短いと審査が難しい
個人事業主が借入するとき、重要なポイントが事業年数です。
事業が長く続いていれば、それだけ収入が安定していて貸し倒れリスクが低いと判断されるため、融資を受けやすくなります。
金融機関によっては、融資の条件に事業年数を提示しているケースもあるため、よく確認しておきましょう。
編集部:横山のコメント
事業年数が短い場合は、信用金庫などの融資手段を検討した方が良いです。
③収入証明書が必要になる
個人事業主は、会社員と違って収入の証明が少し面倒です。
ビジネスローンにしても公的融資にしても、税務署の受領印付きの確定申告書や青色申告決算書の控えなどの「収入証明書類」が必要になります。
これらの控えが手元になければ請求手続きを行うことも可能ですが、発行に時間がかかることも考えられますので、早めに用意しておきましょう。
編集部:横山のコメント
ただ、収入証明書類は確定申告の際に作成するものですので、事業を立ち上げたばかりだと借入の難易度は上がります。
コロナ禍で苦しい個人事業主には助成金がある
コロナ禍で経営が苦しくなっている個人事業主の方は、次のような助成金もぜひ活用しましょう。
- 事業復活支援金
- 住居確保給付金
- 生活困窮者自立支援制度
申請しなければ給付は受けられませんので、それぞれ詳しく解説します。
①事業復活支援金
事業復活支援金は、コロナ禍で売上が減少した事業者を対象とした制度です。
個人事業主の場合、最大50万円が給付されます。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- コロナ禍の影響を受けた
- 収入が一定以上下がっている
収入減についてですが、2021年11月〜2022年3月のいずれかの月の売上高が、以前よりも30〜50%未満減少した事業者が対象となります。
②住居確保給付金
住居確保給付金は、職をなくしたことで住居を失う、または失う恐れのある人を対象とした制度です。
住居を確保するため、原則3ヶ月分の家賃相当額が口座に振り込まれます。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- 離職や廃業から2年以内
- 世帯収入の合計が市町村民税が非課税となる額の1/12、または家賃の合計額以下
- 世帯の預貯金合計額が基準額の6ヶ月分以下
- 求職活動を行っていること
給与等を得る機会が離職・廃業と同程度まで減少している方も対象になります。
③生活困窮者自立支援制度
生活困窮者自立支援制度は、緊急小口資金による特例給付が認められなかった方を対象とした制度です。
もし緊急小口資金を申し込んだのに認められなかった方は、ぜひ活用しましょう。
給付を受けるには、以下の条件が必要です。
- 世帯収入の合計が市町村民税の非課税額の1/12以下、または生活保護の住宅扶助基準額以下
- 世帯の預貯金合計額が市町村民税の非課税額の6倍以下
- 求職活動を行っている、または就労が困難
支給額は次のようになります。
個人事業主は保険や税金などの猶予制度も活用しよう
融資や給付金を受けても生活が苦しい場合は、以下の猶予制度も検討してみてください。
- 年金・保険料の減免
- 国税・地方税の納付猶予
- 水道光熱費の支払い猶予
①年金・保険料の減免
年金・健康保険料は、申請することで減免が認められます。
コロナが原因で減免する場合、通常よりも簡易な手続きで済ませられるため、ぜひ活用しましょう。
減免できる額は前年の所得に応じて変わり、支払うはずだった年金・保険料額の20〜100%です。前年の年収が300万円以下なら、全額免除になる可能性が高いでしょう。
編集部:横山のコメント
ただし、年金は免除された分、将来の支給額が減ってしまう点に留意しておいてください。
②国税・地方税の納付猶予
コロナ禍や災害など、やむを得ない理由によって納税が困難になった場合、猶予が認められることがあります。
猶予の対象となるのは、2020年2月以降、前年度の同じ時期と比べて収入が20%以上減少した人です。
編集部:横山のコメント
同じく、市税や固定資産税などの地方税でも猶予が認められますので、税務署や市区町村に問い合わせてみましょう。
③水道光熱費の支払い猶予
コロナの影響を受け、電気・ガス料金の支払い猶予が認められるようになりました。
対象者は、緊急小口資金や総合支援資金の貸付を受けた上で、さらに電気やガス料金の支払いが難しい方です。
編集部:横山のコメント
電力・ガス会社に申し出れば、支払いが一定期間延長されますので、生活が苦しければぜひ検討してみましょう。
個人事業主がお金を借りる方法に関するQ&Aを紹介
個人事業主がお金を借りるときに気になる質問を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
お金ない場合やブラックリストに載っていても借りられる?
お金がない人やブラックでも公的融資を利用すれば、借りられる場合があります。ビジネスローンや銀行からの融資は、返済が可能かの審査があるため、借り入れは困難です。
審査が甘いビジネスローンはある?
ビジネスローンや銀行の融資で審査が甘いものはありません。審査なしや甘いと謳うものは闇金の可能性があるため、注意して借入先を選びましょう。
プロミスのビジネスローンなら、審査通過率が43.8%と業界No.1の数字を誇っており、審査が不安な人にもおすすめです。
プロミス 公式サイト
個人事業主がお金を借りる方法は多種多様!公的融資や助成金も活用しよう
個人事業主がお金を借りる方法はさまざまです。
ビジネスローンがもっとも手軽ですが、他にも公的融資や信用金庫などの手段もあります。
借入を考えている方は、以下の方法から試してみてください。
- カードローン
- ビジネスローン
- 公的融資
- 銀行
- 信用金庫
- ファクタリング
- クラウドファンディング
助成金や猶予制度などは、申請しないと受けられませんので、知識がないとダイレクトに損をしてしまいます。
病気や怪我などが原因で生活難に陥っているなら、使える制度はどんどん活用していきましょう。
編集部:横山のコメント
ただし限度額が少ないため、あまり事業資金には向きません。事業用で借りるにしても、銀行や信用金庫でお金を借りられない方向けの商品だと言えるでしょう。