多重債務でも借りられるカードローンはある?審査のポイントや抜け出す方法を徹底解説
「複数のカードローンで借りてるんだけど返済厳しいからまた借りたい」「多重債務をなんとかしたい」といった人は多いでしょう。
結論、多重債務者が新たにカードローンで借りるのは非常に困難です。しかし、おまとめローンなら、複数社からの借り入れを一本化し、返済負担を減らせます。
この記事では、多重債務から抜け出す方法やおまとめローンのメリットについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論!
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多重債務者は借り入れ状況が良くないと判断されるためカードローンの審査に通りにくい
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多重債務者はみずほ銀行カードローンのおまとめローン一択!年利は年2.0%~14.0%
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おまとめローンの審査に落ちた多重債務者には債務整理という方法もある
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多重債務とは?多重債務者かどうかを確認
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消費者金融等の貸金契約を複数社結んでしまっている状態のことを指します。また、多重に結んでいる貸金契約の返済がままならず、返済困難な状態に陥っている人を多重債務者と呼びます。
多重債務には、貸金契約が何個以上といった明確な規定はありませんが、2社以上から借り入れがあれば多重債務といえるでしょう。
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貸金契約が2つ以上
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毎月利息分だけしか返済できていない
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借金で借金を返済している
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毎月、返済可能な金額よりも返済請求額のほうが多い
カードローンの多重債務者は審査に通りにくい
なぜ多重債務を抱えていると審査に通りにくくなるのか、詳しく解説します。
①契約状況は信用情報機関に記録されている
多重債務者が審査に通りにくい理由は、契約状況が「信用情報機関」に記録されているからです。そもそも「信用情報機関」とは、カードローンやクレジットカードの申込・契約状況などを記録する機関のこと。
カードローン審査では、利用者の返済能力を確認するのが義務付けられており、必ず信用情報もチェックされます。複数社から借金を抱えている人は、返済できなくなる可能性が高いとみなされ、審査に通りにくくなってしまうのです。
②銀行はそもそも審査が厳しい
カードローンは、主に「消費者金融系」と「銀行系」に分けられますが、銀行は消費者金融よりも審査が厳しめです。
なぜなら、銀行は全体的に金利が低いからです。
どんなローンでも、金利が低いとその分審査が厳しくなる傾向にあります。
さらに、近年では自己破産者が増えてきたことを受け、銀行カードローンに対して貸付の自主規制が求められるようになりました。審査に不安があるなら、銀行カードローンは避けた方が良いでしょう。
③貸金業者からの借入には総量規制がある
多重債務者は、総量規制に引っかかってしまう可能性もあります。
「総量規制」とは、貸金業者からの借入を年収の3分の1までに制限する法律のこと。
例えば年収300万円の人なら、すべての貸金業者からの借入合計は、100万円までとなります。
多重債務者が審査に通りにくい理由を解説してきました。次は、多重債務者に最適なカードローンを紹介していきます。
多重債務者に最適!おすすめのおまとめローン3選
おまとめローンを利用するなら、金利の低い銀行カードローンを選びましょう。
この項では、おまとめローンでおすすめの銀行を3社厳選して紹介します。
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それぞれの特徴を解説しますので、参考にしながら選んでみてください。
①三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込めるバンクイック。また、三菱UFJ銀行・提携コンビニのATM手数料が無料なのも魅力です。
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三菱UFJ銀行ATM
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セブン銀行ATM
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ローソン銀行ATM
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イーネットATM
インターネットからであれば、24時間いつでも申し込み可能なうえWeb完結ですすめられるので、窓口へ出向く必要がありません。忙しい人でも、手軽に申し込めるカードローンです。
②三井住友カード カードローン
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最短5分で発行できて当日から利用ができる三井住友カードカードローン。
スマホやPCからの申し込みであればWeb上で完結するので、店舗に出向く手間を省けます。なお、振込専用タイプはカードレス&郵送物なしなので、周囲にバレる心配もありません。
限度額は最大900万円と高く、返済期間は最長15年1か月なので、他社の借り入れが多い人に最適です。
三井住友カードローン LPページ
③みずほ銀行カードローン
金利の低さで選ぶなら、みずほ銀行カードローンが最適。金利は年2.0%~14.0%と低めで、みずほ銀行で住宅ローンを組んでいる場合は、さらに金利が年0.5%下がります。※
※1. 適用金利はご契約極度額に応じて異なります。
※2. 住宅ローンのご利用で本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。
※引下げ適用後 の金利は年1.5%~13.5%です。
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インターネットなら24時間申込可能なので、低金利でおまとめしたいなら今すぐ問い合わせてみましょう。
多重債務者はおまとめローンの利用がおすすめ!3つのメリットについて
多重債務者は、おまとめローンの利用がおすすめです。
そもそも「おまとめローン」とは、複数社の借入を1社にまとめて、返済しやすくするためのローンのこと。
おまとめローンで借入をまとめると、以下のようなメリットがあります。
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それぞれ順に見ていきましょう。
①借入件数が減らせる
1つ目のメリットは、借入件数が減らせること。たとえば、4社から借入している人でも、おまとめローンを利用すれば借入件数を1社まで減らせます。
借入額は変わらずともカードローン審査で少しでも良い印象を与えられるため、新規借入よりもまずはおまとめローンを利用しましょう。
②返済管理がしやすくなる
2つ目のメリットは、返済管理しやすくなること。複数社から借金があると、どこからいくら借りているのか把握しづらくなります。
そうなれば、さらに借金を抱えてしまう可能性も高くなるでしょう。さらなる借金額の増加を防ぐため、複数社からの借入は早めにまとめるべきです。
③金利が下がることもある
3つ目のメリットは、金利が下がるケースもあること。カードローンの上限金利は、利息制限法で定められています。以下は上限金利についてまとめた表です。
たとえば、50万円を2社から借りた場合の上限金利は18.0%ですが、借入をまとめて100万円を1社にすれば上限金利は15.0%になります。
おまとめローンによって金利が下がる可能性はかなりあります。複数社からお金を借りている方は、おまとめローンの利用を検討してみてください。
おまとめのカードローンを3つ紹介してきました。それぞれで様々なメリットがあるので、どれを使うか吟味するようにしましょう。次は、多重債務者が審査に通るための3つのポイントを紹介していきます。
多重債務者が審査に通るための3つのポイント
多重債務を抱えた上でカードローンに申し込む場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
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上記の順で具体的に解説していきます。
①収入証明書を提出する
審査の際に「収入証明書類」を提出することで、審査に通りやすくなります。
本来、借入額が50万円未満であれば、収入証明書類は必要ありません。
しかし、収入証明書類を提出することで「返済能力」が明確になり、カードローン会社からの信頼を得られます。
年収が低いなどの理由で、収入証明書類を提出したくないという方もいるかもしれません。ですが収入は審査の過程でいずれわかることなので、それなら最初から提出しておいた方が印象は良いです。
②借入希望額を小さくする
可能な限り借入希望額は小さくしましょう。
なぜなら借入希望額が大きくなるとその分高い返済能力を求められ、審査に落ちやすくなるからです。実際に借りられるだけ借りようとする人より、借入額を最小限に抑えようとする人の方が印象は良くなります。
借入後の増額も可能なので、借入希望額はできるだけ小さめに設定するのがおすすめです。
③正しい情報を入力する
審査の際は、必ず正しい情報を入力しましょう。
入力内容にミスがあると、それだけで審査落ちしてしまう可能性があります。実際に年収が事実と大きく異なっている場合や、書類と入力内容が異なっている場合は、審査に落ちやすくなるんです。
また故意に嘘の情報を入力すると、信頼を失ってしまう可能性もあるため、情報は正直に入力しましょう。
審査を受ける際は必ず上記の3つを実践するようにしましょう。
次は、カードローンで多重債務を抱えるリスクを3つ紹介していきます。
カードローンで多重債務を抱える3つのリスク
カードローンで多重債務を抱えるのは、非常に危険です。具体的には次のようなリスクがあります。
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それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①借入しにくくなる
多重債務を抱えていると、新規借入は難しくなります。なぜなら、多重債務を抱えている人はお金に余裕がなく、貸し倒れになるリスクが高いと判断されてしまうからです。
そもそも、多重債務を抱えているのに新しく借入しようとするのは、火に油を注ぐようなもの。さらに破綻しやすくなってしまうため、まったくおすすめできません。
②滞納によって督促を受ける
多重債務を抱えると、返済が苦しくなって滞納してしまうこともあるでしょう。滞納を続けると、自宅や職場に郵便物が届き、家族や職場の人に借入がバレるかもしれません。
借金を隠していることがわかれば、恥をかくだけでなく、周囲の人からの信頼を失ってしまう可能性もあります。多重債務を抱えることで、社会的信用を損ねるリスクもあるのです。
③利息でなかなか返済が終わらない
多重債務を抱えていると、段々とお金がなくなり返済が長期化してしまいます。カードローンの金利は他のローンと比べて非常に高いため、毎月の返済額が少ないと、利息ばかり支払うことになってしまいます。
参考までに金利18%で50万円借入して、毎月2万円返済するとしましょう。この場合だと、完済までの総支払利息は「約13万円」まで膨れ上がってしまいます。
多重債務を抱えれば抱えるほど、返済状況は悪化していきます。特に3社以上から借金を抱えている方は、一刻も早く対処しましょう。
カードローンで多重債務を抱える3つのリスクを解説してきました。次は、多重債務から抜け出す方法を紹介していきます。
カードローンの多重債務から抜け出す3つの方法
毎月借金の返済に追われていると、すべてを投げ出したくなってしまいますよね。気持ちは非常によくわかります。
しかし、多重債務を抱えていたとしても、以下の方法で解決できる可能性があります。
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あきらめず、一度目を通してみてください。
①収支を見直す
まずは収支を見直してみましょう。なかなか返済が終わらない原因は、毎月の返済額が少ないせいで、利息ばかり取られてしまうからです。支出管理を徹底し、返済に充てられるお金を増やすことで、軽微な借金なら完済できる可能性があります。
特に重要なのは「固定費の見直し」です。固定費は毎月かかるものですから、固定費を削減することで、長期的に大きな節約効果を得られます。具体的には、以下のような方法で固定費を削ると良いでしょう。
- 携帯を格安SIMに変える
- 乗っていない自動車を売却する
- 余計なサブスクリプションを解除する
少額の節約でも積極的にやりましょう。塵も積もれば山となります。
②家族からお金を借りる
可能であれば、家族からお金を借りるのも良いでしょう。
身内からの借入であれば、カードローンと違って高額な利息や返済期限もないため、落ち着いて借金返済に取りかかれます。
恥ずかしくて言いにくい気持ちはわかりますが、経済的に破綻してしまうよりはずっとマシなはずです。借入の際は必ず借用書を書き、いつまでに返済するつもりなのか明確にして、信頼を損ねないようにしましょう。
家族なら利息なしで貸してくれるので、家族を頼れる方は積極に頼りましょう。
③弁護士に相談する
借金額が多すぎてどうしようもない場合は、弁護士に相談してみましょう。
弁護士に相談すれば、あなたの借金額や収入に応じた解決策を提案してくれます。もし借金額が多すぎて自力返済が無理なら、そのまま「債務整理」という借金減額手続きを依頼することも可能です。
自力で返済できない借金を抱えてしまったら、早めに弁護士に相談してください。
上記3つのことを行えば、多重債務の地獄から抜け出せる可能性が格段に上がります。ぜひ参考にしてみてください。
次はカードローンの多重債務に関してよくある質問にお答えしていきます。
カードローンの多重債務に関する3つの質問
この項では、カードローンの多重債務に関するよくある質問をまとめています。良くある質問は以下3つ!
- 他社借入何件までなら借入できる?
- 総量規制を超えると借入できないの?
- 多重債務者でも即日融資は受けられる?
それぞれの質問にわかりやすく回答します。
Q1. 他社借入何件までなら借入できる?
A. 借入件数に明確な基準はありません。
ですがいくら件数が少なくても、借入額が多ければ審査に通るのは厳しいです。
Q2. 総量規制を超えると借入できないの?
A. 消費者金融の場合、総量規制を超えていると借入できません。
銀行系カードローンは総量規制の対象外ですが、総量規制を超えるほど大きな借入をしている時点で、審査を通るのが厳しいことに変わりはありません。
Q3. 多重債務者でも即日融資は受けられる?
A. 多重債務者は即日融資を受けにくくなります。
なぜならカードローンの審査の際は、必ず利用者の返済能力がチェックされるからです。多重債務を抱えている人に対しては、より慎重に審査が行われるため、融資までに時間がかかる可能性があります。
どうしても即日融資を受けたいなら、早めに申し込みして必要書類もしっかり揃えておきましょう。
多重債務をかかえていると、当然お金は借りにくくなります。さらにお金を借りるのではなく、働いてお金を返すようにしましょう。
カードローンの多重債務は非常に危険!おまとめローン等の措置を講じよう
カードローンで多重債務を抱えていると、新たな借入は難しくなります。なぜなら審査の際に、必ず信用情報機関を通して借入状況をチェックされるからです。
それに多重債務を抱えていると返済が滞ったり、破綻したりするリスクも膨れ上がります。多重債務で苦しんでいるなら、以下の方法で解決を図りましょう。
- 収支を見直す
- 家族からお金を借りる
- 弁護士に相談する
- おまとめローンを活用する
銀行は審査が厳しいですし、消費者金融には総量規制があります。これらの理由から、多重債務者が新規借入するのは難しいんです。