投資信託の銘柄選びにおいて、分配金利回りは便利な指標の一つです。分配金利回りが高い銘柄は、1年間で投資額に対して潤沢な分配金収益が期待できます。
ただし、分配金利回りには価格変動リスクが考慮されていないため、分配金が出ても価格が下落して損失が発生する可能性もあります。魅力的な銘柄を確実に選ぶには、分配金利回りだけでなくトータルリターン等の総合的な情報も参考にするのがおすすめです。
また、いずれのランキングも将来の成績を保証するものではないので、最終的には候補としている投資信託の投資先の安定性や収益性を分析することが大切となります。
投資信託選びでは、分配金利回りを基準に選ぶのが一つの考え方です。2023年7月31日時点では、以下の銘柄が分配金利回りの高い投資信託となっています。
※2023年7月31日時点
順位 | ファンド名 | 分配金利回り | 信託報酬 | 運用会社 |
1位 | 朝日ライフクオンツ日本株オープン | 21.04% | 1.32%(税込) | 朝日ライフアセットマネジメント |
2位 | ニッセイJPX日経400アクティブファンド | 20.31% | 1.584%(税込) | ニッセイアセットマネジメント |
3位 | インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型) | 19.98% | 1.903%(税込) | インベスコ・アセット・マネジメント |
4位 | ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコース | 19.01% | 1.813%(税込) | T&Dアセットマネジメント |
5位 | ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型) | 18.05% | 1.727%(税込) | ニッセイアセットマネジメント |
分配金利回りの高い銘柄へ長期投資すれば、潤沢な分配金を積み上げることによる収益の安定化が期待できます。ただし、投資信託を管理・運用してもらうための負担金である信託報酬や、分配金利回りと同じく収益性を測る指標基準の一つであるトータルリターン等にも注目して、複合的に判断しましょう。
分配金とは
分配金は、投資信託を保有する投資家に対して決算ごとに配分するお金のことです。本質的には、投資信託のファンド運用収益の分配という側面があります。
ただし、分配金の水準については運用会社によって決められるため、実際には収益が出ていない時も投資家需要を喚起するために分配を出す商品も存在します。
逆に、もともと分配を出さない方針をとっている商品もあります。なお、分配を出さないファンドは、実現した収益をファンド内で再投資して収益性を高められます。そのため、分配金が出ない投資信託が魅力のないファンドとは必ずしもいえません。
分配金利回りとは
分配金利回りは、年間の分配金を投資金額で割ったものです。一年で投資金額に対して何%の分配金が得られるかをみることができるため、投資信託の収益性の指標の一つとしてしばしば参照されます。
分配金利回りは、過去の分配金実績から算出することも可能ですが、将来の収益性を分析するうえでは予想分配金がしばしば導入されます。また、投資金額については基準価額(投資信託の価格)を使用することが多いです。
分配金利回りは、その投資信託の基準価額が1年間変化しなかった場合の期待収益率を意味します。そのため、高い銘柄の方が利回りの面では魅力的なファンドです。
ただし、実際には投資信託は日々基準価額が変化します。そのため、分配金利回りが高くとも、基準価額が下落して損失が出る可能性もあります。分配金利回りは収益性をみる一つの指標に過ぎず、年間の損益が確定するわけではない点には注意しましょう。大切なのは分配金利回りを一つの参考として、その他の情報についても満遍なく情報を収集し、投資判断を行うことです。
分配金はいつもらえる
分配金を出す投資信託においては、例外はありますが通常は決算の5営業日以降に分配金を受け取れます。ただし、購入時に分配金を再投資する手続きを行っていた場合には、自動的に再投資されるため現金として受け取ることはできません。既に投資信託に投資をしているけど、分配金をもらえていないという人は、一度お使いのサービスの設定を確認してみましょう。
決算の頻度や月は投資信託によって異なります。そのため、分配金を受け取れる具体的な日や年間の分配金の頻度もファンドによってさまざまです。なお、これ以降のトータルリターンは特記ない限りすべて2023年7月31日時点となっています。
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投資信託分配金利回りランキングTOP10
2023年7月31日時点での投資信託利回りランキング上位10銘柄は以下の通りとなっています。
順位 | ファンド名 | 分配金利回り | 信託報酬 | 運用会社 |
1位 | 朝日ライフクオンツ日本株オープン | 21.04% | 1.32%(税込) | 朝日ライフアセットマネジメント |
2位 | ニッセイJPX日経400アクティブファンド | 20.31% | 1.584%(税込) | ニッセイアセットマネジメント |
3位 | インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型) | 19.98% | 1.903%(税込) | インベスコ・アセット・マネジメント |
4位 | ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコース | 19.01% | 1.813%(税込) | T&Dアセットマネジメント |
5位 | ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型) | 18.05% | 1.727%(税込) | ニッセイアセットマネジメント |
6位 | ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース | 17.35% | 1.813%(税込) | T&Dアセットマネジメント |
7位 | 日本株厳選ファンド・トルコリラコース | 17.15% | 1.7475%(税込) | 三井住友DSアセットマネジメント |
8位 | T&D JPX日経400投信(通貨選択型)米ドルコース 1 | 16.26% | 1.144%(税込) | T&Dアセットマネジメント |
9位 | 米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし) | 15.52% | 1,628%(税込) | 大和アセットマネジメント |
10位 | 日本好配当リバランスオープン | 13.79% | 0.913%(税込) | SBI岡三アセットマネジメント |
2023年に入って株式市場が堅調なこともあり、上位銘柄はすべて主に株式に投資するファンドとなっています。潤沢な分配金を期待して投資信託を購入したい方は、以上の10銘柄を中心に判断しても良いのではないでしょうか。
ここからは個別の銘柄について、具体的にどのような内容の商品なのか、他の商品と比較してどのような特徴があるのか、等について解説していきます。
朝日ライフクオンツ日本株オープンは、朝日生命の傘下である朝日ライフアセットマネジメントが運用するファンドで、日本株の指標であるTOPIXをベンチマークとしています。ITを活用した統計的な手法により運用モデルを構築し、システマティックに運用する「クオンツ運用」によって、投資妙味の高い銘柄に投資するアクティブ運用です。
分配金利回りが21.04%と高水準となっています。過去1年のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除前)も+25.8%となっており、高収益を実現してきたファンドであることがわかります。同時期のTOPIXのトータルリターンは+19.7%であることから、過去1年においては、ベンチマークより優れた実績を残している投資信託です。 なお、決算は毎年6月の年1回で、直近は2023年6月に1万口あたり2105円の分配金がでています。
参考元:朝日ライフクオンツ日本株オープン
ニッセイJPX日経400アクティブファンド
ニッセイJPX日経400アクティブファンドはニッセイアセットマネジメントが運用している、日本株を投資対象とするアクティブファンドです。ベンチマークは、投資妙味の高い日本のグローバル企業400社を集めたJPX日経インデックス400となっています。
同ファンドでは、ベンチマークに組み入れられている銘柄と組み入れが予想される銘柄をユニバースとし、今後利益成長が見込まれる30〜50社程度に投資します。
分配金利回りは20.31%、過去1年のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)も22.2%と高水準です。ただし、24.0%であったベンチマークのリターンには劣後しています。 決算は基本的には年2回で、毎年1月と7月です。直近は2023年7月に2,200円の分配を実施しています。
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>は米国に本社を構えるインベスコ・アセット・マネジメントが運用する投資信託です。ベンチマークであるMSCIワールド・インデックス(円ヘッジ指数)は先進国の大型株・中型株が組み入れられた指数で、同投資信託も先進国の銘柄に投資します。
財務や経営力、ビジネス評価などをもとに銘柄分析を行い、株価対比で割安な銘柄を厳選して投資を行います。基本的にはバリュー株投資を行いますが、成長力や配当水準などにも着目して魅力的な銘柄へ投資するのが特徴です。
投資先は世界各国の株ですが、為替ヘッジありなので、世界各国の通貨と日本円の為替変動リスクは抑制されています。 同ファンドの分配金利回りは19.98%となっています。
また、過去1年のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)は12.45%で、ベンチマークの7.28%を上回っています。なお、毎月決算があり、分配金も毎月受け取れる可能性があります。直近は2023年7月に40円の分配が実施されました。
参考元:インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコース
ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコースは、太陽生命や大同生命のグループであるT&Dアセットマネジメントが運用するファンドです。
ファンド名の通りブラジル株に投資するファンドで、iシェアーズ MSCI ブラジル ETFに対するカバードコール戦略を行います。 カバードコールとは、コールオプションの売りと原資産の買い(同ファンドの場合はiシェアーズ MSCI ブラジル ETFや米ドル円為替)を組み合わせる戦略です。株価の上昇による収益が限定される代わりに、オプションの売りから着実なインカム収入が期待できます。
株式の配当のみが原資となる通常の株式投資よりも、高いインカム収入を追求可能です。 なお、二つのコースがあり、シングルα・米ドルコースは ブラジル株式のみにカバードコール戦略を導入するファンドです。
分配金利回りは19.01%と高く、トータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)も29.0%と高水準です。なお、特殊な戦略を取り入れているため、ベンチマークはありません。毎月決算があるタイプで、直近は2023年7月に20円の分配が出ています。
参考元:ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコース
ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)
ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)はニッセイアセットマネジメントが運用する、世界中の株に投資するアクティブファンドです。新興国を含む世界中の配当利回りの高い銘柄への投資と、コールオプションの売りによって得られるプレミアムプラス戦略を組み合わせることで、高収益とインカム収益の両立を目指すファンドです。
成長性や企業動向なども踏まえて、魅力的な株を厳選しています。二つの運用手法を組み合わせていることもあり、ファンドのベンチマークはありません。配当利回りは18.05%と全体で5番手です。 トータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)も20.4%と、好調な株式市場の流れに乗って高水準となっています。「毎月決算型」とファンド名にあるように、決算は毎月行われます。直近は2023年7月で、分配金は20円です。
ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース
ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コースは、4位にランクインしていたブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)シングルα・米ドルコースと同様に、iシェアーズ MSCI ブラジル ETFに対するカバードコール戦略を行います。
さらにこちらは、ドル円通貨に対するカバードコール戦略を導入しています。両方の戦略からインカム収益が期待できるのが特徴です。 分配金利回りは17.35%あり、トータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)も21.3%と高水準です。なお、特殊な戦略を取り入れているため、ベンチマークはありません。毎月決算があるタイプで、直近は2023年7月に5円の分配が出ています。
参考元:ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース
日本株厳選ファンド・トルコリラコース
日本株厳選ファンド・トルコリラコースは三井住友DSアセットマネジメントが運用するファンドで、日本株に投資しつつ、トルコリラへの投資もできる銘柄です。同ファンドは日本株でバリュー株投資を行うファンドで、割安と判断される銘柄に厳選して投資します。 円コースと6つの通貨コースがあり、そのうちトルコリラコースはトルコリラ円の為替リスクを取得する銘柄です。
新興国の通貨であるトルコリラのリスクを取る分、単純な株の投資信託よりハイリスクとなる点には注意しましょう。なお、他の通貨コースとしてはブラジルレアル、豪ドル、中国元、インドルピー、インドネシアルピア、米ドル、メキシコペソがあります。
分配金利回りは17.15%で、1年間のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)は20.5%と着実なリターンを実現しています。なお、同ファンドはトルコリラ円の為替の影響を受けることもあり、ベンチマークは設定されていません。分配は原則として毎月行われ、直近は2023年7月の60円です。
米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)
米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)は、大和アセットマネジメントが運用するファンドで、米国のインフラ関連企業に投資します。インフラセクターは、他の業種と比べて業種が安定していながら、インフレに強いという特徴を持っています。
当ファンドは、インフラセクターの安定性を活かして、魅力的な分配金利回りを実現しているのが特徴です。また、事業内容や時価総額、流動性などをもとにアナリストやファンドマネジャーが評価を行い、魅力的な銘柄を厳選して投資しています。
為替ヘッジなしとなっているため、米ドル円の為替変動の影響を受ける点には注意が必要です。為替変動の影響を抑えたい場合には、為替ヘッジありのコースを選びましょう。 分配金利回りは15.52%となっています。なお、1年間のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)は+27.3%です。決算は半年に1度で、1月と7月となっています。直近では2023年7月に1800円の分配金を出しています。
参考元:米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)
日本好配当リバランスオープン
日本好配当リバランスオープンは岡三アセットマネジメントが運用する、日本株に投資するファンドです。東証に上場している主要株500銘柄が組み入れられた日経500種平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りが高い銘柄をランキング化したうえで、上位70銘柄程度に分散投資します。
日本の高配当株に投資したい人には適したファンドといえるでしょう。 リバランス(※1)を月1回行うため、保有しているだけでその時々で利回りの高い株に投資できます。ベンチマークは明示はされていないものの、月次レポートなどでは日経500種平均株価とのパフォーマンス比較を掲載しています。
配当利回りは13.79%で、1年間のトータルリターン(分配金再投資・手数料等控除後)は29.82%です。同時期の日経500種平均株価は13.42%なので、過去1年でみると、高配当株にフォーカスすることにより、相対的に優れたリターンを実現しています。なお、決算は1月、4月、7月、10月の年4回です。直近は2023年7月に40円の分配を実施しています。
※1 リバランス...株、債券、投資信託などの価格が変動することによって、当初のバランスが崩れてしまったポートフォリオを元の状態に再度構成すること
参考元:日本好配当リバランスオープン
投資信託の銘柄の選び方
投資するファンドを選ぶうえでは、まず分配金利回りに着目するのが第一です。まず分配金があるかないかで投資するファンドを選択してみましょう。ただし、分配金利回りの高い銘柄に機械的に投資するのではなく、各ファンドの投資先や市場の成長予測などの情報を総合的に比較して、今後も様々な情報から判断して安定的なリターンが期待できる銘柄に投資してください。
また、トータルリターンや信託報酬、純資産額にも着目することで、魅力的な投資信託を選別しやすくなるでしょう。
分配金利回りランキングの見方
分配金利回りランキングが上位の銘柄が、すべて魅力的な投資信託とは限りません。投資信託ではファンドの投資成績が出ていなくても分配金を出せるため、損失を出しながら高利回りを維持しているファンドが混ざっている可能性もあります。
また、基準価額の変動については加味されていないため、投資を始めた後に基準価額が急落するリスクもあるでしょう。分配金利回りランキングは参考程度にとらえて、投資銘柄を選んでください。
ランキングを使った投資戦略
投資信託のランキングは、投資候補を選ぶうえでは役立ちます。ただし、最終的に投資銘柄を選ぶときには、各銘柄の投資先や、関連する市場および経済環境を分析して、今後も収益性が期待できる銘柄に絞り込んでください。
分配金利回りの高さには、投資先の問題や将来のリスクが織り込まれている可能性もあります。分配金利回りランキングだけを参照して銘柄を選ぶと、思わぬハイリスクな銘柄に投資してしまう可能性もあるのです。 また、分配金利回りランキングをはじめ、投資信託のランキングは基本的に過去のパフォーマンス(基準価格)や予測値を使って集計しています。
たとえ、これまでは魅力的な成績を残していたとしても、今後も同じ成績を残せる保証はどこにもありません。投資信託のランキングに過度に依存せずに、自分なりに投資先や市場環境の分析を行って、信頼できるファンドに投資するのがおすすめです。
トータルリターンも確認しよう
投資信託の収益性を考えるうえでは、トータルリターンにも着目するのがよいでしょう。トータルリターンは、分配金収入と基準価額の変動に伴う損益を加味した収益率です。
分配金利回りよりも、投資信託の実際の収益性を把握できます。 分配金利回りだけでなくトータルリターンも高ければ、そのファンドは健全に収益をあげていることがわかります。投資収益が分配金の原資となっていると信頼でき、さらに安心して投資できるでしょう。
トータルリターンは、各投資信託が月次でアップデートする月次レポート(もしくは月報)で確認できます。また、証券会社によっては、Webサイト上でトータルリターンをみることも可能です。 なお、トータルリターンは基本的に過去の実績から計算します。過去のリターンが高かったからといって、将来のリターンが保証されているわけではない点に注意しましょう。トータルリターンを参照するとしても、各商品の銘柄分析が重要であることは変わりません。
運用手法を確認しよう
投資信託の選択は、運用手法に注目して選ぶことも一つの方法です。運用手法は、大きく分けてインデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンドの3つに分けることができます。
インデックスファンドは、特定の市場指数(ベンチマーク)に追従することを目的とし、市場全体の動きを模倣します。そのため、値動きがわかりやすく、投資成果もわかりやすいというメリットがあり、初心者におすすめのファンドです。また、信託報酬が比較的低水準であることも人気の一因です。
アクティブファンドは、ファンドマネージャーが独自の調査や分析をもとに、投資先を選択し、ベンチマークを上回るリターンを目指します。そのため高い利益が期待できる一方で、リスクも高くなる傾向にあります。
バランスバランスファンドは、値動きの異なる複数のアセットクラスに投資することでリスクを分散させるファンドです。投資家が個別に資産配分を考える必要がなく、一つのファンドで多様な投資を行うことができます。
運用方法に関しては情報をしっかりと確認し、投資の特性やリスクを理解したうえで、自身のリスク許容度にあったものを選択することが求められます。
まとめ:トータルリターンを参考にするのがおすすめ!
分配金利回りは、収益性の参考にはなります。また、定期的に、ある設定された利率で利益が還元されます。しかし、分配金利回りは過去の実績もしくは予測値に過ぎない点や、基準価額の変動リスクを考慮していない点などをふまえると、分配金利回りだけを基準に投資銘柄を選ぶのはおすすめできません。トータルリターンも参照することで、投資信託の本来の収益性を比較することができます。
どの指標も、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。ランキングはあくまで参考程度にして、投資先の国や銘柄群を分析したうえで、自身の投資目的に合った、自分なりの魅力的な投資信託を選んでください。
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