LINEポケットマネーの審査を解説|在籍確認の有無や落ちる理由6選も解説
LINEポケットマネーの審査は、一般的なカードローンとほとんど同じです。審査には収入や在籍確認、過去や現在の借入状況などが審査に影響するので、事前に審査の特徴についてチェックしておきましょう。
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LINEポケットマネーの審査の特徴6つ
LINEポケットマネーの審査には、次の6つの特徴があります。
- LINEポケットマネーの申込条件
- LINEポケットマネーの審査基準
- 限度額はLINEスコアできまる
- 運営会社は「みずほ銀行」「オリエントコーポレーション」「LINE」の3つ
- LINEポケットマネーの審査通過率
- 審査では在籍確認が行われる
それぞれどのような特徴があるのか詳しく解説します。
①LINEポケットマネーの申込条件
LINEポケットマネーの申込条件は、次のとおりです。
- 加入時の年齢が満20歳から65歳まで
- 安定かつ継続した収入が見込める
- LINE PayのアカウントタイプがLINE Money
- LINEスコアの算出
上記の条件を満たしている人は、LINEポケットマネーに申し込みができます。アルバイトやパートで安定した収入があるなら、学生や主婦の人も利用が可能です。
LINEアプリを使って借り入れるため、LINE PayのアカウントタイプやLINEスコアの算出といった独自の条件も設定されています。
②LINEポケットマネーの審査基準
LINEポケットマネーの審査基準は公開されていないので、「これをすれば審査をクリアできる」という具体的な基準はありません。
しかし、一般的なカードローンの審査と同様に、過去のローン利用履歴や現在の借り入れ、年収などを元に審査が行われていると推測できます。
現在他社から借り入れがなかったり、安定した収入があったりする場合には、審査を通過できるでしょう。一方、現在の借り入れ件数が多い、過去に債務整理を行っているといった場合には、審査を通過するのは難しいかもしれません。
このように、一般的なカードローンの審査と大きな差はないとされています。LINEポケットマネー独自のポイントは、LINEスコアを参考にしている点です。
申込み前にLINEスコアの算出が求められることや、借入限度額の設定にLINEスコアを利用すると明記されていることから、LINEスコアも審査に影響を与えると考えられます。
③限度額はLINEスコアできまる
LINEポケットマネーの特徴は、借入限度額がLINEスコアで決まる点です。
LINEスコアとはLINE独自のスコアリングシステムで、ライフスタイルに関する質問への回答とLINEの利用状況から、その人のスコアが算出されます。
質問内容は年齢や性別、配偶者の有無や年収など、クレジットカードを作るときと同じような項目です。これらの質問の回答と、LINE Payでの決済履歴やLINEの友だちの数など、LINEの利用状況を合わせてスコアが決まります。
④運営会社は「みずほ銀行」「オリエントコーポレーション」「LINE」の3つ
LINEポケットマネーの運営会社である「LINE Credit」は、以下の3社が出資して作られた会社です。
- みずほ銀行
- オリエントコーポレーション
- LINE
オリエントコーポレーションはクレジットカードのオリコカードを提供する会社で、各種ローン商品も取り扱っています。みずほ銀行もカードローン商品を扱っていて、オリエントコーポレーションが保証会社です。
LINEポケットマネーもこの2社のローンを利用するときと同じような審査が行われていると推測できます。
⑤LINEポケットマネーの審査通過率
みずほ銀行カードローンの審査通過率は2割程度といわれていて、LINEポケットマネーの審査通過率も同等であると考えられます。
アコムやアイフルなどの大手消費者金融カードローンの審査通過率は3〜4割なので、LINEポケットマネーの審査はやや通りにくいと思っておいてください。
⑥審査では在籍確認が行われる
LINEポケットマネーは在籍確認を行うかどうかを明らかにしていません。
しかし、みずほ銀行やオリエントコーポレーションのカードローンは在籍確認を実施しているので、LINEポケットマネーもおそらく在籍確認されるでしょう。
ただし、「会社に在籍確認の電話はかかってこなかった」という口コミも見られるため、すべての場合で在籍確認が行われるわけではないようです。
例えば、借入金額が50万円以下と少ないときは、在籍確認されない可能性もあります。
LINEポケットマネーの審査難易度
LINEポケットマネーもほかのカードローンと同じような審査が行われるので、審査難易度は決して低くはありません。みずほ銀行カードローンと同等の審査が行われると考えると、むしろ審査難易度は高い可能性もあります。
ただし、審査基準が明確にされているわけではないので、一概に「審査が厳しい」とは言い切れません。特別審査が簡単なわけではないことは確かですが、「8年前に自己破産したけれど審査をクリアできた」という口コミもあります。
独自のLINEスコアを導入していることもあり、他社の審査に落ちたからといってLINEポケットマネーの審査も通過できないと決まったわけではありません。
LINEポケットマネーの特徴3つ
LINEポケットマネーの特徴として、次の4つが挙げられます。
- 金利は一般的
- 借り入れから返済までLINEで完結
- LINE Payのほか現金の借り入れも可能
- 増額の案内が来ることがある
それぞれのポイントについて、以下で詳しくみていきましょう。
①金利は一般的
LINEポケットマネーの金利は、3.0%〜18.0%です。
アコムは金利3.0%~18.0%、プロミスは金利4.5% ~ 17.8%なので、LINEポケットマネーの金利は一般的な消費者金融カードローンと同程度です。
一方、みずほ銀行カードローンの金利は2.0%〜14.0%なので、銀行系カードローンよりもやや高い水準の金利であるといえます。
②借り入れから返済までLINEで完結
LINEポケットマネーの大きな特徴は、借り入れから返済までLINEで完結することです。LINEアプリから申し込みを行い、審査結果もLINEで届きます。借り入れに必要なのはLINEアプリのみで、ローンカードも発行されません。
即日借り入れも可能で、利用金額はLINE Payの残高として振り込まれます。
返済もLINE Pay残高から自動で引き落とされるので、LINEポケットマネーの利用のために新たにローンカードやアプリを用意する必要はありません。
③LINE Payのほか現金の借り入れも可能
LINE Payにチャージされた残高は現金として出金できるので、「現金が必要なのにLINE Payに入金されても困る」と思っている人にも安心です。
LINE Payの残高は、次の3つの方法で現金化できます。
- LINEの「銀行振込サービス」を利用する
- 登録した銀行口座に振替える
- セブン銀行ATMから出金する
また、5万円以上の借り入れの場合は、口座入金サービスも利用できます。借り入れ時に入金先として「銀行口座を指定」を選択すると、LINE Pay残高ではなく現金が口座に振り込まれます。
④増額の案内が来ることがある
増額の審査を受けられるようになったユーザーには、LINEポケットマネーメインページに以下のような表示が出ます。
- 利用限度額○万円までの増枠の申込が可能です。
- 限度額の増枠申込でお得なプレミアムプランも
- 収入証明書を提出する
これらの案内が表示された場合は、借入限度額の増額申込が可能です。ただし、あくまでも申込みが可能になっただけで、審査の結果、増額できないケースもあるので注意してください。
LINEポケットマネーの審査に落ちてしまった人の6つの特徴
LINEポケットマネーの審査に落ちてしまった人の特徴として、次の7つがあります。
- LINEスコアが低い
- 債務整理経験者など個人信用情報に問題がある
- 在籍確認ができなかった
- 同じ会社で長期間働いていない
- 収入が安定していない
- 過去に「みずほ銀行」「オリエントコーポレーション」「LINE」で問題を起こしている
- 他社借入状況に問題がある
それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。
①LINEスコアが低い
審査落ちしてしまった原因の一つとして、LINEスコアが低い、というものがあります。
LINEスコアは審査や借入限度額の設定の参考にされるため、LINEスコアが低いと審査が通過できなかったり、借入限度額が少なくなったりする可能性があります。
LINEスコアは、ライフスタイルに関する質問とLINEの利用状況によって算出されます。
自分のスコアはLINEスコアのメインページから確認できるので、口コミで審査に通った人のLINEスコアをチェックして、自分のスコアと比べてみても良いかもしれません。
②債務整理経験者など個人信用情報に問題がある
LINEポケットマネーは一般的な消費者金融カードローンと同等の審査が行われるので、個人信用情報に問題があると審査を通過するのは難しいでしょう。
信用情報機関に過去の債務整理や延滞の情報が残っていると、審査に落ちてしまう可能性があります。
債務整理をすると、5〜10年は情報が残ります。債務整理からあまり時間が経っていない人は、LINEポケットマネーに限らずカードローンの審査を通過するのは困難でしょう。
③在籍確認ができなかった
在籍確認ができなかった場合も、審査に落ちてしまうことがあります。
在籍確認が必要にも関わらず、会社に電話が通じないなどの理由で在籍確認ができないと、申込内容の真偽が確認できないため、審査を通過できません。
会社にカードローンの利用がバレないように配慮して、基本的に在籍確認はローン会社名を名乗らず担当者の個人名を名乗ります。
しかし、企業によっては個人名でかかってきた電話を不審に思って、取り次がないようにしているケースもあります。スムーズに在籍確認ができるように、電話を受けてくれる人には事前にかかってくる予定があることを伝えておきましょう。
④同じ会社で長期間働いていない
勤続年数は返済能力を判断する基準のひとつなので、同じ会社で長期間働いていない場合は審査で不利になります。勤続年数が短いとすぐに会社を辞めてしまう可能性があり、返済が滞るリスクがあると判断されてしまいます。
短期間での転職は信用度が低いとされているので、転職したばかりの人は1年経過するまで審査を通過するのは難しいかもしれません。
⑤収入が安定していない
LINEポケットマネーの申込み条件として「安定かつ継続した収入の見込める方」と記載があるとおり、収入が安定していないと審査を通過するのは難しいでしょう。
アルバイトやパートでも継続した収入がある人はLINEポケットマネーの審査に通過通過できる可能性は上がります。一方、年収自体は高くても自営業などで月によって収入にムラがあると、審査に落ちてしまうケースがあります。
⑥過去に「みずほ銀行」「オリエントコーポレーション」「LINE」で問題を起こしている
LINEポケットマネーはみずほ銀行、オリエントコーポレーション、LINEの3社が出資しているので、この3社で過去に問題を起こしていると審査に落ちてしまうかもしれません。
例えば、返済が滞ったり営業を妨害したりしたことがある場合には、LINEポケットマネーの利用も断られる可能性があります。
LINEポケットマネー自体の利用は初めてでも、運営会社で何かしらの問題を起こしたことがある場合は、情報が共有されている可能性が高いため、要注意です。
⑦他社借入状況に問題がある
他社からの借入状況も、審査結果を左右します。他社借入件数が3社を超えたり、借入金額の合計が年収の多くを占めたりしている場合は、審査を通過するのは難しいでしょう。
LINEポケットマネーは貸金業者のため、総量規制の対象です。そのため、年収の3分の1を超える借り入れはできません。
他社からの借り入れの合計が年収の3分の1に迫っていると、LINEポケットマネーに限らず新たな借り入れは困難です。借入件数が多い場合は、まずはおまとめローンなどで一本化し、返済の負担を減らすのがおすすめです。
LINEポケットマネーも一般的な審査が行われる
LINEポケットマネーはLINE Pay残高で借り入れる新しいタイプのローンです。
しかし、消費者金融であることに違いはなく、みずほ銀行やオリエントコーポレーションが運営しているので、一般的なレベルの審査が行われます。
LINEスコアという独自基準はあるものの、大手消費者金融カードローンや銀行系カードローンの審査と大きな差はありません。
LINEポケットマネーの審査に通過できるか心配な人は、本記事で紹介した「審査に落ちる7つの特徴」に当てはまる項目がないかチェックして、事前にできる対策を行ってから申込んでみてください。