確定拠出年金(401k) (かくていきょしゅつねんきん(よんまるいちけー))

アメリカの先輩制度である401(k)プランにならう呼び方として、日本版401kと呼ばれている確定拠出年金は着実に進んでいる傾向にあり、約400万人に普及していると言われています。 これまでの企業年金では、企業側が運用方法を決め、全社員の年金資金をまとめて運用していましたが、確定拠出年金の大きな特徴は運用方法を自分で決定するという点にあります。そして、決定した自分の持ち分の運用結果は自分自身で責任を持つことになります。 企業側としては、確定給付年金だった場合は、運用成績に関わらず退職金として予め決定した金額を支払う必要がありましたが、確定拠出年金の場合は掛け金のみ拠出すれば運用結果に責任を負う必要がなく、掛け金を全額損金計上し、退職給付債務は発生させないというメリットがあります。 従業員側としては、資金運用の状況を把握することができるので、自分の人生設計に合わせて運用がでること、また自分名義の口座で資金管理が可能のため、転職しても運用履歴が通算できるというメリットがあります。