日本株おまかせ投資のウェルスウイング(Wealth Wing)のくちこみ・評判!運用実績は?

投稿日:2023/09/28 最終更新日:2023/10/05
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ウェルスウイング(Wealth Wing)はANAとスマートプラスがリリースした日本株のおまかせ投資サービス。運用開始から2023年8月末までの全戦略の平均リターンは+68.62%で利益口座比率は99.3%と好調です。
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この記事の執筆者

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菅原良介

株式会社Finatext

証券アナリスト

Finatext サービスディレクター・アナリスト。日本テクニカル協会認定テクニカルアナリスト。早稲田大学 政治経済学部 経済学科卒業。Finatextグループで展開される投資・証券サービスのディレクターを担当する傍ら、アナリストとしても活動。グループで展開するコミュニティ型株取引アプリSTREAM内で開催されるイベントのモデレーターなども務め、国内メディアへの寄稿も行う。

ウェルスウイング(Wealth Wing)はANAとスマートプラスがリリースしたおまかせ投資サービス。(スマートプラスはストリーム(STREAM)という手数料無料の株取引アプリも運営しているフィンテック企業です。)


ウェルスウイングサービス概要

好調な運用実績。99.3%の利益口座比率

ウェルスウイングは運用開始からの運用実績を公開しています。
 

運用開始から2023年8月末までもっとも上昇した戦略のリターンは79.39%

運用開始から2023年8月末までのリターン

 

ウェルスウイングの戦略は全部で8つ。その中で運用開始の2020年12月から2023年8月いちばん成績がよかったものは79.39%でした。

運用開始から2023年8月末までの全戦略の平均リターンは+68.62%

2021〜2022年の年率リスクはTOPIX(東証株価指数)と同程度(TOPIX:11.72%、ウェルスウイング:12.46%)でしたが、市場が堅調だった2021年でも年間リターンはTOPIXを上回る結果に。さらに、市場が不安定だった2022年、TOPIXのリターンが-2.45%に対し、ウェルスウイングは+11.83%と市場の下落にも関わらず大幅にアウトパフォームしました。

ウェルスウイング年間

2023年の年初来リターンは8ヶ月経った現時点で+24.52%となっています。

運用開始以降の2021〜2022年の2年リターン平均は、TOPIXの3倍以上の高パフォーマンス(TOPIX:9.98 %、ウェルスウイング:28.23 %)。
直近での運用開始からの年平均リターンは+68.62%と高リターンを維持しながら順調に推移しています。
(2023年8月末時点)

99.3%の利益口座比率

サービス開始当初、TOPIXの下落とともに利益口座比率は下がっていますが、直近の2022年末の下落においては大きくは下がらず、高水準を維持しています。
2023年8月時点での利益口座比率は99.3%と好調です。


ウェルスウイングの利益口座比率

プロの運用をスマホで。マルチファクター投資とは?

通常のロボアドは市場平均を狙いますが、ウェルスウイングは「市場平均」より上を狙うアクティブ運用です。
リスクを低減しつつ、市場平均を上回るリターンを目指します。

マルチファクター投資

ウェルスウイングの戦略は、銘柄が持つ様々な要因に着目し投資の意思決定を行う「マルチ・ファクター投資」を採用しています。「マルチ・ファクター投資」は多くのデータを活用し分析する高度なデータ・サイエンスと大規模なシステム構築が必要です。

一般には不可能な運用手法であり、これまでは主に機関投資家向けに提供されていました。

8つの投資戦略

ウェルスウイングの戦略は下記の8つがあります。2つの質問から最適な戦略を導きます。

まず、「景況感診断」で景況感を6つのステージから選択します。次に、「リスク性向診断」でリターンとリスクの4つのパターンから選択します。これにより最適なポートフォリオが提案されます。

  • 財務健全高収益高成長ポートフォリオ
  • バランス型高収益高成長ポートフォリオ
  • 積極投資型高収益高成長ポートフォリオ
  • 高効率高成長ポートフォリオ
  • 高成長高キャッシュフローポートフォリオ
  • 財務健全高キャッシュフローポートフォリオ
  • 低リスク高収益高成長ポートフォリオ
  • 低リスク高企業価値ポートフォリオ

ウェルスウイングの特長

おまかせ投資サービス

ウェルスウイングは自動で資産運用を行ってくれるのが最大の特長です。「2つの質問に答え戦略を決定」「入金する」この2ステップのみで運用が開始します。
あとは積立をされる場合には積立設定を行うだけのカンタン操作です。

ESG投資

ウェルスウイングは戦略ごとのESGスコアを公開しています。

ESGの投資戦略の中でも中心の手法となる「ネガティブスクリーニング」を行い、ポートフォリオの期待リターンを低くする可能性のある、ESGに配慮していない企業への投資は行わないこととしています。

ESGに後ろ向きな低スコア企業で構築したポートフォリオとそれ以外の銘柄で構築したポートフォリオの比較では、明らかに差が認められています。ESGスコアが低い銘柄に投資しないことは、パフォーマンスの向上にもつながります。

ESG関連の投資規模は、2018年時点で全世界で約31兆ドルと大きく、日本でもESG関連の投資信託の数は増加傾向にあります。
EUでは2021年にSFDR(サスティナブルファイナンス開示規則)の適応がスタートし、欧州を中心に投資家へのESG関連の情報開示が求められることになりました。
ESG関連の投資規模は今後も拡大が見込まれています。  

業界初の「スマートヘッジ機能」でリスクを低減

株価下落の時に役立つオプションの「スマートヘッジ機能」が利用できます。


ウェルスウイングのヘッジ機能

入金した運用額を担保として信用口座を開設し、市場平均型インバースETFを売買する仕組みです。大・中・小と3段階から下落を緩和する割合を選択します。
ボタンひとつで設定できますが、こちらは自動ではなくユーザーが行います。
市場平均と逆の動きをする市場平均型インバースETFを売買することにより、株価下落時の資産減少幅が抑えられます。


コロナショック時のヘッジ成績イメージ

コロナショックの下落相場の際もスマートヘッジ機能を使うことで下落を緩和できています。

ANAマイルがたまる

ウェルスウイングは運用額に応じてANAマイルがもらえます。(現金でのキャッシュバックを選択することも可能です。)

マイルの還元率は運用開始から6ヶ月間は運用額の年率1%、7ヶ月目以降は0.1%。)
例えば100万円で運用を始めた場合、最初の1年間だけで5,500マイルが還元されます。(現金の場合は4,500円です。)
ウェルスウイングは運用手数料として年率1%かかりますが、開始1年は同等分がマイルで還元されると考えていいでしょう。

配当や株主優待がもらえる

ウェルスウイングは配当金や株主優待がもらえます。たとえば、権利確定日に「1株以上保有」「優待条件を満たしている」などです。

1万円以上の配当金はそのまま再投資することも可能で、効率的な投資ができます。

ウェルスウイングの手数料

ウェルスウイングの手数料は、月額の手数料と売却にかかる手数料の2つです。
月額の手数料は「情報利用料:330円(定額)」と「運用手数料:運用額の0.99%(年率)」。売却時には「売却額の1%」。

入出金については基本的に無料です。銀行振込の場合は手数料がかかりますが、オンラインでの入金は無料です。積立についても手数料はかかりません。

他のロボアドは1%程度の手数料が多く、他社と同水準になっています。

口コミと評判は?

8割が投資経験あり

ウェルスウイングの利用者の年齢層と投資経験

ウェルスウイングの利用者の80%は投資経験がある人です。投資に慣れた利用者が多く、口コミについても辛口のものが多いかもしれません。

実績について

手数料について

手数料については高いという意見もあります。日本株の売買手数料が無料の証券口座などもありますから、比較すると高く感じますね。
ただ、膨大なデータを活用したファクター投資なので手数料がかかるのは仕方ないでしょう。

運営元の企業のスマートプラスとは

口コミでも運営元について気になるという声が上がっていますが、ウェルスウイングはANAとスマートプラスがリリースしたサービスです。
スマートプラスはストリーム(STREAM)という手数料無料の株取引アプリも運営している金融サービスに特化した企業です。

東証グロース市場に上場している株式会社フィナテキストホールディングスのグループ会社です。大手証券会社と提携し行った開発実績が多くあります。

ウェルスウイングの口座開設と入金方法

ウェルスウイングは手続きがスマホで行えるので、すぐに投資をはじめることが出来ます。また入金もオンラインで行えます。


ウェルスウイング口座移設から入金までのステップ

口座開設はスマホで完結し最短3分。手順は以下です。

口座開設はスマホで3分

  1. メールアドレスの登録
    「口座開設」ボタンから口座開設ページへ移動し、メールアドレスを入力。
  2. 基本情報の入力
    申し込みページのURLが添付されたメールが届きます。ログインパスワード・取引に必要な認証コードの登録をします。
  3. 本人確認書類の提出
    運転免許証やマイナンバーカードなどをスマホで撮影しアップロードします。

ここまで完了したら2~3日後にウェルスウイング(スマートプラス証券)から登録住所に簡易書留が届きます。
ログイン情報が記載されているのでアプリをダウンロードしてログインしたら口座開設完了です。

オンライン即時入金ですぐに資金反映

入金方法は、「オンライン即時入金」と「振込入金(通常入金)」が選べます。オンラインの場合は、リアルタイムに現在の資金へ反映でき、振込手数料がかかりません。オンライン即時入金がおすすめです。

また、積立投資は、定期自動入金サービスもあります。引落口座を指定で1万円から毎月積立投資ができます。

まとめ

ウェルスウイングは日本株に特化したおまかせ投資運用サービス。銘柄の選定からリバランス、積立まですべて全自動です。
オプションのヘッジ機能により相場の下落時のリスクを減らすことができます。

最低投資額が15万と他のロボアドと比較して高額ですが、2023年の年初来リターンは+68.62%(8月末時点)と実績が好調です。


ウェルスウイングの利益口座比率

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