進化系ロボアドバイザーが話題?従来型ロボアドバイザーとの違いは?

投稿日:2024/09/13 最終更新日:2024/09/17
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2024年1月から新NISA制度が開始し、資産運用を始めたいと考えている人が急増していますが、新NISAをどう利用したらよいかわからない方も多いようです。
新NISAを利用する際に注意したいのが、「投資」と「資産運用」の違いです。

✔投資

個別の投資対象に焦点を当て、「利益が取れそう」「成長の見込みがありそう」と感じたものに、資金を投じることをいいます。投資対象について深い知識や分析力が必要になり、初心者には難しいかもしれません。

✔資産運用

人生全体を見据えた計画(=ライフプラン)を立て、資産目標(例:住宅購入資金、教育資金、老後資金)の達成が目的です。そのためにお金の運用(=置き場所)を考え、最大限のリスク軽減を図りながら資産形成を行います。

以上のように、「投資」と「資産運用」には明確な違いがありますが、両者は密接に関連しています。効果的な資産形成のためには、投資と資産運用を適切に組み合わせることが重要です。新NISAは、非課税期間が無期限になったことが大きな特徴でもあり、「資産運用」向きの制度といえるでしょう。

今回は、初心者でも気軽に「資産運用」を始められるロボアドバイザーについて解説します。
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この記事の監修者

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菅原良介

株式会社Finatext

証券アナリスト

Finatext サービスディレクター・アナリスト。日本テクニカル協会認定テクニカルアナリスト。早稲田大学 政治経済学部 経済学科卒業。Finatextグループで展開される投資・証券サービスのディレクターを担当する傍ら、アナリストとしても活動。グループで展開するコミュニティ型株取引アプリSTREAM内で開催されるイベントのモデレーターなども務め、国内メディアへの寄稿も行う。

ロボアドバイザーとは

「ロボアドバイザー(略称:ロボアド)」という名称ですが、ロボットが運用しているわけではなく、AI(人工知能)やプログラムされた運用ルール(アルゴリズム)を活用して、自動的に資産運用を行ってくれるのがロボアドバイザーの大きな特徴です。

パソコンやスマートフォンで気軽に助言や運用サービスが受けられる手軽さもあり、投資初心者や「資産運用」に時間を割けない働く世代を中心に利用者が急拡大しています。

ロボアドバイザーには、大きくわけて「自動運用型」と「助言型」の2種類があります。

✔自動運用型(投資一任型)

投資一任サービスとも呼ばれ、利用者個人の情報や投資額、投資目標など、いくつかの質問に回答するだけで、その人に最適なポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)が自動的に用意され、リスクに応じて国内外に分散投資して資産運用を行います。

個別株や投資信託、ETF(上場投資信託)、金、REIT(不動産投資信託)などで組まれており、利用者は何も考えることなく、分散投資や長期投資の恩恵を受けられます。

AIによるリバランス(資産配分の自動調整)機能や新NISAの自動買付機能、相場下落時自動買付機能など、利用者にとって便利なサービスを付加したロボアドバイザーもあります。

ロボアドバイザーの利用手数料については、預かり資産などを元に算出しており、利用中は手数料がかかり続ける仕組みです。

投資経験がない初心者や自分でポートフォリオを考えたくない人、複数の金融商品を組み合わせてリバランスやリスク調整を行うことが煩わしい人には「すべてお任せできる」点がメリットです。

✔助言型(アドバイス型)

利用者のリスク許容度を診断し、許容度に応じて最適な配分をアドバイスする助言サービスです。利用者はアドバイス内容に基づいて、投資信託やETF、国内株式などを自分で発注・運用するため、サービス利用料は無料です。

投資の最終判断を自分で行うため、ある程度の投資知識が必要となり、初心者向きではないものの、ロボアドバイザーの助言を参考にして、利用者自身の投資戦略や考えを反映したポートフォリオを組める点が魅力でしょう。

ロボアドバイザーのメリット・デメリット

「自動運用型」「助言型」の特徴をまとめると下記のとおりです。
自動運用型と助言型のロボットアドバイザー特徴
(図:Innovation IFA Consulting作成)
 
それぞれメリット・デメリットがあるものの、今までの資産運用サービスと大きく異なる点は「担当アドバイザー」が不在なことでしょう。

簡単な質問に回答して、最適な資産運用プランを選択してもらえますが、ロボアドバイザーも万能ではありません。
相場急変時に運用中のコースが大きく下落した際に、不安になって売却した方が良いか悩むこともありますし、追加投資をするタイミングを相談したい場合、コールセンターはあっても「担当アドバイザー」からのフォローはありません。

また、ロボアドバイザーは相場急変時への対応が遅いと言われており、完全お任せにしたが故に、投資知識がないまま不安感だけが続いて、せっかく始めた資産運用を止めてしまうかもしれません。
そうならないためにも、信頼がおける「ロボアドバイザー」の選択は大切でしょう。

進化系ロボアドバイザー投資

従来型の「ロボアドバイザー」のデメリットをカバーした、進化系「ロボアドバイザー」が最近話題を呼んでいます。

進化系ロボアドバイザーとは、従来型「ロボアドバイザー」特有のデメリットを解消し、より効率的で合理的な資産運用を目指します。
例えば、ライフプランに変更があった際に、コース変更や運用見直しなど適宜サポートする専任アドバイザーやコンサルタントが介在して、長期的に資産形成ができる体制があります。

IFA法人である株式会社Innovation IFA Consultingが取り扱う進化系ロボアドバイザー「マネーパレットマネージャー」を例に特徴をまとめます。

1.最大11まで目的別に資産運用が可能

ゴールベースアプローチ により、資産運用で実現したい「目標」や「夢」をアドバイザーと一緒に考えます。
その目標や夢を叶えるための「ライフプラン表」を作成し、結婚資金・住宅購入資金・教育資金・老後資金などといった、達成したい時期や金額が異なる目標に対して、最大11まで目的の設定が可能です。
 
※ゴールベースアプローチとは、達成したい目標を予め設定し、目標を達成するための運用計画を立てて資産運用を行う手法のことです。資産運用をしている期間中、一定の期間で運用状況を確認し、運用の見直しを行うことで目標を着実かつ効率的に達成しようとするもので、米国では1990年代から普及し浸透しています。

ライフプラン表

2.ポートフォリオマネージャーによる戦略の策定

運用戦略から売買・リバランスまで、プロが行う運用プロセスをお任せできます。
専門的な分析を行うことで、最大限のリスクコントロールを行い、パフォーマンスの最大化を目指します。

  • 伝統的~最新の運用手法まで分析
  • 長期運用に適した運用戦略を構築
  • 数値データや統計データを用いて、丁寧にポートフォリオを管理
パフォーマンスのシュミレーション

3.ETF・個別株式で運用

米国上場株式やETFと活用し、世界の様々な投資対象に投資を行っています。個別株式やETFはランニングコストを低く抑えられるメリットがあります。default alt

4.新NISAの有効利用

「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を自動的に買付する機能があります。
運用コースを変更した場合は、保有中のNISA銘柄は売却せずに継続運用し、非課税制度のメリットを最大限活かします。
売却した際に空いたNISA枠を翌年自動的に買付し、新NISAを有効活用します。

5.配当金・分配金の活用

長期の資産形成を行う現役世代は、再投資した方がより効果的な資産形成が行えます。定期収入を運用目的にしているシニア世代は、配当金を受け取りながら運用することができます。
受取方法を途中で変更することができるので、FIREを達成したら配当金生活・・・に切り替えることも可能です。

配当金が増えるイメージ
受け取る配当金のイメージ
▼「マネーパレットマネージャー」リリース記事はこちら

各社比較

従来型「ロボアドバイザー」と進化型「ロボアドバイザー」であるマネーパレットマネージャーの特徴をまとめると以下の通りです。

ロボアドバイザーサービスの比較
(図:Innovation IFA Consulting作成)

資産運用を「お任せ」でできる点ではロボアドバイザーは優れているものの、いい意味でも悪い意味でも「お任せ」のため、自分が選択したロボアドバイザーが本当に自分に合ったロボアドバイザーなのかどうかは自分で調べて判断する必要があります。

従来型ロボアドバイザーはインデックスでの運用が一般的であり、質問の回答が一緒になった人とは同じ運用になるなど人それぞれに合わせたゴールベースアプローチでの運用ができません。
一方で進化型ロボアドバイザーであれば、ゴールベースアプローチでの運用はもちろん、ポートフォリオマネージャーによる特徴的な戦略を選択して、目的に応じた目標を達成できる資産運用が可能となります。

まとめ

ロボアドバイザーは各社メリット・デメリットがありますので、自分の投資目的やリスク許容度に合ったサービスを選び、運用コストを十分に理解することが重要です。
ロボアドバイザーは初心者でも手軽に「お任せ」でできるとはいえ、「お任せ」であったとしても投資は常にリスクを伴うことを認識し、定期的に運用状況をチェックすることで、長期的な資産形成をしましょう。
 

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