初心者向け!基本的な株の取引方法まとめ

投稿日:2022/01/10 最終更新日:2023/03/10
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株式投資に興味を持っていても「難しそう」「失敗したら怖い」といった理由で、ためらっている方もいるのではないでしょうか。 投資にはリスクがつきものです。しかし、基礎を学んでうまく運用すれば、大きなリターンを得ることができます。

今回は、株式投資のメリットやデメリットや、証券会社の選び方などの基礎知識を詳しく解説します。

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株式投資を始めるメリットとは?

株式投資を始めて喜んでる女性のイラスト
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株式投資を始めるにあたって得られるメリットは、最大で3つあります。 株式投資では、他の投資よりも比較的リターンの多いことが特徴です。単純な株式売買で得ることができる利益の他にも、さまざまなリターンを得ることが可能です。

また、会社によっては投資を行うだけでリターンを得られる場合や、日常生活に役立つサービスを受けることができる場合もあります。株式投資を始めることで享受できる利益やメリットについて、詳しく解説します。  

値上がりで利益が狙える

株式投資は株価の安いときに株を買い、株価が高くなったときに株を売ることが基本です。この売買を行ったときの差額が利益となります。

たとえば、株価が10万円の時に株を購入した場合、株価が11万円になった時点で売るとします。このときに受け取ることができる利益は、10万円と11万円の差額である1万円です。この値上がりで発生する利益を「値上がり益」といいます。売買するときの差額が大きいほど、より多くの値上がり益を受け取れるという仕組みです。

しかし、取引のタイミングを見誤り、株価が高い時に株を買い、株価が安い時に株を売ってしまった場合は「値下がり損」になりますので、注意が必要です。

安いところで買い、高いところで売ると利益が生まれる図
安いところで買い、高いところで売ると利益が生まれる図

 【関連記事】チャートの見方・読み方をやさしく解説!株価チャートから株の買い時を探る方法とは? 

企業の利益の一部が還元される

投資した企業が利益を上げると、その利益の一部が投資者へと還元されます。この還元されたお金のことを「配当金」といいます。株主配当金を受け取ることができる時期は、企業の利益が確定する決算を終えた後の年に1~2回程度です。配当金は1株あたりで金額が計算され、所有している株式の数に応じて配当金の金額が決まります。

しかし、すべての企業が利益を配当金として還元しているわけではありません。配当金目的で投資を行う場合は、投資する企業に配当金があるかないかを事前に確認する必要があります。

また、配当金の分配は業績によって左右される可能性があり、突然の宣告によって配当金の分配が停止されることもありますので、注意が必要です。

企業からサービスや品物が受け取れる

上がり益や配当金のようなお金ではなく、サービスや品物として利益のある「株主優待」 も株式投資におけるメリットのひとつです。企業によって提供している株主優待の内容は違いますが、多くの場合は割引サービスや投資企業の自社製品などを受け取ることができます。現在では、今まで株式投資をやっていなかった人たちも取り込もうと、多くの企業でさまざまな種類の株主優待が提供されています。

2022年における株主優待の例として、味の素(株)が1500円相当の味の素グループ商品の詰め合わせセットを提供することや、アトム(株)が2,000円相当の優待ポイントを提供するなどが挙げられます。

しかし、この株主優待も株主配当金と同様に、すべての企業で行われているものではありません。内容とあわせて株主優待の有無を事前に調べる必要があります。

株式投資にはどんなリスクがある?

株価が下がり損をしている男性の図
株価が下がり損をしている男性の図
株式投資にはメリットだけでなく、リスクも存在します。しかし、どのようなリスクがあるかを理解して運用を行えば、投資の損失を軽減することが可能です。

株価が下がるリスク

企業の業績や国内外の景気・情勢により、株価は常に上昇や下落を繰り返して変動しています。この株価のブレにより投資した株式の価値が変わる可能性のことを「価格変動リスク」 といいます。リスクと聞くと危険なもののように感じますが、あくまで「株式の価値が変動する可能性」であるため必ずしも損をしてしまうというわけではありません。

しかし、投資企業の業績悪化や不祥事によって企業の信頼が下がれば、株価が一気に下落してしまいます。株式投資は売買の差額で利益を得るものなので、購入時の価格より売却時の価格が安ければ大きな損失になることも事実です。その分、投資企業の人気が上がれば、受け取る利益も増加します。

また、業績悪化や景気などの要因によって大損失にならないために、「損切りライン」をあらかじめ設定し、徹底して守ることでリスク回避することをおすすめします。

希望価格で売却できないリスク

市場へ出回る数の多さのことを「流動性」といい、流動性によって売却のしやすさが変わることを「流動性のリスク」 といいます。市場によく出回っているものは流動性が高く、なかなか市場に出回らないものは流動性が低いと説明できます。

また、流動性の低いものは売れにくいだけでなく、希望価格で売却しづらいことも難点です。すぐに売却する必要があるときに、希望額から値段を大幅に下げざるを得ないケースもあります。

流動性が高い場合と低い場合の取引しやすさに関する比較の図
流動性が高い場合と低い場合の取引しやすさに関する比較の図

投資した企業が経営破綻するリスク

投資した企業が財政難や経営不振に陥れば、当然株価は下落します。経営破綻や倒産をすれば、投資した元本も返還できません。

このように、投資企業が元本や利益を返還できなくなってしまう可能性のことを「信用リスク」 といいます。財政難や経営不振に陥りやすい企業ほど信用リスクは高くなります。財政難や経営不振に陥りにくい、つまり信用リスクの低い企業を見極めることが重要です。

信用リスクの低い企業を見極めるには、ファンダメンタルズ分析を活用することが一番です!

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口座を開設するには?

株式投資を始めるにあたり、何から始めればよいかわからない女性の図
株式投資を始めるにあたり、何から始めればよいかわからない女性の図
株式投資を行うためには、証券口座が必要です。証券口座の開設方法をご紹介します。

証券会社を選ぶ

はじめに行うことは、どこの証券会社で口座を開設するかの選択です。証券会社は店舗を持ち、対面で営業を行う「総合証券」と、店舗を持たず取引のすべてをネットで行う「ネット証券」の2つに大きく分類されます。

総合証券会社

実店舗を持っている総合証券会社では顧客一人ひとりに営業担当がつき、手厚いサポートを受けられることが最大のメリットです。また、注文受付や新商品の案内などの、充実したサービスを受けることができます。

しかし、サービス内容が充実している分だけ手数料は高くなります。手数料やサービス内容の特性上、総合証券の利用者はその多くが法人です。個人の場合でも、運用資金が多い方や運用に関する時間を取れない方は、総合証券を利用することがあります。

ネット証券会社

実店舗を持っていないネット証券会社は、手数料の安さが最大のメリットです。総合証券のような手厚いサポートはありませんが、その分銘柄選びや分析を自分自身で行うことができます。

総合証券のように対面での手厚いサポートを受けられないとはいっても、コールセンターでのサポートを行っているネット証券も増加しています。株式投資に不安がある方は、サポート用のコールセンターが設置されている証券会社を選ぶと安心です。

「手数料が安い」「コールセンターで気軽に相談できる」などの理由から、個人で株式投資を行っている方の多くがネット証券を利用しています。

また、個人で株式投資をする醍醐味を味わたい方の多くもネット証券を利用しています。

 【関連記事】証券口座、どうやって開設するの?証券口座の種類についても分かりやすく解説 

どうやって銘柄を選ぶ?

多数の銘柄からどれを選ぶか悩んでいる女性の図
多数の銘柄からどれを選ぶか悩んでいる女性の図
株式投資において、銘柄選びは非常に重要です。予算や投資目的を決めたうえで判断する必要があります。

予算を決める

最初のうちは自身の収入や消費支出などを踏まえた上で、無理なく投資できる予算を算出すると安心です。予算が決まれば、予算内で売買できる銘柄がわかります。ただし、1株は予算内であったとしても、売買可能な最低限の単位が決められている企業もあるため注意が必要です。

予算が10万円の場合を考えます。たとえば、ほしい企業の株価が1株5,000円だったとします。この時、買いたい企業の購入可能な株数単位が最低100株が1単元の場合、50万円が必要となるため売買することができません。銘柄を選ぶときには売買可能な最低限の単位も確認しましょう。

また、1単元が100株のとき、100株の次は200株のように売買単位の整数倍での取引になります。もちろん、1株から売買できる企業も多数存在します。予算の少ないうちは1株から売買できる企業を選ぶこともおすすめです。1株から売買できる企業であれば、1株単位で株数を調整することもできます。銘柄や購入する株数は、予算に合ったものを選ぶことが大切です。

単独の銘柄よりも複数の銘柄を取引することでリスクを分散することができます。複数の銘柄を取引することを前提として、株価と株数を考慮して予算を算出することをおすすめします。

 ・収入や支出から投資予算を決める
 ・株価だけでなく売買単位も確認する
 ・1株から売買できる銘柄もある
 ・複数の銘柄を取引することを前提で予算を決める 

投資目的を決める

投資目的を明確にすることも重要です。株式投資のメリットとして、値上がり益・配当金・株主優待が存在することを先述しました。この3つのメリットの中でどれを重視することが投資の目的とするのかを確認し、目的に合った銘柄を選びます。

値上がり益を重視

値上がり益を重視する場合は、将来性の高い会社を見つけることが大切です。決算の結果や事業の強みなどを調べ、将来的に成長が望める会社であるかを見極めましょう。

基本として、前年の業績から増収や増益を達成できている企業を選びます。具体的に、増収・増益が前年比2桁以上を達成していれば株価の上昇も期待できます。また、四半期ごとの業績推移もあわせて確認しましょう。業績推移が四半期ごとに上がっていれば、企業への関心が高まり株価の上昇も期待できます。

加えて、新事業の展開や新商品の開発などに力を入れている企業にも株式市場の関心が集まりやすくなります。株式市場の関心が集まると流動性も高くなり、株価の上昇を期待できるでしょう。

 ・将来性のある会社は値上がりが期待できる 
 ・業績が上がっている企業に注目
 ・新規事業や新商品開発は株価上昇の可能性 

配当金・株主優待を重視

株主優待や配当金の受取を期待している女性の図
株主優待や配当金の受取を期待している女性の図
配当金や株主優待を重視する場合は、まず投資予定の企業が配当金や株主優待を行っているか調べる必要があります。インターネットで「企業名 配当金」や「企業名 株主優待」と検索して調べると簡単です。配当金や株主優待の有無だけではなく、過去の配当金における詳細な金額や株主優待の内容を知ることができます。

しかし、配当金や株主優待は必ずしも永続的に期待できるものではありません。企業の業績によっては、突然廃止される可能性もあるため注意が必要です。

配当金や株主優待を重視する場合は、業績の安定している企業へ投資すると安心です。

また、株主優待の内容が変更され、例年とは異なる内容の優待になる可能性もありますので、必ず最新の情報を確認してください。事例として、オリックス(株)が株主優待制度を2024年3月末で廃止すると発表しました。

【関連記事】株の配当金はいつもらえる?平均はいくら?配当金についてわかりやすく解説 

企業の情報を調べる

投資に使用する予算や目的などの方向性が決まれば、次は企業の情報を調べます。多くの企業はホームページで株主への情報を提供しています。まずは、企業の基礎情報を把握しましょう。

また、株式の情報だけでなく、事業のジャンルや特性を把握しておく必要もあります。自分にとって身近な企業や興味があるジャンルの企業であれば、業界の動きが把握しやすく将来性も判断しやすいためです。企業のホームページを見る際は、株主情報とともに企業の活動内容なども合わせて確認することをおすすめします。

そして、最も重要なことが日々の株価情報です。銘柄を選ぶにあたり株価情報は必ず調べなければなりません。株価情報はインターネットで「企業名 株価」と検索するとリアルタイム情報を確認できます。

企業の株主情報やジャンル、株価の推移状況を参考にどの銘柄を選ぶかの最終判断を行います。

・企業のホームページで情報を得る
・株式情報以外にも事業や業界の動きを把握する 
・株価の推移を知る
 
【関連記事】最初に銘柄を選ぶポイントとは?何を基準に選べばいいか具体的に解説  

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株を買って利益を得るには?

株を買って利益を出すには
株を買って利益を出すには
投資する銘柄が決定すれば、次は実際に株の売買を行います。 株式投資で利益を得るためにはいくつかのポイントが存在します。

株を買うために注文する

株の注文方法にはいくつかのステップがあります。証券会社によって注文画面のデザインが違うことはありますが、内容はどの証券会社も同じです。まずは、欲しい株の銘柄と購入する数を決定し、注文方法を選択します。株の売買には、大きく分けて2つの注文方法があります。

1つ目は、株の購入金額を重視する「指値注文」の注文方法です。具体的に、「A社の株を1,000円で、100株買う」など、特定の売買価格を自ら指定し、発注する方法です。この注文方法ではたとえ希望した銘柄であっても、指定金額以上の株を買うことができません。しかし、予想を超えた金額で買ってしてしまうといったような心配がないため、安心した取引ができます。

2つ目は、株式の取得を重視する「成行注文」の注文方法です。具体的に、「A社の株を100株を買う」など、特定の売買価格を指定せず、発注する方法です。売買金額を指定せず、希望銘柄の最低額のものを必ず買うことができます。例えば、それぞれ1,000円・1,100円・1,200円で売却したい売り手が3名いる場合、選択肢の中で最低額である1,000円で売買成立になります。

一方、市場の状況次第では予想を大幅に超える金額で買ってしてしまう可能性があります。運が良ければ予想価格を大幅に下回る金額で買うことができるケースもありますが、注意が必要な注文方法です。これで注文に関する工程は終了です。

次に、注文した株の取引が成立したか、注文結果を確認します。注文結果の確認は証券会社のユーザーページや電話を用います。注文が成立していた場合、最後は代金の支払いと株の受け取りです。株の決算は証券会社から開設した口座上で行うため、決済日までに購入した株の代金を口座へ振り込んでおく必要があります。一般的に決算日は証券会社の3営業日後です。決算が終了すると、株注文の全工程が終了します。

・注文方法を選択する
・指値注文は価格を指定する
・成行注文は価格を指定しない

株価が上がったら株を売る

株式投資は株価の安いときに買い、高いときに売ってその差額を利益とするため、買った銘柄の株価が上がれば売却を行います。

売るときの流れも、基本的に買うときの流れと同じです。最初に売る株の銘柄と株数を決め、売買したい価格と注文方法を選びます。この時選ぶ注文方法とは株を買うときと同様、売買価格を自分で決める注文方法か、売買価格を決めずに売る注文方法かのどちらかです。

売買価格を自分で決めた場合、希望価格より安く売れてしまう心配はありませんが、相場の状況次第で売買の成立しない可能性があります。一方、売買価格を決めず売った場合、売買は成立しやすくなりますが希望価格よりも安くも高くもなる可能性があります。

すべての工程が終われば売買成立です。契約している証券会社の3営業日後に精算が行われ、利益を得ることができます。

株を売るときに大事なのが、売るタイミングです。あらかじめ、売りに出す目標基準を定めておき、定めた目標に達した時点で迷わずに売ることが大切です。

また、逆に株価が下落し損失を出してしまうような場合も、どれくらい下がれば売却するかの具体的な目安、つまり「損切りライン」を定めておく必要があります。定めた目安に達した時点で、売却すると損失を最小限に抑えることができます。

まとめ

株式投資の基本は安いときに買い、高いときに売ることです。基本を押さえたうえで企業の株価や業績を調べ分析することで、大きな利益を得ることができます。さらに、株を所有しているだけでも配当金や株主優待といったリターンを得ることも可能です。

現在では便利なネット証券も増え、すぐに株式投資をスタートできるようになりました。また、総合証券では手厚いサポートを受けることができ、自信のない方でも安心して取引が開始できるでしょう。

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