2カ月ごとの収入という生活に慣れる【第4回】 - 退職・年金ナビ

投稿日:2013/06/27 最終更新日:2022/08/01
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【第4回】

2カ月ごとの収入という生活に慣れる

ポイント
・年金生活になったら毎月定期的に給料をもらう生活は終わり、公的年金の受け取りは偶数月の15日に隔月ごと受け取り。
・セカンドライフにおいては、「年金収入は2カ月に一度」のサイクルに慣れ「2カ月単位」の出費を考えることが大切。
・定年退職したらボーナスももらえなくなるので、「夏冬のまとまった賞与収入に頼らない」家計のやりくりも意識する。

ここまで、ストックとフローの双方から定年後の生活について考えてきました。セカンドライフの収支については、もう一つ大きな変化があります。それは「毎月収入がない」ということです。

年金は隔月受け取りになる

会社員時代は、25日などの給料支払日が毎月到来することは当たり前の生活サイクルでした。つまり「毎月1回収入がある」ということを前提に収支の予定を立てていたと思います。入ってきたお金を約4週間に分けて使えば次の給与振込がある、というイメージです。若い頃には、給料日までの数日、ギリギリでやりくりをした、なんて家庭もあったことでしょう。
セカンドライフにおいては、ここに大きな変化が訪れます。公的年金は隔月ごとに支給されるからです。年金の支給月は偶数月の15日と決まっており、この日に振込が行われます(支給日が土日祝日の場合前日に支給。金融機関によっては振込が遅れる場合もあります)。
つまり、年金生活では「2カ月に1回収入がある」ということです。逆にいえば、1回の収入で約8週間を暮らさなければならないということです。まとまった金額が入金されることになりますし、次の年金収入があるまでの期間、公共料金等の引き落としも2回あります。感覚が大きくズレてしまうことになるはずです。もしかすると年金振込の直前数週間はお金が足りない、ということになるかもしれません。
セカンドライフにおいては、「2カ月」というのんびりしたライフサイクルでお金のやりくりをすることに慣れていくことが必要だ、ということを覚えておきましょう。

企業年金も原則隔月

会社によっては退職金の一部を企業年金として振り込んでくれるところもあります(退職年金、確定給付企業年金、企業年金基金などと呼ばれる制度がある場合)。この場合は一般的には偶数月の1日に振り込まれることになります(各社の規程による)。詳しくは会社の担当者の説明を確認してみてください。
国の年金での不足を補ってくれる定期収入を会社が用意してくれるのであれば、これはありがたく利用していきたいところですが、これもまた、2カ月に一度、となってしまうわけです。「2カ月に一度」ということはよく覚えておきましょう。
なお、年金払いと一時金受取を退職時に選べる場合は、基本的に年金払いが良いと思います。一定期間にわたり分割払いで受け取れますので使い切ってしまうおそれがなく安心ですし、その間は預金より高い利息がついて年金額が計算されます。一時金で受け取る場合は、ほとんど税金がかからないのがメリットですが、気がつけば使い切ってしまった、なんてことのないようしっかり管理していくことが大切です。

ボーナスは入らないことにも慣れる

また、年金生活に入ったら覚悟しなければならないことに「ボーナスはなくなる」というものもあります。現役会社員であった期間は、年に二回、夏と冬にボーナスをもらえるところが多かったと思います。金額は会社によって違いがあるとはいえ、毎月の給与とは別にもらえるボーナスの存在は、いろいろなやりくりに役立っていたのではないでしょうか。
住宅ローンについて毎月の返済に加えてボーナス返済を併用していた人は多いでしょう。あるいは、大型家電などの購入を毎月のやりくりから負担することは難しいため、ボーナス払いで購入をする、ということは誰でも経験したことがあると思います。旅行の資金などはボーナスから出していたという夫婦もいることでしょう。
しかし、残念ながら年金生活に入ったらこのボーナスはなくなります。国は皆さんにボーナスをくれないのです。逆にいえばボーナスで大型出費をやりくりするようなライフプランは年金生活では通用しないということになります。ついうっかり「ボーナス払いで」などクレジットカードで高額の買い物をしてしまうことのないよう注意してください。
なお、資産管理をしっかり行っているのであれば、自身の資産を計画的に取り崩して、「自分で自分にボーナス」をあげるようなやりくりをすることもできます。どうしてもボーナスがあるほうがいい場合は、計画的な取り崩しの一部に「自分で自分にボーナス」を出す予算を検討してみるといいでしょう。
家計簿を「楽しく」暮らす道具にする
 
執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2010年月1月22日
 

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