資産運用を今すぐ始めるべき理由とは?初心者におすすめの運用方法をご紹介!

投稿日:2022/02/25 最終更新日:2023/05/15
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老後の生活や各ライフイベントに必要な資金を用意するために、資産運用を始める方が増えています。 しかし、資産運用にはさまざまな種類があるため、「どのような方法を選べばよいの?」「どんなメリットがあるの?」など疑問を抱える方も少なくありません。 そこで今回は、資産運用の基本をはじめ、資産運用の必要性、失敗しないコツなどについて詳しくご紹介します。
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そもそも資産運用とは?

「資産運用」という言葉は聞いたことがあるけど、実際にどのようなものなのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。まずは、資産運用とは何かについて確認しましょう。

いまさら聞けない「資産運用」って何?

資産運用とは、自分が持っている「お金=資産」を、株式や不動産などに投資して増やすことをいいます。資産運用のなかには、銀行や郵便局にお金を預けて、金利によって資産を増やす「預貯金」も含まれます。しかし、現在の日本は低金利となっているため、銀行に長期間お金を預けたとしても、資産を大きく増やすことは困難です。生活費や老後の資金、子供の教育費など、ライフイベントごとに必要なお金を用意するためには、効率よくお金を貯められる「投資」による資産運用が有効といえます。

最近耳にする「資産形成」との違いとは?

資産運用と似たような言葉に「資産形成」があります。資産運用と資産形成を混同して考える方もいますが、厳密には意味が異なります。「資産形成」とは、将来に必要なお金を用意するために、貯蓄をしたり、毎月の積立をしたりして資産を形成していくことを意味します。

対して「資産運用」は、今持っている資産を元手として、株式や不動産に投資して運用することで、資産を効率的に増やしていくことを意味します。銀行への預貯金だけでは利益を得にくい現代では、いまある資産を有効活用して、効率的にお金を増やしていく「資産運用」が有効な手段といえるでしょう。

資産運用の種類って?

資産運用と一口にいっても、さまざまな種類があります。一般的な資産運用の方法として、以下の5つが挙げられます。

・預金/外貨預金
・債券投資
・FX
・仮想通貨
・株式投資

なお、下記のページでは資産運用の種類を詳しくご紹介しております。ぜひ併せてご覧ください。【資産運用】初心者向け!資産運用を始める時のポイントについて解説 - ゼロから始める資産運用

なんで投資しないといけないの?

金利減少の説明図

先ほどご紹介した通り、資産運用は手持ちの資産を株式や不動産に投資して増やす手段です。預貯金も資産運用に該当しますが、なぜ投資をすることが有効とされているのでしょうか。

その理由には、以下の2つが挙げられます。

・預貯金でつく金利はごく僅かなため
・老後の生活資金や子供の教育費など将来的にさまざまな費用がかかるため

ここからは、それぞれの理由について詳しく解説します。

預貯金だけでは金利がつかない!

銀行や郵便局への預貯金は、資産運用の一つです。しかし、現在の日本では超低金利といわれており、預貯金だけでは十分な金利は期待できません。かつてのバブル期では、一般的な銀行預金でも約4%の金利がついていました。しかし、バブル経済の崩壊とともに超低金利社会へと状況が一転したことから、預貯金で資産を殖えられなくなりました。現在の超低金利では、100万円を1年間預けたとしても、200円の利息しか得られないともいわれています。効率的にお金を増やしていくには、銀行の預貯金だけでなく、他の資産運用方法を検討することが重要です。

将来のライフイベントで費用がかかる!

ライフイベントの出費説明図ライフイベントの出費説明図

老後の生活費や教育費など、将来のライフイベントにかかる費用は数千万円といわれています。具体的なライフイベントの費用を見てみましょう。
 

ライフイベント 平均額
結婚式 292万円
一年あたりの幼稚園の学習費 公立:約22万4千円、私立:約52万8千円
一年あたりの小学校の学習費 公立:約32万1千円、私立:約159万9千円
一年あたりの中学校の学習費 公立:約48万8千円、私立:約140万6千円
一年あたりの高校の学習費 公立:約45万7千円、私立:約97万円
一年あたりの大学の学習費 国公立:約103.5万円、私立(文系):約152万円
私立(理系)約183.2万円
新築の物件別々平均購入価格 土地付注文住宅:約4,397万円、建売住宅:約3,495万円、マンション:約4,545万円
1ヶ月あたりの夫婦2人の日常生活費 最低限必要な費用:約22.1万円、ゆとりを持てる費用:約36.1万円

※出典:ブライダル総研『結婚トレンド調査2021』
    文部科学省『平成30年度「子供の学習費調査」』
    日本政策金融公庫『令和3年度「教育費負担の実態調査」』
    住宅金融支援機構『令和2年度「フラット35利用者調査」』
    生命保険文化センター『令和元年度「生活保障に関する調査」』

さらに、近年は寿命が伸びており、人生100年時代ともいわれています。加えて、日本は少子高齢化が進んでおり、現役世代の人口が減少することで、年金世代を支えられなくなることも懸念されています。政府が発表した「老後2,000万円問題」が物議を醸したように、長い老後生活を年金だけで賄うことは難しいとされていることから、今のうちからしっかりと資産を蓄えておくことが求められます。

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失敗しない資産運用って?

資産運用をするとき、必ずしも成功するとは限りません。投資にはリスクがあるため、失敗してしまうと損失が発生する可能性があります。では、資産運用で失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか。ここからは、資産運用でよくある失敗例と、失敗しないためのポイントについて解説します。

よくある失敗例

投資による資産運用では、経済状況や投資方法などによって失敗するリスクがあります。よくある失敗例は、以下のとおりです。

経済不況

コロナによる不況コロナによる不況

経済不況は、資産運用が失敗する原因となり得ます。なぜなら、経済不況の影響を受けると、株や不動産などの資産価値が低下するためです。実際に世界的な不況となった「リーマンショック」は、日本の経済にも大きな影響を与え、現在の超低金利社会の一因ともなりました。

また、最近では新型コロナウイルス感染症の流行によって、株価が下落している事例も見られています。このような経済不況は、プロの投資家でも予測ができないケースもあります。

一つの銘柄・資産への集中投資

一つの銘柄や資産に集中投資すると、成功すれば資産を大きく増やせるものの、失敗すると大きな損失を被るリスクがあります。例えば、ひとつの銘柄に集中投資した株式会社が倒産すると、大損失を被ってしまいます。

また、不動産投資では、自然災害や近隣のショッピングモールの閉店などにより、資産価値が低下してしまう可能性があります。集中投資はハイリスク・ハイリターンとなるため、安定した資産運用のためには避けたほうがよいとされています。集中投資のリスク説明図集中投資のリスク説明図

専門家に任せきり

資産運用に大きな注目を集めている近年では、投資の運用を専門家に任せられる商品・サービスが登場しています。とくに初心者の方は投資に関する知識に自信がなく、専門家に任せようと考える方も少なくありません。

しかし、専門家に任せすぎることで失敗することもあります。なぜなら、専門家は豊富な知識・経験を有していますが、必ずしも利益が出ることが保証されているわけではないためです。初心者の方は、専門家に運用を任せることも一つの手ですが、定期的に運用状況を確認する、分からないことは相談するなど、専門家に任せきりにしないことが重要です。

失敗原因とは

資産運用に失敗するということは、何かしらの原因があります。失敗原因はさまざまですが、考えられる原因には、以下の3点が挙げられます。

・運用の目的や目標金額を決めない
・売買タイミングなどのルールを決めない
・何となく仮想通貨やFXに手を出してみる

運用の目的や目標金額を明確に定めていないと、投資先の選定をはじめ、売却タイミングの判断基準が曖昧になり、失敗してしまう可能性があります。投資を始める際は、「教育資金を準備したい」「老後の生活資金を貯めておきたい」など、明確な目的を持つことが重要です。また、目標金額を明確にしておくことで、目標金額に達したタイミングで売却できるため、失敗のリスクを低減できます。

次に、売買タイミングのルールを定めていないことが挙げられます。株や不動産といった資産の売買タイミングのルールを決めていないと、万が一損失が出た際に「損切り」をしづらくなり、損失額が膨らんでしまうリスクがあります。損失が大きくなるほど生活にも影響を与えるため、事前に損切りするタイミングを定めておくようにしましょう。

また、「何となくお金を増やしたいから」と無闇に仮想通貨やFXに手を出すと、膨大な損失をする危険があります。仮想通貨やFXは専門的な知識が必要になるほか、世界経済など多方面に目を向けなければなりません。

資産運用で失敗しないためのポイント

資産運用に失敗しないためにはどうすれば良いのでしょうか。資産運用で失敗しないためのポイントとして、下記の4点が挙げられます。

・分散投資をしてリスクを減らす
・予め資産運用の目標を決めておく
・余剰資金の範囲内で運用する
・一喜一憂しない

投資をする際は、集中投資ではなく分散投資を意識しましょう。分散投資にすることで、万が一いずれかの投資先で損失が出ても、損失額を最小限に抑えられます。

また、資産運用は目標を明確にしてから始めることが大切です。資産運用の目的や目標を明確にすることで、どのような金融商品を選ぶべきか、売却タイミングや目標額を決めやすくなります。具体的には、「どのような目的で」「いつまでに」「いくらまで増やすのか」の3点を明確にしましょう。

次に、資産運用は余剰資金の範囲内で行なうようにしてください。生活費以外を資産運用にまわすと、突然の病気や怪我に対する治療費や、冠婚葬祭などの費用が足りないという事態になりかねません。余剰資金は、「総資産額-月収(手取り)×6か月分」で算出できます。

最後に、投資の運用では感情に流されないように意識しましょう。市場価値は日々変動するため、長期的にかつ冷静に市場を分析することが大切です。これらのポイントを意識することで、資産運用の失敗リスクを低減できます。ぜひ覚えておきましょう。

おすすめの運用方法4選!

いざ資産運用を始めようとしても、どの運用方法が良いかわからないという方もいるでしょう。
そこで最後に、おすすめの運用方法を4つご紹介します。

iDeCo

iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、掛け金を投資信託のような金融商品を通じて運用します。通常では、掛け金は所得税の課税対象となりますが、iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になります。加えて、運用益も非課税となっており、60歳以降に年金または一時金としてお金を受け取ることが可能です。

NISA・つみたてNISA

NISAは、資産運用で得た利益が一定額まで非課税になる制度です。通常のNISAだけではなく、つみたてNISAやジュニアNISAなどがあり、非課税となる投資額や期間がそれぞれ異なります。なお、下記のページではNISAについて詳しくご紹介しています。NISAに興味がある方はぜひご覧ください。

【この記事もおすすめ】初心者が投資を始めやすい資産運用「つみたてNISA」とは?

債券

債券とは、国や企業にお金を貸して、満期になると利息を受け取れる資産運用のことです。国が発行している債券を「国債」、企業が発行している債券を「社債」といいます。国債は、国が発行しているため倒産などのリスクもなく、最もリスクが低いため初心者の方にもおすすめです。一方で社債は、国債に比べるとリスクは高まるものの、その分リターンも大きくなります。

債権の仕組み説明図債権の仕組みの説明図

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、年齢や資産状況、リスクの許容度などから、AIが最適な投資先や商品を自動的に選んでくれるサービスのことです。初心者で資産運用の知識がほとんどない方は、AIの力を借りて効果的な投資にするのも一つの手です。ただし、AIが選んだものが必ずしも成功するとは限りません。あくまでも参考程度と捉えておきましょう。ロボアドバイザーの説明図ロボアドバイザーの説明図

まとめ

将来のライフイベントに備えて資産を増やす「資産運用」についてご紹介しました。
投資には失敗のリスクがありますが、失敗例や失敗の原因を知ることで、リスクを低減させることができます。まずは、初心者でも取り組める資産運用方法から、余剰資金の範囲内で挑戦してみてはいかがでしょうか?資産運用を始める際は、あらかじめ目的や目標金額などを明確にしてから、リスクとリターンのバランスが自分の正確にあっている投資方法を選びましょう。

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