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ビギナー [ 老後の資産運用 ]
- これから20回にわたり「老後の資産運用」というテーマに向き合ってみたいと思います。最初のテーマは「老後っていつから?」です。
- 「老後」がいつからか、というのはなかなか難しいテーマです。ひとりひとりの考え方によって「老後」が始まる年齢は違ってくるからです。老後の定義、というのもあまりはっきりしたものではありません。国語事典風に言えば「年を取った後のこと」ということですが、曖昧なことには変わりありません。
- たとえば「私にとって老後は定年退職する60歳から」という人もいるでしょうし、「私はできるだけ長く働きたいので老後は70歳から」という人もいるでしょう。あるいは「老後が始まるのは夫が定年退職を迎えたときだからそのとき私は55歳」ということも考えられます。
- しかし、今の3人が考えている「老後」のイメージにはひとつの共通点があります。それは「老後とは、仕事が中心の生活を離れたときから始まる」というイメージがあることです。そのタイミングに達するのは定年退職であったりするわけです。
- 「老後に世界旅行をしたい」などと具体的な夢をふくらませている人もいますが、これも定年退職などリタイアメントの生活に入っているからこそできることです。やはり、老後のスタートと仕事の終了とは密接な関係がありそうです。
- 仕事が中心の生活を離れる、ということは、定期的な収入がなくなるということですから、老後のスタートはすなわち、年金などの収入をベースとした新しい生活が始まるということでもあります。この点から考えると年金を受け取り始める年齢というのも老後のスタートに関係があることになります。
- まず「定年から始まる老後」について考えてみましょう。現在では一般的な定年年齢は60歳です。今年や来年定年を迎える人にとってはおそらく60歳が一般的な「老後のスタート年齢」になることでしょう。
- ただし、「年金とともに始まる老後」を見てみると必ずしも60歳がスタートというわけでもありません。60歳から年金を受けられるのは会社員であった人などだけで、自営業者や専業主婦であった人の年金はすでに65歳スタートとなっています。また、会社員の年金も60歳から受けられるのはその一部で、全額を受けられるのは63歳からになっています(今年60歳に達した人の場合)。
- また、これから先に60歳に達する人たちは60歳以降も働くチャンスがたくさんあります。会社は働きたい人については65歳まで雇うのが義務になっています(現在、移行中)。また、今後少子化が進む中で60歳以降の人が働く必要も増えてくることでしょう。
- このように、60歳から65歳に達するまでの間は、一人一人が自分の「老後のスタート」を決める時間となっています。少しずつソフトランディングしてもいいですし、一気にリタイア生活に入ることもできます。もっと先送りしてもいいのです。
- つまり、「老後のスタートは自分で決める!」ということになりますね。あなたの老後のスタートはいつからにしたいですか?
- (金財総研)