クレジットカードは複数持ちがおすすめ!メリット・デメリットや使い分けも解説
クレジットカードは複数持ちをすることで、受けられる特典・サービスが増加します。本記事では複数持ちをするメリット・デメリットやおすすめの組み合わせを解説。クレジットカードを複数持ちして、今までより幅広い恩恵を受けましょう。
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クレジットカードの複数持ちは多数派!平均保有枚数は約2.8枚

キャッシュレス決済やポイ活などの普及にともない、新たにクレジットカードを作る人が増えています。
一般社団法人日本クレジット協会が実施した「クレジットカード発行枚数調査」によると、2021年3月末時点のクレジットカードの発行枚数は2億9,531万枚。成人人口で割ると1人当たり2.8枚のクレジットカードを所持しています。
複数持ちにおすすめのクレジットカードを6枚紹介
早速、複数枚持ちにおすすめのクレジットカードを紹介します。おすすめのクレジットカードは以下の6枚です。
- 三井住友カード(NL)
- JCBカード W
- 楽天カード
- エポスカード
- イオンカードセレクト
- リクルートカード
①三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、ナンバーレス仕様のためカード番号の盗み見を防止でき、セキュリティ面で安心なカード。Vpassアプリに登録するとカード決済するたびに通知が届くため、万が一不正利用されてもすぐに気付けます。
また、カード審査時の職業を「学生」にした場合は、学生ポイントを貯蓄可能。さらに、25歳以下の学生限定でAmazonプライムやU-NEXTなどのサブスクリプションサービスやau・docomoなどの携帯料金をカード決済することで最大9.5%還元されます。

三井住友カード(NL)は、セブン-イレブンやローソン・マクドナルド等で最大5%還元されるため、社会人でも使い勝手に優れていますよ。
三井住友カード(NL)公式サイト
②JCBカード W

日本生まれの国際ブランド「JCB」が発行するJCBカード Wは、年会費無料のクレジットカードです。そのため、仮に年に一度もカード決済をしなくても損はしません。
また、JCBカード Wの利用で貯まるOki Dokiポイントは、使い勝手が良いのもうれしい特徴です。
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Amazon 1pt=3.5円
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キャッシュバック 1pt=3円

JCBカード Wの申し込み条件は18歳以上39歳以下のため、40歳以上は申し込みができません。40歳以上の方で、どうしてもJCBカードを発行したい場合は、JCB一般カードを検討してみてください。
JCB CARD W 公式サイト
③楽天カード

楽天ユーザーにおすすめなのが、通常利用で還元率1%の楽天カードです。街中でのカード利用以外にも、楽天市場でポイント還元率がアップする「楽天SPU」を利用することで、さらにポイントを貯められます。

貯まった楽天ポイントは毎月のカード請求額や、街中の店舗ポイント支払いに充当可能です。日常利用しやすいため、複数持ちのスタメンカードと言えますよ。

楽天カードは楽天市場アプリを利用して、楽天市場で楽天カードを使った場合、還元率が3.5%以上になります!
楽天カード 公式サイト
④エポスカード

エポスカードは、最高500万円の海外旅行保険が自動で付帯。(※10/1~利用付帯に変更)自動付帯は利用付帯と異なり、クレジットカードを持っているだけで保険対象になります。

また、全国の居酒屋やカラオケ、遊園地などでポイント高還元や優待割引される特典も。エポスカードを手に入れた際には、ぜひ活用してみてください。

飲食店では、ワンドリンクサービスや飲食代より10%OFFなどの特典を受けられます。
⑤イオンカードセレクト

イオンカードセレクトは年会費無料なうえ、以下の3つの機能が1枚のカードにまとめられているため、まさに一石三鳥なクレジットカードです。
- イオン銀行キャッシュカード
- クレジットカート
- 電子マネーWAON
現金を引き出すのも、カード払いするのも、さらには電子マネーを利用するのにも、イオンカードセレクト1枚さえあればできてしまいます。

さらに、イオンカードセレクトはイオングループ対象店舗で5%割引になったり、イオンユーザーにうれしい特典もついていますね。
イオンカードセレクト 公式サイト
⑥リクルートカード

リクルートカードは還元率1.2%で、基本還元率が一般的に0.5%~1.0%のクレジットカードに比べると驚異的な数値を誇ります。リクルートカードの利用時にカードを利用するとさらにお得になるカードです。
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じゃらん:3.2%
リクルートカードは保険も充実していて、旅行保険は海外が最高2,000万円・国内が最高1,000万円。利用付帯ショッピング保険は国内・海外あわせて購入から90日間は年間200万円まで補償されます。

ポイント還元率のみを重視して発行しても、嬉しい特典が沢山ついてきますね。
リクルートカード 公式サイト
クレジットカードを複数持つ5つのメリット

ここからは、クレジットカードと複数持ちするメリットを5つご紹介します。
- 国際ブランドで使い分けができる
- 旅行保険の補償額を合算できる
- 利用できる特典・サービスが増える
- 1枚目が使えなくても2枚目でカバーできる
- 限度額が大きくなる
結論、複数持ちしない理由はありません。うれしいメリットを詳しく見ていきましょう。
①国際ブランドで使い分けができる
クレジットカードを複数枚持ちすると、異なる国際ブランドのカードを選べるため、利用できるお店の数が増えます。
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VISA
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Mastercard
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JCB
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Amex
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Diners Club
特徴の異なる国際ブランドを、複数枚持ちで使い分けることで、カードを利用できる機会が増えるのです。

Visa・Mastercardは世界中で不便なく利用できますが、JCBは国内が中心。また、AmexとDinersClubは加盟店数こそ劣りますが、ステータス性と経済力をアピールできます。

国際ブランドごとの特性を理解して、2枚目のカードを発行する際には異なるブランドを選んでみましょう。
②旅行保険の補償額を合算できる

クレジットカードには、国内外の旅行保険が付帯するサービスがついています。補償金額・適用条件は保険会社によって異なりますが、複数のクレジットカードがあるとそれぞれ合算が可能に。
海外の医療費は高額初診料は高額な場合もあります。クレジットカードを持っているほど補償してもらえる金額が増えるため、旅行保険会社を利用する費用を節約できるなど、お得で安心です。

複数枚のクレジットカードで保険料金を合算する場合は、適用条件をしっかりと確認しましょう。
③利用できる特典・サービスが増える
クレジットカードには、普段の買い物や旅行時に使えるさまざまな特典・サービスが付帯しています。旅行に特化したカードと生活用カードを組み合わせた場合、以下のような特典を利用可能です。
- 提携店舗での割引
- 加盟店でポイント高還元
- 空港ラウンジの無料利用
- 空港手荷物無料宅配サービス
たとえば、イオンカードセレクトと旅行に強いアメックスカードを併用した場合、日常生活ではイオンカードセレクトでお得にお買い物し、旅行はアメックスカードで豪華な特典を受けられます。

用途に合わせて複数のカードを選んで、お得な生活を送りましょう。
④1枚目が使えなくても2枚目でカバーできる
クレジットカードを複数持つと、1枚目が使用できなくなったときに、2枚目で対応できます。たとえば、海外で同じクレジットカードを多用していると、カード会社に不正利用を疑われ、止められてしまうことも。
また、クレジットカードの扱い方が悪いと、破損や磁気不良などで使用できなくなる恐れも考えられます。さまざまな事態を考慮して、クレジットカードを複数持ちしましょう。

とくに海外に行く機会が多い人は、複数持ちが必須です。日本ならキャッシュカードで現金を引き出せますが、海外だと現金の入手手段もクレジットカードになりますね。
⑤限度額が大きくなる

クレジットカードには、利用限度額が設定されています。1枚目のクレジットカードの利用限度額が100万で2枚目が50万の場合、合計150万までカード決済が可能に。
出費が多く限度額がオーバーしてしまったときに、複数枚カードがあると別カードで代用できるため安心です。

利用限度額は、クレジットカードや申込者の属性によって異なるため発行元の公式サイトで確認しましょう。
クレジットカードを複数持つデメリットは2つ

キャッシュレスやポイ活の普及により、クレジットカード複数持ちは当たり前のようになっていまが、実際に利用するときには以下のデメリットが気になります。
- 利用総額が把握しにくい
- ポイントが貯まりにくい
デメリットを理解して後悔せずにカードを利用しましょう。
①利用総額が把握しにくい
クレジットカードは決済してからWeb明細に反映されるまで時間がかかります。カードによってかかる時間は異なりますが、複数枚カードを所持した際には全体の利用額を確認するのに手間がかってしまいますね。

反映に少し時間はかかりますが、楽天カードやエポスカードはアプリがあるので携帯で簡単に確認できます。ぜひ活用しましょう。
楽天カード 公式サイト
②ポイントが貯まりにくい
クレジットカードポイントの種類や貯め方は、カード会社によって異なります。そのため、複数のクレジットカードを利用していると、ポイントが分散されるため、結果的に長期的なポイ活には向いていないのです。
クレジットカードを1枚に統一すると、ポイントが分散されないため、効率良く貯められます。ポイ活をして生活費を節約したい人は、日常用カード1枚に統一する手段も考えましょう。
▼使い分けの例▼

クレジットカードを複数枚持つコツは、カードごとの役割を決めること。ポイントサービスに応じて、用途ごとに分けることで、最も高還元になるタイミングで決済が可能になります。
複数枚のクレジットカードの使い分けはメインとサブ
クレジットカードを複数持つ場合は、メインカードとサブカードに使い分けましょう。生活用・旅行用等に分けることで、特典を最大限に活かせる上、お互いのカードのデメリットをカバーできます。

メインカードとサブカードの具体的な使い方と、おすすめカードを紹介していきますので、迷っている方は要チェック!
メインカード
メインカードは、基本ポイント還元率の高さ・還元率アップ特典の充実度を重視しましょう。本記事で紹介したメインカードにおすすめクレジットカードを、3枚紹介します。
- 楽天カード
楽天市場を使う人におすすめ - JCBカードW
スターバックスに通う人におすすめ - リクルートカード
リクルートサービスを利用している人におすすめ

ライフスタイルに合わせてポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶことで、節約につながりますよ。
楽天カード 公式サイト
サブカード
サブカードは、メインのサービスを補える特典・サービスが付帯しているカードにしましょう。サブカードにおすすめのクレジットカードは、以下の3つです。
- エポスカード
海外旅行保険が自動付帯 - 三井住友カード(NL)
セブン-イレブン・ローソン等で高還元率 - イオンカードセレクト
キャッシュカード機能付きクレジットカード

人によってメインカードとサブカードは異なるでしょう。ぜひさまざまな特典を確認して自分に合う2枚のクレジットカードを見つけてみてください。
エポスカード 公式サイト
クレジットカードの複数申し込みと審査の注意点2つ

クレジットカードを複数申し込むときは、以下の注意点があります。
- 複数のクレジットカードを短期間に申し込まない
- キャッシング枠を申し込まない
審査にも影響するためしっかり確認して、スムーズにカードを発行しましょう。
①複数のクレジットカードを短期間に申し込まない

短期間に複数のクレジットカードに申し込むと、審査に落ちる確率が下がります。カード会社に「お金に困っていて、キャッシングをして逃げるのではないか」と判断されるためです。

クレジットカードの2枚目以降の申し込みは、最低でも1か月の期間が空いてからにしましょう。
②キャッシング枠を申し込まない

キャッシング枠を0にすると、キャッシング審査を受ける必要がないため、挑戦しやすくなります。また、年収が低い人はキャッシング審査で「総量規制」にひっかる恐れもあるため注意が必要。
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借入額の上限を、借り入れをする人の年収の3分の1までにすると定めた法律のこと。
キャシング枠を設けると、上記2点の観点から審査ハードルが上がるため、申し込む際には注意しましょう。
クレジットカードは複数枚持ちで使い分けよう
クレジットカードは、カード会社ごとに受けられる特典・サービスが異なります。自分が何を重要視しているのか、以下のようなポイントを意識しながら、メインとサブを使い分けましょう。
- ポイント還元率
- 割引、優待サービス
- 海外旅行保険
クレジットカードで決済をすると、割引特典やポイ活により買い物や外出が楽しくなりますよ。複数のクレジットカードを使い分けて、お得にカードライフを楽しんでみてください。
クレジットカードの複数枚持ちにより、所持しているすべてのカード特典を活用できたりとメリットがたくさんありますね。