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みんかぶニュース 市況・概況 ベステラの上期営業利益は14.6倍◇  ベステラ<1433.T>がこの日の取引終了後、第2四半期累計(2~7月)連結決算を発表しており、売上高23億3500万円(前年同期比42.7%増)、営業利益1億6100万円(同14.6倍)、純利益2億2000万円(前年同期600万円)だった。  主力のプラント解体事業で、スクラップ相場の高騰や大型の工事進行基準対象工事の施工が順調に推移したことが牽引した。また、販管費の抑制に努めたことも寄与した。  22年1月期通期業績予想は、売上高56億円(前期比52.1%増)、営業利益4億5000万円(同3.6倍)、純利益3億6000万円(同2.5倍)の従来見通しを据え置いている。  同時に、持ち分法適用関連会社であるリバーホールディングス<5690.T>が10月1日付でタケエイ<2151.T>と経営統合するのに伴い、特別利益が発生すると発表した。なお、業績予想への影響は現在精査中としている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:34 注目トピックス 日本株 新興市場銘柄ダイジェスト:グローバルWは大幅続落、ハウテレビジョンが年初来高値 <3936> グローバルW 7910 -2170大幅続落。東証が8日から信用取引に関する規制措置を強化すると発表し、売買を圧迫するとの見方から嫌気された流れが続いている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)に引き上げられた。日証金も増担保金徴収措置を実施している。同社株は7日に年初来高値(1万3770円)を記録するなど短期間に急騰しており、利益確定売りも重なっているようだ。<4880> セルソース 17700 +560大幅反発。乳がん治療・乳房再建に関する情報提供サービス「Sakura Pass」を開始すると発表している。専用の電話窓口でセルソース提携医療機関の乳腺外科や形成外科の情報を提供する。サービスの第1弾として体型補整用婦人下着を販売するマルコ(大阪市)と提携して電話窓口の情報を記載した「Sakura Passカード」の配布を開始し、同社の約62万人の会員を対象としたサービスとして運用を始める。<6629> Tホライゾン 1402 +49大幅続伸。シンガポール子会社のESCO Pte.Ltd.が没入型ワークスペースソリューションを展開する英Igloo Vision社とアジア太平洋地域での新たなパートナーシップ契約を提携したと発表している。没入型ワークスペースは、利用者がデジタル空間で仕事をするための環境。提携により、Igloo社の同ソリューションの販売権が付与される。また、連結子会社が工場経営マネジメントソリューションのWebアプリ版の提供を開始している。<3906> ALBERT 5040 +290大幅に反発。日本総合研究所(東京都品川区)とデジタルトランスフォーメーション(DX)領域で協業を開始すると発表している。両社でDXを推進する企業のビジョン・戦略策定から実装までを一貫して支援する。具体的には、DX推進のPMO(Project Management Office)を支援するほか、DX人材の育成支援や教育コンテンツの制作支援などでも連携する。企業の支援に取り組みながら、新たな商品・ソリューション開発も進めていく予定。<7064> ハウテレビジョン 2450 +400年初来高値。22年1月期第2四半期累計(21年2-7月)の営業損益を0.03億円の赤字(前年同期実績は0.42億円の赤字)と発表している。若手ハイクラス層を対象としたリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」の登録会員数が6496人増の6万2124人に伸び、赤字縮小に寄与した。通期予想は0.10億円の黒字で据え置いた。0.38億円の赤字だった第1四半期に比べ、着実に業績が向上しているとの見方から買いが集まっているようだ。<2158> FRONTEO 1871 +164大幅に反発。東京都に管理医療機器販売業の届出を行い、受理されたと発表している。管理医療機器販売業は、製造販売業者から供給された医療機器を直接、または他の企業などを介して医療機関やユーザーに提供する業態。第一種医療機器製造販売業許可は1月に取得済み。FRONTEOは会話型認知症診断支援AIプログラムの製造販売承認取得に向けて臨床試験を行っており、今回の届出で医療機関などへのAI医療機器の直接販売が可能になる。 <ST> 2021/09/09 16:34 JASDAQ市況 JASDAQ平均は小反落、利食い売り優勢も底堅い動きに [JASDAQ市況]JASDAQ平均 4,062.41 -3.28/出来高 5436万株/売買代金 598億円J-Stock Index 4,387.08 +8.89 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はそろって反落、J-Stock Indexは続伸した。値上がり銘柄数は263(スタンダード253、グロース10)、値下り銘柄数は312(スタンダード289、グロース23)、変わらずは70(スタンダード66、グロース4)。 本日のJASDAQ市場はまちまちな展開となった。前日8日の米株式市場のダウ平均は3日続落。新型コロナウイルス感染再拡大による景気減速が懸念されるなか9月相場入りで投資家心理が悪化、軟調に推移する一方で、金融緩和長期化への意識から下げ幅を縮小した。ハイテク株も利益確定売りが優勢でナスダック総合指数は5日ぶりに反落。主要株価3指数がそろって下落した米株市場を受けて、前日まで上昇していたJASDAQ平均は目先の利益を確保する動きが優勢となり反落してスタート。その後即座にプラス圏に浮上するも押し目買いは続かず、後場からは再度マイナス圏での推移となった。ただ、小幅な下落にとどまっており、前日の終値付近でのもみ合い展開となった。先週からの大幅上昇を受け短期的な過熱感が意識された一方、自民党総裁選に向けた次期政権への期待が投資家心理にポジティブに働いており、相場を下支えしたようだ。5日続伸していたJASDAQ-TOP20も一旦の利食い売りが優勢となったが、下げ幅は限定的でJASDAQ市場全体で底堅い動きとなった。 個別では、前日に大幅上昇した田中化学研究所<4080>は利食い売り優勢から4%安となった。時価総額上位銘柄ではフクダ電子<6960>、東洋合成工業<4970>がともに3%安に、ハーモニック<6324>やウエストHD<1407>もさえなかった。値下り率上位にはルーデン<1400>、テーオーHD<9812>、RISE<8836>などが顔を出した。 一方、前日のトヨタ<7203>が電池開発・供給に1.5兆円投資するとの報道を背景にIMV<7760>が11%高、新作「式姫Project」のティザーサイトを公開したアピリッツ<4174>が10%高となった。また、高市前総務相の「小型核融合炉を国家支援」発言で思惑買いが向かった助川電気<7711>が5%高に、子会社が英企業とパートナーシップ契約を提携したテクノホライゾン<6629>が3%高となった。時価総額上位では、東映アニメ<4816>やセリア<2782>が堅調だった。値上がり率上位には、キタック<4707>、八千代工業<7298>などが顔を出した。 JASDAQ-TOP20では、田中化研、東洋合成、ベクター<2656>などが下落した。[JASDAQ市場 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 4707|キタック       |   416|   71|    20.58| 2| 7298|八千代工       |   750|   88|    13.29| 3| 7760|IMV         |   630|   65|    11.50| 4| 4174|アピリッツ      |  2700|   255|    10.43| 5| 2667|イメージワン     |   944|   59|     6.67| 6| 2152|幼児活動       |  1232|   70|     6.02| 7| 4885|室町ケミカル     |  1225|   68|     5.88| 8| 7711|助川電         |   998|   55|     5.83| 9| 8301|日銀SC       | 29800|  1600|     5.67|10| 8225|タカチホ       |  1435|   66|     4.82|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 7162|アストマックス   |   288|   -27|    -8.57| 2| 3807|フィスコ       |   209|   -13|    -5.86| 3| 1400|ルーデン       |   286|   -17|    -5.61| 4| 9812|テーオーHD     |   426|   -23|    -5.12| 5| 2315|CAICA      |   191|   -10|    -4.98| 6| 2437|Shinwa     |   417|   -21|    -4.79| 7| 4080|田中化研       |  1080|   -48|    -4.26| 8| 7521|ムサシ         |  2143|   -87|    -3.90| 9| 8836|RISE       |   25|   -1|    -3.85|10| 6297|鉱研工業       |   446|   -17|    -3.67|[J-Stock Index構成銘柄 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 6698|ViSCOTEC  |  1636|   62|     3.94| 2| 6629|テクノHR      |  1402|   49|     3.62| 3| 3858|ユビキタスAI   |   635|   20|     3.25| 4| 4293|セプテーニHD   |   429|   12|     2.88| 5| 2782|セリア         |  4325|   115|     2.73| 6| 7713|シグマ光機      |  1857|   44|     2.43| 7| 6787|メイコー       |  3180|   70|     2.25| 8| 4816|東映アニメ      | 22540|   460|     2.08| 9| 7826|フルヤ金属      |  8380|   170|     2.07|10| 6384|昭和真空       |  1567|   29|     1.89|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率| 1| 3807|フィスコ       |   209|   -13|    -5.86| 2| 2315|CAICA      |   191|   -10|    -4.98| 3| 4080|田中化研       |  1080|   -48|    -4.26| 4| 6149|小田原         |  2416|   -84|    -3.36| 5| 3540|Ciメディカル   |  6130|  -190|    -3.01| 6| 6626|SEMITEC   |  9140|  -260|    -2.77| 7| 3150|グリムス       |  2976|   -64|    -2.11| 8| 3758|アエリア       |   465|   -10|    -2.11| 9| 2484|出前館         |  1640|   -35|    -2.09|10| 6281|前田製         |   481|   -10|    -2.04| <TY> 2021/09/09 16:32 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 09月09日 16時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (6535) アイモバイル   東証1部       [ 割高 ] (9984) ソフトバンクグループ 東証1部       [ 割高 ] (8306) 三菱UFJ    東証1部       [ 割高 ] (6338) タカトリ     東証2部       [ 割高 ] (5020) ENEOS    東証1部       [ 割高 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (9984) ソフトバンクグループ 東証1部       [ 割高 ] (6335) 東京機械製作所  東証1部       [ 分析中 ] (9692) シーイーシー   東証1部       [ 割安 ] (7203) トヨタ自動車   東証1部       [ 割高 ] (6898) トミタ電機    東証JASDAQ(スタンダード) [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:32 みんかぶニュース 個別・材料 シマノがToSTNeT―3で33万株を取得へ  シマノ<7309.T>が9日の取引終了後、33万株の自社株を10日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:31 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は9日ぶり反落、ソフトバンクGとファーストリテが2銘柄で約47円分押し下げ 9月9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり62銘柄、値下がり156銘柄、変わらず7銘柄となった。日経平均は9日ぶり反落。8日の欧州市場は全般軟調で、米国市場でもNYダウが3日続落して68ドル安となった。各中央銀行の量的緩和の縮小観測や景気減速を警戒した売りが出た。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで222円安からスタートすると、中国当局によるゲーム大手への規制強化を懸念して香港株が軟調だったこともあり、後場に29909.92円(前日比271.29円安)まで下落する場面があった。ただ、自民党総裁選に向けた次期政権への期待が相場を下支えし、終値では3万円台を維持した。大引けの日経平均は前日比173.02円安の30008.19円となった。東証1部の売買高は12億6035万株、売買代金は3兆0761億円だった。業種別では、空運業、ゴム製品、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、電気・ガス業、食料品、不動産業など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は32%となった。値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約30円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>、資生堂<4911>、塩野義<4507>などがつづいた。一方、値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>となり1銘柄で日経平均を約9円押し上げた。同2位はテルモ<4543>となり、東エレク<8035>、キッコーマン<2801>、アサヒ<2502>、ソニーG<6758>、日東電<6988>などがつづいた。*15:00現在日経平均株価  30008.19(-173.02)値上がり銘柄数  62(寄与度+60.08)値下がり銘柄数 156(寄与度-233.10)変わらず銘柄数  7○値上がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格        前日比 寄与度<6857> アドバンテ       10730          130 +9.36<4543> テルモ          5118           57 +8.21<8035> 東エレク        52000          150 +5.40<2801> キッコーマン      9180          130 +4.68<2502> アサヒ          5426          117 +4.21<6758> ソニー         12050           80 +2.88<6988> 日東電          9210           70 +2.52<8058> 三菱商          3540           57 +2.05<9613> NTTデータ        2152           9 +1.62<2802> 味の素          3467           38 +1.37<7272> ヤマハ発         3010           35 +1.26<2413> エムスリー       8026           13 +1.12<3382> 7&iHD           5109           30 +1.08<4021> 日産化学         6780           30 +1.08<7731> ニコン          1299           29 +1.04<2531> 宝HD           1596           27 +0.97<2871> ニチレイ         2940           51 +0.92<2002> 日清粉G         1890           25 +0.90<9434> ソフトバンク      1586           23 +0.83<2503> キリンHD         2077         18.5 +0.67○値下がり上位銘柄コード  銘柄         直近価格        前日比 寄与度<9984> ソフトバンクG     7125         -140 -30.25<9983> ファーストリテ    75400         -490 -17.65<6367> ダイキン        28980         -380 -13.68<6098> リクルートHD      6761         -109 -11.78<4519> 中外薬          4236          -91 -9.83<4911> 資生堂          7902         -257 -9.25<4507> 塩野義          7397         -226 -8.14<3659> ネクソン         2237         -108 -7.78<4568> 第一三共       2813.5         -61.5 -6.64<6976> 太陽誘電         6980         -150 -5.40<9766> コナミHD         7190         -140 -5.04<7267> ホンダ          3407          -67 -4.83<5332> TOTO           6350         -250 -4.50<6954> ファナック       25980         -115 -4.14<6902> デンソー         7932         -110 -3.96<7733> オリンパス      2411.5          -24 -3.46<5108> ブリヂストン      5244          -94 -3.39<7269> スズキ          4967          -86 -3.10<7203> トヨタ          9898          -79 -2.84<6645> オムロン        11330          -70 -2.52 <FA> 2021/09/09 16:29 みんかぶニュース 個別・材料 ベルテクスが9月中間期営業利益予想を上方修正  ベルテクスコーポレーション<5290.T>がこの日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を15億円から21億円(前年同期比57.0%増)へ、純利益を13億円から14億8000万円(同27.4%増)へ上方修正した。  売上高は従来予想の160億円(同6.3%増)を据え置いたものの、中核事業会社であるベルテクスにおいて、低採算製品の取り扱い見直しなどによる販売単価の上昇や製品売上原価の抑制などの合併によるシナジーがあったことが寄与する。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:29 みんかぶニュース 市況・概況 9日中国・上海総合指数=終値3693.1296(+17.9431)  9日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比17.9431ポイント高の3693.1296と反発した。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:25 みんかぶニュース 市況・概況 9日韓国・KOSPI=終値3114.70(-48.29)  9日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比48.29ポイント安の3114.70と3日続落した。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:24 注目トピックス 経済総合 認知戦の実態−北方領土におけるロシアの政策−【実業之日本フォーラム】 「認知戦」とは相手の認識に働きかける戦争の一形態と捉えられている。(実業之日本フォーラム2021.4.30記事「6番目の戦場−「認知戦(Cognitive Warfare)」−参照」)人は環境に順応する。「非常事態」も長く続けば、それは「常態」と認識される。別の言い方をすれば、「既成事実を積み上げる」、安全保障に係る英文で目にする「Fait accompli」の状態を達成することが認知戦の目的である。中国の尖閣諸島における公船の活動、南シナ海における「九断線」の主張は、いずれも従来の国際秩序を力で変更し、中国権益の既成事実化を狙うものである。まさに相手に中国の主張を「常識」と認識させる、「認知戦」を遂行していると言える。ロシアによる「認知戦」が成功しつつあるのが北方領土問題である。外務省HPによると、北方領土に対する日本の立場は次のとおりである。「1855年2月7日、日本とロシアの間で『日魯通航条約』が調印され、択捉島とウルップ島の間に国境が確認された。それ以降、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島からなる北方四島は、一度も他国の領土となったことはなく、日本固有の領土である。しかしながら、1945年にソ連に占拠されて以降、今日に至るまでソ連・ロシアによる不法占拠が続いている。」日本としては「不法占拠」であるが、占領後70年以上が経過し、北方四島のロシア化は着実に進行している。独立行政法人北方領土問題対策協会HPによれば、北方四島在住のロシア人の人口は、2016年には16,668人であったものが2018年には18,010人に増加している。北方四島で生まれ育ったロシア人にとって、北方四島は故郷である。2019年1月にロシア政府系世論調査機関が実施したアンケートによると、北方四島のロシア住民の93%が日本への島の引き渡しに反対している。日本が主張する北方領土の返還は、同地に暮らすロシア人にとって、民意に反し、故郷を奪う主張となる。日本人の意識も変化しつつある。内閣府は「北方領土問題に関する世論調査」を5年おきに実施している。2013年の調査では、北方領土問題をある程度知っていると、良く知っている、を併せると81.5%となり、高い認知度を示している。しかしながら2018年の調査では、65.5%に低下している。さらに、北方領土に関する啓発活動への参加意欲について2013年度の調査で、59.5%が参加したくないとしており、この数字は2018年には67.3%に増加している。日本国内における北方領土に対する関心が低下しつつあることを示す数字である。北方領土を論じる場合、忘れてはならないのは、北方領土の安全保障的価値である。防衛白書によると、ロシアは1997年以降、「コンパクト化」、「近代化」、「プロフェショナル化」という3つの方針で軍改革を推進中である。その中で、近代化に関しては、核戦力に重点が置かれ、86%の核戦力が近代化されたとしている。極東地域では、2隻のボレイ級SSBN(弾道ミサイル原子力潜水艦)が配備され、デルタIII級1隻とともにオホーツク海を中心とした海域に配備されている。米国と核抑止体制を構築する上で、残存性の高い第二撃能力であるSSBNの存在は極めて重要である。従ってロシアにとって、SSBNが行動するオホーツク海を聖域化することが必須となる。2016年に択捉島と国後島に対艦ミサイルが配備されたことや、択捉島への最新鋭機Su-35の展開、更には択捉島及び国後島に最大射程400Kmの地対空ミサイルを配備という一連の措置は、オホーツク海にいかなる軍事力の展開も許さないというロシアの強いメッセージと言えよう。2021年9月3日にウラジオストックにおける「東方経済フォーラム」において、プーチン大統領は、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉について「ボールは日本側にある」と述べている。更に、クリル諸島(北方領土と千島列島)に経済特区を設け、内外進出企業に課税を免除するという案を公表した。日本政府の方針が「二島先行返還」と「四島一括返還」の間で揺れ、日本の世論が北方領土に対する関心が薄れていく状況をうまく利用し、ロシア支配の既成事実化を経済面でも担保しようとする狙いが透けて見える。日本固有の領土である北方領土がロシアに不法占拠されているという実態は、それが長く続けば続くほど、日本世論にあきらめムードが広がるであろう。ロシア修正憲法には「領土の委譲禁止」の項目が規定されており、昨年罰則規定も制定されている。ロシア政府は、国境線画定は別問題としているが、日ロ交渉の場で、憲法を持ち出す可能性は否定できない。ロシアによる、北方四島支配の政治的、軍事的そして経済的既成事実化は、ロシアによる認知戦の勝利に傾きつつある。ロシアの完全な勝利を阻止するために、粘り強く対ロ交渉を継続する必要がある。韓国に不法占拠されている竹島、中国が根拠なき領有権を主張する尖閣諸島も同様に、激しい認知戦の最中にある。日本の民法には、土地や不動産の「時効取得」という制度がある。20年間にわたり所有する意思をもって土地や不動産を公然と占有している人間に対し、本来の所有者が長年にわたり立ち退きを要求しなかった場合、その不動産や土地は占有者のものとなるという制度である。ロシア、中国及び韓国がいかなる主張を行おうとも、日本が領有権を主張し続けているという事実は重い。これもある意味既成事実化と言える。同じ主張を継続しても意味はない、言っても聞く耳を持たないから言う必要はない、という考え方は相手を利するばかりである。逆に、相手がうるさがるぐらい権利を主張し続けなければならない。領土問題に関しては、沈黙することは決して利とはならない。サンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:TASS/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <FA> 2021/09/09 16:20 マザーズ市況 マザーズ指数は4日ぶり反落、国内外株安で利益確定売り、一時上昇も  本日のマザーズ市場では、前場にマザーズ指数が一時上昇する場面もあったものの、結局売り優勢の展開となった。国内外の株式相場が下落し、マザーズ市場でも直近上昇の目立った銘柄を中心に利益確定の売りが出た。ただ、成長期待の高い銘柄を中心に買いも根強く入り、マザーズ指数を下支えした。なお、マザーズ指数は4日ぶり反落、売買代金は概算で1486.42億円。騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり236銘柄、変わらず15銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やフリー<4478>が軟調。売買代金上位ではPアンチエイジ<4934>や日本電解<5759>が下落し、直近上場のモビルス<4370>は引けにかけて売りが出た。また、グローバルW<3936>は信用取引規制の強化を受けた売りが続き、下落率トップとなった。一方、時価総額上位でもJTOWER<4485>やウェルスナビ<7342>はまずまずしっかり。ウェルスナビは一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。売買代金上位ではFRONTEO<2158>がリリースを手掛かりに9%超の上昇。決算発表のハウテレビジョン<7064>も急伸した。また、キャリア<6198>は連日でストップ高を付けた。 <HK> 2021/09/09 16:14 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物概況:反落、時価総額上位が重し、SQの限月交代で方向感の無い値動き 9日のマザーズ先物は前日比8.0pt安の1126.0ptとなった。なお、高値は1142.0pt、安値は1120.0pt、取引高は3899枚。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ、反落でスタートした。現物株の寄り付き後は、時価総額上位のHENNGE<4475>、JTOWER<4485>などが上げ幅を拡大して相場を下支えし、マザーズ先物は一時、8.0pt高まで上昇する場面があった。しかし、時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>がマイナスに転じ、BASE<4477>も下げ幅を拡大し相場の重しとなり、マザーズ先物は再びマイナスに転じて、反落となり取引を終了した。本日はSQで、限月交代後の相場の方向性を見極めたいとの様子見ムードが強く、プラスとマイナスを行き来する方向感の無い値動きとなった。 <FA> 2021/09/09 16:11 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は110円付近、ユーロ・円は一段安 9日午後の東京市場でドル・円は続落となり、110円付近に値を下げている。米株式先物の下げ幅拡大で今晩の株安を警戒した円買いが強まり、ユーロ・円は130円を割り込んだ。ドル・円は円買いが下押しするものの、リスクオフのドル買いで下落ペースは緩やかなようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円01銭から110円29銭、ユーロ・円は129円99銭から130円34銭、ユーロ・ドルは1.1811ドルから1.1823ドル。 <TY> 2021/09/09 16:09 注目トピックス 市況・概況 こう着も政策期待が高まるなかで押し目買い意欲は強い【クロージング】 9日の日経平均は9営業日ぶりに反落。173.02円安の30008.19円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。8日の米国市場の下落を受けて利食い優勢となり、寄り付き直後につけた30097.56円を高値に、こう着感の強い相場展開となった。ただし、前日までの強い上昇基調のなかで過熱感が高まっていたこともあり、想定内の一服に。一方で、香港指数の下落影響から弱含む場面も見られたものの下値は堅く、後場は3万円を挟んだ底堅い値動きで推移した。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めた。セクターでは電力ガス、食料品、不動産、水産農林が上昇する一方で、空運、ゴム製品、機械、医薬品、その他金融、輸送用機器の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト<6857>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、キッコーマン<2801>、アサヒ<2502>が堅調。半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>が軟調。日経平均は狭いレンジでの推移となったが、3万円を挟んだこう着であり、底堅さは意識されたであろう。米国市場の下落のほか、香港市場ではテンセントが5%を超える下落となり、中国当局による規制強化への懸念が再燃する状況を鑑みれば、基本的には底堅さが意識された格好であろう。引き続き政策期待が高まるなかで押し目買い意欲は強く、海外勢による日本株比率引き上げへの思惑が高まりやすいようだ。また、明日はメジャーSQとなり、足元でのヘッジ対応の動きなどは収まると見る向きもあり、再び出来高薄の需給状況を警戒視する動きを懸念する向きもあるようだ。一方で、当面は政策期待が需給面で指数を下支えする可能性はある。また、NT倍率が上昇基調を強めてきており、足元では東エレクやアドバンテストなどの強い値動きが目立ってきており、海外勢による主力大型株への物色による上昇期待が高まりやすいだろう。 <FA> 2021/09/09 16:09 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:下落、底堅いドル相場や株の先高観など反映 大阪取引所金標準先物 22年8月限・日中取引終値:6323円(前日日中取引終値↓52円)・推移レンジ:高値6343円-安値6320円9日の大阪取引所金標準先物(期先:22年8月限)は下落した。金の価格決定要因として注目されるドル相場は、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスが昨日上昇し、今日も底堅く推移したことから、ドルの代替投資先とされる金が売られやすい地合いとなった。また、今日の日経平均は上昇が一服したものの、株価の先高観は強く、安全資産としての金に資金が向かいにくい状況となり、こうした動きを映し、今日の金先物は売りが優勢の展開となった。 <FA> 2021/09/09 16:05 みんかぶニュース 個別・材料 ビジョナルの21年7月期業績は計画上振れで着地  ビジョナル<4194.T>がこの日の取引終了後、集計中の21年7月期の連結業績予想について、売上高が267億円から286億9800万円(前の期比10.9%増)へ、営業利益が9億6000万円から23億6800万円(同8.3%増)へ、純利益が3億9000万円から14億2000万円(同69.5%減)へ上振れて着地したようだと発表した。  プロフェッショナル領域の採用支援市場が想定より早く力強い回復を見せ、ビズリーチ事業が好調に推移したことが要因としている。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 16:02 注目トピックス 市況・概況 日経VI:上昇、急ピッチな株価上昇一服も引き続き相場過熱を警戒 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+0.38pt(上昇率1.79%)の21.58ptと上昇した。なお、高値は22.12pt、安値は20.98pt。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。今日は急ピッチな株価上昇は一服したものの、市場では引き続き過熱感が意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードも継続し、今日の日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移した。また、明日の株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだオプションの需給要因による日経VIの動きを指摘する向きもあったようだ。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2021/09/09 16:00 相場概況 日経平均は9日ぶり反落、海外株安が重し、終値は3万円台維持 日経平均は9日ぶり反落。8日の欧州市場は全般軟調で、米国市場でもNYダウが3日続落して68ドル安となった。各中央銀行の量的緩和の縮小観測や景気減速を警戒した売りが出た。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで222円安からスタートすると、中国当局によるゲーム大手への規制強化を懸念して香港株が軟調だったこともあり、後場に29909.92円(前日比271.29円安)まで下落する場面があった。ただ、自民党総裁選に向けた次期政権への期待が相場を下支えし、終値では3万円台を維持した。大引けの日経平均は前日比173.02円安の30008.19円となった。東証1部の売買高は12億6035万株、売買代金は3兆0761億円だった。業種別では、空運業、ゴム製品、機械が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、電気・ガス業、食料品、不動産業など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は32%となった。個別では、、前日にかけて大きく買われていたソフトバンクG<9984>が5日ぶりに反落し、高値更新基調だったレーザーテック<6920>も5%超の下落となった。郵船<9101>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>はさえない。中国ゲーム株の急落でネクソン<3659>などが売られ、ヤクルト<2267>は中国事業のリスクから外資系証券が投資判断を引き下げたことが売り材料視された。また、GMO−GS<3788>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、東京電力HD<9501>が商いを伴って11%の上昇。自民党総裁選への出馬が見込まれる河野太郎規制改革担当相が安全な原発の稼働を容認する姿勢を示し、警戒感が後退したようだ。ただ、再生可能エネルギー発電のレノバ<9519>も引き続き賑わった。東エレク<8035>、ソニーG<6758>、商船三井<9104>は小じっかり。また、決算発表のミライアル<4238>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/09/09 15:55 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/9/9 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) +0.20% 1.00 51.43円2 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) +2.92% 1.00 77.80円3 銀リンク債 コール(25米ドル) -10.00% 16.51 0.32円4 日経平均 プット(21,000円) 0.00% -8.25 0.64円5 東日本旅客鉄道 コール(7,500円) -2.88% 7.58 1.42円6 資生堂 プット (7,500円) +15.87% -6.00 1.52円7 イーサリアム2021年10月 プラス5倍トラッカー (2,175米ドル) +5.63% 1.80 22.93円8 日本郵船 コール(7,000円) -0.55% 3.18 22.07円9 日経平均 プット (30,000円) +0.85% -6.04 5.11円10 プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー (950米ドル) -6.42% 10.59 11.56円■eワラント値上がりトップ10(2021/9/9 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 電源開発 コール (2,150円) +28.00% 10.84 +2.61%2 電源開発 コール (1,900円) +27.27% 10.25 +2.61%3 アサヒグループホールディングス コール (5,900円) +21.77% 8.09 +2.73%4 アサヒグループホールディングス コール (6,700円) +20.97% 8.84 +2.73%5 電源開発 コール(1,650円) +18.92% 7.15 +2.61%6 ニアピン米ドルr2 (108円) +17.48% -62.22 -0.25%7 ソフトバンク コール (1,650円) +16.90% 10.18 +1.73%8 ソフトバンク コール (1,850円) +16.00% 12.42 +1.73%9 アサヒグループホールディングス コール (5,100円) +15.99% 5.80 +2.73%10 資生堂 プット (7,500円) +15.87% -6.00 -2.72%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/09/09 15:45 注目トピックス 経済総合 電源開発を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(9日10:22時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価下落が目立つJFEホールディングス<5411>コール150回 10月 1,750円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位は電源開発<9513>コール18回 10月 2,150円(+28.0%)、電源開発コール17回 10月 1,900円(+27.3%)、電源開発コール16回 10月 1,650円(+18.9%)、明治ホールディングス<2269>コール57回 10月 7,900円(+15.7%)、旭化成<3407>コール33回 10月 1,600円(+13.0%)などとなっている。(eワラント証券) <FA> 2021/09/09 15:45 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(大引け)=173円安、利益確定の売りで9日ぶり反落  9日の東京株式市場は利益確定の売りが出て日経平均は反落となった。後場は3万円台を下回って推移する時間が長かったが、引け際に下げ幅を縮小し大台を維持して着地した。  大引けの日経平均株価は前営業日比173円02銭安の3万8円19銭と9日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億6035万株、売買代金概算は3兆761億円。値上がり銘柄数は706、対して値下がり銘柄数は1363、変わらずは120銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方から売り優勢の展開。日経平均は前日まで8営業日で2500円以上の上昇をみせていたこともあり、その反動が出た。前日の欧米株市場が総じて軟調な動きで、米国株市場では新型コロナウイルス感染再拡大の影響で景気回復ペースが鈍化するとの警戒感に加え、FRBによるテーパリング前倒しを意識した売りで主要3指数ともに軟調だった。香港株市場が軟調に推移したことが買いを手控えさせたほか、あすのメジャーSQ算出を控え、買い戻しが一巡したとの思惑も上値を重くした。一方、新政権による経済対策への期待感などを背景に下値では押し目買いが入り、下げ幅も限定的なものにとどまった。もっとも業種別では電力株が一極集中的に買われたものの、33業種中で値上がりはわずか4業種にとどまっている。  個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984.T>が軟調だったほか、レーザーテック<6920.T>も大幅安に売られた。任天堂<7974.T>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983.T>も安い。塩野義製薬<4507.T>も利食われる展開となった。GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788.T>が急落、ヤクルト本社<2267.T>も大きく値を下げた。日本ペイントホールディングス<4612.T>、ブイキューブ<3681.T>なども下落した。  半面、東京電力ホールディングス<9501.T>が大幅高に買われ、東京エレクトロン<8035.T>もしっかり。レノバ<9519.T>が上値指向となり、三菱商事<8058.T>も終始買いが優勢、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も高い。ミライアル<4238.T>が値上がり率トップに買われ、東京機械製作所<6335.T>は4日連続のストップ高、ラクス<3923.T>、アイモバイル<6535.T>も値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 15:44 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:電力・ガスが上昇率トップ 電力・ガスが上昇率トップ。そのほか食料品、不動産業、水産・農林業も上昇。一方、空運業が下落率トップ。そのほかゴム製品、機械、医薬品、その他 金融業なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 電力・ガス業 / 371.36 / 3.202. 食料品 / 1,808.8 / 0.793. 不動産業 / 1,550.2 / 0.194. 水産・農林業 / 504.42 / 0.185. 鉱業 / 229.86 / -0.076. 小売業 / 1,452. / -0.077. 海運業 / 1,039.32 / -0.138. 卸売業 / 1,907.5 / -0.219. 鉄鋼 / 517.68 / -0.3510. 電気機器 / 3,958.36 / -0.5011. パルプ・紙 / 528.61 / -0.5312. その他製品 / 3,632.25 / -0.5613. 石油・石炭製品 / 1,000.39 / -0.5714. サービス業 / 3,150.13 / -0.6015. 化学工業 / 2,469.39 / -0.7016. 繊維業 / 613.54 / -0.8017. 情報・通信業 / 5,155.6 / -0.8718. 非鉄金属 / 1,006.62 / -0.8919. 陸運業 / 1,893.62 / -0.8920. 精密機器 / 11,823.02 / -0.9321. 建設業 / 1,185.48 / -0.9622. 証券業 / 398.81 / -1.0023. 金属製品 / 1,431.32 / -1.0724. 保険業 / 1,100.24 / -1.0925. ガラス・土石製品 / 1,233.71 / -1.1126. 銀行業 / 146.76 / -1.2027. 倉庫・運輸関連業 / 1,925.95 / -1.2528. 輸送用機器 / 3,398.76 / -1.2729. その他金融業 / 747.73 / -1.3930. 医薬品 / 3,302.87 / -1.4231. 機械 / 2,467.77 / -1.5432. ゴム製品 / 3,633.26 / -1.6133. 空運業 / 206.64 / -1.74 <FA> 2021/09/09 15:38 みんかぶニュース 為替・FX 外為サマリー:110円10銭前後で推移、ECB理事会に関心  9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=110円12銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=130円08銭前後と同30銭強のユーロ安・円高で推移している。  ドル円は、午前9時時点では110円20銭前後で推移していたが、その後はじり安展開となり、午後にかけ110円10銭前後へ軟化した。この日は株式市場で日経平均株価が9日ぶりの下げ基調となっており、リスク志向のドル買い・円売りの動きも弱まった。今晩は欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されており、その結果待ちの状況となっている。  ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1812ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 15:34 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 09月09日 15時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (6535) アイモバイル   東証1部       [ 割高 ] (9984) ソフトバンクグループ 東証1部       [ 割高 ] (4238) ミライアル    東証1部       [ 割高 ] (6338) タカトリ     東証2部       [ 割高 ] (8306) 三菱UFJ    東証1部       [ 割高 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3810) サイバーステップ 東証2部       [ 割安 ] (3161) アゼアス     東証2部       [ 割安 ] (3071) ストリーム    東証2部       [ 分析中 ] (3936) グローバルウェイ 東証マザーズ     [ 分析中 ] (9984) ソフトバンクグループ 東証1部       [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 15:32 みんかぶニュース 市況・概況 明日の主なマーケットイベント ○経済統計・イベントなど 10:20 日・3カ月物国庫短期証券の入札 15:00 英・鉱工業生産指数 15:00 英・製造業生産指数 15:00 英・商品貿易収支 15:00 英・貿易収支 15:00 独・消費者物価指数(改定値) 15:45 仏・鉱工業生産指数 21:30 米・卸売物価指数 23:00 米・卸売売上高 23:00 米・卸売在庫 ※日・株価指数先物/オプションの特別清算指数(SQ)算出 ※日・閣議 ※インド市場が休場 ○決算発表・新規上場など 決算発表:ケア21<2373>,ギグワークス<2375>,くら寿司<2695>,丸善CHI<3159>,鳥貴族HD<3193>,クロスプラス<3320>,菊池製作<3444>,アセンテック<3565>,エイチーム<3662>,ソフトウェア<3733>,フリービット<3843>,gumi<3903>,カラダノート<4014>,神島化<4026>,ブレインズ<4075>,HEROZ<4382>,ラクスル<4384>,トビラシステ<4441>,セルソース<4880>,クミアイ化<4996>,オハラ<5218>,イトクロ<6049>,巴工業<6309>,サムコ<6387>,三井ハイテ<6966>,さくらさく<7097>,シルバライフ<9262>,HIS<9603>,オーエス<9637>,丹青社<9743>ほか 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 15:30 みんかぶニュース 為替・FX 午後:債券サマリー 先物は小反発、5年債入札結果は順調  9日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。米債券高を手掛かりに買いが先行したものの、今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会を見極めたいとして上値は重かった。  8日に実施された米10年債入札が好調な結果となったほか、米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で「7月上旬から8月にかけて米経済は拡大ペースがわずかに鈍化した」との認識が示されたことから、同日の米長期金利が低下(価格は上昇)。これが国内債の支援材料となり、債券先物は朝方に151円94銭まで買われる場面があった。ただ、ECBが新型コロナウイルス危機対応の資産購入特別枠(PEPP)の縮小開始を決定するかどうかが注目されるなか、模様眺めムードが広がりやすく積極的に上値を買い上がる勢いには乏しかった。午後には5年債入札の結果を好感する動きがみられたが、相場を押し上げる効果は限定的だった。なお、5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(8月24日)の2銭から縮小し、応札倍率は4.42倍と前回の3.76倍を上回った。  先物9月限の終値は前日比3銭高の151円88銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.040%だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 15:24 注目トピックス 日本株 オンコリス Research Memo(11):開発ステージのため、無配を継続 ■株主還元策オンコリスバイオファーマ<4588>は現在、研究開発が先行する開発ステージの企業であり、業績は損失が続いていることから、配当は実施していない。今後、期間損益で安定的に利益計上できるようになり、内部留保が充実した段階において、配当についても検討していくものと考えられる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) <ST> 2021/09/09 15:21 注目トピックス 日本株 オンコリス Research Memo(10):当面の研究開発資金は確保するも、今後も資金調達を行う可能性あり ■業績動向と財務状況4. 財務状況オンコリスバイオファーマ<4588>の2021年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,400百万円増加の5,197百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では新株予約権の行使に伴い現金及び預金が2,579百万円増加した。また、固定資産では長期前払費用が49百万円減少した。負債合計は前期末比76百万円減少の716百万円となった。有利子負債が33百万円増加した一方で、未払金が122百万円減少した。また、純資産は2,477百万円増加の4,480百万円となった。四半期純損失650百万円を計上した一方で、株式の発行収入により資本金及び資本剰余金が合わせて3,128百万円増加した。同社は2023年12月期までの3年間の研究開発資金等の事業活動資金を確保するため、2021年1月に第三者割当による新株予約権を発行し、約31億円の資金調達を実施した。主なものとして、テロメライシンの上市に向けた製法開発等の研究開発費で1,970百万円、次世代テロメライシンの研究開発費で1,350百万円、新型コロナウイルス感染症治療薬の研究開発費で800百万円となっている。株価が低迷したことにより予定していた調達額には届かなかったが、当面の事業活動資金は確保できたことになる。ただ、今後もライセンス契約等による大型の一時金収入が無ければ、2023年頃には再度、資金調達を検討する可能性が出てくるものと思われる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) <ST> 2021/09/09 15:20 注目トピックス 日本株 オンコリス Research Memo(9):2021年12月期第2四半期累計業績は前年同期並みの水準に ■業績動向と財務状況1. 2021年12月期第2四半期累計業績の概要オンコリスバイオファーマ<4588>の2021年12月期第2四半期累計の売上高は前年同期比56百万円増加の193百万円、営業損失は同26百万円縮小の633百万円、経常損失は同13百万円縮小の649百万円、四半期純損失は同13百万円縮小の650百万円となった。売上高はメディジェンからのテロメライシンにかかる開発協力金収入※に加えて、中外製薬向け治験薬の販売等テロメライシン関連の収入などを計上した。※テロメライシンに関する開発費用の負担軽減を目的にメディジェンとの共同開発契約の改定を2017年3月に実施。従来、対象を肝細胞がんのみとしていたのに対して、新たに食道がんとメラノーマの共同開発権も付与した。以降、肝細胞がんに加えて食道がん、メラノーマの研究開発費用の一部をメディジェンから開発協力金として受領している。一方、費用面では研究開発費等が前年同期比49百万円減少の371百万円となった。前述したようにコロナ禍で臨床試験の進捗やGMP製造のためのバリュデ—ションなどが遅れ気味となっていることが影響した。販管費が前年同期比で11百万円増加したが、人件費の増加が主因となっている。2021年12月期業績も損失計上が続く見込みで、研究開発の進捗とライセンス契約締結の有無が変動要因に2. 2021年12月期の業績見通し2021年12月期の業績見通しはコロナ禍の先行きが不透明なため、レンジ形式で開示している。売上高は350~700百万円、営業損失、経常損失、当期純損失はそれぞれ1,650~2,000百万円となる見通しだ。売上高についてはメディジェンからの開発協力金、中外製薬向けのテロメライシンの治験薬販売、岡山大学向け次世代テロメライシンの開発請負収入に加えて、中国圏でのテロメライシンのライセンス契約の締結が実現すれば上乗せの可能性も見えてくる。一方、費用面では「OBP-702」や新型コロナウイルス感染症治療薬の開発費用増加、また、テロメライシンの上市に向けた製法開発等の開発費用の増加を見込んでおり、研究開発費等は2020年12月期の1,050百万円から増加する見通しとなっているが、全体的に開発スケジュールが遅れ気味となっていることもあり、研究開発費については通期でも前期比で減少する可能性がある。次世代テロメライシンなどその他パイプラインの開発を進め、さらなる企業価値向上を目指す3. 中長期の成長イメージ同社はテロメライシンを中外製薬に導出したが、さらなる価値向上を図るため、米国で複数の医師主導治験を進めており、中外製薬によるオプション権行使につなげていきたい考えだ。中外製薬では当面、国内での食道がん(放射線併用療法)を対象とした上市を最優先に取り組んでいくものと思われるが、本来の目的は自社の免疫チェックポイント阻害剤であるアテゾリズマブとの併用療法による開発を進め、アテゾリズマブの市場価値を高めていくことにあると思われる。このため現在、日米で進められているペムブロリズマブとの併用療法による医師主導治験の結果が良好であれば、米国でもオプション権を行使してグループ会社であるジェネンテック社により、同一対象疾患の企業治験をアテゾリズマブで進めていく可能性が高いと弊社では見ている。医師主導治験の結果や中外製薬が国内で今後新たに進める臨床試験の結果が纏まる時期としては2022年から2024年頃になると見られ、オプション権が行使されるかどうかのタイミングも同時期になるものと思われる。オプション権が行使されれば、開発が海外でも進展しマイルストーン収入等の収益獲得も見込めることになる。また、最も開発が先行している国内の食道がんを対象とした放射線療法との併用による第2相臨床試験については、中外製薬が先駆け指定審査制度を使って、2024年の承認申請を目指す方針であることを明らかにしており、テロメライシンの上市による売上貢献も2024年以降になるものと予想される。当面の業績については研究開発費が先行し、損失が続く可能性が高いものの、2024年以降はテロメライシンの上市が期待されるほか、「OBP-702」・「OBP-601」・「OBP-2011」などその他のパイプラインについてもライセンス契約やマイルストーン収入が得られる可能性がある。また、テロメスキャンについてもAI技術によるCTC自動解析ソフトウェアによる検査プラットフォームが確立できれば、2025年以降は商用化開始による収益貢献が期待できることになる。コロナ禍が長引くなかで、国内外の臨床試験の進捗が遅れ気味となっていることにより、収益化のタイミングについても従来よりはやや遅れるものの、早ければ2024年以降に収益化ステージに入るものと弊社では予想している。長期的には、第3世代テロメライシン等の開発や医療現場でのニーズが高い難病、希少疾病を対象とした新たな治療薬候補品の導入などにも注力していく方針となっており、収益ポートフォリオを拡充しながら企業価値のさらなる向上を目指していく戦略だ。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) <ST> 2021/09/09 15:19 日経QUICKニュース 新興株9日 ジャスダック、マザーズとも反落 東映アニメは6日続伸  9日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比3円28銭(0.08%)安い4062円41銭だった。これまで戻りを強めていた銘柄に利益確定売りが出た。ただ、国内の経済正常化への期待から内需関連の一角に資金が流入し、下げ幅は限定的だった。 ジャスダック市場の売買代金は概算で597億円、売買高は5436万株だった。ハーモニック、フクダ電子が安い。一方、東映アニメ、マクドナルドが買われた。東映アニメは6日続伸し、新興市場で時価総額ランキングトップとなった。 東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比8.26ポイント(0.71%)安い1149.57だった。メルカリ、BASEなど主力のIT(情報技術)関連が下げた。半面、FRONTEOが商いを伴って買われ、上場来高値を更新。ジーエヌアイも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 2021/09/09 15:19

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