みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反落、10年債入札「弱め」と受け止められる

配信日時:2024/05/08 15:33 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。朝高後に下げに沈む展開となった。前日の米国市場で長期債相場が上昇(長期金利が低下)したことは、円債相場には追い風となった。一方で、日本の財務省がこの日実施した10年債入札の結果が「弱め」と受け止められると、債券需給を巡る安心感が後退。先物に売り圧力が高まった。  10年債入札は応札倍率が3.15倍となり、前回の3.80倍を下回った。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は5銭で、前回(4月2日)の2銭から拡大。入札前には無難に通過するとみられていたが、弱めの結果との見方が広がった。  朝方の先物は堅調だった。米国では3年債入札の結果が堅調と受け止められて、債券選好の流れが強まり、米長期金利は低下した。  先物6月限は前営業日比12銭安の144円56銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高い0.875%に上昇。一時0.855%に低下した後は上昇に転じた。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ