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米外為市場サマリー:一時110円40銭近辺まで上昇するも伸び悩む

配信日時:2021/09/09 08:14 配信元:MINKABU
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=110円25銭前後と前日に比べて3銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=130円27銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高だった。  欧州株式相場の下落を受けたユーロ売り・ドル買いが波及するかたちで対円でもドル買いが先行。米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が過去最高を更新したこともドルの押し上げ要因となり、一時110円39銭まで上昇した。ただ、アジア時間につけた110円45銭を上抜けることはできず、米10年債入札が好調な結果となったことを背景に米長期金利が低下すると日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となった。また、米連邦準備理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で「7月上旬から8月にかけて米経済は拡大ペースがわずかに鈍化した」との認識が示されたことも重荷となり、ドル円相場は110円17銭まで押される場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1816ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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