寄り付き概況ニュース一覧

寄り付き概況 日経平均は170円高でスタート、東エレクや日産自などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29385.95;+170.43TOPIX;2037.18;+10.61[寄り付き概況] 20日の日経平均は170.43円高の29385.95円と続伸して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は198.70ドル高の35457.31ドル、ナスダックは107.28ポイント高の15129.09で取引を終了した。企業の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。ドルや原油価格の上昇が一段落したことも手伝い終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。国内で新型コロナ感染縮小が継続しており、東京都が感染対策を徹底した認証店に対し酒類提供を含めた時短要請を解除する方針を固めたと伝えられたこともあり、経済活動の活性化への期待感が株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上げ幅が主要3指数より大きかったことも、東京市場で半導体関連株などの支えとなった。一方、原油価格が高止まっていることから、企業収益への悪影響が引き続き懸念され、また、米長期金利の一段の上昇を警戒する向きもあり、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の貿易収支は6228億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は5192億円の赤字だった。今日は、9月の中国70都市の新築住宅価格動向が発表される。 セクター別では、証券商品先物、電気機器、鉄鋼、ガラス土石製品、機械などが値上がり率上位、その他製品、空運業、陸運業、ゴム製品、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、日立<6501>、キヤノン<7751>、ルネサス<6723>、日産自<7201>、TDK<6762>、富士通<6702>、日本製鉄<5401>、武田薬<4502>、INPEX<1605>などが上昇。他方、任天堂<7974>、商船三井<9104>、ベイカレント<6532>、デンソー<6902>、ANA<9202>、JAL<9201>、神戸物産<3038>、JR西<9021>などが下落している。 <FA> 2021/10/20 09:28 寄り付き概況 日経平均は91円高でスタート、レーザーテックや任天堂などが買われている [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29117.28;+91.82TOPIX;2023.20;+3.97[寄り付き概況] 19日の日経平均は91.82円高の29117.28円と反発して取引を開始した。前日18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は36.15ドル安の35258.61ドル、ナスダックは124.47ポイント高の15021.81で取引を終了した。中国の経済成長の鈍化や鉱工業生産が予想を下回ったため寄り付き後、大きく下落。NY原油が7年ぶり高値を更新し、根強いインフレや長期金利の上昇も警戒され、ダウは終日軟調に推移した。ハイテク株は強く、ナスダック総合指数は上昇した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。国内の新型コロナ感染縮小が続いており、経済活動の活性化が期待されたほか、今日は衆院選が公示され、政策に対する期待感も高まりやすく、東京市場の株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場でナスダック総合指数が終値で9月24日以来の1万5000台乗せとなったほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇し、東京市場でハイテク株や半導体株の株価を支えた。一方、原油高による企業収益の圧迫や米長期金利の上昇、中国経済の先行き不透明感などの懸念材料がくすぶり、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、その他製品、精密機器、海運業、小売業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、鉄鋼、空運業、非鉄金属などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、川崎汽船<9107>、神戸物産<3038>、HOYA<7741>、エムスリー<2413>、SMC<6273>などが上昇。他方、村田製<6981>、INPEX<1605>、三菱自<7211>、デンソー<6902>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、太陽誘電<6976>、キヤノン<7751>などが下落している。 <FA> 2021/10/19 09:29 寄り付き概況 日経平均は25円高でスタート、トヨタやソフトバンクGなどが買われている [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29093.82;+25.19TOPIX;2028.43;+4.50[寄り付き概況] 10月18日の日経平均は前週末比25.19円高の29093.82円と小幅続伸でスタート。15日の米国市場でダウ平均は382.20ドル高の35294.76ドル、ナスダックは73.91ポイント高の14897.34で取引を終了。9月小売売上高が予想外に2カ月連続の増加となったため景気回復期待が強まり寄り付き後、上昇。強い企業決算がインフレ懸念を相殺し、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の29185円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均は小幅に買いが先行。ただし、その後すぐにマイナスに転じる展開となっている。とはいえ、先週の日経平均は週間で1000円超の上昇となったこともあり、その反動はあくまで想定内といったところ。 売買代金上位では、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、INPEX<1605>、デンソー<6902>などが買われている反面、レーザーテック<6920>、ベイカレント<6532>、ソニーグループ<6758>、ダイキン<6367>などが軟調。業種別では、精密機器、医薬品、水産農林などが下落率上位で推移。 <FA> 2021/10/18 09:26 寄り付き概況 日経平均は236円高でスタート、ソニーGやSUMCOなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28787.26;+236.33TOPIX;2005.45;+18.48[寄り付き概況] 15日の日経平均は236.33円高の28787.26円と続伸して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は534.75ドル高の34912.56ドル、ナスダックは251.79ポイント高の14823.43で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小となったため労働市場の回復期待に寄り付き後、上昇。9月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を下回りインフレ警戒感も後退した。さらに、企業の好決算を好感した買いも強まり、引けにかけて上げ幅を拡大。長期金利の低下でハイテク株も上昇した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大きく上昇した流れを引き継いだ。また、外為市場で1ドル=113円80銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となった。一方、昨日の海外市場で原油価格が上昇したことから、企業収益を圧迫するとの懸念が継続し、株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が400円を超す上げとなったことに加え、週末ということもあり、短期的な利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、電気機器、金属製品、保険業、機械、証券商品先物などが値上がり率上位、水産・農林業、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、SUMCO<3436>、日立<6501>、信越化<4063>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>、ルネサス<6723>、キヤノン<7751>、オリックス<8591>、東京海上<8766>、富士通<6702>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、任天堂<7974>、武田薬<4502>、資生堂<4911>などが下落している。 <FA> 2021/10/15 09:32 寄り付き概況 日経平均は124円高でスタート、アドバンテストや村田製などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28264.41;+124.13TOPIX;1974.37;+0.54[寄り付き概況] 14日の日経平均は124.13円高の28264.41円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は0.53ドル安の34377.81ドル、ナスダックは105.71ポイント高の14571.64で取引を終了した。9月CPIが予想を上回りインフレ懸念に寄り付き後、下落。金利先高感に加えて、年末商戦に向けたサプライチェーン混乱が浮き彫りとなり企業の業績に影響するとの懸念に下げ幅を拡大した。その後、長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇が下支えとなり、引けにかけてダウは下げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均はわずかに下落したものの、取引終了にかけて底堅い動きとなったことが安心感となり、また、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、原油先物相場が高止まっており、企業収益を圧迫するとの懸念がくすぶり、また、今月末投開票が見込まれる衆院選の動向が気掛かりだとし、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月3-9日に国内株を4週ぶりに買い越した。買越額は1兆135億円だった。今日はPHCホールディングス<6523>が東証1部に上場した。今日は臨時国会会期末で衆院解散となる見込み。また、日本時間の10時30分に9月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される予定となっている。 セクター別では、精密機器、その他製品、海運業、電気機器、サービス業などが値上がり率上位、空運業、石油石炭製品、銀行業、鉱業、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、村田製<6981>、日本電産<6594>、日本製鉄<5401>、HOYA<7741>、ファナック<6954>、ルネサス<6723>、安川電<6506>、富士通<6702>、JT<2914>などが上昇。他方、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、JAL<9201>、ANA<9202>、三菱自<7211>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、JR東<9020>、JR東海<9022>、東電力HD<9501>などが下落している。 <FA> 2021/10/14 09:31 寄り付き概況 日経平均は145円安でスタート、日本郵船やホンダなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28085.44;-145.17TOPIX;1978.18;-4.50[寄り付き概況] 13日の日経平均は145.17円安の28085.44円と続落して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は続落。ダウ平均は117.72ドル安の34378.34ドル、ナスダックは20.27ポイント安の14465.93で取引を終了した。8月求人件数が年初来初めて減少したため雇用回復への懸念に、寄り付き後、下落。インフレ指標発表を今週控えていることや、連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長やボスティック米アトランタ連銀総裁が11月の資産購入縮小を支持する考えを示したため金利先高感が重しとなり、引けにかけて、下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。国際通貨基金(IMF)が21年の日本の実質成長率見通しを前回7月の予測から0.4ポイント引き下げ2.4%としたことなどが株価の重しとなった。また、今晩、9月の米消費者物価指数が発表されるほか、日本時間の明日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月21-22日開催分)が公表されることから、これらの内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の海外市場で、米指標油種のWTI先物が下げる場面があるなど、原油価格の上昇が一服したことなどから、過度なインフレ懸念が緩和し、このところ上昇傾向となっていた米長期金利が低下したことなどが東京市場の株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比2.4%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.7%増だった。今日は9月の中国貿易統計が発表される。 セクター別では、海運業、鉄鋼、鉱業、保険業、ガラス土石製品などが値下がり率上位、その他製品、空運業、不動産業、水産・農林業、食料品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ホンダ<7267>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、信越化<4063>、伊藤忠<8001>、安川電<6506>、クボタ<6326>、パナソニック<6752>などが下落。他方、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、ヒューリック<3003>、ベイカレント<6532>、7&iHD<3382>、JT<2914>、神戸物産<3038>、エムスリー<2413>、マツダ<7261>、三菱自<7211>、オリックス<8591>などが上昇している。 <FA> 2021/10/13 09:26 寄り付き概況 日経平均は39円安でスタート、ファーストリテやリクルートHDなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28458.88;-39.32TOPIX;1993.69;-2.89[寄り付き概況] 12日の日経平均は39.32円安の28458.88円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は続落。ダウ平均は250.19ドル安の34496.06ドル、ナスダックは93.34ポイント安の14486.20で取引を終了した。買戻しの動きに寄り付き後、上昇。ただ、コロンバスデーの祝日で債券市場が休場で買いが続かず、さらに、金融機関による2021年、22年度の成長率見通し引き下げが嫌気され下落に転じた。NY原油先物が7年ぶり高値で引け、商品価格の上昇を背景としたインフレ懸念も根強く、引けにかけて下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて軟調な展開となったことが東京市場の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの3日続伸で900円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りも出やすかった。また、引き続き原油価格上昇による企業収益の圧迫などが懸念されたことも買い手控え要因となった。一方、外為市場で1ドル=113円40銭前後と、昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが買い安心感となり、また、国内で新型コロナ感染が一段と縮小しており、経済活動活性化が期待され、買い手掛かり要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の国内企業物価指数は、前年同月比6.3%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同5.9%上昇だった。 セクター別では、空運業、情報・通信業、海運業、小売業、陸運業などが値下がり率上位、石油石炭製品、鉱業、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、ANA<9202>、SUMCO<3436>、信越化<4063>、安川電<6506>、神戸物産<3038>、花王<4452>などが下落。他方、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、武田薬<4502>、中外薬<4519>、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、住友鉱<5713>、日本製鉄<5401>などが上昇している。 <FA> 2021/10/12 09:32 寄り付き概況 日経平均は71円安でスタート、東エレクや村田製作所などが軟調 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27977.57;-71.37TOPIX;1963.37;+1.52[寄り付き概況] 10月11日の日経平均は前週末比71.37円安の27977.57円と3営業日ぶりに反落でスタート。8日の米国市場でダウ平均は8.69ドル安の34746.25ドル、ナスダックは74.48ポイント安の14579.54で取引を終了。9月雇用統計で雇用の伸びが2カ月連続で予想を大幅に下回ったため失望感から、寄り付き後、下落。ただ、債務不履行懸念が後退したため景気循環株の買いが再燃し、ダウは一時上昇に転じる局面もあった。しかし、金利先高感などが重しとなり買いが続かず結局、下落で終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の28075円。本日の日経平均は売り先行でスタート。岸田首相が一部メディアに出演した際に、金融所得課税に関して「当面は触ることは考えていない」と言及。これにより、やや安心感が広がる展開が市場では期待されていたものの、朝方は想定よりも弱い動きに。ただし、その後は下げ幅を縮める動きも。 売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>といった海運株の他、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>などが強い値動きとなる反面、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、安川電機<6506>、村田製作所<6981>などが軟調。業種別では、海運、ゴム製品、鉱業などが上昇率上位で推移。 <FA> 2021/10/11 09:25 寄り付き概況 日経平均は353円高でスタート、川崎汽船や三菱商事などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28031.37;+353.16TOPIX;1964.16;+24.54[寄り付き概況] 8日の日経平均は353.16円高の28031.37円と続伸して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は337.95ドル高の34754.94ドル、ナスダックは152.11ポイント高の14654.02で取引を終了した。失業保険申請件数が予想以上に減少したため雇用回復期待に、寄り付き後、上昇。その後、民主党のシューマー上院院内総務は、債務上限問題において12月までの延長で合意したことを明らかにしたため、債務不履行は当面回避できるとの安心感に上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって3日続伸となった流れを引き継いだ。また、東京都が、新型コロナの感染状況と医療提供体制の警戒レベルをそれぞれ1段階、引き下げるなど、感染縮小が続いており、経済活動の本格的な再開への期待感が引き続き買い手掛かり要因となった。一方、昨日の海外市場で原油価格が反発したこともあり、原油高が企業収益の圧迫要因となるとの見方が継続し、株価の重しとなった。また今日は、国慶節(建国記念日)の連休で休場していた上海・深セン市場が1週間ぶりに再開することに加え、今晩は9月の米雇用統計の発表が予定されており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比3.0%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.5%減少だった。同じく取引開始前に発表された8月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆6656億円の黒字。前年同月に比べ4196億円黒字幅が縮小した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆5409億円の黒字だった。今日は株価指数オプション10月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で28098.14円だった。また、今日は日本エコシステムが東証2部と名証2部に上場した。 セクター別では、全業種が値上がり。石油石炭製品、輸送用機器、鉱業、サービス業、機械などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、三菱商事<8058>、日本電産<6594>、安川電<6506>、オムロン<6645>、イオン<8267>、キヤノン<7751>などが上昇。他方、武田薬<4502>、東電力HD<9501>などが下落している。 <FA> 2021/10/08 09:41 寄り付き概況 日経平均は137円高でスタート、東エレクやキーエンスなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27665.97;+137.10TOPIX;1947.07;+5.16[寄り付き概況] 7日の日経平均は137.10円高の27665.97円と9日ぶりに反発して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は102.32ドル高の34416.99ドル、ナスダックは68.08ポイント高の14501.91で取引を終了した。インフレ懸念や債務不履行への警戒感に寄り付き後、下落。金融アナリストによる企業の見通し引き下げが相次いだことも失望感に繋がり、下げ幅を拡大した。膠着状態だった債務上限協議において、共和党が妥協案を提示したとの報道で警戒感が後退し、引けにかけて、上昇に転じた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日までの8日続落で2700円を超す下げとなったことから、値ごろ感からの買いが入りやすく、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって続伸した流れを引き継いだ。また、サッカー・Jリーグの試合で「ワクチン・検査パッケージ」活用の実証実験が行われたことなどもあり、新型コロナ感染縮小による経済活動の本格再開への期待感が引き続き買い手掛かり要因となった。一方、中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感、米連邦債務の上限問題、インフレなどへの警戒感がくすぶっており、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9月26日-10月2日に国内株を3週連続で売り越した。売越額は3343億円だった。今日はワンキャリア<4377>がマザーズに上場した。今日は中国(上海・深セン)市場が休場となる。 セクター別では、情報・通信業、電気機器、機械、海運業、精密機器などが値上がり率上位、空運業、石油石炭製品、鉄鋼、鉱業、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、SUMCO<3436>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、ダイキン<6367>、村田製<6981>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、日本電産<6594>、アステラス薬<4503>などが上昇。他方、武田薬<4502>、日本郵政<6178>、JR東海<9022>、JR東<9020>、JAL<9201>、イオン<8267>、日本製鉄<5401>、三菱商事<8058>、OLC<4661>などが下落している。 <FA> 2021/10/07 09:26 寄り付き概況 日経平均は211円高でスタート、レーザーテックや信越化などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28033.91;+211.79TOPIX;1962.20;+14.45[寄り付き概況] 6日の日経平均は211.79円高の28033.91円と8日ぶり反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は反発。ダウ平均は311.75ドル高の34314.67ドル、ナスダックは178.35ポイント高の14433.83で取引を終了した。良好な9月ISM非製造業景況指数の結果を受け、景気回復期待が再燃し寄り付き後、上昇。その後、バイデン大統領の経済政策課題の多くを盛り込む税制・支出法案を巡り反対姿勢を示していた民主党穏健派のマンチン上院議員が規模で妥協する姿勢を示すと、上昇幅が拡大。ハイテク株の買いも再開した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇した流れを引き継いだ。日経平均が昨日までの7日続落で2400円を超す下げとなったことから、値ごろ感からの買いが入りやすく、また、外為市場で1ドル=111円50銭前後と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高に振れたことが、輸出株などの株価下支え要因となった。一方、中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感、米連邦債務の上限問題への警戒感に加え、昨日の海外市場で原油先物相場が続伸したことからインフレ懸念もくすぶっており、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、中国(上海・深セン)市場がが休場となる。 セクター別では、石油石炭製品、精密機器、鉱業、機械、化学などが値上がり率上位、海運業、空運業、医薬品、輸送用機器、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、信越化<4063>、SUMCO<3436>、ルネサス<6723>、ダイキン<6367>、日本電産<6594>、村田製<6981>、出光興産<5019>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、武田薬<4502>、中外薬<4519>、東電力HD<9501>、ベイカレント<6532>、日産自<7201>、ANA<9202>などが下落している。 <FA> 2021/10/06 09:38 寄り付き概況 日経平均は394円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28050.39;-394.50TOPIX;1954.33;-19.59[寄り付き概況] 5日の日経平均は394.50円安の28050.39円と7日続落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は反落。ダウ平均は323.54ドル安の34002.92ドル、ナスダックは311.21ポイント安の14255.48で取引を終了した。中国の不動産開発大手、中国恒大集団と傘下の不動産サービス部門の株式取引が香港市場で停止との報道が嫌気され、寄り付き後、下落。石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で、大幅増産が回避されNY原油先物がほぼ7年ぶり高値を更新したほか、セントルイス連銀のブラード総裁も高インフレが2022年まで続く可能性を示唆し、インフレ警戒感も売り材料となった。また、与野党の対立で、バイデン大統領が債務上限突破のリスクを警告したことも嫌気され、大幅下落となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感、米連邦債務の上限問題に加え、昨日の海外市場で原油先物価格が約7年ぶりの高値をつけ、企業収益を圧迫するとの懸念などが株価の重しとなり、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落した流れを引き継いだ。一方、日経平均が昨日までの6日続落で1800円を超す下げとなったことから、自律反発狙いの買いが入りやすかったことに加え、昨日発足した岸田新政権の政策や、新型コロナ対策の緊急事態宣言の解除による経済活動の活性化への期待感が、引き続き株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.2%上昇だった。今日は中国(上海・深セン)市場が休場となる。 セクター別では、精密機器、輸送用機器、電気機器、機械、海運業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、保険業、銀行業、電気・ガス業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本電産<6594>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>などが下落。他方、ENEOS<5020>、出光興産<5019>、アサヒ<2502>、キリン<2503>、東電力HD<9501>などが上昇している。 <FA> 2021/10/05 09:28 寄り付き概況 日経平均は273円高でスタート、東海旅客鉄道やオリエンタルランドなどが堅調 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29044.47;+273.40TOPIX;2006.67;+20.36[寄り付き概況] 10月4日の日経平均は前週末比273.40円高の29044.47円と大幅反発でスタート。1日の米国市場でダウ平均は482.54ドル高の34326.46ドル、ナスダックは118.12ポイント高の14566.70で取引を終了。9月ISM製造業景況指数や消費者信頼感指数が予想外に改善を示したため、寄り付き後、上昇。その後、格付け会社フィッチが債務上限問題の解決が遅れた場合格付けを圧迫すると警告したため、一時下落に転じる局面もあった。しかし、新型コロナ感染の沈静化や新たな治療薬などへの期待に景気循環株に買いが向かい再び上昇。長期金利の低下を受けてハイテク株が下げ止まったことも手伝い、引けにかけダウは上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の29050円。本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行でスタート。前週末の反動の他、岸田内閣発足によって改めて政策期待が高まりやすいことや「米メルクのコロナ飲み薬、年内に日本調達へ」等の報道も出ているなか、経済正常化に向けて期待感が高まっていることも背景に。 売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの下げがきつい反面、東海旅客鉄道<9022>、ダイキン<6367>、日本航空<9201>、東日本旅客鉄道<9020>、オリエンタルランド<4661>、ANA<9202>などが堅調。業種別では、空運、鉱業、陸運、パルプ紙などが上昇率上位で推移。 <FA> 2021/10/04 09:29 寄り付き概況 日経平均は217円安でスタート、キーエンスやソニーGなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29235.11;-217.55TOPIX;2010.40;-19.76[寄り付き概況] 1日の日経平均は217.55円安の29235.11円と5日続落して取引を開始した。前日9月30日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は546.80ドル安の33843.92ドル、ナスダックは63.86ポイント安の14448.58で取引を終了した。週次失業保険申件数が予想外に増加したほか、与野党が債務上限の引き上げで合意できず、政府機関閉鎖に陥る可能性が警戒され寄り付き後、下落。下院公聴会においてイエレン財務長官やパウエルFRB議長が債務上限が引き上げられなければ深刻な事態をもたらすと再度警告したため投資家心理がさらに悪化し、下げ幅を大きく拡大した。引けにかけ、上下院が暫定予算案を可決し政府機関閉鎖が回避されたが月末・四半期要因で一段安となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感に加え、新型コロナによるサプライチェーンの混乱やインフレ加速、米連邦政府の債務上限問題の先行き不透明感など懸念材料が多く、東京市場の重しとなった。また、外為市場で1ドル=111円40銭台と昨日15時頃に比べ40銭ほど円高・ドル安方向に振れたことも輸出株などの買い手控え要因となった。一方、引き続き、次期政権の政策や、新型コロナ対策の緊急事態宣言の解除による経済活動の活性化が期待され、株価下支え要因となった。また、日経平均が昨日までの4日続落で800円近い下落となったことから押し目買いも入りやすかったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された日銀短観(9月調査)で、大企業製造業の業況判断DIはプラス18と前回6月調査のプラス14から改善した。QUICKがまとめた民間予測の中央値はプラス13だった。12月までの先行きはプラス14(今回差マイナス4)となった。同じく取引開始前に発表された8月の完全失業率(季節調整値)は2.8%となり前月と同率だった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.9%だった。8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.14倍で前月から0.01ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.14倍だった。今日は中国(上海・深セン)、香港が休場となる。 セクター別では、海運業、その他製品、空運業、金属製品、卸売業などが値下がり率上位、鉱業が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>、日本郵船<9101>、塩野義薬<4507>、JR東<9020>、ダイキン<6367>、三菱商事<8058>、JAL<9201>、日立<6501>、ニトリHD<9843>、伊藤忠<8001>、オリックス<8591>などが下落。他方、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、東芝<6502>、エムスリー<2413>などが上昇している。 <FA> 2021/10/01 09:36 寄り付き概況 日経平均は24円高でスタート、ファーストリテや塩野義薬などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29569.19;+24.90TOPIX;2040.00;+1.71[寄り付き概況] 30日の日経平均は24.90円高の29569.19円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.73ドル高の34390.72ドル、ナスダックは34.24ポイント安の14512.44で取引を終了した。金利上昇が一段落したため、寄り付き後、上昇。8月中古住宅販売成約指数が予想以上に伸びたため、回復期待にダウは堅調に推移した。ただ、債務上限問題への懸念がくすぶり、引けにかけて上げ幅を縮小。金利先高感が根強く、ハイテク株の売りが続き、ナスダック総合指数は下落した。 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日、自民党新総裁に選出された岸田氏が「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と表明しており、次期政権の政策への期待感が高まったことに加え、新型コロナ対策の緊急事態宣言の解除による経済活動の活性化が期待され、引き続き株価支援要因となった。また、昨日の日経平均が600円を超す下げとなったことから押し目買いが入りやすかったほか、外為市場で1ドル=111円90銭台と昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となった。一方、中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感に加え、米連邦債務の上限問題が懸念されるなど警戒材料も多く、買い手控え要因となり、寄り後、日経平均は前日終値を挟んで推移している。なお、取引開始前に発表された8月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比3.2%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.5%低下だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9月19-25日に2294億円売り越した。今日はアスタリスク<6522>がマザーズに上場した。また、今日は9月の中国製造業と非製造業PMI、9月の財新中国製造業PMIが発表される。 セクター別では、鉱業、医薬品、空運業、卸売業、パルプ・紙などが値上がり率上位、海運業、証券商品先物、情報・通信業、不動産業、電気機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、塩野義薬<4507>、JR東海<9022>、ルネサス<6723>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、JAL<9201>、JR東<9020>、H.I.S.<9603>、三井物産<8031>、ベイカレント<6532>、日本郵政<6178>などが上昇。他方、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、NTT<9432>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、アドバンテスト<6857>、ZHD<4689>、東電力HD<9501>などが下落している。 <FA> 2021/09/30 09:31 寄り付き概況 日経平均は572円安でスタート、東エレクや三井住友などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29611.92;-572.04TOPIX;2040.91;-40.86[寄り付き概況] 29日の日経平均は572.04円安の29611.92円と3日続落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は569.38ドル安の34299.99ドル、ナスダックは423.29ポイント安の14546.68で取引を終了した。財務長官が連邦債務が10月18日に上限に達する公算大だと指摘したため、政府機関閉鎖などのリスクが警戒され、寄り付き後、下落。9月消費者信頼感指数が予想外に悪化し、回復低迷懸念が浮上したほか、イエレン長官が上院銀行委員会証言で、債務上限が引き上げられなければ金融危機やリセッションに直面する可能性を警告したため、売りが加速した。金利の上昇で、ハイテク株も売られた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がそろって大幅安となった動きを引き継いだ。また、今晩、米国でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が討議に参加するほか、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の討論会参加が予定されており、発言内容を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、今日、自民党総裁選の投開票が行われることから次期政権の政策への期待感が高まり、また、政府が新型コロナ対策の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を30日で全面解除すると決め、経済活動の活性化が期待され、引き続き株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=111円50銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高方向に振れていることも安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、プロジェクトカンパニー<9246>、セーフィー<4375>がマザーズに上場した。 セクター別では全業種が値下がり。電気機器、不動産業、石油石炭製品、その他金融業、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、キーエンス<6861>、三井住友<8316>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、武田薬<4502>、ソフトバンク<9434>、日立<6501>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、JFE<5411>などが下落。他方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、JAL<9201>、ANA<9202>、塩野義薬<4507>、昭和電工<4004>などが上昇している。 <FA> 2021/09/29 09:32 寄り付き概況 日経平均は97円安でスタート、キーエンスや任天堂などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30142.38;-97.68TOPIX;2083.25;-4.49[寄り付き概況] 28日の日経平均は97.68円安の30142.38円と続落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は71.37ドル高の34869.37ドル、ナスダックは77.73ポイント安の14969.97で取引を終了した。世界のパンデミックの状況改善で、経済活動再開への期待が強まり、寄り付き後上昇。8月耐久財受注速報値が予想を上回ったほか、金利の上昇や原油高を受け、景気循環株の買いが目立ち、ダウは終日堅調に推移した。一方、金利の上昇でハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感が懸念され、また、今晩予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米上院銀行委員会での証言を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きがあった。一方、政府が今日、新型コロナ対策の緊急事態宣言解除を専門家に諮問することなどもあり、新規感染者減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待に加え、自民党総裁選の投開票が29日に迫り、次期政権の政策への期待感などが引き続き株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=111円00銭近辺と昨日15時頃に比べ30-40銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、リベロ<9245>、デジタリフト<9244>、 ROBOT PAYMENT<4374>、ジィ・シィ企画<4073>がマザーズに上場する。また、今日は9月末の配当や株主優待の権利付き最終売買日となる。 セクター別では、海運業、精密機器、その他製品、電気機器、医薬品などが値下がり率上位、鉱業、銀行業、石油石炭製品、非鉄金属、空運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、武田薬<4502>、任天堂<7974>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>、SANKYO<6417>などが下落。他方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>、JR西<9021>、ファーストリテ<9983>、INPEX<1605>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>、H.I.S.<9603>、ENEOS<5020>などが上昇している。 <FA> 2021/09/28 09:33 寄り付き概況 日経平均は29円高でスタート、日本郵船や三菱UFJなどが堅調 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30277.82;+29.01TOPIX;2097.34;+6.59[寄り付き概況] 27日の日経平均は前週末比29.01円高の30277.82円と小幅続伸でスタート。24日の米国市場でダウ平均は33.18ドル高の34798.00ドル、ナスダックは4.54ポイント安の15047.70で取引を終了。金利の上昇や中国恒大のドル建て社債利払いの行方に警戒感がくすぶり、寄り付き後、下落。しかし、恒大危機の世界金融市場への大きな波及は避けられるとの見方が根強く、下値も限定的となった。8月新築住宅販売件数が予想を上回ったため投資家の回復期待も強まり、押し目からは景気循環株の買いも目立ち、ダウは上昇に転じた。ハイテク株は売られナスダック総合指数は下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の30035円。中国恒大を巡る問題は引き続き重しとして意識されているものの、政策期待の他、緊急事態宣言に関しても全面解除の方向で調整と伝わっており、やや安心感に繋がっているようだ。なお、自民党総裁選については、決選投票にもつれ込むのが確実な情勢と各種メディアが報じている。 売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、三菱UFJ<8306>、トヨタ<7203>、ANA<9202>、オリエンタルランド<4661>などが堅調。業種別では、空運、鉱業、陸運などが上昇率上位で推移。 <FA> 2021/09/27 09:31 寄り付き概況 日経平均は502円高でスタート、ソニーGや三菱UFJなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30141.61;+502.21TOPIX;2076.39;+32.84[寄り付き概況] 24日の日経平均は502.21円高の30141.61円と3営業日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は506.50ドル高の34764.82ドル、ナスダックは155.40ポイント高の15052.24で取引を終了した。中国政府が恒大に目先のドル建て社債のデフォルトを回避するように指示したと報じられ、直近の懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入ペースを速やかに減速する可能性を示唆したものの、利上げはまだ先になるとの見方に加え、経済活動の再開への投資家の自信が強まり景気循環株中心に買いが再燃し、上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇し、ダウ平均がこの2日間で800ドルを超す上げとなったことや、昨日の香港ハンセン指数が堅調な動きだったことなどが、東京市場の株価支援要因となった。また、日経平均が一昨日までの2日間で800円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすく、さらに、外為市場で1ドル=110円30銭台と一昨日22日の15時頃に比べ70-80銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となった。一方、中国恒大集団の債務不安が短期的には後退したものの、中国経済の先行き不透明感が引き続き意識され、また、台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)加盟を申請し、これに中国が強く反発するなど、国際関係の不安定化を懸念する向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値も同横ばいだった。今日はレナサイエンス<4889>がマザーズに上場した。 セクター別では全業種が値上がり。鉄鋼、海運業、銀行業、鉱業、倉庫運輸関連が値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>、日立<6501>などが上昇。他方、シンプレクスHD<4373>などが下落している。 <FA> 2021/09/24 09:27 寄り付き概況 日経平均は94円安でスタート、キーエンスやNTTなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29744.73;-94.98TOPIX;2057.78;-6.77[寄り付き概況] 22日の日経平均は94.98円安の29744.73円と続落して取引を開始した。前日21日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40で取引を終了した。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後、上昇。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で警戒感が拭えず、ダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が次第に売りに押される展開となったことが東京市場の重しとなり、また、今日、日銀金融政策決定会合の結果発表、黒田日銀総裁の記者会見、FOMCの結果発表、パウエルFRB議長の記者会見などの金融イベントが予定されていることに加え、明日は東京市場が休場となることから積極的な買いを見送る向きもあった。一方、次期政権の政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価下支え要因となった。また、昨日の日経平均が大幅安となった後ということもあり、押し目買いも入りやすかったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、シンプレクス・ホールディングス<4373>が東証1部に、ユミルリンク<4372>、コアコンセプト・テクノロジー<4371>がマザーズに上場した。今日は香港、韓国が休場となる。 セクター別では、非鉄金属、繊維製品、卸売業、保険業、金属製品などが値下がり率上位、空運業、海運業、水産・農林業、その他製品、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、キーエンス<6861>、NTT<9432>、三井物産<8031>、ダイキン<6367>、JFE<5411>、ファナック<6954>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日本電産<6594>、SUMCO<3436>、シマノ<7309>などが下落。他方、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、JR西<9021>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ファーストリテ<9983>、ANA<9202>、ベイカレント<6532>、エムスリー<2413>などが上昇している。 <FA> 2021/09/22 09:28 寄り付き概況 日経平均は478円安でスタート、ソフトバンクGや日本郵船などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30021.25;-478.80TOPIX;2065.03;-35.14[寄り付き概況] 21日の日経平均は478.80円安の30021.25円と反落して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は614.41ドル安の33970.47ドル、ナスダックは330.07ポイント安の14713.90で取引を終了した。中国不動産大手の経営危機が欧米経済や金融市場に波及することを警戒した投資家心理の悪化で寄り付き後、下落。また、イエレン財務長官がウォールストリート・ジャーナル(WSJ)への寄稿で、民主、共和両党の財務当局者やエコノミストの間での圧倒的なコンセンサスが債務上限を引き上げられなければ広範な経済的大惨事が生じるだろうというものだと、警告したことも警戒感に繋がった。連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備制度理事会(FRB)が緩和縮小を示唆するとの警戒感も加わり、大幅安となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の香港市場や欧米市場で株価が大きく下げた流れで東京市場でも売りが出やすく、また、明日の日銀金融政策決定会合の結果発表、黒田日銀総裁の記者会見、FOMCの結果発表、パウエルFRB議長の記者会見などの金融イベントの内容を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きも多かった。一方、17日に告示された自民党総裁選への関心が高く、次期政権の政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価下支え要因となり、また、このところの株価上昇過程で買い遅れた投資家も多く、株価が軟調な場面ではこうした投資家からの買いが入りやすいとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、今日は中国(上海・深セン)、台湾、韓国市場が休場となる。 セクター別では、全業種が値下がり。海運業、鉄鋼、証券商品先物、機械、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、日本製鉄<5401>、日本電産<6594>、三菱商事<8058>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>、キヤノン<7751>、ZHD<4689>、伊藤忠<8001>などが下落。他方、目立った上昇銘柄はない。 <FA> 2021/09/21 09:30 寄り付き概況 日経平均は64円高でスタート、ファーストリテやNECなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30387.54;+64.20TOPIX;2090.31;+0.15[寄り付き概況] 17日の日経平均は64.20円高の30387.54円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は63.07ドル安の34751.32ドル、ナスダックは20.39ポイント高の15181.92で取引を終了した。8月小売売上高や9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の良好な結果を受けて、景気回復期待が再燃し、上昇して寄り付いた。しかし、新規失業保険申請件数の増加で雇用や景気回復への懸念がくすぶったほか、金利先高感を警戒した売りに下落に転じた。ユダヤ教の祭日で参加者が限られる中、押し目買いも強く、引けにかけて下げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。今日告示となる自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=109円70銭前後と、昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことも輸出関連株などの株価を支えた。一方、米国経済の先行き不透明感が継続していることに加え、昨日の上海や香港の株式相場が下落したこともあり、中国経済の先行きに対する懸念も意識され、株価の重しとなった。また、東京市場が明日から3連休となることから積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、海運業、空運業、医薬品、輸送用機器、化学などが値上がり率上位、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、その他金融業、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、エムスリー<2413>、NEC<6701>、ANA<9202>、SMC<6273>、ZHD<4689>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、JFE<5411>、HOYA<7741>、昭和電工<4004>、INPEX<1605>、7&iHD<3382>、オリックス<8591>、SUMCO<3436>などが下落している。 <FA> 2021/09/17 09:29 寄り付き概況 日経平均は94円高でスタート、日本郵船やJR西などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30606.15;+94.44TOPIX;2101.79;+5.40[寄り付き概況] 16日の日経平均は94.44円高の30606.15円と反発して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は反発。ダウ平均は236.82ドル高の34814.39ドル、ナスダックは123.77ポイント高の15161.53で取引を終了した。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行や財政支援の縮小に伴う景気回復の失速懸念が根強く、寄り付き後、小幅下落。しかし、9月NY連銀製造業景気指数が予想のほぼ2倍に上昇したほか、原油高でエネルギー関連株が上昇すると警戒感が緩和し、上昇に転じ、引けにかけて上げ幅をさらに拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。また、明日17日告示、29日投開票の自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が、引き続き株価支援要因となった。一方、日経平均は昨日、4日ぶりに下落したものの、引き続き相場の過熱感が意識されたことに加え、日経平均が31年ぶりの高値圏にあることから、利益確定売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の貿易収支は6354億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は476億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9月5-11日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は1287億円だった。 セクター別では、鉱業、海運業、石油石炭製品、輸送用機器、非鉄金属などが値上がり率上位、その他製品、機械、情報・通信業、ガラス土石製品、空運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、JR西<9021>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、三菱商事<8058>、ENEOS<5020>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>、第一生命HD<8750>、INPEX<1605>などが上昇。他方、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、富士フイルム<4901>、富士通<6702>、クボタ<6326>などが下落している。 <FA> 2021/09/16 09:30 寄り付き概況 日経平均は205円安でスタート、ソフトバンクGやリクルートHDなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30464.17;-205.93TOPIX;2101.38;-17.49[寄り付き概況] 15日の日経平均は205.93円安の30464.17円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は下落。ダウ平均は292.06ドル安の34577.57ドル、ナスダックは67.82ポイント安の15037.76で取引を終了した。8月消費者物価指数(CPI)の伸びが前月から鈍化し高インフレへの懸念が後退し、寄り付き後、上昇。同時に、新型コロナウイルスの変異株流行による景気回復への影響が裏付けられたため売りが加速、下落に転じた。加えて、今週後半の満期日に向けたオプション絡みの取引も目立ち、下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落し、東京市場の株価の重しとなった。また、引き続き相場の過熱感が意識されたことに加え、昨日の日経平均が年初来高値を更新したことから短期的な達成感もあり利益確定売りが出やすかった。一方、引き続き、9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が買い手掛かり材料となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。 なお、取引開始前に発表された7月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比0.9%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3.1%増だった。今日は日本時間の午前に8月の中国工業生産高、8月の中国小売売上高、1-8月の中国固定資産投資などが発表される。 セクター別では、その他金融業、ガラス土石製品、不動産業、鉱業、繊維製品などが値下がり率上位、海運業が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、昭和電工<4004>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、村田製<6981>、JR東<9020>、日立<6501>、日本製鉄<5401>、アサヒ<2502>、第一生命HD<8750>、三井物産<8031>などが下落。他方、川崎汽船<9107>、ルネサス<6723>、クボタ<6326>、ピジョン<7956>、サイバー<4751>、TDK<6762>、日立造<7004>、エムスリー<2413>などが上昇している。 <FA> 2021/09/15 09:32 寄り付き概況 日経平均は137円高でスタート、昭和電工や川崎汽船などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30584.77;+137.40TOPIX;2105.79;+8.08[寄り付き概況] 14日の日経平均は137.40円高の30584.77円と3日続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は261.91ドル高の34869.63ドル、ナスダックは9.91ポイント安の15105.58で取引を終了した。与党民主党が独自の3.5兆ドル規模のインフラ・歳出法案の中で検討している法人税などの税率がバイデン大統領が提示した水準を下回ったため安心感が広がり、寄り付き後、上昇。先週の下落後、押し目買い意欲も強く、ダウは終日堅調に推移した。一方、ハイテク株は利益確定売りが続きナスダック総合指数は小幅安となった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。9月17日告示、29日投開票の自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感のほか、新型コロナの新規感染者数の減少やワクチン接種の進展による経済活動の正常化期待が引き続き買い手掛かり材料となった。また、昨日の海外市場で原油価格が上昇し、また、米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でエネルギー関連株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、引き続き相場の過熱感が意識されたことに加え、昨日の日経平均が2月16日につけた年初来高値(終値ベース)30467円に迫ったことで利益確定売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、保険業、石油石炭製品、鉱業、輸送用機器、非鉄金属などが値上がり率上位、その他製品、電気・ガス業、小売業、医薬品、パルプ・紙などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、昭和電工<4004>、川崎汽船<9107>、信越化<4063>、日立<6501>、エムスリー<2413>、東京海上<8766>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、INPEX<1605>、丸紅<8002>、ホンダ<7267>、コマツ<6301>、ENEOS<5020>などが上昇。他方、JR西<9021>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、レノバ<9519>、アドバンテスト<6857>などが下落している。 <FA> 2021/09/14 09:29 寄り付き概況 日経平均は9円安でスタート、トヨタ自や商船三井などが冴えない [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30372.02;-9.82TOPIX;2084.71;-6.94[寄り付き概況] 13日の日経平均は前週末比9.82円安の30372.02円と小反落でスタート。10日の米国市場でNYダウは271.66ドル安の34607.72ドル、ナスダックは132.76ポイント安の15115.49で取引を終了。押し目買いが強まり、上昇して寄り付いた。しかし、8月生産者物価指数(PPI)の引き続き大幅な伸びで、高インフレへの警戒感に売りに拍車がかかり下落に転じた。民主党が企業の自社株買いに対する課税案を検討しているなどの報道や2001年9月11日の同時多発テロから20周年を迎え地政学的リスクなどを懸念し、引けにかけて下げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の29935円。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、若干ながら本日は売り先行で取引を開始。ただし、直近の急ピッチの上昇を踏まえれば、想定内の動きであり、逆に押し目を拾う動きを期待する声も市場から聞かれている通り、寄り付き後の早い段階でプラスに転じる場面も見られるなど、大きく崩れる展開とはなっていない。 売買代金上位では、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、ルネサス<6723>、信越化<4063>などが堅調な反面、トヨタ自<7203>、商船三井<9104>、デンソー<6902>などが冴えない。業種別では石油石炭、建設、食料品などがプラス圏で推移。 <FA> 2021/09/13 09:29 寄り付き概況 日経平均は81円高でスタート、リクルートHDや任天堂などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;30089.45;+81.26TOPIX;2066.88;+1.95[寄り付き概況] 10日の日経平均は81.26円高の30089.45円と反発して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は続落。ダウ平均は151.69ドル安の34879.38ドル、ナスダックは38.38ポイント安の15248.25で取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミック以降で最小となったことを好感し、寄り付き後、上昇。しかし、新型コロナウイルス変異株の流行によりソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)が従業員のオフィス復帰を無期限に延期したほか、航空各社が予約減少で見通しに慎重な見方を見せたため、消費、景気への影響を警戒した売りが強まり、下落に転じた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったほか、国内で新型コロナ新規感染者数が減少傾向となっていることに加え、政府が、飲食やイベント、移動、学校などの分野で、ワクチン接種の進展に伴う行動緩和の考え方を示したことも株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇し、東京市場で半導体関連株の株価を支えた。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の重しとなったほか、昨日の日経平均が9日ぶりに反落したものの、25日移動平均線からの乖離率が依然6%を超すなど、引き続き過熱感が意識され、売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出日。 セクター別では、ゴム製品、証券商品先物、空運業、建設業、その他金融業などが値上がり率上位、電気・ガス業、医薬品、石油石炭製品、機械などが値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、任天堂<7974>、アドバンテスト<6857>、資生堂<4911>、第一三共<4568>、ルネサス<6723>、ブリヂストン<5108>、富士通<6702>、パナソニック<6752>などが上昇。他方、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、京セラ<6971>、オムロン<6645>、花王<4452>、SMC<6273>、オリンパス<7733>などが下落している。 <FA> 2021/09/10 09:37 寄り付き概況 日経平均は222円安でスタート、ソフトバンクGや資生堂などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29959.21;-222.00TOPIX;2065.58;-14.03[寄り付き概況] 9日の日経平均は222.00円安の29959.21円と9日ぶり反落して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は下落。ダウ平均は68.93ドル安の35031.07ドル、ナスダックは87.69ポイント安の15286.64で取引を終了した。景気回復ペースの減速懸念に、寄り付き後、下落。9月相場入りで投資家心理も悪化し、終日軟調に推移した。引けにかけて公表された地区連銀経済報告(ベージュブック)の中で、経済活動ぺースが若干下方に傾斜したことが明らかになると連邦準備制度理事会(FRB)による大規模緩和が当分必要になるとの思惑に下げ幅を縮小。ハイテク株も史上最高値付近からの利益確定売りに下落した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって下落した流れを引き継いだ。また、日経平均が昨日までの8日続伸で2500円を超す上げとなり、心理的な節目とされる30000円を回復したことから利益確定売りも出やすかった。一方、自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったことに加え、国内の新型コロナ新規感染者が減少していることや、政府が行動制限を段階的に緩和する基本方針案をまとめたことも経済活動の本格的な再開に向けた期待感を高め、株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月のマネーストックはM3の月中平均残高が前年同月比4.2%増、M2は同4.7%増だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8月29日-9月4日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は4216億円だった。 セクター別では、空運業、情報・通信業、証券商品先物、ゴム製品、機械などが値下がり率上位、電気・ガス業、食料品、卸売業、不動産業、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、コロワイド<7616>、日本電子<6951>、塩野義薬<4507>、ダイキン<6367>、HOYA<7741>、レノバ<9519>、資生堂<4911>、コマツ<6301>、日本製鉄<5401>、SUMCO<3436>、オリックス<8591>などが下落。他方、三菱商事<8058>、東電力HD<9501>、関西電<9503>、ソフトバンク<9434>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、昭和電工<4004>などが上昇している。 <FA> 2021/09/09 09:30 寄り付き概況 日経平均は96円安でスタート、ソニーGや村田製などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29819.55;-96.59TOPIX;2058.69;-4.69[寄り付き概況] 8日の日経平均は96.59円安の29819.55円と8日ぶり反落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は269.09ドル安の35100.00ドル、ナスダックは10.81ポイント高の15374.33で取引を終了した。先週発表された8月雇用統計が予想を大幅に下回ったことを受けて、景気回復ペース減速が警戒され、寄り付き後、下落した。新型コロナウイルスのデルタ株による経済への影響や財政支援の終了でエコノミストが成長予測を引き下げたことも手伝い、ダウは終日軟調に推移。一方で、ハイテク株の買いは続き、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了した。 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。日経平均が昨日までの7日続伸で2200円を超す上げとなっていることから利益確定売りが出やすかった。一方、自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったことに加え、東京の新型コロナ新規感染者が減少していることも株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=110円30銭前後と、昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された4-6月期の国内総生産(GDP)改定値は実質前期比0.5%増、年率換算では1.9%増だった。速報値は前期比0.3%増、年率では1.3%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は、年率で1.6%増だった。同じく取引開始前に発表された7月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆9108億円の黒字。前年同月に比べ3765億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆3010億円の黒字だった。 セクター別では、海運業、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、不動産業などが値下がり率上位、パルプ・紙、情報・通信業、医薬品、電気・ガス業、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、日本郵船<9101>、ソニーG<6758>、村田製<6981>、JFE<5411>、ZHD<4689>、ダイキン<6367>、日本製鉄<5401>、ファナック<6954>などが下落。他方、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、武田薬<4502>、塩野義薬<4507>、ケイアイスター<3465>、ベイカレント<6532>、HOYA<7741>、神戸物産<3038>、資生堂<4911>、楽天グループ<4755>などが上昇している。 <FA> 2021/09/08 09:23 寄り付き概況 日経平均は224円高でスタート、キーエンスや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;29883.92;+224.03TOPIX;2056.45;+15.23[寄り付き概況] 7日の日経平均は224.03円高の29883.92円と7日続伸して取引を開始した。前日6日の米国株式市場はレイバーデー(労働者の日)の祝日で休場。欧州主要株価指数は、独DAX30指数が0.96%高、仏CAC40指数が0.80%高、英FTSETM100指数が0.68%高と、そろって上昇した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場は休場だったが、欧州の主要株価指数が上昇した流れを引き継いだ。また、自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったことに加え、国内の新型コロナ感染拡大に歯止めがかかりつつあるとの見方も株価支援要因となった。一方、日経平均は昨日までの6日続伸で2000円を超す上げとなり、利益確定売りが出やすく、また、日経平均が心理的な節目とされる30000円に接近し、短期的な上値余地が小さくなってきたとの見方も買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが先行した。なお、取引開始前に発表された7月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比0.7%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.9%増だった。今日は8月の中国貿易統計が発表される。 セクター別では、その他製品、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、水産・農林業などが値上がり率上位、海運業、パルプ・紙が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、パナソニック<6752>、塩野義薬<4507>、7&iHD<3382>、デンソー<6902>、シマノ<7309>、日本電子<6951>、ホンダ<7267>、資生堂<4911>などが上昇。他方、川崎汽船<9107>、OLC<4661>、三井物産<8031>、オリックス<8591>などが下落している。 <FA> 2021/09/07 09:25

ニュースカテゴリ