投資信託を選択する際、一般的に最も重要視される指標が利回りです。利回りとは、投資元本に対してどのくらいの収益を上げられたかを示すもので、トータルリターンと表現される場合もあります。
今回は、投資信託の利回りランキングと種類別のランキングを掲載しました。それと併せて、利回りを確認する際の注意点や、利回り以外に把握すべき指標についても解説します。安定性と収益性のあるポートフォリオを構築するために、本記事の内容を参考にしてください。
投資信託の利回りランキング上位10位は次の通りです。それぞれの銘柄の特徴について、解説していきます。
2023年10月17日現在
順位 | 銘柄 | 利回り(1年) |
1位 | SBI日本株4.3ブル | 118.22% |
2位 | 楽天日本株4.3倍ブル | 118.10% |
3位 | オーロラⅡ(トルコ投資ファンド) | 88.72% |
4位 | iFreeレバレッジFANG+ | 86.83% |
5位 | ブル3倍日本株ポートフォリオ6 | 81.12% |
6位 | 楽天日本株トリプル・ブル | 80.34% |
7位 | 日本株厳選ファンド・メキシコペソコース | 77.77% |
8位 | トルコ株式オープン(メルハバ) | 77.64% |
9位 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 70.38% |
10位 | 日本製鉄グループ株式オープン | 69.18% |
1位:SBI日本株4.3ブル
特徴
-
国内の公社債と株価指数先物取引が投資対象
- 日本の株式市場全体の値動きの約4.3倍の投資成果を目指す
SBI日本株4.3ブルは、SBIアセットマネジメントをファンドマネージャーとした投資信託です。この銘柄は特定のベンチマークを持たない、ブル・ベア型(※)のファンドです。日本の公社債と、株価指数の先物取引を活用しており、1日の値動きが日本の株式市場の値動きの約4.3倍になるよう設計されています。
過去1年の利回りが118.22%、3年の利回りが33.87%(2023年9月30日時点)と、特に2022年から2023年にかけての上昇が顕著な銘柄です。決算頻度は1年で毎年12月。信託報酬は0.968%と、比較的低水準のコストです。分配金の実績はありません。
(※)ブル・ベア型:指数先物やオプションを活用し、指数の値動きを上回る利益を目指すファンドのこと
参考元:SBIアセットマネジメント株式会社 SBI 日本株4.3ブル
2位:楽天日本株4.3倍ブル
特徴
- 国内の短期公社債と株価指数先物取引が投資対象
- 投資成績が日本の株式市場全体の値動きの約4.3倍となるよう運用
楽天日本株4.3倍ブルは、楽天投信投資顧問が運用するブル・ベア型のファンドです。日本の株価指数に基づく先物取引を積極的に利用し、1日の基準価額の動きが日本の株式市場全体の動きの約4.3倍となるような運用を目指しています。主な投資対象は、日本の株価指数先物取引および日本の短期国債です。
1年間の利回りが118.10%で、特に2023年の年初からのリターンが好調です。信託報酬は1.243%と、アクティブ運用型の投資信託の中では比較的低い水準といえるでしょう。また、純資産総額は463億9200万円(2023年10月24日時点)と、規模の大きいファンドです。過去に分配金の実績はありません。
参考元:楽天証券 楽天日本株4.3倍ブル
3位:オーロラⅡ(トルコ投資ファンド)
特徴
-
主要投資対象はトルコ企業の株式
- 一般消費財、サービス、生活必需品の構成比率を高くする方針
オーロラⅡは野村アセットマネジメントが運用するファンドです。中でもオーロラⅡ(トルコ投資ファンド)は、トルコ企業の株式を主要投資対象とし、信託財産の成長を目的として積極的に運用を行います。
成長性と安定性、収益性等の総合的な観点から、優れたパフォーマンスを示す企業の株式に投資します。また、状況に応じて、トルコ企業が発行した転換社債に投資する点も特徴の1つです。基本的に高い株式組入比率を保つものの、市況に応じて一時的に組入比率を調整することがあります。組入れ銘柄の業種比において、2023年7月以降は一般消費財、サービス、および生活必需品のセクターの重要性を高める方針を示しました。
基準価額に関しては、2019年からほぼ横ばいで推移し、2022年からは堅調な右肩上がりのチャートを描いています。
参考元:野村アセットマネジメント オーロラII (トルコ投資ファンド)
4位:iFreeレバレッジFANG+
特徴
- NYSE FANG+指数(米ドルベース)の値動きの約2倍の成績を目指す
- 次世代テクノロジーを扱い、強い影響力を持つ米国上場企業に投資
iFreeレバレッジFANG+は、1日の基準価額の動きがNYSE FANG+指数(米ドルベース)(※)の動きの2倍程度となることを目指した運用を行っています。
主な投資対象は以下の3つです。これらの中から、流動性等を考慮して構成比率を決定します。
投資対象
- マザーファンド(ダイワ・マネーポートフォリオ・マザーファンド)の受益証券
- パフォーマンス連動債券
- 米国の株価指数先物取引
構成銘柄は、3、6、9、12月の四半期ごとに見直しが行われます。また、2020年8月の設定以降、分配金の実績はありません。信託報酬は0.9845%と低水準です。
(※)NYSE FANG+指数:次世代テクノロジーを扱い、現代社会に強い影響力を持つ米国上場企業に、等金額投資する株価指数。「FANG」はFacebook、Amazon.com、Netflix、Googleの頭文字。
参考元:大和アセットマネジメント株式会社 iFreeレバレッジ FANG+
5位:ブル3倍日本株ポートフォリオ6
特徴
- 日本の株価指数先物取引や、残存期間の短い国内債券に投資
- 日本の株式市場の値動きの3倍の成績を目指す
このファンドは、日本の株価指数先物取引と短期間の日本の債券に投資し、1日の基準価額の動きが日本の株式市場の動きの3倍程度になることを目指しています。信託報酬は年率1.023%と、比較的低コストでの運用が可能です。
このファンドは「ベア2倍日本株ポートフォリオ6(※1)」「ブルベア・マネー・ポートフォリオ6(※2)」とともに「ダイワ・ブルベア・ファンド6」を構成しています。各ファンド間で乗換え(スイッチング)することが可能です。
(※1)ベア2倍日本株ポートフォリオ6:日本の株価指数先物取引と債券に投資し、1日の基準価額の動きが日本の株式市場の動きの約2倍の逆の動きになることを目指す。
(※2)ブルベア・マネー・ポートフォリオ6:円建て債券への投資を中心に行い、安定性のある運用を行う。
参考元:大和アセットマネジメント株式会社 ブル3倍日本株ポートフォリオ6
6位:楽天日本株トリプル・ブル
特徴
-
株価指数先物取引に積極的に投資
- 国内の株式市場全体の値動きの3倍程度を目指して運用
楽天日本株トリプル・ブルは、1日の基準価額の動きが日本の株式市場全体の動きの3倍程度になることを目指したファンドです。マザーファンドを通じて、日本の株価指数先物取引と短期の日本債券に投資します。
このファンドの特徴は、株式の組入総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総額の合計額を、原則として、信託財産の純資産総額の3倍程度に調整している点です。また、株価指数先物取引の種類は、流動性等を考慮して決定されます。
信託報酬は1.023%と、少ないコストでの運用が可能です。なお、楽天日本株4.3倍ブルと同様、分配金の実績はありません。
7位:日本株厳選ファンド・メキシコペソコース
特徴
- ジャパン・バリュー・エクイティ・コンセ ントレイティッド・ファンドへ投資
- 為替取引によって信託財産の成長を目指す
日本株厳選ファンド・メキシコペソコースは、日本企業の株式を主要投資対象としています。割安で魅力的な銘柄を見つけ出し、積極的に運用されています。また、円売りとメキシコペソ買いの為替取引を通じて、さらなるリターンを追求している点が特徴です。
原則として30~60程度の銘柄に分散投資します。「ジャパン・バリュー・エクイティ・コンセントレイティッド・ファンド」という外国投資信託証券を通じて、日本の株式に間接的に投資する点も特徴的です。ファンドオブファンズ方式で運用され、毎月10日に決算を行います。
参考元:三井住友DSアセットメントマネジメント 日本株厳選ファンド・メキシコペソコース
8位:トルコ株式オープン(メルハバ)
特徴
- トルコ株式が主要投資対象
- 収益性、安定性、成長性を総合的に判断して株式を選別
トルコ株式オープン(メルハバ)は、中長期的な経済成長が期待できるトルコの市場に焦点を当てたファンドです。主な投資対象はトルコの企業の株式です。
トルコの企業の株式を選択する際の判断基準は、企業の成熟度や安定性、セクターの成長性、柔軟性など総合的に評価します。これにより、信託財産の中長期的な成長を支える銘柄を見つけることを目指します。
運用指図に関する権限は欧州の運用会社(UBP)が持ち、トルコ株式市場の政治リスクや地政学リスクを考慮した運用が強みです。
参考元:SOMPOアセットマネジメント トルコ株式オープン(愛称 メルハバ)
9位:野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
特徴
- 世界各国の半導体関連企業の株式に投資
- MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipmentがベンチマーク
- 収益性や競争力の高い銘柄を中心に、成長性や企業価値のバランスを考慮
このファンドは、世界各国の半導体関連企業の株式に投資を行います。対象となるのは半導体や半導体関連製品、半導体製造装置の製造販売を行う企業の株式です。
収益性や競争力が高い半体関連企業を中心に、成長性と企業価値評価の両面に配慮したポートフォリオを構築します。その際、半導体分野の見通しだけでなく、製品の需要先の情勢や、株式市場全体の見通しも分析した上で投資を行います。また、純資産総額は891億8900万円(2023年10月24日時点)と、ボリュームの大きいファンドです。
「野村世界業種別投資シリーズ」は、「世界半導体株投資」のほかに「世界⾦融株投資」「世界資源株投資」「世界ヘルスケア株投資」「マネープール・ファンド」の5本のファンドからなります。この5本のファンド間では、組み換え(スイッチング)が可能です。
参考元:野村アセットマネジメント 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
10位:日本製鉄グループ株式オープン
特徴
- 日本製鉄・グループ会社のうち、東証プライム市場と東証スタンダード市場に上場している株式に投資
- 日本製鉄グループの銘柄群全体の動きを捉えることを目標に運用
日本製鉄グループ株式オープンは、日本製鉄株式会社とグループ会社のうち、東証プライム市場と東証スタンダード市場に上場している株式を主要投資対象としています。流動性のある銘柄を選択し、日本製鉄とグループの会社の銘柄群の全体的な動きに追随することを投資目的としています。
基本的には各銘柄の時価総額によって投資比率を調整し、投資比率の調整頻度は四半期ごとです。日本製鉄の比率が過半数を超えないよう調整し、残りをグループ会社の各銘柄の時価総額に応じた割合で構成します。
参考元:アセットマネジメントOne株式会社 日本製鉄グループ株式オープン
参考元:日株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド 日本製鉄グループ株式オープン
種類別投資信託利回りランキング
ここでは国内株式、国際株式、国内債券、国際債券の4つのジャンルに分けて、投資信託の高利回り銘柄トップ5をランキング形式で紹介します。
国内株式
2023年10月17日現在
順位 | 銘柄 | 利回り(1年) |
1位 | 日本株厳選ファンド・メキシコペソコース | 77.77% |
2位 | 日本製鉄グループ株式オープン | 69.18% |
3位 | 日本株厳選ファンド・ブラジルレアルコース | 66.46% |
4位 | 日経平均高配当利回り株ファンド | 61.65% |
5位 | 野村通貨選択日本株投信(メキシコペソコース)毎月分配型 | 57.79% |
ランキング上位の投資信託は、1年利回りが高く、ランクインしたほとんどの銘柄で60%超と非常に高い利回りを示しています。一方で、国際株式の投資信託と比較すると、国内株式に絞った投資信託の利回りは低めの利回りといえるでしょう。しかし、国債に関する投資信託と比べると魅力的な利回りであり、国内株式投資信託も十分に競争力があると考えられます。
国際株式
2023年10月17日現在
順位 | 銘柄 | 利回り(1年) |
1位 | オーロラⅡ(トルコ投資ファンド) | 88.72% |
2位 | トルコ株式オープン(メルハバ) | 77.64% |
3位 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 70.38% |
4位 | 中欧株式ファンド | 68.12% |
5位 | DWSロシア・欧州新興国株投信 | 62.32% |
国際株式投資信託は高利回りを提供しており、特に上位3位では70%以上の利回りをマークしています。国内株式投資信託と比較すると、海外経済の成長に裏打ちされた高い利回りが確認できます。
ランキングにはトルコ、中欧、ロシアといった多様な地域の投資信託が含まれており、投資地域に偏りは見られません。しかし、トルコやロシアなどの新興市場への投資は、高いリターンを追求する傾向がある一方で、値下がりリスクも考慮しなければなりません。
国内債券
2023年10月17日現在
順位 | 銘柄 | 利回り(1年) |
1位 | MHAM物価連動国債ファンド(未来予想) | 2.70% |
2位 | 日本物価連動国債ファンド | 2.69% |
3位 | eMAXIS国内物価連動国債インデックス | 2.48% |
4位 | ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2021ー12(SBGフォーカス2021ー12) | 1.78% |
5位 | ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2022ー06(SBGフォーカス2022ー06) | 1.73% |
ランキング内の投資信託の利回りはおよそ2%前後の範囲にあり、株式投資信託や国際債券投資信託と比較して利回りはかなり低めです。
ランキングの上位3銘柄は物価連動国債に投資しています。物価連動国債はインフレの影響を受けにくいため、インフレのリスクヘッジとして期待できます。国内債券投資信託は、リターンを求めつつ安定した運用を行いたい方にとって、選択肢の1つとなるでしょう。
国際債券
2023年10月17日現在
順位 | 銘柄 | 利回り(1年) |
1位 | アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(メキシコペソコース) | 39.95% |
2位 | 三菱UFJ新興国高利回り社債ファンド通貨選択シリーズ<メキシコペソコース>(毎月分配型)(グローイング・スター) | 39.69% |
3位 | PIMCOニューワールドインカムファンド<メキシコペソコース>(毎月分配型) | 37.81% |
4位 | 野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券ファンド(メキシコペソコース)毎月分配型 | 37.14% |
5位 | アムンディ・りそな米国ハイ・イールド債券ファンド(メキシコペソコース) | 36.94% |
トップ5銘柄いずれも30%を超える利回りで、国内債券投資信託の利回りの10倍以上のリターンを記録しています。ランキング内のいくつかの投資信託は、ハイ・イールド債券に投資しています。ハイ・イールド債券は高い利回りを提供する一方で、リスクも高いため、適切なリスク管理は必須です。
また、5銘柄ともにメキシコペソコースを提供しています。この数年、メキシコ経済は堅調に上昇しており、それに伴いペメキシコペソの価格も上昇傾向です。しかし、今後、通貨変動による影響を受ける可能性もあるため、将来を見越した上で選択する必要があります。
投資信託の利回りとは
投資信託の利回りが示す意味、投資信託を選択する際に着目すべき指標について解説します。
投資信託の平均利回りは?
投資信託において、平均利回りとは「投資元本に対してどのくらいの収益を上げられたか」を表す指標です。1年あたりの損益を投資した金額で割ったパーセンテージで表記され、投資信託のパフォーマンスを評価する際に重要な情報です。この利回りは、今後の収益を予測する際に注目する数値であり、資産の運用戦略を決定する上での基準となります。
なお、「平均利回り」という用語において、用いられる意味は次の3通りあります。
用語の意味
- 騰落率:基準価額の上下を表す指標
- 分配金利回り:基準価額における分配金の割合
- トータルリターン:基準価額の変動や、分配金の収益などを含めた投資期間全体の累積損益
一般的には、トータルリターンを平均利回りとして用いることが多いようです。このトータルリターンは、分配型や成長型の投資信託において特に重要で、投資期間や手数料、為替変動などの要素も含めて全体的なリターンを把握するために用いられます。
分配金利回りの見方に注意
分配金利回りは、以下の計算式で算出されます。
分配金利回りを比較する際、注意すべき点があります。基準価額が急低下した場合、見かけ上の分配金利回りが高くなるのです。
具体的に説明すると、元本の払い戻しや急落により基準価額が低くなった場合、分母が少なくなるため相対的に利回りのパーセンテージは高くなります。そのため、ランキングで分配金利回りが上位の銘柄でも、必ずしもパフォーマンスが良いとはいえない場合もあるのです。
銘柄を検討する際には、分配金利回りを始めとするリターン以外にも、純資産総額やベンチマークの動向といった、他の指標も総合的に判断しましょう。
利回り以外の指標は?
投資信託を選ぶ際には利回り以外の指標も把握し、多角的に検討しましょう。参考になる指標には、以下のものがあります。
過去の運用成績
過去の運用成績は、投資信託の運用の実力や方針を示す重要な指標です。特に長期的に高いパフォーマンスを維持しているファンドは、今後も安定した運用がなされる可能性が高いと考えられます。過去の運用成績をもとに、今後の運用成績や成長性について予測をつけましょう。
コスト
投資信託にかかるコストには、購入時手数料や信託報酬(運用管理費用)などがあります。低コストな商品を選択することで、コストによる損失を最小限に抑え、長期的なリターンを最大化させることが可能です。アクティブ型かインデックス型か、またそれぞれのファンドによって手数料は異なります。信託報酬などのコストを比較することが重要です。
純資産総額
純資産総額は、商品の安定性や市場での信頼度を示す重要な指標の1つです。純資産総額は、投資信託が組み入れている株式や債券などの総資産額から、信託報酬などのコスト・負債を除き算出します。純資産総額を確認することで、その投資信託の資産ボリュームを把握することが可能です。
純資産総額が大きいファンドは、通常、市場での信頼度や流動性が高い傾向にあります。また、大きな純資産総額は、分散投資の観点からも安定性を示唆しています。
投資対象
投資信託の投資対象には、株式やREIT、債券があります。また、投資地域は、日本国内や先進国、新興国、全世界など多様です。
海外のインデックスや先進国、新興国の市場に投資するファンドは、地域によるマーケットの動きや政治情勢を理解した戦略を取ります。また、特定のセクターやアセットクラスへの投資も、ポートフォリオの多様性を高める一つの方法です。
投資対象や投資地域によって、それぞれ特性やリスク・リターンの傾向が異なります。自身の投資目標に合わせて、投資対象を選択しましょう。
ファンドマネージャー
ファンドマネージャーは、投資信託の運用方針や将来的なパフォーマンスの鍵となる要素です。投資信託の運用はファンドマネージャーによって行われます。特にアクティブファンドにおいて、その影響は多大なものです。そのため、ファンドマネージャーの経験や知識は豊富か、運用スタイルは自身の投資目標に合致しているか等を確認することが重要です。
まとめ
投資信託の選択において、利回りは収益を得るための重要な指標となります。高い利回りを持つファンドは、投資をする上で魅力的な選択肢となりえます。
一方で、投資の決定をする際には利回りだけでなく、他の指標も考慮することが必要です。特に、ファンドの過去の成績やコスト、純資産総額、投資方針は欠かすことのできない情報です。
投資の際は多角的な視点からファンドを評価したうえで、投資戦略にマッチした銘柄を選択しましょう。