国内FX17社のスプレッド・手数料を徹底比較|狭い時間帯や安定性も合わせて調査
「結局どこのFX会社で取引すれば一番コストを抑えられるの?」
スプレッドが狭いと、取引コストを抑えてお得にFX取引ができます。しかし、マネーパートナーズやGMOクリック証券など種類はさまざま。
この記事では、国内FX会社17社のスプレッドを比較調査して、主要通貨・マイナー通貨別に最もおすすめの取引所を紹介します。スキャルピングをしたい人・MT4をしたい人にもおすすめの取引所も厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
■FX17年/株式12年/外国債券12年の投資経験のほか、不動産、仮想通貨、ソーシャルレンディング、マイニングマシン等、幅広い投資を経験
■日本証券アナリスト正会員、日商簿記検定1級などの資格を保有
■2007年に新卒で大和証券SMBC㈱に入社、IPOM&A等の投資銀行業務を5年経験。後、東証プライム上場会社の㈱アイスタイルにて経理経営企画(M&A、ファイナンス、海外子会社設立等)、未上場スタートアップの㈱もしも㈱ROXXにてCFOを経験。2022年7月より㈱シアンに取締役CFOとして参画。
■副業にて、経理系オウンドメディアの立ち上げ、各種セミナー講師を多数経験
■Twitter:
国内FX17社のスプレッドを徹底比較
編集部では、国内のスプレッドを徹底比較し、表を作成しました。口座を開設する場合に参考にしてください。
スプレッドとは...?
主要通貨ペアのスプレッド比較表
※データ確認日2023/2/1
※各通貨ペアのスプレッド最狭値を赤字で表記
※各通貨ペアのスプレッド2・3位の値を太字で表記
※スプレッド値は各FX会社公式サイトを参照し、そのなかで最も狭い値を記載
※GMOクリック証券・みんなのFX・楽天証券・LIGHT FXのスプレッド値は全通貨ペアのスプレッドが固定対象外となる前の値
※【外為どっとコム】キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
上記の表のように、メジャー通貨ペアのスプレッドは、マネーパートナーズとゴールデンウェイジャパン・FXプライムby GMOが最狭といえるでしょう。
マネーパートナーズでは、取引時間によって米ドル/円が0.0銭です。業界最安値で、無駄なコストを抑えて取引ができます。
マイナー通貨ペアのスプレッド比較表
※データ確認日2023/2/1
※各通貨ペアのスプレッド最狭値を赤字で表記
※各通貨ペアのスプレッド2・3位の値を太字で表記
※スプレッド値は各FX会社公式サイトを参照し、そのなかで最も狭い値を記載
※GMOクリック証券・みんなのFX・楽天証券・LIGHT FXのスプレッド値は全通貨ペアのスプレッドが固定対象外となる前の値
※【外為どっとコム】キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
マイナーな通貨ペアも、マネーパートナーズのスプレッドが最狭です。それぞれのスプレッド値を半分以上も下回っているので、国内でダントツで狭いといえるでしょう。
トルコリラ/円なら、SBIFXトレード・ヒロセ通商のスプレッドも続いて狭くなっています。値幅の振れ幅が大きいトルコリラを取引したい人は、口座開設を検討をしてみましょう。
海外FX会社と国内FX会社のスプレッドを比較
編集部では、有名な海外FX会社とスプレッドの比較をしました。海外FX会社は、スプレッドが国内より狭い会社はあるものの、国内よりも広い会社まで幅広く存在していました。
しかし、海外FX会社はトラブルのリスクが高い点に要注意。過去には、出金時になにかと理由をつけて遅らせる・応じない詐欺業者がありました。金融庁では、金融商品取引等に基づく無登録の海外FX会社について注意喚起をおこなっています。
安全な取引会社を見極めるのも難しいので、経験豊富な上級者も海外FX会社との取引はハードルが高いといえるでしょう。
引用元:金融庁|無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください
【FX口座の選び方】スプレッド以外に大事な比較ポイント
スプレッドが狭い口座を選ぶとお得に取引ができるのはいうまでもないですが、初心者にはスプレッドが狭い幅だけで選ぶことをおすすめしません。これから、FXの口座を選ぶうえで、スプレッドの狭さ以外に注意するべきことを解説します。自分にあったFX会社で口座を選べるように、チェックしましょう。
①約定率が97%以上の取引所を選ぼう
FX取引では、スプレッドが狭くても約定率が高くないと損をします。約定率とは、自分が希望した注文価格でポジションを保有できるかどうかのこと。約定率が低いと、自分が注文価格と約定された価格が異なってくるので、損をする場合が発生します。
国内のFX取引所の約定率の平均は、およそ97%です。自分が注文した価格で約定できるよう、平均以上の約定率があるFX会社を選びましょう。
▼おすすめのFX会社を知りたい人は、この記事を読んでみてください。
②1,000通貨から始められる取引所を選ぼう
初心者は、少額から取引するのをおすすめします。FXでは、最小単位を1,000通貨からとする会社が一般的。大きく損をすることがないよう、初心者は少額から取引を始めましょう。
少額から取引できる会社として、SBIFXトレード・松井証券があげられます。米ドル/円であれば、100円から取引が可能。レバレッジなら4円から取引ができるので、少額から取引したい人・低リスクで取引がしたい人にぴったりです。
▼いくらからFXを始めればいいか分からない人はこの記事を参考にしましょう。
③自動売買ができる取引所を選ぼう
FX口座を選ぶときには、自動売買ができるか確認をしましょう。
自動売買では、自分が睡眠中のときでも取引をしてくれるため、取引タイミングを逃さず取引ができます。また、専門的な知識が不要のため、初心者でも手軽に取引を始めることが可能です。
なるだけ損をしたくない人・隙間時間で稼ぎたい人は、自動売買取引が可能な取引所で口座を開設しましょう。
▼FXの自動売買についてもっと詳しく知りたい人はこちら
④デモトレードができる取引所を選ぼう
デモトレードから取引を始めると、取引経験から得られたことをいかせられる取引ができます。
FX取引では多くの会社が、架空資金で実際のトレードチャートで取引ができるデモトレードを提供しています。本番の取引の前に、操作を覚えて知識を積んだ上で本番の取引をスタートできます。
FX初心者は、すぐにリアルのチャートで取引を始めると、専門性あふれるチャート画面のためどこから取引を始めたらいいのか迷ってしまう人が多いです。損失をできる限り少なくし、自分の資金を守るためにデモトレードで練習をたくさん積みましょう。
▼デモトレードおすすめの口座を知りたい人は、こちらがおすすめです。
【厳選】スプレッドが狭い国内FX会社ランキング
これから、編集部員が厳選したスプレッドの狭い口座を紹介します。
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スプレッドが狭いかどうか
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少ない資金で始められるかどうか
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約定力が高いかどうか
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自動売買のサービスがあるかどうか
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デモトレードの口座があるかどうか
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、FXの取引高が2021年に世界1位になるほど業界大手の取引会社です。
FXのスマホアプリでは、機能性の良さから多くの投資家たちに支持されていることもあり、「2022年版FX会社年間ランキング スマホアプリランキング」において第1位を獲得しています。スマホで取引したい人は要チェックです。
スプレッドも狭く、高スワップポイントで、1,000通貨から取引ができるので初心者におすすめです。
GMOクリック証券利用者の口コミ
GMOクリック証券は、機能性の高いアプリ・少額から始める環境が高く評価されています。
初心者は、GMOクリック証券を選んで間違いないでしょう。
▼さらに詳しくGMOクリック証券について知りたい人は、この記事を参考にしてください。
SBIFXトレード
SBIFXは、2023年の初心者のオリコン満足度が1位になるほど多くのユーザーから高く評価されています。
また、SBIFXは、最小1通貨からと、少額から取引を始められます。銀行の振込手数料も無料で、無駄な出費を抑えお得な取引が可能です。
さらに、取引アプリは、プロの為替ディーラーが監修した便利さを追求したものになっています。スマホでは、値動きを確認しながら発注可能。使いやすさを求めている人におすすめです。
SBIFXトレード利用者の口コミ
SBIFXは、1通貨から取引ができ、手数料が無料であることに満足を抱いている人が多いようです。
少額から取引を始めたい人は、SBIFXからFXを始めましょう。
▼SBI FXトレードについて詳しく知りたい人はこちら
マネーパートナーズ
マネーパートナーズは、主要通貨から、マイナー通貨ペアまでが業界最狭のスプレッドを誇っています。どの通貨もお得に取引が可能です。
また、人気5通貨ペアである米ドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円・ポンド/円・メキシコペソ/円は時間によって、0.0銭で取引が可能。大胆な破格設定で、スキャルピング取引にしたい人にぴったりです。
さらに、マネーパートナーズは100通貨から取引ができるので、米ドルを取引したい場合は400円から取引ができます。少額から始めたい人は、マネーパートナーズがぴったりの口座でしょう。
マネーパートナーズ利用者の口コミ
マネーパートナーズは、やはり口コミでもスプレッドの狭さ・約定率の高さが評価されています。
または別のサービスであるマネーパートナーズFXnanaoでは低コストから取引を始めれるので、少額から取引したい人におすすめです。
▼マネーパートナーズについて詳しく知りたい人はこちら
DMMFX
DMMFXは、24時間いつでもLINEで問い合わせができます。初心者で、口座開設から取引の方法で不安な点を解決してくれるでしょう。
DMMFXのアプリは、29種類の豊富なテクニカル分析・データーごとにグラフで取引の状況を一目瞭然で本格的な分析が実現可能。スマートな取引画面で、スムーズに取引ができます。
また、スマホで最短1時間で取引を始められます。24時間いつでも入金でき、本人確認ができるので、今すぐに取引を始めたい人にぴったりです。
DMMFX利用者の口コミ
やはり、DMMFXは取引アプリの機能性の高さ・サポート体制が厚い点に魅力を感じている人が多いようです。
スプレッドも高いので、スプレッドが狭い会社でスマホでの取引を始めたい人におすすめです。
▼DMM FXについて詳しく知りたい人はこちら
LINEFX
LINEFXは、経済指標・急変動が通知で届きます。LINEの公式アカウントで、情報を受け取り、専用のアプリへすぐにアクセスが可能。取引タイミングを逃すことなく、発注・決済ができます。
また、最短3分で申し込みが可能。アカウントを連載することで容易に口座開設ができます。普段使い慣れているLINEであれば、スムーズに取引ができるでしょう。
LINEFX利用者の口コミ
LINEFXは、使いやすさ・情報の得られやすさの口コミが多いので、すぐに情報を得たい人におすすめといえます。
▼LINE FXについて詳しく知りたい人はこちら
GMO外貨
GMO外貨は、大手FX業者のGMOのインターネットグループ会社です。米ドル/円は、業界最狭水準の0.2銭から取引ができ、無駄なコストを抑えられます。
また、取引アプリは、複雑な注文も見やすいようチャート画面が充実しています。
さらに、GMO外貨は、レバレッジを1・10・25倍から選択可能。ロスカットのリスクを恐れずに、自分好みのレバレッジで取引ができるので、初心者におすすめです。
GMO外貨利用者の口コミ
GMO外貨は、アプリの使いやすさ・初心者向きであることを評価する人が多いようです。
スムーズに取引を始めたい人は、GMO外貨で口座開設を始めましょう。
▼GMO外貨について詳しく知りたい人はこちら
【スキャルピングにも最適】FXスプレッドおすすめMT4口座
スプレッドが狭いと、無駄に自分の資金を使うことなく取引を始められます。また、狭いスプレッドで、スキャルピング取引もしたい人も多いのではないのでしょうか?
ここで、スキャルピング取引にも向いているおすすめのMT4口座を紹介します。下記の記事もさらに詳しくMT4について紹介しているので、参考にしてみてください。
FXTF
FXTFは、業界最狭水準のスプレッドを誇っている取引会社です。米ドル/円なら、0.1銭で取引を始められるので、スキャルピング取引をしたい人にぴったりです。
また、未来の値動きの予測ができる未来チャートが利用可能。まだ、相場の予想が不慣れな人や、テクニカル分析に慣れていない人でも利益を得られるでしょう。
さらに、24時間LINEで問い合わせができるのもうれしいポイント。初心者が抱えがちな口座開設に関する疑問・不安に対し、オペレーターと相談しながら取引を始められます。
FXTF実際に利用したことのある人の口コミ
FXTFは、MT4の使いやすさを高く評価する人が多いようです。
MT4を利用したい人は、間違いなく口座開設するのをおすすめします。
OANDA Japan
OANDA Japanは、69種類以上もの通貨ペアで取引できることが最大の特徴です。主要通貨のみならす、マイナーな通貨ペアを取引したい人にぴったりです。
また、50種類以上のテクニカルインジケーターが用意されています。MT4で高機能なチャートで分析が可能。より高度な分析をしたい人は、口座開設を検討しましょう。
OANDA Japanを実際に利用したことのある人の口コミ
OANDA Japanは、取引銘柄数の豊富さ・取引ツールの機能性の高さを高く評価する人が多いようです。
機能性の高いツールでMT4を取引したい人は、ぜひOANDA Japanで口座を開設するのを検討してみてください。
楽天FX
楽天FXは、国内の大手FX会社のなかでも唯一MT4での取引ができるのが最大の特徴です。著名なアナリストや、プロの投資家が開発したインジケーターを活用することで利益を狙えます。
また、取引ごとに楽天ポイントが貯まるのも魅力的。10万円の取引ごとに楽天1ポイントがもらえます。楽天経済圏の人で、長期に渡ってお得に取引したい人におすすめです。
楽天実際に利用したことのある人の口コミ
楽天FXは、使いやすいと評価する人が多いようです。
スワップポイントよりも、スプレッドの狭さが高く評価されているので、短期売買したい人におすすめです。
▼楽天FXについて詳しく知りたい人はこちら
FOREX.com
FOREX.comは、「EAホスティング」という、バーチャルの自動売買ツールに特化しています。24時間中自動で取引してくれるため、取引のタイミングを逃すことなく、利益獲得が狙えます。
FOREX.comは、業界最多レベルの84通貨ペアから取引ができます。幅広く取引したい人は、口座開設を検討しましょう。
FXでスプレッド以外にかかる手数料
多くの国内FX会社では「各種手数料無料」の会社が多いですが、なかには一部手数料の発生する会社も。
それぞれの手数料の意味をよく理解して、不要な手数料を払わないですむようにしましょう。
①口座開設手数料
FX口座を開設するときに発生する手数料です。国内のFX会社のほとんどでこの手数料は無料になります。
②口座維持・管理手数料
口座開設完了後、その口座を管理するのに必要な手数料です。ほとんどのFX会社で無料ですが、口座にお金を入れたままFX取引に参加していない場合、自動引き落としで手数料を払うことになる可能性があるので、口座維持・管理手数料があるかないかは口座開設前に確認しておきましょう。
③取引手数料
FX取引をする際に発生する手数料です。取引手数料自体は無料で、スプレッドがその代わりに支払う費用になっていることがほとんどです。
④入出金手数料
口座にお金を預けたり、口座から引き出したりするときにかかる手数料です。多くの会社で引き出しは無料で、入金時はネットバンキングを利用すれば費用がかからない場合が多いです。
⑤ロスカット手数料
ロスカットが発生した際に支払うことになる手数料です。FX会社のシステムにより強制決済がなされたときに支払うことが多いので、ロスカットにあう前に自分で損切することが大切です。
よくある質問
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「銭」と「pips」の違いは何ですか?
「銭」はクロス円通貨ペア(例:米ドル/円)のスプレッド単位です。一方、「pips」はクロス円以外の通貨ペア(例:ユーロ/米ドル)のスプレッド単位です。
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「スプレッドが狭い」「スプレッドがひらく」とはどういうことですか?
スプレッドは各FX会社で設定されており、その値が小さければ小さいほど「スプレッドは狭く」なり、取引コストを抑えられます。一方で、普段は固定されているスプレッドですが、為替レートが急変動するタイミングでは普段よりも広がったスプレッドが設定されます。このことを「スプレッドがひらく」といいます。
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FX取引に税金はかかりますか?
かかります。国が法律で定める税率は20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)となっています。確定申告に関しては、給与所得の有無やその額の多寡によって変わるため、お近くの税務署に相談することをおすすめします。(金融庁HP:)
堀直之のコメント
約定率は、各会社の公式サイトの情報や、口コミからチェックできますよ。