【図で解説】FXのレバレッジとは?レバレッジ活用におすすめのFX会社も紹介!
「FXのレバレッジってどういう意味なの...?何倍までできる?」と思っている人も多いのではないでしょうか。FXのレバレッジとは、少額から大きな利益を狙う仕組みです。
この記事では、最大何倍までレバレッジをかけれるかや、レバレッジの強みと危険性・レバレッジ取引におすすめのFX会社を紹介します。この記事を読んで、レバレッジを理解し取引を始めましょう。
FXのレバレッジとは少額から大きな利益を狙うための仕組み
FXのレバレッジ取引では、実際の運用資金よりも大きな金額のFX取引ができます。FX取引に使える資産が小さくても大きな利益を狙える、FX特有の仕組みです。
レバレッジはうまく使えば効率良く利益を上げられる一方で、FX取引のリスクを高める要素でもあります。
▼初心者でもレバレッジを活用しやすいおすすめのFX会社はこちら
国内・海外FXの最大レバレッジ
FX取引では、レバレッジの上限が定められていることがほとんどです。
FXのレバレッジの、日本国内と海外の違いを見ていきましょう。
①日本のFX会社の最大レバレッジは25倍
日本では、政府によってFXのレバレッジ上限が規制されており、現在は25倍※が上限となっています。
たとえば、250万円分の取引をしようとすると、250万円÷25=10万円なので、最低でも10万円分の資金が必要になります。
※参照:金融庁|金融商品取引法制に関する政令案・内閣府令案等の公表について
現在、金融庁内ではFXのレバレッジ上限を10倍に引き下げようとする動きがあります。※2000年台に入ってレバレッジを引き下げる動きが進んでおり、今後の動向にも注目が必要です。
②海外FX会社の最大レバレッジは1,000倍
海外FX会社では、多くの会社で最大レバレッジが1,000倍に設定されています。ただし、中にはレバレッジ5,000倍や無制限をうたう会社も。
国内FXとは比にならない高レバレッジでの取引は、小さな値動きで大きな利益・損失が生まれるので、リスクを抑えたい人にはおすすめできません。
海外FX会社は日本の金融庁の認可を受けていないFX会社なので、トレーダーが詐欺被害にあうことも多くあるようです。※個人的には、国内FX会社での取引をおすすめします。
※参照:金融庁|無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください
国内FXのレバレッジの2種類の設定
国内FX会社のレバレッジには大きく分けて2種類の仕組みがあります。
FX会社によって、自動的にレバレッジが設定される場合と、自分でレバレッジコースを選択する場合に分かれるので、口座開設する前に確認しておきましょう。
①FX会社によって自動的にレバレッジが設定される場合
②自分でレバレッジコースを選択できる場合
松井証券や楽天FXなど一部のFX会社では、レバレッジコースを選べます。
自分で調整できる会社では、段階的にレバレッジを変えて取引を進められるので、初心者がFX取引に慣れていくのにおすすめです。
たとえば松井証券では1,5,10,25倍のなかからレバレッジコースを選べる上に、最小取引単位が1通貨。初心者がリスクを抑えてFX取引に参加するのにおすすめのFX会社だといえます。
FXのレバレッジの計算方法
自分でレバレッジを選択できないFX会社で取引をする場合は、自分でレバレッジを調整する必要があります。そのため、レバレッジの計算方法をしっかり理解しておく必要があるのです。
レバレッジは、
レバレッジ倍率=「取引金額(現在の為替レート×取引数量)」÷「預けた保証金」
によって求められます。
たとえば、1ドル=140円で、100,000円の保証金を預けたとき、14,000ドルの取引をすると、レバレッジは14倍となります。
FX取引でのリスクを自分で管理できるように、レバレッジの計算方法は理解しておきましょう。
kazuのコメント
取引のたびに自分で計算するのが面倒だという人は、松井証券などのレバレッジコースを選べるFX会社で口座開設しておくのがおすすめです。
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【初心者必見】FXはレバレッジ5倍から始めるのがおすすめ
「FX取引を始めたいけどレバレッジの大きさをどうすればいいかわからない、、」という人は、まずは5倍程度の低めのレバレッジで取引を始めてみるのがおすすめです。
外為どっとコムの公式Youtubeチャンネル でも紹介されている通り、レバレッジが大きいと、小さな値動きで大きな損失を生むリスクがあります。
たとえば100万円の運用を考えてみると、同じ1%の値動きでも、レバレッジ5倍なら5万円の損失だったのが、レバレッジ25倍だと25万円の損失につながります。
初めのうちは、ロスカットによりFX取引から退場させられることなく、取引を続けてコツコツ利益を狙うところから始めていきましょう。
堀直之のコメント
実は、私はFX初心者ではないですが、実投資するときは5倍程度に留めています。例えば、今米ドル円が130円だった場合に最大1年間持ち続けるとして、110~150円ぐらいの振れ幅があると予想すると、15.4%下に振れたとしてもロスカットされない水準にレバレッジを止めなければいけないので、保守的にみて6~5倍(100%-15.4%=6.5倍)に留めているようにしています。
FXでレバレッジ取引をするときの2つの注意点
レバレッジは、投資利益を上げるのに便利な仕組みですが、大きな損失を生むリスクを高めるものでもあります。
そのため、レバレッジを活用するときは以下の注意点に気をつけましょう。
①ロスカットされるリスクは受け入れなければならない
レバレッジの強みであり弱点でもあるのが、値動きへの敏感さです。
利益の出る方向へ値動きした場合には大きな利益を得ることができますが、逆方向の場合は、ロスカットラインまで一気に動くこともあります。
大きな利益を狙うなら、大きなリスクを受け入れる必要があることを念頭に取引を進めましょう。
ロスカットとは
ロスカットとは、取引開始時にあらかじめ決められた証拠金維持率を下回ったタイミングで、その時点で保持しているFXのポジションを強制的に決済することです。
損失が大きくなったときに、それ以上損失が拡大しないようにするためのルールで、取引会社によってロスカットするラインが個別に決められています。
たとえばロスカットラインが50%の会社ならば、必要証拠金4万円の取引では資産額が2万円を割り込んだ時点で強制的に決済されます。
②高レバレッジでは追証が発生することがある
追証とは、資産額が証拠金を下回った際に、FX取引開始時に預けた証拠金に加えて、決済時に追加で支払う証拠金のことです。
FXでは、ロスカットのおかげで追証は発生しにくいのですが、高レバレッジ取引では激しい値動きに自動決済が間に合わず、証拠金を下回ってから決済が完了することがあります。
高レバレッジでは追証を払うことになる可能性を考えて、万が一払うことになってもいいように余剰資金でFX取引を進めることを忘れないようにしましょう。
高レバレッジ取引をしたときだけでなく、ロスカットラインが100%以下の会社でも追証を払う可能性はあります。追証を払うのを避けたい人は各社のロスカットラインにも注目しておきましょう。
【レバレッジで選ぶ】初心者におすすめのFX会社3選
FXのレバレッジ取引に伴うリスクが怖い人は、レバレッジを自分で調整できるFX会社で取引を始めてみましょう。
ここで紹介する会社は低レバレッジから高レバレッジまでコースを選択できるので、徐々にレバレッジ取引に慣れることができます。
松井証券 MATSUI FX|100円から取引を始められる
※スプレッドは原則固定
※スワップポイントは1,000通貨での値です
※スワップポイントは2022/10/17-10/31の2週間の買スワップのデータを元に平均して算出
MATSUI FXは、最小取引単位が1通貨なので、100円程度の少額から始められるのが最大の強み。少額で取引できるので、まずはFXの練習をしたい人にぴったりです。
加えて、レバレッジも1,5,10,25倍から選べるので、リスクを抑えた取引から始められます。またレバレッジを大きくすれば、大きな利益を少額から狙うことも。
リスクを抑えてまずはFX取引に慣れたい人は松井証券MATSUI FXで口座を開設してみましょう。
松井証券MATSUI FX利用者の口コミ
松井証券は少額取引だけでなく、狭スプレッドを高く評価する声も多いようです。
総じて口コミ評価が高く、少額からレバレッジを選んで取引したい人は松井証券から取引を始めて間違いないでしょう。
▼松井証券(MASUI FX)の詳しい解説・評判はこちら
楽天FX|FX取引で楽天ポイントも貯まる
楽天FXは楽天ユーザー必見のFX会社。取引のたびに楽天ポイントが貯まるので、投資の勝敗にかかわらずコツコツ小遣い稼ぎができます。
レバレッジはリスクの低い2倍から選べて、総合口座開設で他の投資にも挑戦できるので、いろんな投資を始めてみたい人がお試しで取引するのにぴったりのFX会社です。
楽天ユーザーで、何か投資を始めてみたいけどリスクが怖いという人は、楽天FXでレバレッジを抑えて取引してみましょう。
楽天FX利用者の口コミ
楽天FXは使いやすいという評判が多く、初心者でも始めやすいようです。
一方でスワップポイントの低さには不満も多く、短期売買での取引に向いているといえます。
▼楽天FXの詳しい解説・評判はこちら
GMO外貨|手厚いサポート体制が整っている
※スプレッドは原則固定
GMO外貨はGMOグループが運営するFX会社で、手厚いサポートで初心者でも安心して取引できるのが強み。
平日は24時間電話対応なので、取引で困ったことがあってもすぐに相談できます。また、レバレッジは1,10,25倍から選べて損失が不安な人でもリスクを抑えて取引ができます。
初めてのFX取引で安心できる会社で取引がしたい人はGMO外貨で口座開設してみましょう。
GMO外貨利用者の口コミ
GMO外貨はアプリの使いやすさを高く評価する声が多く、初心者でも始めやすいという意見が多く見られます。
初心者が取引のしやすさで選ぶなら、GMO外貨での口座開設を検討してみましょう。
外為どっとコム|デモトレードから練習を積める
外為どっとコムは、1,000通貨単位から取引を始められる少額から取引したい人にぴったりなFX会社です。手数料も各種無料で、コストを抑えて取引可能。自分の投資スタイルにあわせて利用できます。
くわえて、初心者向けの情報コンテンツも豊富です。空いた時間でチェックできるYouTubeのみならず、先輩のトレーダーのノウハウが知れるマネ育チャンネル、セミナーを開催。基礎知識から学びたい人にとっておきの口座でしょう。
初心者は、デモトレードから取引をはじめるのがおすすめです。外為どっとコムのアプリでは、500万円の仮想資金で取引を始めることが可能。FXのことをしっかり学んで、利益を狙いたい人は、ぜひチェックしてみてください。
外為どっとコムの口コミ
外為どっとコムは、初心者でも使いやすいとの口コミが多いようです。一方では、取引条件に不満を持つ人もいました。
しかし、FX積立やデモトレードが高機能のツールで取引できるので、スムーズに自分の取引スタイルにあわせて取引したい人は、ぜひチェックしてみてください。
外為どっとコム 公式サイト
アンケートの調査概要
よくある質問
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必要証拠金とは?
必要証拠金とは、FXのポジションを取るのに必要な最低資金のことです。
たとえば、100万円分の取引をするときは、国内の最大レバレッジが25倍であることから4万円が必要証拠金となります。
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証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、必要証拠金に対して自分の預けている金額が占める割合になります。
たとえば、必要証拠金が100万円の取引をするときに、110万円をFX会社に預けている場合、証拠金維持率は110%になります。
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ロスカットとは?
ロスカットとは、証拠金維持率がFX会社の定めたラインを下回った時点で強制的にポジションが決済されてしまう仕組みです。
各社によって、「証拠金維持率が100%を切ったらロスカット」「50%を切ったらロスカット」などルールが異なります。
堀直之のコメント
為替チャートは、一直線で上がるor下がることは稀で、ランダムウォーク(上下運動)しながら上がるor下がることがほとんどです。よって、レバレッジが高すぎると、ランダムウォークの途中の波でロスカットに合ってしまい、レバレッジが小さければ儲かっていたものが損して終わってしまうというリスクが発生してしまう、つまりリスクを上げて、期待収益が下げてしまう行為なんですよね。金融工学的には、全く合理的ではない行為なのです。