新規公開
新規公開株は一般的に、英語略称のIPOという呼称で知られています。その意味は、今まで非公開だった株式をジャスダックや東証などの株式取引市場に上場することです。日本国内においては、年間100~150社近い新興企業が上場を実現しています。
非公開株を購入するためには、株式を所有している人と直接交渉を行う必要があり、その手間は非常に煩雑です。ですが、一度上場した株式は、ネット証券会社などを通じて市場が判断した適正な価格で容易に購入することが可能になります。
つまり、新規公開することでその企業は多額の事業資金を株式市場から容易に調達出来るようになります。上場することで会社の認知度と信用度が大幅に上昇するため、質の高い人材を採用できるチャンスが広がります。
ただし、一度新規公開を果たした企業は、公開前よりも遥かに厳格な企業情報の開示が義務づけられます。開示すべき内容及び範囲は法律によって定められていますが、義務づけられた内容以上の開示を行うことで投資家からの信頼を勝ち取ることが可能です。