法人・ビジネスカードおすすめ15選!年会費・マイル・ポイントの目的別で紹介
法人・ビジネスカードは事業を加速させるために必要不可欠な存在。法人・ビジネスカードにも数多くの種類があるため、しっかり吟味すべきです。この記事では、とくにおすすめの法人・ビジネスカードを目的別に15枚紹介します。
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【法人カードの選び方】ビジネスカードかコーポレートカードかを選ぼう
おすすめの法人カードを見ていく前に、まずは法人カードの種類について知りましょう。厳密には法人カードは2種類あります。
- コーポレートカード
- ビジネスカード
カード会社によってはさらに細かく分類される場合もありますが、一般的には大企業向けの法人カードをコーポレートカード、中小企業や個人事業主向けの法人カードをビジネスカードといいます。
目的別!おすすめの法人・ビジネスカード9選
おすすめの法人・ビジネスカードを以下の目的別で紹介します。
- 総合力の高いおすすめ法人・ビジネスカード
- 年会費無料のおすすめ法人・ビジネスカード
- ポイントがよく貯まる高還元の法人・ビジネスカード
- マイルが貯まる法人・ビジネスカード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
総合力の高いおすすめ法人・ビジネスカード
総合力の高いおすすめの法人・ビジネスカードは、以下の3枚です。
- JCB法人カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- 三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
①JCB法人カード
JCB法人カードはJCBが発行するベーシックな法人カード。年会費が1,375円と比較的安いうえに、初年度は年会費無料で持てます。
ポイント還元率も0.5%と法人カードのなかでは高く、Amazonやコジマなどの優待店ではポイントアップが受けられるため、総合力が高い1枚です。ETCカードも上限なく無料で発行できますよ。
どのカードを発行すべきか迷う方も、JCB法人カードを選べば間違いありません。
JCB法人カード 公式サイト
②アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、一般カードのなかでもステータス性の高い1枚。初年度は年会費無料で持てるため、お試しにも最適な人気カードです。
ポイント還元率が1.0%と高く、ポイントの使い道も豊富なので利用に困りません。貯めたポイントはマイルや商品券に交換しても良いですね。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは一律の限度額がないので、一般カードでもかなり高額な限度額を設定できる場合があります。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
③三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは条件付きで年会費無料になるゴールドカード。年会費無料のカードが少ない法人カードでも、ゴールドカードながら無料になるのが特徴です。
通常の年会費は5,500円ですが、年間100万円の利用が一度でもあれば翌年以降は永年無料になります。ゴールドカードならではの空港ラウンジサービスも付帯されるため、年間100万円以上の利用がある方は得しかありません。
毎月平均9万円以上利用する方は、三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドの発行を検討してみてください。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイト
年会費無料のおすすめ法人・ビジネスカード
年会費無料で持てるおすすめの法人・ビジネスカードは、以下の2枚です。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- ライフカード ビジネスライト
①三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは法人カードのなかでも珍しい、年会費永年無料のカード。維持コストを一切かけたくない方は、発行をおすすめします。
申し込みハードルが低いうえに、運転免許証と本人確認書類だけで発行できるため、個人カードと同じ要領で申し込めますよ。
三井住友カード ビジネスオーナーズは、三井住友カードが発行する定番の法人カードです。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイト
②ライフカード ビジネスライト
ライフカード ビジネスライトは年会費永年無料の法人カード。ポイント還元はありませんが、限度額最高200万円と高いうえに、国際ブランドは3種類から選べる使い勝手の良い1枚です。
会計ソフトのfreeeに登録すれば2,000円の割引クーポンが手に入るため、初月は実質無料で利用可能。経費精算に苦手意識を持つ個人事業主やフリーランスの人にはうれしい特典ですね。
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決済書や帳簿の作成など、会社経営に必要な書類を整理するソフトのこと。月額料金を支払って利用可能。
年会費無料で付帯特典は最低限で良い方は、ライフカード ビジネスライトが使いやすいですよ。
ライフカードビジネスライト/ライフカードビジネスライトゴールド 公式サイト
個人事業主で法人用のクレジットカードをお探しの方は以下の記事で選び方を解説しています。
ポイントがよく貯まる高還元の法人・ビジネスカード
ポイントがよく貯まる高還元の法人・ビジネスカードは、以下の2枚です。
- 楽天ビジネスカード
- Airカード
①楽天ビジネスカード
楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカード保有者が発行できる法人カード。楽天市場でポイント5倍になったり、プライオリティ・パスが付帯したりします。
プラチナカードレベルの特典が付帯されるのにも関わらず、年会費は2,200円とコスパ抜群ですよ。個人カードで楽天プレミアムカードを利用している人は、必見です。
法人カードを発行するタイミングで個人カードも新調したい人は、楽天プレミアムカードと同時に、楽天ビジネスカードを作るのがおすすめですよ。
②Airカード
Airカードは業界No.1を誇るポイント還元率1.5%の法人カード。圧倒的に高還元率なカードであるうえに、初年度は年会費無料で持てるため文句なしの1枚です。
貯めたポイントもdポイントやPontaポイントをはじめとした他社サービスに移行できるため、経費削減になります。さらに、リクルートのサービスではポイントアップも受けられますよ。
業界トップクラスの高還元率なカードを持ちたい方は、Airカードを発行してみてください。
Airカード 公式サイト
マイルが貯まる法人・ビジネスカード
マイルが貯まりやすいおすすめの法人・ビジネスカードは、以下の2枚です。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- ANA JCB法人カード 一般
①セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、券面がゴージャスなプラチナカード。貯めたポイントは高レートでJALマイルに交換できる点に定評があります。
年会費は22,000円(税込)ですが、初年度年会費無料。プラチナカードならではの特典が付帯されていて初年度年会費無料は、非常にお得ですよ。
初年度年会費無料なんて、超太っ腹なカード。まだ法人カードを持っていない事業者は、メリットしかないセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードを利用するしかないですね!
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 公式サイト
②ANA JCB法人カード 一般
ANA JCB法人カード 一般は、普段の決済でANAマイルが貯まる法人カード。年会費は初年度無料なのもお得ですね。
ANAマイルを獲得できる機会が多いのも特徴です。毎年のカード更新で1,000マイルもらえるうえに、入会キャンペーンも実施されています。
法人カードで貯めたポイントをマイルに交換して旅行を楽しみたい方は、ANA JCB法人カード 一般がおすすめですよ。
中小企業向けのおすすめ法人カード
中小企業向けのおすすめ法人カードは、以下の3枚です。
- JCBプラチナ法人カード
- ラグジュアリーカード ブラック
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
①JCBプラチナ法人カード
JCBプラチナ法人カードは中小企業や個人事業主向けの特別なカード。従業員カードの付帯やETCカードの複数枚発行など、ビジネス拡大に役立つサービスが充実しています。
プラチナカードならではのコンシェルジュデスクやプライオリティ・パスも付帯されていますよ。
JCBプラチナ法人カードは旅行保険も最高1億円と充実しています。
JCB法人プラチナカード 公式サイト
②ラグジュアリーカード ブラック
ラグジュアリーカード ブラックはMastercard史上最高峰の法人カード。年会費は11万円ですが、ポイント還元率も高く、付帯特典も豊富です。
基本還元率が1.25%の法人カードは極めて貴重です。事前入金により9,999万円の高額決済もできるため、高額取引が多い方におすすめですよ。
ナンバーレスなデザインでセキュリティ面も安心です。チタン素材の券面もかっこいいですね。
ラグジュアリーカード(ブラック) 公式サイト
③アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードはアメックスの申し込み制カードのなかでも最高峰のステータス性を誇ります。とにかく高スペックな1枚がほしい事業者におすすめ。
ポイントの有効期限が無期限だったり、充実した旅行・ホテル特典が付帯されます。旅行好きには欠かせないカードですよ。
ステータス性を重視する事業者は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを申し込んでみてください。
法人カードのおすすめの選び方
法人カードを選ぶときは、以下の3つを意識してみてください。
- 年会費で選ぶ
- 限度額で選ぶ
- 付帯特典で選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①年会費で選ぶ
年会費は法人カードを選ぶ際の肝になります。年会費は毎年かかる維持コストであるため、金額の許容範囲を超えるカードを発行してしまうと維持に苦労します。
支払える経費に余裕があればゴールドカードやプラチナカードを発行しても問題ありませんが、なるべく経費削減したい事業者は年会費無料の法人カードを選ぶのがおすすめです。
ゴールド・プラチナカードはステータス性の補填になるので、余裕がある事業者はゴールドカード以上を選びたいところですね。
②限度額で選ぶ
法人カードで高額決済や納税を検討している事業者は、高い限度額が設定できる法人カードを選びましょう。一般的にステータス性の高いカードは限度額が高額になる傾向があります。
しかし、事業であまり決済をしない場合は年会費無料カードでも問題ありません。
事業で月にどのくらい決済するかは、法人カードを発行する前に把握しておきましょう。
ラグジュアリーカード(法人ブラック) 公式サイト
③付帯特典で選ぶ
充実したサービスを受けたい事業者は、付帯特典で選ぶのもおすすめです。付帯特典が充実した法人カードでは、コンシェルジュや空港ラウンジサービスが受けられますよ。
しかし、付帯特典が充実した法人カードは年会費が高額になる傾向があります。
付帯特典は従業員カードでも利用できるため、従業員を喜ばせたい経営者にもピッタリですね。
法人カードのメリット
法人カードを持つメリットは、以下の3つです。
- 経費の支払いでポイントが貯まる
- 経費計上が楽になる
- キャッシュフローに余裕ができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①経費の支払いでポイントが貯まる
法人カードは経費の支払いでポイントが貯まるのが大きなメリット。このメリットを理解すれば、現金払いが損に感じますね。
貯めたポイントは支払いに充当できたり、商品券に交換できたりするため、結果的に経費削減にも繋がります。
カードによってはポイントを家具や家電にも交換できるので、事務所を充実させるのも良いですね。
②経費計上が楽になる
法人カードで支払いをまとめれば、経費計上が楽になります。支払いは利用明細書でひと目で確認できるため、領収書管理の手間が省けますね。
さらに、会計ソフトと連携すればそもそも経費計上をする必要がありません。
会計処理が苦手な個人事業主やフリーランスには嬉しいメリットですね。
③キャッシュフローに余裕ができる
法人カードはクレジットカードと同じ、翌月以降の引き落とし。支払いは翌月以降に先送りされるため、キャッシュフローに余裕ができますね。
支払いのたびに現金を用意する必要もないので、手間いらずです。
法人カードのデメリット
法人カードを持つデメリットを強いて挙げるとすれば、以下の2つです。
- 年会費がかかる場合がある
- 分割払いやリボ払いに対応していない場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①年会費がかかる場合がある
法人カードは年会費無料カードが少ない傾向にあります。個人用のクレジットカードには年会費無料カードも多くありますが、法人カードには数種類しかありません。
したがって、年会費を一切かけたくない事業者にはデメリットと言えます。
法人カードのポイント還元率は年会費に左右されないので、年会費無料カードの中にも還元率1.0%のカードはありますよ。
②分割払いやリボ払いに対応していない場合がある
法人カードは分割払いやリボ払いに対応していない場合があります。カードによっては一括払いしかできない場合もあるので、注意しましょう。
しかし、一括払いしかできなくても計画的に利用すれば問題ありません。昨今は利用状況をアプリで確認できるため、使いすぎを恐れることもないでしょう。
法人カードにまつわるQ&A
最後に法人カードにまつわるQ&Aをまとめます。
①法人カードは開業したばかりでも作れる?
法人カードは開業したばかりの事業者でも申し込み可能です。開業1年目の事業者でも審査通過の可能性があるので、申し込みを気負う必要はありません。
しかしどうしても審査が不安な事業者は、年会費無料の法人カードを申し込んでみてください。ステータス性の高い法人カードよりは、比較的申し込みハードルの低い傾向があるためです。
年会費無料の法人カードは「三井住友カード ビジネスオーナーズ」や「ライフカード ビジネスライト」などがありますよ。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイト
②法人カードと個人カードの違いは?
法人カードと個人カードでは申し込み対象が異なります。個人カードはカード会社が定める年齢などの条件を満たせば誰でも発行可能です。しかし、法人カードは申し込み対象が「法人代表者・個人事業主」と事業者向けに発行されています。
特徴の違いとしては、法人カードは利用限度額が高くビジネス向けのサービスが充実している一方、個人カードはキャッシング機能があったり、分割・リボ払いにも対応していたりします。
③法人カードでもETCカードを発行できる?
法人カードでもETCカードは発行可能。カードによってはETCカードの発行枚数に「上限がない」場合もあるため、大規模な会社でも問題ありません。
とくにJCBの法人カードはETCカードの発行枚数に上限がないので、おすすめです。
JCB法人ゴールドカード 公式サイト
法人カードを使えばポイントが貯まってお得
ビジネスを加速させたい事業者は法人カードをぜひ利用しましょう。法人カードがあればお得にポイントが貯まるうえに、経費削減にも繋がります。
まずは総合力の高いおすすめカードや年会費が無料カードから発行するのを推奨しますが、ステータス性や特典を重視する場合はゴールドカード以上のカードに挑戦してみてください。
選び方としては、追加カードが15~20枚以上必要になるような会社はコーポレートカードを使うのがおすすめですよ。