ロスカット (ろすかっと )
ロスカットとは、建玉を保有している投資商品の損失額が一定の金額になったときに、許容範囲以上の損失を防ぐために強制的に決済が行われることです。外国為替の場合には、株のようにストップ高やストップ安などの制限がないために、投資家の資産を守る方法として強制ロスカットが行われます。
証拠金維持率の計算により保有している証拠金が下回ったときに自動的に決済が行われるため、それを防ぐには証拠金を定められた金額以上にしておかなければなりません。
不足金が発生したときにその日の取引終了後、あるいはその週の取引が終わったときにロスカットが行われます。強制決済されるタイミングは証券会社のルールがあるので、取引する前に適用条件をよく確認しておくようにします。メールやアラートなどで通知できるように設定を行える証券会社もあります。
強制カットする基準は各会社によりそれぞれ異なるが、おおよそ20から30%程度になっており、自分で予め設定しておくことも可能です。