購入型クラウドファンディングのおすすめ比較!メリットも合わせて紹介

投稿日:2023/10/25 最終更新日:2024/05/07
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購入型クラウドファンディングは、金銭的なリターンはない代わりにプロジェクトを通じて生み出される製品やサービスが手に入る仕組みのクラウドファンディングです。魅力的に感じる新しい製品の普及を支援しながら、流行に先駆けて好みの製品が手に入るのが魅力といえます。

多くの起業家がテストマーケティングも兼ねて積極的にプロジェクト設定するスキームであるため、多様な製品・サービスのプロジェクトがあるのも特徴です。

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この記事の監修者

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菅原良介

株式会社Finatext

証券アナリスト

Finatext サービスディレクター・アナリスト。日本テクニカル協会認定テクニカルアナリスト。早稲田大学 政治経済学部 経済学科卒業。Finatextグループで展開される投資・証券サービスのディレクターを担当する傍ら、アナリストとしても活動。グループで展開するコミュニティ型株取引アプリSTREAM内で開催されるイベントのモデレーターなども務め、国内メディアへの寄稿も行う。

クラウドファンディングとは、不特定多数の個人からWeb上で資金を募る方法です。その中には投資商品として販売されている株式投資型や貸付型がある一方で、今回紹介する購入型のように、金銭でのリターンが発生しないファンドもあります。

購入型クラウドファンディングは、起業家のテストマーケティングも兼ねており、多様なプロジェクトが企画されています。購入型クラウドファンディングを通じて、自分が魅力的に感じる商品・サービスを支援し、本格的に世に広まる前に入手可能です。

購入型クラウドファンディングとは?

購入型クラウドファンディングを利用すると、支援金と引き換えに商品やサービスが支給されます。近年は、起業家が商品の認知度の向上もかねて積極的にファンド設定を行っているため市場規模は拡大傾向です。

支援した商品・サービスを対価として受け取る仕組み

「購入型クラウドファンディング」は支援した商品・サービスを支援金の対価として受け取るクラウドファンディングの一種です。貸付型や株式投資型のように金銭的なリターンはありませんが、商品やサービスに価値を感じる方にとっては、リターンのあるファンド形式と考えられます。

なお、支援金に対してリターンがないもの、あるいは支援額に対してリターンが低いものは寄付型クラウドファンディングと呼ばれます。購入型と寄付型の境界線は不可分な部分もあり、実際に両方のファンドを募集しているサービスもあります。寄付型クラウドファンディングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。

【関連記事】寄付型クラウドファンディングおすすめ比較!メリット・特徴も合わせて紹介

購入型クラウドファンディングの二つのタイプ

購入型クラウドファンディングには「All or Nothing型」と「All In型」があります。「All or Nothing型」は、目標金額に達しないと運営者に資金が行かず、未達の場合は支援額が返還されます。

「All In型」は、集まった支援総額にかかわらず、業者の手数料などを引いた上で、支援金が運営者に支払われる仕組みです。後者の方が支援が実現する可能性が高い一方で、開発・販売にまとまった資金が欠かせないプロジェクトではしばしば「All or Nothing型」を使用します。  

購入型クラウドファンディングの成長性

購入型クラウドファンディング(寄付型も含む)は、クラウドファンディング全体で見たときのシェアは13%程度(2019年時点)と大きくありませんが、市場規模は年々成長しています。たとえば2019年時点では調達総額が169億円でしたが、これは2017年の倍以上の金額となっています。

近年は購入型クラウドファンディングを活用して、商品やサービスの立ち上げを世に広める意図を持ってファンド組成が行われるケースも少なくありません。今後も、スタートアップや中小企業が新規事業の資金調達を進める上で有効なチャネルの一つとなると期待されます。

購入型クラウドファンディングのおすすめ比較

購入型クラウドファンディングには多数のサービスがありますが、ここでは代表的な以下のサービスを紹介します。

おすすめ購入型クラウドファンディング

  1. キャンプファイヤー
  2. Makuake
  3. Readyfor
  4. Kibidango
  5. Motion
  6. Gallery
  7. GREEN FUNDING
  8. BOOSTER

利用する購入型クラウドファンディングに迷う方は、まずこちらのサービスの利用を検討してみてください。

キャンプファイヤー

 特徴 

  1. 購入型・寄付型クラウドファンディング
  2. 多様なジャンルのプロジェクトを立ち上げた実績があり
  3. 8.2万件以上のプロジェクトと780億円以上の豊富な支援実績
  4. 最低金額はばらばらで数百円から支援できるものも

キャンプファイヤーは、明示はされていませんが商品やサービスがお礼として支給される購入型とメッセージカードなどが支給される寄付型の、二つのクラウドファンディングを運営しています。利用する際には、お礼品の内容を確かめながら支援プロジェクトやコースを選んでください。

すでに8.2万件以上のプロジェクト実績があるキャンプファイヤーでは、技術開発、新商品販売や芸術・スポーツなどの支援、ヘルスケアなど多種多様な案件に支援が可能です。また、プロジェクトはジャンルのほか地域でソートできるため、特定地域の地域振興目的で利用するうえでも便利といえます。これまで総額780億円以上の資金を集めた豊富な実績を持っています。

最低投資金額は案件によって異なりますが、低水準なものでは数百円から支援可能です。全体として寄付型は最低支援額が低く、購入型は高めに設定されている傾向にあります。

Makuake

 特徴 

  1. 購入型クラウドファンディング
  2. 新商品や新サービスの「買い物」というコンセプト
  3.  活動レポートで支援後の進捗状況を確認できる
  4. 最低支援金額は商品・サービスによる

Makuakeは購入型クラウドファンディングが中心のサービスで、新商品や新サービスを紹介しつつ「買いものをする」コンセプトとなっています。そのため、多くのプロジェクトで支援した商品を割引価格で購入できたり、サービスを利用できたりするのが特徴です。

ファッションや食材、レストラン、コスメなど、独自の工夫を凝らした新しい商品・サービスの開発や販売を支援すると共に、いち早く支援した商品・サービスが手に入るのが魅力といえます。そのほか、映画やアニメ、音楽などの娯楽コンテンツの支援もあります。

Makuakeは、活動レポートで支援後の開発や販売の進捗状況を閲覧できるシステムです。自分が支援したお金が確かにプロジェクトに使われているのが確認できるので安心です。また、支援者がそれぞれのプロジェクトに対してコメントを残せるのも、Makuakeならではといえます。商品・サービスを「買う」のがコンセプトであるため最低支援金額は商品・サービスによって様々です。

Readyfor

 特徴 

  1. 購入型・寄付型クラウドファンディング
  2. 最低寄付金額は数千円程度~案件による
  3. 社会貢献や課題に対する研究・文化保全などのプロジェクトが多い
  4.  購入型だが製品の販売は少ない

READY FORは購入型・寄付型の双方を扱っていますが、社会公益性の高い案件が多いためやや寄付型に近い性質のクラウドファンディングが多いです。自然・社会課題に関する研究プロジェクト、文化財や歴史的建造物、美術品の保全や修復プロジェクトと言った社会貢献につながる案件が多く見られます。

そのため、プロジェクトによっては寄付金控除を使えるのがメリットの一つです。READY FORでは寄付金控除の対象プロジェクトが明示されています。税控除を活用した寄付を検討している方にもおすすめです。最低投資金額はファンドによって大きく異なり、低いものでは3,000円程度です。

購入型のプロジェクトもありますが、サービスの利用や記念グッズの配布などが中心で、新製品をそのまま購入するようなプロジェクトは少なくなっています。

Kibidango

 特徴 

  1. 購入型クラウドファンディング
  2. 多くのプロジェクトが新製品の開発・販売の支援
  3. 購入すると支援対象の商品をもらえる 
  4. おもちゃ、ゲーム、ファッション雑貨やデジタルデバイスなど取扱商品は多様

Kibidangoは比較的シンプルな購入型クラウドファンディングの一つで、支援をするとプロジェクト対象の製品を手に入れられるシステムです。サービスよりも食品や雑貨など「モノ」が提供されるプロジェクトが中心となっています。

パンや時計、ゲーム、おもちゃ、パズルなどアイデア満載の商品の販売支援が可能です。まだ世にないアイデアを取り入れた製品をいち早く手に入れたい人にもおすすめのクラウドファンディングサービスです。

多くが支援対象商品を購入するタイプのプロジェクトであるため、最低支援額はプロジェクトで生産される製品によって異なります。高価な物を生産するプロジェクトであれば、それだけ最低支援額が大きくなりがちです。

なお、KibidangoはECサービスとしての機能も兼ね備えており、過去に開発された商品を購入することもできます。ここでしか手に入らないような、オリジナリティの高い製品も少なくありません。

Motion Gallery

 特徴 

  1. 購入型・寄付型クラウドファンディング
  2. 最低寄付金額は数百円程度~
  3. 芸術や文化関連のプロジェクトが中心
  4. 支援すると対象のコンテンツが手に入ったり記念グッズがもらえたりする

MOTION GALLERYは「購入型・寄付型クラウドファンディング」として運営されています。扱うプロジェクトが娯楽や芸術関連に集中しているのが特徴です。たとえば、映像作品の制作や新曲のCD販売の支援、ライブハウスの運営や歴史的文化財の保護・修復と言ったプロジェクトが見られます。

たとえばCD制作支援なら、メッセージカード付き記念CDが支給されるなど、プロジェクトで制作されるコンテンツが手に入るプロジェクトが多いです。購入型と言っても食費や雑貨など実用的な製品を購入できるプロジェクトは少ないので、その点は注意しましょう。

特定のアーティストや劇団などを支援したいときなどに、便利なクラウドファンディングサービスです。なお、最低支援金額は数百円程度と安価に支援できるのも特徴といえます。

GREEN FUNDING

 特徴

  1. 購入型・寄付型クラウドファンディング
  2. 最低支援金額は数千円程度~だが購入型の中には高額なものも
  3. プロダクト開発プロジェクトでは支援の見返りとして製品を受け取れるプロジェクトも多い
  4. TSUTAYA等を営むCCCのもと新技術やサービスの普及を支援

GREEN FUNDINGは購入型・寄付型クラウドファンディングを企画しています。なお、このサービスはTSUTAYAなどを営むCCCが支援したクラウドファンディングサービスです。

最低支援金額が低価格のプロジェクトもありますが、支援対象の製品・サービスが手に入る購入型の案件では相対的に支援価格が高いものが散見されます。CCCは蔦屋家電+という、新しいアイデアや技術を取り入れた家電製品を展示・販売する店舗を運営しています。

GREEN FUNDINGでは、蔦屋家電+で得たデータを活用したり、特定ブースで製品を紹介・販売したりすることも可能です。そのため、特にデジタルデバイスや新しい家電製品の開発プロジェクトが多く、まだ世の中にない製品が自分のものとなります。最新鋭の電子機器やIoT製品などに興味がある方にとっては、魅力的な購入型クラウドファンディングです。

BOOSTER

 特徴 

  1. 購入型クラウドファンディング
  2. クラウドファンディングのCAMPFIREと小売店のPARCOが共同運営
  3. アイデアに富んだ新製品・サービスのプロジェクトが多い
  4. 最低支援金額は数千円~購入できる製品やサービスによる

BOOSTERは寄付型・購入型クラウドファンディングのCAMPFIREとPARCOが共同運営する購入型クラウドファンディング専門のサービスです。新技術を取り入れた製品よりも、独自のアイデアを活用した雑貨やファッション、サービスなどが多く見られます。

基本的には購入型に特化しているため、支援の対価としてプロジェクトで生産される製品やサービス利用券などがもらえるファンドです。そのため、最低支援金額ももらえる製品・サービスにより大きく異なります。安価なものでは数千円程度から支援が可能です。

寄付型・購入型クラウドファンディングにおいて豊富な実績のあるCAMPFIREが営むサービスのため、信頼して利用できます。また、プロジェクトの進捗状況は「活動報告」にて随時更新されます。支援金の活用状況が可視化されているので安心です。

購入型クラウドファンディングのメリット

購入型クラウドファンディングは、魅力的な製品を先駆けて手に入れられる点にあります。プロジェクトによっては充分な価値のある製品やサービスが手に入るものもあり、投資型のクラウドファンディングとは異なるリターンを獲得するチャンスがあります。また、さまざまなアイデアの製品・サービスに触れる機会があるのもメリットです。

魅力的な製品を先駆けて手に入れることができる

購入型クラウドファンディングの多くは、新しい製品やサービスを時代に先駆けて利用できる仕組みとなっています。購入型クラウドファンディングでは、プロジェクトを通じた製品の販売・普及が進むよりも先に支援者に品物が届きます。のちのち話題となる商品やサービスにうまく投資できれば、流行を先取りできるのが特徴です。

実物での魅力的なリターンを得られる

寄付型と異なり、購入型クラウドファンディングは製品やサービスを対価として受け取れる仕組みです。受け取れる対価はさまざまですが、中には金銭で換算しても充分なリターンが得られるプロジェクトもあります。

受け取る対価が自分にとって魅力的なものである場合には、考え方によっては投資型クラウドファンディング同様に魅力的なリターンが期待できる手法と考えることも出来るでしょう。リターンを最大化するためには、金銭価値の高い対価が得られる案件もしくは自分に取って特に魅力的な対価が提供される案件を選んでください。

様々な製品・サービスを手に入れる機会がある

金銭的なリターンを必要としない購入型クラウドファンディングは、多様なプロジェクトが立ち上がるのが特徴です。購入型クラウドファンディングを利用して資金調達する起業家は、しばしば製品の認知度向上の効果も期待してプロジェクトを立ち上げています。

そのため、通常の金融手法であれば資金調達が難しいような案件でもプロジェクト化されるケースが少なくありません。購入型クラウドファンディングには多様な製品・サービスのプロジェクトが並んでおり、興味のあるものから自由に支援プロジェクトを選べます。

まとめ

購入型クラウドファンディングは、金銭的なリターンは得られない一方でプロジェクトを通じて生産される製品やサービスを受け取れる仕組みです。自分が好む製品・サービスであれば、金銭以上に魅力的なリターンと考えることもできるでしょう。まだ世にない新たなアイデアに触れられるのも、購入型クラウドファンディングの魅力です。

なお、今回紹介した複数のクラウドファンディングでは購入型・寄付型双方を取り扱っています。支援するときには双方を混同しないよう、お礼や対価の内容を確かめてから支援プロジェクトを選んでください。

購入型クラウドファンディングの特徴をふまえて、やはり投資型のクラウドファンディングに魅力を感じている方は、たとえば貸付型クラウドファンディングがおすすめです。貸出型クラウドファンディングなら、価格変動リスクを気にせず魅力的な利回りが期待できるスキームです。貸付型クラウドファンディングに興味がある方は、こちらの記事を参考にしてください。

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