配当目当てに株を買うのは正しい行動

投稿日:2016/11/04 最終更新日:2023/03/08
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マイナス金利の導入により、預金金利がほとんど期待できない今、株式投資の配当利回りが改めて注目されています。メガバンクの普通預金金利が軒並み0.001%である中、株式の配当は数%と1000倍以上で、配当利回りが4%を超える銘柄も150前後にのぼります。配当目当てに投資を行う場合、どのような株式を狙うとよいのかを検証を交えながら解説します。
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マイナス金利でお金を増やすのは困難に

日銀は2016年2月16日よりマイナス金利の実施に踏み切りましたが、その影響で銀行の普通預金金利は0.001%、定期預金でも0.01%とほとんど期待できない状態となりました。100万円を1年間の定期預金に預け入れたところで、税引後79円の利息しかつきません。長期で複利運用したとしても、ほとんど利息の恩恵は受けられません。

そこで投資先として見直されているのが、株式の配当目的保有です。日経平均の配当利回りの予想は1.8%前後と、預金と比較しても大きなリターンが得られます。配当利回りは予定配当を株価で割りパーセンテージを算出するため、日々変動するものです。しかし、配当利回りが4%を超える個別銘柄は150前後あり、一部では5%を超えているものもあります。株式の値動きによるキャピタル・ロスのリスクはあるものの、この低金利下に長期的運用を考えた場合には有効な投資先といえるでしょう。

配当目的の場合の株式銘柄の選び方と試算

配当目的で株を保有する場合にも、元本割れを防ぐ意味でもできるだけ株価値下がりのリスクを遠ざけなければなりません。通常の株式銘柄スクリーニングと同様ですが、できるだけ成長過程にある株を選択すると、キャピタル・ゲインとインカム・ゲインの両方を狙うことができます。あるいは、いわゆる安定株とされる、値動きの少ない銘柄でインカム・ゲインのみを狙うのもよいでしょう。長期的にリスクが少ないとされている業種には、生活に不可欠なインフラ関連、鉄道や食料品、医薬品などがあげられます。

100万円分の株式を3%の配当利回りで運用した場合、税引後23,905円の配当が得られます。仮に、株価が98万円に値下がりしたとしても、23,427円の配当がありますので、元本を割ることはありません。1年でもこの水準の配当ですので、単利として計算しても配当が続く限り、長期的になるとさらに条件は有利となります。

配当利回りの数字に惑わされず業績を読む

配当目的で銘柄をスクリーニングする場合、目先の配当利回りの数字のみに惑わされてはいけません。配当利回りが高いからといって、必ずしも企業体質が健全であるとは限らないのです。株価が値下がりしている場合にも、当然配当利回りは上昇します。

7%以上の高い配当利回りとなっているある株?は、PERは50倍以上、配当性向は400%を超えています。PBRは0.5前後ですが、この銘柄の場合は、赤字転落により株価が下落した結果によるものですので、配当が今後も続けられるかどうかには大きな疑念が残ります。

減配や無配のリスクを小さくするには、配当が長期に渡り継続される銘柄を見分けなければなりません。そのため、低PER低PBRだけでなく、数期に渡り安定した利益を出しているかどうかについても確認しましょう。利益が大きくないにもかかわらず高配当を行っている銘柄は減配のリスクがあるため要注意です。仮に減配や無配となった場合にはさらに大幅な株価の下落を招きます。
 

配当目的で株を買うには長期的に安心して持てる銘柄を選ぶことが重要です。業績が上昇傾向で、配当利回りもよい企業の数は意外と多くみられますので、表面の利回りだけでなく、スクリーニングなどを活用して、下落リスクの少ない業績好調な銘柄を探しましょう。
 

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