海外赴任におすすめのクレジットカード6選!手続き・更新・選び方を解説
「海外赴任が決まったけれど、クレジットカードの手続きは必要?」と気になり、お調べではないですか?この記事では必要な手続きや海外赴任をする人におすすめのクレジットカードを紹介。カードを選ぶ際のポイントもお伝えしますので、参考にしてください。
人気のおすすめ記事
海外赴任先でもクレジットカードはそのまま使える!必要な手続きを紹介
「今使っているクレカって、海外赴任先でも使えるのかな?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。結論から言うと、海外赴任先でも、現在使用中のクレジットカードをそのまま使えます。
しかし、カードを利用するためには日本で4つの手続きを済ませる必要があるので要注意。過去に25カ国もの海外経験があるFP資格者・登さん監修のもと、1つずつ確認していきましょう。
-
クレジットカードの住所変更
-
利用明細をWebに変更
-
クレジットカードの更新
-
引き落とし口座先に連絡をする
それぞれ詳しく解説します。
①必要に応じてクレジットカードの住所変更をする
海外赴任でクレジットカードの住所変更が必要かどうかは、請求書や更新されたカードなどのクレジットカード会社からの郵便物が受け取れるかどうかで決まってきます。請求書や更新されたカードが受け取れないと、カードを継続して利用できないためです。
家族も一緒に海外に行く場合は住所変更しなくて良い
本人が受け取れない場合でも、家族の誰かが日本に残っていて、請求書や更新されたカードが受け取れるなら住所変更の必要はありません。家族も一緒に海外に行く場合は、カード会社の海外ヘルプデスクなどを利用して相談するようにしましょう。
中には、海外ヘルプデスクがないクレジットカード会社もあります。その場合は、日本サポートデスクに問い合わせしてみてください。海外に請求書や更新されたカードを郵送できないカード会社もあり、その際は、カードを解約することになります。
②クレジットカードの利用明細をWeb明細に変更する
クレジットカードの利用明細はWeb明細に変更しておくと便利です。Web明細であれば、海外であっても、問題なく明細をいつでも確認できるためです。
また明細書を海外に送ることを禁止しているカード会社もあるため、紙の明細書だと最悪全く見れなくなってしまう可能性もあります。紙の明細書から、Web明細への切り替えは、クレジットカードのマイページからできますので、早めに変更しておきましょう。
③クレジットカードの更新をできるならしておく
クレジットカードの更新をできるならしておくようにしましょう。クレジットカードは有効期限切れになってしまうと、利用できません。
海外赴任中に有効期限を迎えそうなクレジットカードは、日本にいるうちにサポートセンターなどに連絡をして相談しましょう。カード会社によっては、更新を早めてもらえることもあります。
一般的に、カード有効期限が近づくと、更新されたカードが本人住所に届きます。家族が受け取れる場合もありますが、カード会社によっては本人しか受け取れない郵送方法で送ってくる場合もあるので、自ら更新した方が安心でしょう。
④クレジットカードの引き落とし口座先に連絡をしておく
クレジットカードの引き落とし口座先に連絡をしておきましょう。海外から日本の銀行口座を利用したり、海外からネットバンキングにアクセスしたりすると、利用停止の制限をかけられてしまう場合もあるためです。
また、銀行から大事な郵便物が日本の住所に届く可能性もあります。海外赴任者向けのサービスを展開している銀行もありますので、事前に連絡をしておきましょう。
海外赴任する人におすすめのクレジットカード6選
海外赴任する人におすすめのクレジットカードは以下の6枚です。
実際に私が、25ヶ国以上で仕事を経験した実体験をもとに、海外赴任する人にぴったりなクレジットカードを選定しました。
券面 |
エポスカード |
三井住友カード(NL) |
JAL USA CARD |
ANA USA CARD |
三井住友銀聯カード |
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
年会費(税込) |
◎ 無料 |
◎ 無料 |
○ 20ドル
|
○ 70ドル |
◎ 無料 |
○ 49,500円 |
ポイント還元率 |
○ 0.5% |
○ 0.5% |
◎ 0.5% |
◎ 1.0% |
◎ 0.5% |
◎ 3.0% |
ポイント名 |
「エポスポイントUPサイト」でポイント最大30倍 |
- |
・ドル決済が可能
|
・ドル決済可能
|
・中国ではVisa/Mastercardよりもシェア率高い
|
・Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用で、100円につき6Marriott Bonvoyポイント貯まる
|
国際ブランド |
Visa |
Visa
|
Mastercard |
Visa |
UnionPay |
Amex |
公式サイト |
クレジットカードを作る目的や、重視したいポイントによっておすすめのクレジットカードが異なります。自分にぴったりの条件を見つけてください。
①コスパで選ぶなら「エポスカード」
エポスカードは、海外事務手数料が安くコスパの良いクレジットカード。ほとんどのクレジットカードでは2%以上する海外事務手数料が、エポスカードだとなんと1.63%!
クレジットカードを海外で利用すると、必ず海外事務手数料というものがかかります。この手数料がなるべく安いカードを選ぶほうがお得なのです。
クレジットカードの海外利用手数料は、国際ブランド基準レート× 使った外貨額×海外事務手数料(%)で計算されます。よって、海外事務手数料を抑えればその分、クレカの手数料も安く済むのです。
また、エポスカードは年会費無料であるにもかかわらず、海外旅行保険が90日間自動付帯します。40都市以上に海外サポートデスクがあり、日本語で対応してもらえることも魅力のひとつです。
-
WEBからの新規入会で2,000円相当のエポスポイントプレゼントキャンペーン実施中!
②安全性・使いやすさで選ぶなら「三井住友カード(NL)」
三井住友カード(NL)は、海外ヘルプデスクサービスが充実しているクレジットカードです。
更新されたクレジットカードや利用明細書、情報誌などを海外に送付してもらえます。日本国内に郵便物を受け取れる家族がいない場合、海外ヘルプデスクサービスに申し込みましょう。
ただし、利用したいサービスごとに年会費がかかります。
-
海外送付物をカードのみとする場合、1,650円(税込)
-
海外送付物を利用明細書のみとする場合、6,600円(税込)
-
海外送付物を全てのものを対象とする場合、8,250円(税込)
また三井住友カード(NL)は、カード券面にクレジットカード番号が記載されていないため、紛失や盗難にあった際にも不正利用のリスクを減らせます。カード情報などは、専用アプリから確認可能です。
実は日本と比べると、海外の不正利用はかなり多いのが現状。空港やショッピングモール内のお店であっても油断してはいけません。カード番号が記載されていないNLは、万が一の不正利用を防ぐためにおすすめです。
-
・スマートタッチプラン+1万円利用ごとに1,000Vポイントプレゼント
\新規入会&条件達成で最大5,000円相当プレゼント/
キャンペーン期間:2024/11/1~2025/2/2①新規入会&条件達成で3,000円分のVポイントPayギフトプレゼント
②新規入会&1万円ごとの利用で最大2,000円相当のVポイント♦学生限定♦
\新規入会&条件達成で最大6,000円相当プレゼント/
キャンペーン期間:2024/11/1~2025/2/2条件:①新規入会&スマホのタッチ決済1回以上
②新規入会&1万円ごとの利用
特典:①VポイントPayギフト
②Vポイント
③アメリカへ赴任する人でJALをよく利用するなら「JAL USA CARD」
JAL USA CARDは、ドル決済が可能なクレジットカードです。そのため、海外事務手数料が必要ありませんし、偽替レートによって損得が左右されることもありません。
また年会費は必要ですが、以下のように様々な場面で、JALマイルを貯められます。
さらに、アメリカのレストランやガソリン、ホテルなど50,000を超える店舗で最大25%割引になる特典も付帯します。アメリカでクレジットカードをお得に利用したい人におすすめです。
海外でクレジットカードを作りたい場合、日本のクレジットカード会社と同様に、「クレヒス」というカード使用履歴を審査されます。その際、JAL USA CARDであればアメリカでのクレヒスを積むことができ、いずれはアメリカでクレジットカードを作れる可能性が高まります。
④アメリカへ赴任する人でANAをよく利用するなら「ANA USA CARD」
ANA USA CARDは、ドル決済ができるクレジットカードです。JAL USA CARDと同じように、海外事務手数料が必要ありませんし、偽替レートによって損得が左右されることもありません。
アメリカでのクレジットヒストリーも積めます。年会費は70ドルかかりますが、以下のように様々な場面で、ANAマイルを貯められます。
- 1ドルごとに1マイル貯まる
- ANAグループ便に搭乗するごとに通常フライトマイルに加えてボーナスマイルが貯まる
- カード発行後、所定の利用をすると、5,000ボーナスマイルが貯まる
- ANAグローバルマイレージモールで利用すると、ボーナスマイルが貯まる
JALよりもANAグループ便をよく使う、アメリカに赴任予定の人におすすめです。
⑤中国へ赴任する人なら「三井住友銀聯カード」
三井住友銀聯カードは、中国に赴任する人におすすめのクレジットカード。というのも、銀聯カードは中国で幅広く普及されており、中国国内においてはVisaやMastercardよりもシェア率が高いためです。
目立った特典などはないものの、年会費が無料ですし、1枚持っておけば中国での支払いに困ることはありません。日本にいる内から発行できますので、中国への赴任が決まっている人は、早めに申し込んでおくといいでしょう。
⑥赴任先で充実した特典を受けたいなら「Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムカード」
マリオットボンボイ・アメックスプレミアムカードは、海外でも使える充実した特典が付帯してくるクレジットカードです。例えば以下のような特典が付帯してきます。
以前のSPアメックスと同様、Marriott Bonvoyゴールドエリート会員になると、133の国と地域にある7,600軒以上のMarriott Bonvoy参加ホテルで、レイトチェックや部屋のアップグレードなどができる特典が付帯してきます。
貯まったMarriott Bonvoyポイントは、Marriott Bonvoy参加ホテルで利用したり、マイルに変更したりして利用可能です。海外で上質なサービスを利用したい人におすすめです。
海外赴任する際のクレジットカードの選び方
海外赴任する際のクレジットカードは、以下の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 国際ブランドはVisaかMastercardを選ぶ
- 海外事務手数料が安いクレジットカードを選ぶ
- 年会費が安いクレジットカードを選ぶ
それぞれ見ていきましょう。
①国際ブランドはVISAかMastercardを選ぶ
国際ブランドがVisaかMastercardのクレジットカードを選ぶようにしましょう。世界シェア率1位がVisaで、その次がMastercardであるため、どちらかのカードを1枚でも持っていれば、利用に困ることはありません。
VisaかMastercardで迷ったら、とりあえずVisaを選ぶことをおすすめします。Visaしか使えないお店はたまに見かけますが、Mastercardしか使えない場合はほとんどないでしょう。
JCBはアジア圏の国やハワイであれば利用できるところが多く、海外赴任先がそれらの国であれば選んでも大丈夫です。
AmexやDinersClubは海外でも使える付帯サービスが充実していますが、決済できる店舗はVisaやMastercardほど多くありません。そのため、VisaかMastercardのクレジットカードと併用することをおすすめします。
②海外事務手数料が安いクレジットカードを選ぶ
海外事務手数料が安いクレジットカードを選ぶようにしましょう。海外でクレジットカードを利用する場合、一括払いであったとしても利用ごとに手数料が発生します。
カード会社が海外店舗へ送金する際に、現地通貨へ換算しなければならず、その際にコストがかかるためです。事務手数料は、カード発行会社や国際ブランドによって変わってきます。
同じカードであっても、国際ブランドが違えばかかる事務手数料が変わる場合もあります。事前にどれくらいの手数料が必要か確認しておきましょう。
「自分で新たにクレジットカードを作る」「海外の口座に登録するクレジットカードを決める」段階の人は、ぜひ事務手数料も頭に入れてみてください。最大限に無駄な出費を抑えられるでしょう。
③年会費が安いクレジットカードを選ぶ
年会費が安いクレジットカードを選ぶようにしましょう。なぜなら、日本のクレジットカードに付帯してくる特典はほとんどが日本国内でしか利用できないものだからです。
クレジットカードの年会費には、付帯してくる特典の分も含まれています。海外赴任をしていて、特典が利用できないにもかかわらず、高い年会費を払っていては損をしてしまいます。
もし特典が海外赴任先で使えないのであれば、年会費が無料のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
海外赴任ならプリペイドカードやデビットカードもおすすめ
プリペイドカードやデビットカードを、海外赴任先で利用するのもおすすめです。それぞれのカードの特徴は以下の通りです。
クレジットカードは大きな買い物をするときの利用に向いています。プリペイドカードやデビットカードは、チャージした分や口座にある分しか利用できないため、不正利用などのリスクを考えた時に安心です。
海外でのクレジットカード利用は、日本より不正利用に注意すべきです。クレジットカードを使うのに不安がある路面店や、不正利用でクレジットカードが停止された時のために、プリペイドカードかデビットカードも持っておいた方が安心でしょう。
海外赴任先で利用するのにおすすめのプリペイドカードやデビットカードは以下の通りです。
- MoneyT Global
- マネパカード
- Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)
1枚ずつ詳しく見ていきましょう。
①MoneyT Global
MoneyT Globalは、日本滞在中に日本円でチャージしておけば、現地で利用できるプリペイドカードです。事前にチャージしておいた分では足りなかった場合、事前に登録しておいた代理人がチャージできます。
また、海外約200以上の国・地域にある260万台以上のVisaやPlusマークのついたATMで、登録してある口座から現地通貨を引き出せます。その際、ATM引出手数料が1回につき200円必要です。
外貨でのATM引き出し、ショッピング利用時に決済手数料が5%かかることも覚えておきましょう。
②マネパカード
マネパカードは1枚に6つの通貨をチャージして現地で利用できるプリペイドカードです。チャージできる通貨は以下の通貨です。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- 香港ドル
- 日本円
海外での買物で1回約80万円、1日約100万円、1ヶ月200万円相当額まで利用でき、クレジットカード並に大きな買い物もできます。ATM引出手数料や両替手数料などは通貨によって異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。
③Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)
Sony Bank WALLETは11通貨に対応したデビットカードです。対応している通貨は以下の通りです。
- 円
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- スイスフラン
- 香港ドル
- 南アランド
- スウェーデンクローナ
ソニー銀行の外貨預金口座を開設していれば、対応通貨でカードを利用したとしても決済手数料はかかりません。また外貨預金口座から現地通貨を引き出す際、対応している通貨であれば、引き出し手数料も割安です。
海外赴任先でのクレジットカード利用は手続きを忘れずに!
海外赴任先でも、日本で利用していたクレジットカードを引き続き使う場合は、必要な手続きがあります。手続きを忘れてしまうと、クレジットカードが利用できなくなってしまう場合もあるため、早めに手続きしておきましょう。
また海外赴任先でクレジットカードを利用する場合は、海外事務手数料が安かったり、特典が海外で使えたりするクレジットカードを選ぶとお得です。日本で利用するのとは勝手が変わってきますので、赴任先での利用に向いているクレジットカードの発行も検討してみてください。
現在使用しているクレジットカードをそのまま持っていくのであれば、海外利用向きのプリペイドカードやデビットカードなどを併用すると、便利です。
慣れない土地でクレジットカードが使えなくなったら不安ですし、外国語でやり取りしなければなりません。赴任前に、必要な手続きを済ませておいた方が安心でしょう。