ANA VISAワイドカードを発行するメリットを紹介!改悪後も発行すべき理由5選
今回はANA VISAワイドカードを発行するメリットを紹介します。また、サービス改悪後も発行すべき理由についても解説するので、数多くの種類があるANAカードのどれを選べば良いかわからない方や、ANA VISAワイドカードのサービスを詳しく知りたい方は、ぜひ読んでください。
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ANA VISAワイドカードのマイル還元率は最大1.0%
はじめに、ANA VISAワイドカードの基本情報から見ていきましょう。
ANA VISAワイドカードは、年会費が7,975円で所持できるカードです。7,975円というと少々高く感じる方もいるかもしれません。
しかし、ANAの航空券を予約した際にもらえるボーナスマイルは、年会費の比較的安い一般カードが10%のみであるのに対し、ANA VISAワイドカードは25%貯まります。
ワイドゴールドの約半分の年会費で、同じ25%のマイルが進呈されることを考えると、コストパフォーマンスの良いカードですね。
また、ANA VISAワイドカードは、ANAの一般カードよりもANAマイルが貯まりやすいクレジットカードです。ANA VISAワイドカードのマイル還元率は0.5%ですが、10マイルコースを選択すれば、最大1.0%の還元率となります。
ANA VISA ワイドカード 公式サイト
マイルの貯まり方は2種類から選択できる
ANA VISAワイドカードのマイルの貯まり方は、以下2種類から選べます。
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移行手数料無料
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1,000円につき1ポイント=5マイル
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年度ごとに6,300円かかる
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1,000円につき1ポイント=10マイル
5マイルコースを選択すると、もらえるマイルが半分となるため、たとえ年間で6,300円かかったとしても10マイルコースを選んだ方が得であると考える人も少なくありません。
しかし、10マイルコースでは、ポイントをマイルに移行する際、手数料が2,100円かかるので、注意しておきましょう。
年間の利用額が少ないと、手数料と年会費で、マイルがマイナスになってしまうこともあります。安易に考えず、自分の利用額に対して適切なコースはどちらか、よく考えてから決めるようにしてくださいね。
ANA VISA ワイドカード 公式サイト
申し込みは18歳から
ANA VISAワイドカードの申し込み年齢は、18歳以上です。ただし、18歳をすぎていても高校生や大学生は申し込み対象外となるため、注意しましょう。
ANA VISAワイドカードは、年会費が有料のカードです。学業を本分とし、継続して安定した収入が望めない高校生や大学生は対象外となります。
より多くのマイルを貯めたい方はANAカード(ワイドゴールドカード)がおすすめ
年会費に対してボーナスマイルのバランスが良いANA VISAワイドカードですが、より多くのマイルを貯めたい方は、ANAカード(ワイドゴールドカード)がおすすめです。
ANAカード(ワイドゴールドカード)は、還元率が0.5%で、ポイントからマイルへの高い交換レートが魅力です。年会費は15,400円(税込)かかりますが、ビジネスクラス専用カウンターでのチェックインや、空港ラウンジの利用など、優待特典も充実しています。
ANAカード(ワイドゴールドカード)は、ANA VISAワイドカードの上位カードで、よりポイントの貯まりやすい仕組みを取り入れています。
ANA VISAワイドカードが改悪されたと言われる理由
ANA VISAワイドカードの発行元である三井住友カードでは、2022年8月から10月にかけ、商品性の改定が発表されました。
年会費割引の廃止とリボ払いの特典が改定されたことから、多くのユーザーから改悪であるといわれています。
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Web明細利用時の年会費割引を廃止
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マイ・ペイすリボ利用時の特典を改定
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Web明細利用時の年会費割引を廃止
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マイ・ペイすリボ利用時の特典を改定
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情報誌「VISA」「MY LOUNGE」年間定期購読料の無料サービスの終了
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カード付帯の海外・国内旅行傷害保険の適用条件の改定
改悪といわれる年会費割引の廃止とリボ払い特典の改定に関しては、どちらにも当てはまります。
ただし、今まで行われていた年会費割引も、ひと月あたりで計算してみれば、50円から90円程度割引かれている程度です。改悪といわれる年会費割引の廃止とリボ払い時の特典改定について詳しく見ていきましょう。
①Web明細ご利用時の年会費割引とは?
Web明細利用時の年会費割引とは、Web明細を利用して以下の一定条件を満たした方に対し、ゴールドカードの年会費から1,100円、その他のカードの年会費から550円の割引をおこなうサービスです。
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カードの契約者(本会員)であること
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過去1年間のカード利用代金請求(最大12回)のうち、6回以上請求がある方
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期日までにWeb明細の登録が完了した方
毎月10日支払いのカード
…年会費請求前月17日の2営業日前
毎月26日支払いのカード
…年会費請求当月2営業日前
Web明細に登録すれば年会費の割引がある点は、利用者にとってお得に感じられますが、ANA VISAカードゴールドの会員でも引かれる年会費は1,100円です。月々に計算すると、微々たるものだと感じられますね。
割引と聞くとつい嬉しくなりますが、ANA VISAワイドカードには、Web明細利用時の年会費割引がなくなっても発行したいメリットがたくさんあります。理由については後述しますので、ぜひ見てみてくださいね。
②マイ・ペイすリボご利用時の特典改定とは?
マイ・ペイすリボ利用時の特典とは、リボ手数料が含まれる月の請求には、通常ポイントに加えて0.5%のポイントが還元されていたサービスです。
以下の条件を満たす人に向けに、年に2回(6月と12月)、500円相当のVポイント還元があるサービスへと改定されました。
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4月または10月の請求後元金残高が2万円以上あること
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5月または11月の請求に、リボ手数料が含まれること
リボ払い利用時のボーナスポイントがもらえる特典がなくなる改定を、改悪と捉える方も多いのではないでしょうか。しかし、VISAカードはMasterカードとともに世界中で利用できる、使い勝手の良いカードであることは変わりません。
海外旅行に頻繁に出かける人にとって、VISAカードはJCBやアメックスよりも使い勝手が良く、一枚は持っておきたいカードです。改悪後も変わらない発行のメリットについて見ていきますので、ぜひ読んでみてください。
【改悪後も変わらない!】ANA VISAワイドカード発行の5つのメリット
改悪と呼ぶ方も多いANA VISAワイドカードの改定ですが、以下のように、カードを発行するメリットはたくさんあります。
順番に見ていきましょう。
➀入会&継続とボーナスマイルがザクザク
ANA VISAワイドカードは、入会時と継続時にボーナスマイルが貰えます。貰えるボーナスマイルは、一般カードのANA VISAカードが1,000マイルであるのに対し、ANA VISAワイドカードでは、倍の2,000マイルです。
ちなみに、ANA VISAワイドカードの上位カードであるANA VISAワイドゴールドの入会・継続ボーナスマイルも、2,000マイルと変わりません。年会費が倍近くあるにもかかわらず、入会・継続特典のマイルが同じ点はお得に感じられますね。
入会・継続特典のほかにも、ANA VISAワイドカードにはポイントが貯まりやすい仕組みがまだあります。次の項目のフライトマイルについても見てみてくださいね!
➁フライトマイルが25%アップ
航空券を予約した際に貯まるフライトマイルは、ANA VISAワイドカードでは25%にアップします。一般カードのANA VISAカードは10%アップのみであるため、かなりお得と感じられるのではないでしょうか。
たとえば、東京からエコノミークラス「Y」の積算率100%の日にハワイへ行く場合、ANA VISAワイドカードで貯められるポイントは、以下のとおりです。
- フライトポイント=区間基本マイレージ(東京-ホノルル間)3,831マイル×100%×25%=957ポイント
一般カードを利用した場合は383ポイントしか貯まらないため、2倍以上と大きな差となりますね。
年会費がかかっても、頻繁にフライトを利用する方にはANA VISAワイドカードがおすすめです。上記の入会・継続特典と合わせ、ANA VISAワイドカードはポイントが貯まりやすい仕組みとなっています。
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③電子マネー「iD」に対応
ほかにも、ANA VISAワイドカードは電子マネー「iD」に対応している点もメリットに挙げられます。iDとは、非接触決済サービスのことで、高額ではない買い物でiDを利用すれば、決済端末にカードをかざすだけで支払いができます。
クレジットカード払いのように暗証番号やPIN入力をする必要がないため、煩わしさを感じません。iD利用可能の店舗数も多いため、街中のいたるところで使用できる点も、利便性が高まるポイントです。
iDを利用すればするほど、ANA VISAワイドカード自体のポイントも貯まります。iDで支払いをスムーズにし、カードポイントも獲得する便利な生活を始めましょう。
VISAではQUICPay非対応
iDに対応しているANA VISAワイドカードですが、同じ非接触決済サービスであるQUICPayには対応していません。
iDとQUICPayは両方とも加盟店が多く、決済方法も同じなので混同しやすいですが、QUICPayのみ対応し、iDに対応していない店舗も存在します。ANA VISAワイドカードはQUICPayに対応していない点は覚えておくと良いでしょう。
④海外旅行傷害保険が最大5,000万円補償
ANA VISAワイドカードの海外旅行傷害保険は、最大5,000万円まで補償してくれます。ANA一般カードであれば補償額は1,000万円までのため、手厚い補償といえますよ。
海外旅行損害保険は、海外で起きる危険に備えられます。補償がしっかりとしていればいるほど、旅行やビジネスで海外に行く方にとっては頼れる保険となるのではないでしょうか。
⑤ビジネスチェックインが可能
ANA VISAワイドカードを提示すれば、国際線利用時にビジネスチェックインが可能です。ビジネスチェックインを行えば、待ち時間が格段に少なくチェックインできるメリットがあります。
ただし、国内線や、国際線であってもANA自社便以外ではビジネスチェックインは利用できません。ANA自社便の国際線で利用できるサービスであると考えてください。
ビジネスチェックインはANA VISAワイドカードを提示するだけでチェックインができる、カード契約者本人のみが利用できるサービスです。同行者は利用できないため、一人で飛行機に乗る際に、ぜひ試してみてください。
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ANA ワイドカードのVISAとJCBの違い
ANAワイドカードで選択できるVisaとJCBには、以下の違いがあります。
順番に見ていきましょう。
➀VISAのタッチ決済が利用できる
VisaとJCBは、Visaのタッチ決済が利用できるかどうかの違いがあります。Visaのタッチ決済は、対応マークのある全国のVisa加盟店で利用可能です。
メリットで紹介したiDも決済がスムーズな非接触型決済サービスですが、iDが国内中心に普及しているのに対し、Visaは海外にも加盟店が数多く存在します。海外でもスムーズに支払いのできるタッチ決済は、Visaのメリットになりますよ。
Visaのタッチ決済もiDの利用方法と同じく、Visaタッチ決済やiDに対応していても、QUICPayには対応していないため、注意しておきましょう。
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➁海外でも使いやすいのがVISA
VisaはJCBと比較して、海外でも使いやすいブランドです。海外でも利用できるクレジットカードを持っていけば、旅先で多額の現金を持ち歩く必要はありません。
海外でも現地加盟店の割引サービスが受けられる場合もあるため、Visaは海外によく行く方に、とくにおすすめのカードです。
ANAワイドカードの国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBから選択できます。国内中心に広く使えるのがJCBで、海外中心がVisaとMastercardです。渡航先により、ブランドを決定するのも良いですね。
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③10マイルコースが割高
カード利用によって貯まるポイントを、ANAマイレージクラブのマイルに移行できるサービスで10マイルコースを選択した場合、JCBでは年間5,500円の手数料がかかります。
Visaの10マイルコースは手数料が年間6,600円のため、Visaの方が10マイルコースが割高だといえるでしょう。
年に一度の手数料でも何年も継続して利用する場合は、1,100円に大きな差を感じる場合があります。メリットの多いVISAカードも、10マイルコースが少々割高であるデメリットは知っておくと良いですね。
ANA VISAワイドカードと他のANAカードの比較
国際ブランドの違いを見た後は、ANA VISAワイドカードと他のANAカードの比較もしておくと検討する際に便利です。
上記の2点について順番に見ていきましょう。
➀ANAカード(一般カード)との比較
ANAカード(一般カード)とANA VISAワイドカードでは、年会費やボーナスマイル、保険に違いがあります。
とくにボーナスマイルは一般カードが10%であるのに対し、ワイドカードが25%なので、フライトをよく利用する方はANA VISAワイドカードを使った方がポイントが貯まりやすいといえるでしょう。
前述しましたが、ボーナスポイント15%の差は大きいといえます。飛行機をよく利用する方はANA VISAワイドカードを持てば、一般カードよりもお得にマイルが貯まりますよ。
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ワイドカードの方が年会費が高いが特典も豪華
毎年かかる年会費は、一般カードでは年会費無料、2年目以降は2,200円で利用できます。一方で、ANA VISAワイドカードは初年度から7,925円かかるため、年会費の安い一般カードを持つ方も多くいます。
しかし、カード決済額によっては年会費の高いANA VISAワイドカードの方がマイルが貯まるため、自身の利用方法をよく考え、より合ったカードを選択してくださいね。
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➁ゴールドカードとの比較
ANA VISAワイドカードと比較して、ゴールドカードでは年会費が倍近く違うため躊躇する方も多いのではないでしょうか。しかし、ボーナスマイルと保険内容を見ればわかるとおり、ゴールドカードのほうが豪華な特典内容となっています。
ゴールドカードは、国内旅行に関しても保険があります。海外に行くだけではなく、国内で飛行機移動が多い方にうれしい保険ですね。
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ゴールドカードの方が特典が豪華
一般カードやANA VISAワイドカードと比較すると、年会費の高いゴールドカードの方が特典が豪華といえます。とくに、ボーナスマイルは50%アップと、ANA VISAワイドカードの2倍です。
ANA VISAワイドカードでもゴールドカードでも、入会特典や継続特典でもらえるボーナスマイルは変わりません。しかし、フライトを頻繁に利用する方は、ゴールドカードでザクザクとポイントを貯める使い方をすると良いでしょう。
ゴールドカードがオーバースペックという人にANA VISAワイドカードがおすすめ
ゴールドカードはボーナスマイルや保険ともに豪華な特典がついたカードですが、少々オーバースペックであると感じる場合はANA VISAワイドカードがおすすめです。
年会費も手頃であるうえ、フライトボーナスマイルが25%、保険もしっかりついているため安心できるカードですね。
手続きは必要ですが、ゴールドカードへの切り替えも可能です。オーバースペックを心配する方は、まずはANA VISAワイドカードから使ってみてはいかがでしょうか。
ANA VISAワイドカードの申し込み方法
➀公式サイトから申し込み
ANA VISAワイドカードを申し込むには、公式サイトの「ANAマイレージクラブに入会する」をタップし、ANAカードの申し込みページへ移動します。ANAカードのラインナップは豊富のため、間違えないようにANA ワイドカードを選択してください。
ANAワイドカードを選択するとページが移動します。ANA VISAカード、ANAマスターカード、ANA JCBカードの3種類が出てくるため、間違えないようにANA VISAカードの詳細・申し込みボタンをタップしましょう。
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➁審査を受ける
申し込みが完了し、ANA VISAワイドカードを発行しても良いかどうか見極めるために行われるのが、審査です。
審査は、本人の年収や家族構成、勤務先、過去のクレジットカードヒストリー、現在のローン借入状況など、あらゆる情報を見て返済能力があるか判断します。
ANA VISAワイドカードの申し込み条件は「高校生や大学生を除く18歳以上の方」です。年収が条件に入っていないため、それほど難易度は高くないと予想されます。
③カードを受け取る
審査が終わるとカードが発行され、本人限定受取郵便で自宅に郵送されます。ANA VISAワイドカードは、即日発行ではありません。
審査に3日、郵送で自宅に届くまで早くて1週間程度と考え、確実に受け取りましょう。
審査状況やタイミングにより、審査に少し時間がかかる場合もあります。ANA VISAワイドカードの申し込みは早めに行い、余裕を持って受け取れるようにしておきましょう。
審査落ちでも郵送で書類が届く
ANA VISAワイドカードは、審査に落ちたとしても郵送で書類が届きます。登録したメールアドレスに審査結果が届くので必要ありませんが、丁寧な対応と感じられますね。
ANA VISAワイドカードはこんな人におすすめ
今回はANA VISAワイドカードについてメリットや発行すべき理由を紹介しましたが、ANA VISAワイドカードは以下の人にとくにおすすめです。
- ANA一般カードよりマイルを貯めたい人
- 年会費は低くてもANAマイルが貯まりやすいカードがほしい人
ANA VISAワイドカードは一般カードよりも高い年会費を支払う必要がありますが、マイルが非常に貯まりやすく、ゴールドカードではややオーバースペックと感じる人にバランスの良いカードです。
Visaは世界中で利用できる地域が多いため、ぜひ一枚持っておいてはいかがでしょうか。
ANA VISA ワイドカード 公式サイト
ANAの一般カードよりもマイルを貯めたい人や、手頃な年会費でマイルが貯まるカードがほしい人にぴったりのカードです。