年会費無料の法人カードを10枚紹介!有料カードとの違いも徹底比較
年会費が無料の法人カードは比較的少ないため要チェック!この記事では、年会費無料の法人カードを10枚紹介します。有料カードとの違いについても解説。自分に合ったカードを見つけましょう。
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法人カードの年会費無料と有料を比較!
まずは、年会費無料と有料の法人カードの違いを見ていきましょう。年会費有料の法人カードの方が充実したサービスが付帯されているのは確かです。年会費は、付帯特典やステータス性によって大きく異なります。
一方で、年会費無料の法人カードは、付帯特典が少なくても還元率は有料の法人カードと変わりません。それぞれの違いを詳しく解説していきますね。
年会費有料の法人カードは付帯サービスが優れている
法人カードは年会費が必要なカードが多いです。有料の法人カードには、主に以下の特典が付帯されておりサービスが充実しています。
- 空港ラウンジサービス
- 国内・海外旅行保険の補償額
- 福利厚生プログラム
また、法人カードにもステータス(ランク)があり、ステータスが高いカードは年会費が高額といった違いもあります。ステータスカードを保有していれば、社会的地位の高さをアピールできるため、経営者や個人事業主には好まれます。
年会費無料の法人カードに付帯している特典は最低限
年会費無料の法人カードに付帯している特典は、旅行保険だけなど最低限のものしか用意されていません。また、決済できる上限金額も有料法人カードと比べて低くなり、ステータスも低いです。
経費決済のみなど、付帯サービスや優待特典の利用予定がない場合は、年会費無料の法人カードがおすすめです。
法人カードの付帯サービスがどこまで必要なのかよく考えて発行してみましょう。
年会費無料の法人カードは比較的審査に挑戦しやすい
年会費無料の法人カードは申し込みハードルが低く、比較的審査に挑戦しやすい傾向にあります。多くのカードで、起業・開業1年目から申し込めますよ。
ステータス性の高い有料カードは「満25歳以上の法人経営者・個人事業主」などの条件がありますが、無料カードは一般的に「満20歳以上の法人経営者・個人事業主」が申し込み可能です。
年会費無料カードなら年齢を気にすることなく、安心して申し込めますね。
ポイント還元率は変わらない
法人カードのポイント還元率は年会費に左右されません。有料カードで還元率0.5%のカードもあれば、無料カードで還元率1.0%を超える高還元なカードもありますよ。
「有料の法人カード=還元率が高い」とは言い切れません。
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年会費無料の法人カードには3つの種類がある
年会費無料にも3つの種類があります。意味を理解せず申し込むと、後に損をしてしまうケースもあるため、しっかり確認すべきです。
- 永年無料
- 初年度無料
- 実質無料
それぞれ詳しく見ていきましょう。
➀永年無料
永年無料はその名のとおり、発行してから永年無料で保有できるカード。維持コストが一切かからないため、最も発行のハードルが低いカードです。
維持コストを重要視するなら、永年無料の法人カードが最もおすすめです。
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②初年度無料
初年度無料は、発行した最初の1年だけが年会費無料になるカード。初年度は年会費無料で発行できますが、2年目以降は年会費がかかるため注意しましょう。
しかしながら、通常は年会費がかかるカードを初年度無料で試せるので、相性を判断するにはもってこいですね。自分に合っているか確かめる猶予があるうえに、初年度無料のカードは種類も多いですよ。
初年度無料はWeb申し込み限定のケースもあるので、申し込みの前にしっかり確認しましょう。
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➂実質無料
実質無料とは、年会費がかかるものの特定の条件さえ達成すれば年会費が無料になったり、年会費以上の恩恵を受けられるカード。結果的に初年度無料カードよりも得をするケースがあります。
- 入会キャンペーンでポイントやマイルを獲得
- 条件達成で年会費相当のポイント還元
- 年に一度でも利用すれば翌年も無料 など
実質無料になるケースは上記のとおりです。法人カードの年会費無料になる条件がないか、確認してみましょう。
年会費以上の恩恵を受けたい方は、実質無料のカードを選んでみてください。
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年会費永年無料で持てるおすすめの法人カード5選
ここでは年会費永年無料で持てるおすすめの法人カードを6枚紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①GMOあおぞらネット銀行ビジネスデビット
GMOあおぞらネット銀行ビジネスデビットは、GMOあおぞらネット銀行が発行するデビットカードです。口座手数料、発行手数料、年会費ともに無料なため、新規カード発行が非常に手軽です。
ポイントは貯まりませんが、利用金額に応じてキャッシュバックを受け取ることができるため、現金が欲しい方には魅力的ではないでしょうか。キャッシュバック還元率は最大1.0%と高還元であることから、年会費無料が一般的な普通カード(一般的なポイント還元率は0.5%程度)と比較してもお得といえるでしょう。
※一部キャッシュバック率が異なる可能性があります。
キャッシュバックはご利用月の金額に応じて、翌月21日にGMOあおぞらネット銀行の口座に入金されます。そのため、まずはGMOあおぞらネット銀行の口座を作成する必要がある点にご注意ください。
②三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは大手カード会社の三井住友カードが発行する、永年無料の法人カード。登記簿謄本や決算書なしで申し込めるため、個人カードと同じような感覚で申し込めます。
法人カードでは比較的早めの1週間程度で発行されるメリットもあり、急いでカードが必要な方にもおすすめ。ナンバーレスの券面もセキュリティ面で安心できますね。
さらに、対象の三井住友カードと2枚持ちで対象サービスの利用分がポイント最大1.5%になります。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイト
③セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは個人事業主やフリーランスにおすすめの法人カード。通常のポイント還元率は0.5%ですが、以下の対象サービスでは2.0%還元と高還元です。
- エックスサーバー
- Yahoo!JAPAN
- お名前.com
- クラウドワークス など
とくに、IT・Web系の個人事業主やフリーランスにはもってこいの1枚ですね。永久不滅ポイントはポイントの有効期限もないので、使い勝手抜群ですよ。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、長期的にポイントを貯めたい事業者におすすめです。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード 公式サイト
④NTTファイナンスBizカード レギュラー
NTTファイナンスBizカード レギュラーは、法人カードのなかでも珍しい基本還元率が1.0%のカード。年会費無料でポイント還元率1.0%なので、注目の法人カードです。
貯めたポイントもキャッシュバックできたり、Amazonギフト券に交換できたりと経費削減に役立ちます。限度額は最高80万円と、やや物足りない場合がありますが、あまり経費を使わない事業者はNTTファイナンスBizカード レギュラーを選ばない理由がありません。
NTTファイナンスBizカード レギュラーは法人カードの中でも高還元な1枚です。
NTTファイナンスBizカード レギュラー 公式サイト
⑤ライフカード ビジネス
ライフカード ビジネスは法人または個人事業者向けのビジネスカード。審査資料もWebのアップロード機能で簡単に申請できるため、申し込みハードルの低い1枚です。
付帯サービスは最低限ですが、限度額が最高500万円まで設定できるため、高額決済や納税を法人カードで支払いたい事業者はライフカード ビジネスがおすすめですよ。
ライフカード ビジネスはポイント還元率があまり高くありませんが、審査に挑戦しやすい法人カードです。
ライフカードビジネスライト/ライフカードビジネスライトゴールド 公式サイト
⑥freee Mastercard
freee Mastercardは会計ソフトのfreeeが発行する法人カード。申し込みはWebで完結するうえに、本人確認資料だけで審査可能なので、個人カードの要領で申し込めますよ。
最短4営業日でカードが届くため、急いでカードが必要な事業者にもおすすめ。会計ソフトfreeeを利用しているなら、最低利用限度額審査が有利になる特徴もありますよ。
freee Mastercardはオリジナル特典も充実した法人カードです。
初年度年会費無料のおすすめ法人カード3選
初年度無料で持てるおすすめの法人カードは、以下の3枚です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①JCB一般法人カード
JCB一般法人カードは、大手国際ブランドのJCBが発行する法人カード。最もスタンダードな1枚であり、はじめてにもおすすめのカードです。
年会費は1,375円ですが、オンライン入会で初年度年会費無料。2年目からも比較的格安な年会費で保有できます。Amazonではポイント3倍になるので、ビジネスシーンにももってこいな1枚です。
JCB一般法人カードは法人向けの福利厚生サービスも充実していますよ。
JCB法人カード 公式サイト
②アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはステータス性の高い法人カードとして定評があります。鮮やかな緑の券面がかっこいい1枚ですね。
一般カードながら旅行や空港系の特典が付帯されており、出張にも便利。年会費は13,200円ですが、初年度は無料で保有できますよ。
ステータス性を求める法人代表者や個人事業主は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードで決まりですね。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
③テックビズゴールドカード
テックビズゴールドカードはITフリーランス向けに作られた法人カード。年会費は2,200円とお得ながら、初年度は年会費無料です。クラウドワークスやワークスペースの支払いに利用すれば、ポイントアップを受けられるため、ITフリーランスにはおすすめですよ。
利用先によってはポイント還元率最大1.1%と高還元です。ITフリーランスや在宅ワーカーは、テックビズゴールドカードを申し込んでみてください。
テックビズゴールドカードはゴールドの券面もかっこいいですね。
テックビズカード 公式サイト
実質年会費無料のおすすめ法人カード2選
ここでは実質年会費無料のおすすめ法人カードを2枚紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
➀P-one Business Mastercard
P-one Business Mastercardは初年度年会費無料なうえに、年に一度でも利用があれば翌年も無料になる法人カード。継続的に利用すれば維持コストをかけずに保有できます。
従業員カードが5枚まで無料で発行できたり、限度額が最高300万円までだったりと、使い勝手の良いカードです。ビジネスを加速させたいなら、P-one Business Mastercardを選んでみてください。
限度額に不安を持ちたくない方は、P-one Business Mastercardを選びましょう。
②三井住友ビジネスカード(クラシック)
三井住友ビジネスカード(クラシック)は、年会費は通常1,375円(税込)かかりますが、付帯保険の充実しているカードです。
ポイント付与率や付帯保険を充実させたい方は三井住友ビジネスカード(クラシック)を選んでみてください。
三井住友ビジネスカード(クラシック) 公式サイト
年会費無料の法人カードを持つメリット3つ
年会費無料の法人カードを持つメリットは、以下の3つ。
- 維持コストが低くなる
- 開業1年目でも発行できる場合が多い
- 発行までのスピードが比較的速い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①維持コストが低くなる
年会費無料の法人カードは維持コストがかからないため、起業したばかりの方や個人事業主にもメリットがあります。余計な費用をかけず、ビジネスだけに集中できるのがうれしいですね。
年会費無料の法人カードは、経費削減にも繋がります。
②開業1年目でも発行できる場合が多い
年会費無料の法人カードは申し込みハードルが低い傾向にあります。開業1年目の事業者でも申し込めるのが大きなメリット。
「法人カードは独立3年目以降じゃないと申し込めない」と言われる場合もありますが、年会費無料カードなら比較的安心です。
③発行までのスピードが比較的速い
年会費無料の法人カードのなかには、最短4営業日で発行できるカードもあります。すぐにカードが手元に届くのはうれしいですね。
急いで法人カードが必要な場合にも、年会費無料の法人カードを選べば安心です。
年会費無料の法人カードを持つデメリット3つ
年会費無料の法人カードを持つデメリットは、以下の3つ。
- ポイント還元率が低い
- 利用限度額が低い傾向にある
- 追加カードの発行枚数が少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ポイント還元率が低い
一般的にポイント還元率は年会費に左右されませんが、有料カードはポイントアップの機会が多くあります。したがって、結果的に年会費無料カードはポイント還元率が低くなるわけです。
しかし、年会費無料カードのなかにもポイント還元率1.0%を超えるカードは存在するので、カード選びを慎重に行えば問題ありません。
ポイント還元率の低さは、基本還元率の高いカードを選べば解決できますね。
②利用限度額が低い傾向にある
年会費無料の法人カードは利用限度額が低い傾向にあります。高額決済をする方にはあまり向いていません。
しかし、限度額は利用するにつれて上がるため、長期的に利用すれば限度額アップが見込めますよ。
年会費無料の法人カードの中にも、限度額最高500万円などのカードがあります。
③追加カードの発行枚数が少ない
年会費無料の法人カードは、比較的追加カードの発行枚数が少ない点がデメリット。従業員の多い法人では物足りない場合があるかもしれません。
一般的に、従業員カードやETCカードの発行枚数は限られています。
カードによりますが、従業員カードやETCカードの追加枚数は3〜5枚程度です。
年会費無料の法人カードに関するよくある質問
最後に年会費無料の法人カードに関するよくある質問をまとめます。
➀楽天ビジネスカードは年会費無料?
楽天ビジネスカードは年会費無料ではありません。楽天プレミアムカードを保有する場合に追加発行できるカードであり、年会費は2,200円かかります。
ETCカードも1枚につき550円です。
②年会費無料の法人カードでvisaはある?
年会費無料の法人カードでVisaが選べるものは以下のとおり。
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- NTTファイナンスBizカード レギュラー
- ライフカードビジネス
法人カードをVisaで発行したい方は、こちらの3つを要チェックしましょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイト
いずれもこの記事で紹介したカードばかりなので、Visaの法人カードが欲しい方は検討してみてください。
➂アメックスで年会費無料の法人カードはある?
アメックスが独自発行するカードのなかで年会費が永年無料のカードはありません。
しかし、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなら年会費無料で持てます。国際ブランドがアメックスの年会費無料カードです。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード 公式サイト
他にもアメックスビジネスグリーンなら、初年度年会費無料で持てます。
➃法人カードの申し込みに必要な書類は?
法人カードの申し込みには、登記簿謄本や決算書が必要な場合があります。しかし、昨今は多くのカードが本人確認書類のみで問題ありません。
個人カードと同じ要領で申し込めますよ。
年会費無料の法人カードを発行すれば負担がかからない
法人カードにはさまざまな種類がありますが、中には年会費無料のカードもあります。年会費無料の法人カードを発行すれば、維持コストがかからないためお得です。
自分に合った1枚を選び、この機会に申し込んでみてください。
様々な法人向け特典が用意されているため、法人カードにお金をかける人も多いですよ。