一目均衡表 (いちもくきんこうひょう )

株の世界で一目均衡表と言えば大変有名ですが、簡単に説明すると純国産のテクニカル分析であり、その特徴は時間に主軸を置いて、相場の動きを一目で見る事が出来るように開発された点にあり、株の均衡状態を把握するのに大変便利です。 一目均衡表の考え方は、為替レートの値動きは時間の影響を受けるという点であり、過去の株の動きと現在の動きが未来にも影響を与えているという理論により、本来二次元であるチャートに過去や未来の三次元的要素を取り入れた点が独特で海外からも注目を浴びています。 しかし、この分析法は株式評論家が戦前に独自開発したもので、当時とは株取引の形態が変化しているので、株初心者が仕組みを理解して現代の株に当てはめて考えるには十分な勉強が必要だという声もあります。 また、時間を主軸に考えるのが全ての株取引に対して有効ではなく、逆に時間軸を無視したシンプルなチャートがトレンド相場などには強いという意見があります。自分の追っている株がどのような特徴を持ち、どの分析が有効かは各自が選択していく事が大切です。