ぬれ手にアワはつかめない

手が濡れた状態では泡を掴もうとしても泡を溶かしてしまうだけで、どうやっても掴むことはできません。 そう言った意味で、無理な投資をすることは失敗の素であると戒めたことわざのような株式用語の中の格言が「ぬれ手にアワはつかめない」という言葉になっています。 また、無理にできないものをやろうと切羽詰った状態で株式の取引を行うことは非常に危険であり、実際の利益と損失の割合を見極めることができずに目が曇ってしまうということがあります。これは欲に迷ってしまっている状態であり、迷った状態は結果的に失敗に繋がりやすくなってしまいます。 そのため、株式の取引を行う場合も無理な投資を行わずに八分目で抑えたり、お金を全て投資するような無理をせずに、きちんと計算して行うことが大切であるという戒めを込めているのが、ぬれ手にアワはつかめないという格言に繋がっているわけです。 この用語は主に初心者などに向けられることが多く、アドバイスとしても用いられています。