引かれ玉は投げよ
株式用語の中には格言と言われている用語があり、戒めたり励ましたりする意味で用いられる用語があります。その中のひとつが、「引かれ玉は投げよ」です。
引かれ玉とは損益が出ているマイナス要素しかない株式のことを指しており、引かれ玉は投げよということは簡単に言ってしまえば、「損をこうむっているような株はいつまでも所持せずにさっさと売ってしまえ」と言う意味となっています。
これは株式用語の中の損切りを勧告している格言となっており、実際に損切りをしろと言っているようなものです。ただ、損切りそのものは自分のミスや間違いを認めることであり、損をしたまま売るということはなかなか勇気がいるものとなっているので、それができない投資者も少なくありません。
ですが、損を最小限に食い止めることは今後利益を出すためにも重要な要素となっており、総合的な利益を生み出すことに繋がります。そのことを意味して戒めているのが、引かれ玉は投げよということになるわけです。