下影陽線
下影陽線とは株式用語のことで、いわゆるチャートのロウソク足のひとつの形を表現しています。
陽線とは、終値が始値より高くなることですが、下影とはそのロウソク足において安値がかなり下に伸びている状態を意味します。動きとしては、まず相場が始まってから大きく下げる展開となります。そしてその後上げに転じて、結果始値よりも高く終わるといった形となります。
この下影陽線が意味するものとしては、相場が非常に強いこととなります。つまり、大きく下げるほどの多くの売り注文があるにも関わらず、それを全て買いで吸収した後に、さらに買い注文が集まって売り注文が途絶えるというパターンとなるわけです。
つまり、それだけ買い意欲が強いというわけです。そしてローソク足でみると下ヒゲが長く下に伸びているように見えることになりますが、この長いヒゲは相場の強さを表すことになります。逆に上に長いヒゲが伸びている場合には、相場が非常に弱いことを意味することになるわけです。