約定値段についての説明

約定値段とは、株式取引において出した売り買いの注文が成立したときの値段のことです。約定するには条件があり、たとえ注文を出したとしてもすぐにそれが約定するとは限らないものです。 たとえば成り行きで売り買いの注文を出したとすれば、反対の売買注文がある限りは取引は成立します。ただし、その値段は注文を出した時点の値段で成立するとは限らないものです。 注文の量が多ければ問題は無いのですが、反対売買の注文が少なければ、売りの場合にはかなり低い値段で取引が成立することになります。つまりそれが約定値段ということです。 もし希望とする値段があるのならば指値注文を出すことになりますが、その値段での反対売買が無い場合には取引は成立しないことになります。あくまでも出した注文に対して反対の売買注文が無ければ、取引は成立しませんし、確実に成立させるには成り行き注文をということになります。そしてその約定値段はあくまでも反対側の注文次第となるわけです。