先頭指値

先頭指値とは、注文時点で値段を指定することなく、注文入力する時点の同側気配に1値段優先する値段を指値とする注文方法のことを指します。相場の状況によっては成行注文よりも有利な価格で取引を行えることが特徴です。 現在値より1値段安い価格で指値買いしたい場合などに、板情報の現在値をみながらタイミングを見計らって注文する手間が省け、簡単にそして手早く注文することが可能なため、秒単位で取引を行う場合などに利用されています。 先頭指値が使えるかどうかは証券会社ごとによって決められており、注文を利用したい場合はまず自分の利用している証券会社が対応しているかどうかを調べることが重要です。ただし取引終了後から翌日の寄り前までは、直前の気配が基準となってしまい、また同側気配がない場合には利用できないなどの欠点があります。 利用するタイミングとして、銘柄を確実に買いたいが成行注文や指値注文を避けつつ、確実に約定したい場合などが挙げられます。