株式市場第1部と第2部

東証1部、2部とありますが、この2つの違いを説明します。 まず、東証とは東京証券取引所の第1部・第2部に分かれていて上場基準に違いがあります。 上場する場合、発行株式数及び時価総額・純資産利益・設立年数など多くの基準を満たしていることが条件となり、1部はこの基準がとくに厳しいです。 上場する場合は、すぐに1部に上場出来ることはなく、まずは2部上場の申請からとなり、2部の上場基準を満たしたことにより上場をはたすのですが、その後、順当な経営と売り上げ規模の拡大などにより1部指定を行うことで基準を満たしていれば2部から1部への変更が認められます。 1部上場をすることにコストが掛かるのですが、2部に比べて1部の大きなメリットが何かと言えば、それは資金調達規模が大きくなり、設備投資に効率的に資金が回り、利益拡大や売り上げ拡大を図るチャンスが大きくなります。 これにより発行株数を増やし増資などでさらに資金調達で有利となり、企業規模の拡大を目論むことが可能となります。