ヌーボー・マルシェ

1996年2月に、パリ証券取引所協会が開設したフランスを中心とするヨーロッパの中堅・ベンチャー企業の為の株式店頭市場のことをヌーボー・マルシェと言います。 情報通信などの先端技術開発に取り組む中小企業や、今までになかった革新的なサービスを展開するなどして成長が期待出来る企業を対象としています。 この様な企業は創業間もないので赤字であるとか、新しい産業なので社会的認知度が低いなどの問題を抱える事に対してマーケットへの参加を援助するのがヌーボー・マルシェなのです。 しかし、新しい産業を行なっている企業に対しても甘い審査基準ではなく厳しい情報開示が条件として義務付けられています。これまでのところヌーボー・マルシェは順調に上場企業数が増えて、市場全体の時価総額も伸びています。業種分類としては、IT関連が最も多いですがバイオやサービス、その他の製造業もありユニークな企業やハイテク企業が上場しています。