総合証券

一般に大部分の証券会社は2種類以上の免許を持っていますが、総合証券とは金融商品取引法で認められている4業務すべてを行うことを免許されている証券会社のことをいいます。金融取引法で認められている4業務とは、自己売買業務と委託売買業務、引き受け業務と募集・売り出し業務のことをいいます。 自己売買業務とは証券会社自身の資金で証券会社自身の計算や判断により有価証券を売買することで、委託売買業務とは証券会社が投資家から委託を受けそれに従って売買をすることです。 引き受け業務とは証券会社が買い取った企業の増資などの際に新しく発行する株式や社債を一般投資家に販売する業務のことで、募集・売り出し業務とは証券会社が発行会社の依頼を受け、有価証券の募集及び売り出しを行う業務のことをいいます。 最低資本金は以前は30億円だったのですが、1993年から100億円に引き上げられその結果資本金100億円以下の多くの証券会社は総合証券の看板を下ろしています。