ループトレード (るーぷとれーど )

ループトレードとは、現物取引において同じ資金で1日のうちに銘柄を変えながら何回も売買をすることをいいます。例えば1日のうちにA銘柄を30万円買った後に売却して40万円を手に入れて、その40万円でB銘柄を購入するというように資金を何度も使いまわすことができる方法です。 もし1日のうちに銘柄を変えないで何回も売買を繰り返すと差金決済に抵触して違法になります。 この差金決済とは、現物取引において直接現金の受け渡しを行わずに株式の売却代金と購入代金の差額で株式の売買代金を決済することで禁止事項です。これは証券会社の決済日がその場ですぐにおこなわれるのではなく4営業日後に行われるためにです。 つまりは、同一日中に同じ資金で同一銘柄を購入することは法令で禁止されているということです。そして証券会社のシステム上、差金決済は行えないようになっています。 しかし、一方では銘柄を変えることで1日に取引する上限は決められていないので何度も取引をすることができます。