PEG (PEG )

PEGとは株を割安かどうか判断する指標の一つであり、PEG=PER(株価収益率)÷成長率の式が成り立ちます。一般に1倍から2倍程度の数値が標準的であり、1倍を下回ると割安、2倍を上回ると割高といった具合に判断基準が用いられます。 しかし成長率の定義というのが曖昧であり、今後3年から5年間の予想EPS(1株益)成長率、経常利益成長率、利益成長率(営業成長率など)など意見が分かれるところであります。 その中でも今後3年から5年間の予想EPS(1株益)というのは如何せん未来予想に過ぎないため、手軽に成長率を知りたい場合は経常利益成長率を求めるべきであります。いずれにせよ、上場企業であれば成長率が公式発表されるのでそれを頼りにすることが適切でしょう。 PEGは特に新興企業の動向を分析する目的においてに有用な指標であります。取引価格が不安定な銘柄を安定して運用するためには決して欠かせない道具と言えるでしょう。